JPS6348254Y2 - - Google Patents

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JPS6348254Y2
JPS6348254Y2 JP1984170194U JP17019484U JPS6348254Y2 JP S6348254 Y2 JPS6348254 Y2 JP S6348254Y2 JP 1984170194 U JP1984170194 U JP 1984170194U JP 17019484 U JP17019484 U JP 17019484U JP S6348254 Y2 JPS6348254 Y2 JP S6348254Y2
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shaped
sheets
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JP1984170194U
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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、頚椎を牽引して安静及び免荷をする
ためのカラーに関する。
従来技術 古くから、鞭打ち症の患者等の頚椎固定のため
に、後頭結節と顎を固定するように設計されたカ
ラーを頚部に装着することはよく知られている。
しかし、従来のカラーはいずれも一本の環状体か
らなるものであり、頚椎の固定効果はあるが、牽
引効果はなく、また顎も定位置に固定されるた
め、その上下動が困難であり、患者の日常生活に
おいて不快感を伴うものであつた。
例えば、実公昭44−3834号公報には、2枚のシ
ートからなるカラーの記載が認められるが、この
カラーも、頚椎の固定のみを目的とするものであ
り、2枚のシートの中央部をマジツクテープで固
定して使用するものであり、2枚のシートの固定
位置を変化させて、カラーの幅を増減できるが、
装着後はカラーの幅に変化が生じるものではな
く、牽引効果を発揮するものではなく、また、装
着用した状態で顎の上下動を容易にするものでも
ない。
頚部に独立して装着使用する「頚部牽引器」と
しては、実公昭58−4483号公報に、円弧状に成型
された支台と保持枠を弾性伸張機構を介して軸方
向連結したものが開示されるが、この例では、2
個の支台及び保持枠はヒンジ機構を介して、円弧
の径方向に開閉自在に取りつけられるものであ
り、支台及び保持枠に取付けられる頚当部材や肩
当部材をかなり広く形成しておかなければ、体型
に応じた適合性のよい装着は困難であり、装着時
に非常に違和感を生ずるものであり、また装着時
に頚椎牽引効果を具備した状態で顎の上下動が容
易に実施できるものでもない。
考案の目的 本考案は、頚椎の持続的な牽引を可能とし、し
かも頚椎の多少の移動を可能として、患者が不快
感を伴うことなく装着しやすく、治療効果に優れ
た頚椎カラーを提供することを目的とする。
考案の構成 本考案のカラーは、両端が広く中央が狭い実質
上弓形に形成された二枚の弓形シートを上下に互
いにずらして重ね合わせて取付けたものであつ
て、二枚の弓形シートはそれぞれ両端部に止め具
を有しており、この止め具の係止によつてそれぞ
れ環状に形成できるようになつている。
この二枚の弓形シートの取付けは2つの手段か
らなるものであり、第一の取付け手段は、カラー
を頚部に装着した状態で、上方の弓形シートが若
干押し下げられるような位置及び間隔で、頚椎に
対応する位置にスプリングを介して互いに上下動
可能に取付けられるものであり、装着時に上方の
弓形シートが押し下げられると、それに反発して
スプリングが上方の弓形シートを押し上げ頚椎牽
引効果を発揮するようになつている。次に第二の
取付け手段は、弾性テープによるものであつて、
二枚の弓形シートの中央部に取付けられる。弾性
テープの一端を、内側に位置する弓形シートの内
側に取付け、他端を外側に位置する弓形シートの
外側に取りつけることによつて、弾性テープの折
り曲げ部分に上方の弓形シートが載置され、上方
の弓形シートの中央部の上下動が可能な状態で、
二枚の弓形シートを連結支持するものである。
第一の取付け手段は、二枚の弓形シートを横ず
れを起こすことなく、互いに上下動できるもので
あればよく、例えば、一方の弓形シートに長孔を
設け、他方の弓形シートにピンを設けて、このピ
ンが長孔内を上下動できるようにするのが好まし
い。スプリングは、このような取付け部に直接取
付けられても、少し離して取付けられてもよい
が、常時二枚の弓形シートを上下に離す方向にス
プリングが働くように取りつけることが重要であ
る。スプリングとしては、一般に金属製又は合成
樹脂製のバネ類が使用される。
第二の取付け手段は、ゴムベルトなどの弾性テ
ープを、前述の如く、装着時に二放の弓形シート
間で折れ曲がり、上方の弓形シートがその折れ曲
げ部分に載置支持されるように取付けられるた
め、弾性テープの伸縮力により上方の弓形シート
の中央部が上下動可能な状態で適度な圧力をもつ
て顎を支持するものとなる。
なお、かかる弾性テープは弓形シートの中央部
に1個設けてもよいが、中央両側に一定間隔を開
けて対をなして取り付けるのが好ましい。
次に、本考案のカラーの主体をなす二枚の弓形
シートの材料は特に限定されないが、プラスチツ
クシートであるのが好ましく、各弓形シートには
通気孔を適宜設けるのがよい。また、上方の弓形
シートが下方の弓形シートの内側に少し重ね合わ
せて、上下に摺動可能な状態で取りつけられるの
が一般的であるが、逆に下方の弓形シートが上方
の弓形シートの内側に取付けられてもよい。
各弓形シートの形状は、頚部に安定して装着で
きるものであればよく、特に限られないが、上方
の弓形シートは下顎、乳様突起及び後頭結節を押
しあげて頚椎に牽引力を働かせることができるよ
うに、上辺の中央部は顎を載せて前屈できるよう
に低く凹曲線を描き、両側部は乳様突起及び後頭
結節に当たるように高く形成するのが好ましい。
なお、上方の弓形シートの上辺部と下方の弓形
シートの下辺部は、装着時に違和感がないよう
に、クツシヨン性ある緩衝部材で縁取られるのが
よく、また上方の弓形シートには顎載置台を取り
つけて、カラーの装着性を高め、同時に顎の上下
動をしやすくすることもできる。
更に、二枚の弓形シートの両側に取りつける止
め具には、通常の係止手段がいずれも使用できる
が、ベルベツト式フアスナーを用いるのが操作し
やすく好都合である。
実施例 本考案の実施例を図面に従つて説明する。
第1図及び第4図に示すカラーはいずれも3mm
厚のポリオレフインシートからなる二枚の弓形シ
ート1,2を使用したものであり、これらの弓形
シート1,2はそれぞれ通気孔7を有しており、
また違和感なく装着できるように上方の弓形シー
ト1の上辺部と下方の弓形シート2の下辺部はそ
れぞれポリウレタンフオームを皮革で覆つた緩衝
材料8で縁取りされている。
上方の弓形シート1の一端には、金属環からな
る止め具5aが取りつけられ、他端にはベルベツ
ト式フアスナーの雄テープ10と雌テープ11を
つないだ止め具5bを取付け、止め具5bを止め
具5aを通して折り曲げ雄テープ10を雌テープ
11に合わせて係止するようになつており、下方
の弓形シート2の一端にはベルベツト式フアスナ
ーの雄テープ10が止め具6bとして取付けら
れ、他端には雌テープ11が止め具6aとして取
付けられている。
二枚の弓形シート1,2は、その中央部で二本
の弾性テープ4―ここではゴムベルトを使用して
いる―により結合されている。弾性テープ4は内
側になる上方の弓形シート1の内側に一端を取付
け、他端を外側になる下方の弓形シート2の外側
に取付けており(第2図参照)、その結果弾性テ
ープ4を折り曲げ部分に上方の弓形シート1が支
持されている(第3図A参照)。このように二枚
の弓形シート1,2間が弾性支持されているた
め、上方の弓形シート1の中央部の上下動がし易
く、装着時顎を動かし易い。
更に、二枚の弓形シート1,2は、装着時に頚
椎に対応する位置で、スプリング3としてコイル
バネを使用し、その一端を外側に位置する下方の
弓形シート2の外側に取りつけ、他端をこの弓形
シート2に設けられた長孔9を通して、内側に位
置する上方の弓形シート1に取付けられたピン1
4に取付けることによつて、横ずれが生じない状
態で、長孔9の範囲で上下動可能に取付けられて
いる(第3図B参照)。この結果、装着時に長孔
9を通してピン14の移動による上方の弓形シー
ト1の押し下げは可能であるが、装着後はそれに
反発してバネ力が働き、上方の弓形シート1を押
し上げ、頚椎の牽引効果を発揮する。
第4図の例は、内側に弾性あるゴム発泡体12
を貼着した顎載置台13を取付けたものであり、
顎載置台13の存在により、より装着性がよくな
る。
考案の効果 本考案のカラーは、プラスチツクシートなど二
枚の弓形シートからなるため、被装着時の体型に
合わせて、任意に適合性よく成形しやすく、ま
た、弓形シートが互いに上下動可能な状態に支持
されるため、非常に装着しやすい。
更に、本考案のカラーは二枚の弓形シートを頚
椎に対応する位置でスプリングを介して取付けて
おり、装着した状態で絶えず上方の弓形シートを
押し上げるようにスプリングが働くため、頚椎牽
引効果を有し、従来のカラー装着に比して頚椎症
に対する治療効果が良好である。
また、カラーの二枚の弓形シートの中央部は、
弾性テープで、上方の弓形シートが弾性テープの
折り曲げ部分の上に載置された状態で、上下動可
能に支持されているため、これも頚椎牽引効果を
発揮し、同時にカラーを装着した状態で顎の上下
動が可能となり、違和感なく装着できる利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のカラーの一例を示す側面
図、第2図は第1図のカラーの組み立て状態を説
明する平面図、第3図は第1図のカラーの弓形シ
ート取付け手段を説明する側面図、第4図は本考
案のカラーの他の一例を示す側面図である。 1,2……弓形シート、3……スプリング、4
……弾性テープ、5a,5b,6a,6b……止
め具、7……通気孔、8……弾性材料、9……長
孔、10……雄テープ、11……雌テープ、12
……ゴム発泡体、13……ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 両端が広く中央が狭い実質上弓形に形成され
    た二枚の弓形シート1,2を上下に互いにずら
    して重ね合わせて取付けたものであつて、二枚
    の弓形シート1,2がそれぞれ両端部に止め具
    5a,5b,6a,6bを有しており、止め具
    5a,5b及び6a,6bの係止によつてそれ
    ぞれ環状に形成できること、及び、二枚の弓形
    シート1,2が、頚部に装着した状態で、上方
    の弓形シート1が若干押し下げられるような位
    置及び間隔で、頚椎に対応する位置にスプリン
    グ3を介して互いに上下動可能に取付けられて
    おり、装着時に上方の弓形シート1が押し下げ
    られると、それに反発してスプリング3が上方
    の弓形シート1を押し上げ頚椎を牽引するよう
    に働くこと、及び、二枚の弓形シート1,2
    は、更に中央部で、弾性テープ4の一端を内側
    に位置する弓形シート1の内側に取付け、他端
    を外側に位置する弓形シート2の外側に取りつ
    けることによつて、弾性テープ4の折り曲げ部
    分に上方の弓形シート1が載置され、装着時に
    上方の弓形シート1の中央部の上下動が可能な
    ように連結支持されていることを特徴とする牽
    引式頚椎カラー。 (2) 弾性テープ4が二枚の弓形シート1,2の中
    央両側に一定間隔をもつて対をなして取付けら
    れていることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第(1)項記載の牽引式頚椎カラー。 (3) 二枚の弓形シート1,2が頚椎対応位置で、
    コイルバネからなるスプリング3の一端を外側
    の弓形シート2の外側に取付け、他端を外側の
    弓形シート2に設けた長孔9に通して内側の弓
    形シート1に取付けられたピン14に取付ける
    ことによつて、上下動可能に取付けられている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)
    項又は第(2)項記載の牽引式頚椎カラー。 (4) 上方の弓形シート1の中央部に顎載置台13
    が取付けられていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第(1)項〜第(3)項いずれか1項記
    載の牽引式頚椎カラー。 (5) 上方の弓形シート1の上辺部と下方の弓形シ
    ート2の下辺部がそれぞれ緩衝材料8で縁取ら
    れていることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第(1)項〜第(4)項いずれか1項記載の牽引式
    頚椎カラー。 (6) 二枚のシート1,2いずれにも通気孔7が設
    けられていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第(1)項〜第(5)項いずれか1項記載の牽
    引式頚椎カラー。
JP1984170194U 1984-11-08 1984-11-08 Expired JPS6348254Y2 (ja)

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JP1984170194U JPS6348254Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-08

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JP1984170194U JPS6348254Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-08

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Publication Number Publication Date
JPS6185223U JPS6185223U (ja) 1986-06-04
JPS6348254Y2 true JPS6348254Y2 (ja) 1988-12-13

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ID=30727902

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JP1984170194U Expired JPS6348254Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE532029C2 (sv) * 2008-02-18 2009-10-06 Ann-Christine Krook Anordning för förhindrande av snarkning

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS443834Y1 (ja) * 1965-08-30 1969-02-12
US3572328A (en) * 1968-12-11 1971-03-23 John L Bond Cervical collar
JPS584483U (ja) * 1981-07-01 1983-01-12 池田物産株式会社 サドル

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JPS6185223U (ja) 1986-06-04

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