JPS6348138Y2 - - Google Patents
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- JPS6348138Y2 JPS6348138Y2 JP1982042709U JP4270982U JPS6348138Y2 JP S6348138 Y2 JPS6348138 Y2 JP S6348138Y2 JP 1982042709 U JP1982042709 U JP 1982042709U JP 4270982 U JP4270982 U JP 4270982U JP S6348138 Y2 JPS6348138 Y2 JP S6348138Y2
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- Japan
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- laser
- laser rod
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- cylinder
- rod
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- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は固体レーザ装置におけるレーザロツド
の構造に関するものである。
の構造に関するものである。
固体レーザ装置は、通常、励起ランプ、励起ラ
ンプ電源、レーザロツド、集光器から構成されて
おり、電源から供給される電力によつて励起ラン
プを発光させ、その照射をうけたレーザロツド中
の活性イオンを励起状態にさせてレーザ発振を行
なうものである。集光器はランプの発光を効率よ
くレーザロツドに照射するための容器で、この容
器内に励起ランプとレーザロツドが収容されてい
る。
ンプ電源、レーザロツド、集光器から構成されて
おり、電源から供給される電力によつて励起ラン
プを発光させ、その照射をうけたレーザロツド中
の活性イオンを励起状態にさせてレーザ発振を行
なうものである。集光器はランプの発光を効率よ
くレーザロツドに照射するための容器で、この容
器内に励起ランプとレーザロツドが収容されてい
る。
レーザロツドは励起光を吸収することにより活
性イオンが励起されて発光するのみでなく、その
温度も上昇する。この温度上昇によつて、通常レ
ーザ発振の効率が低下したり、レーザロツドの熱
的損傷が生ずるので、水あるいは空気によつて強
制的に冷却する手段が用いられる。特に、平均出
力数ワツト以上のレーザ装置では冷却能力の大き
い水を用いて冷却する方法がとられている。
性イオンが励起されて発光するのみでなく、その
温度も上昇する。この温度上昇によつて、通常レ
ーザ発振の効率が低下したり、レーザロツドの熱
的損傷が生ずるので、水あるいは空気によつて強
制的に冷却する手段が用いられる。特に、平均出
力数ワツト以上のレーザ装置では冷却能力の大き
い水を用いて冷却する方法がとられている。
レーザロツドからレーザ出力を取り出すため
に、第1図に示すように、レーザロツド本体1の
両端を、例えばステンレス製の金属筒2に直接結
合させ、その結合箇所にはレーザロツドに応力を
及ぼさないようにシリコンゴム等を含有する柔か
い接着剤3を用いてその両者を接着している。4
は冷却水の水流を示す。
に、第1図に示すように、レーザロツド本体1の
両端を、例えばステンレス製の金属筒2に直接結
合させ、その結合箇所にはレーザロツドに応力を
及ぼさないようにシリコンゴム等を含有する柔か
い接着剤3を用いてその両者を接着している。4
は冷却水の水流を示す。
ところで、レーザロツドを機械的、寸法精度的
に確実に、かつ真直に結合するためには、レーザ
ロツド本体1の両端部分を、なるべく長い範囲に
亘つて金属筒2内に挿入することが望ましい。長
さ数センチメートルのレーザロツドではその1/10
の長さ数ミリメートル程度を挿入するのが通常で
ある。しかしながら、金属筒2は不透明体であ
り、金属筒内に挿入されたレーザロツド本体の端
部には励起光が照射されないので、レーザロツド
の結合部分はレーザ発振に何ら寄与せず、レーザ
ロツドの全長を有効にレーザ発振に用いられない
という問題がある。
に確実に、かつ真直に結合するためには、レーザ
ロツド本体1の両端部分を、なるべく長い範囲に
亘つて金属筒2内に挿入することが望ましい。長
さ数センチメートルのレーザロツドではその1/10
の長さ数ミリメートル程度を挿入するのが通常で
ある。しかしながら、金属筒2は不透明体であ
り、金属筒内に挿入されたレーザロツド本体の端
部には励起光が照射されないので、レーザロツド
の結合部分はレーザ発振に何ら寄与せず、レーザ
ロツドの全長を有効にレーザ発振に用いられない
という問題がある。
本考案は前記問題点を解消するもので、金属筒
に透明な筒体を連結し、該筒体にレーザロツドの
両端を結合したことを特徴とするものである。
に透明な筒体を連結し、該筒体にレーザロツドの
両端を結合したことを特徴とするものである。
以下、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。
る。
第2図において、1はネオジミウム1%を含有
したYAGレーザロツド本体、2はステンレス製
の金属筒である。5はレーザロツド本体1の母体
材料と同一性分の物質、実施例では純粋なYAG
結晶からなる透明な筒体であつて、対向する金属
筒2の対向端部に筒体5を嵌合させて連結し、金
属筒2の端部から突出した筒体5内にレーザロツ
ド本体1の両端を結合させたものである。レーザ
ロツド本体1と筒体5とをカナダバルサムにより
接着し、その接着部分のすき間を0.05mm以下とす
る。また、筒体5と金属筒2との間はシリコン接
着剤で接着する。4は冷却水の水流を示す。
したYAGレーザロツド本体、2はステンレス製
の金属筒である。5はレーザロツド本体1の母体
材料と同一性分の物質、実施例では純粋なYAG
結晶からなる透明な筒体であつて、対向する金属
筒2の対向端部に筒体5を嵌合させて連結し、金
属筒2の端部から突出した筒体5内にレーザロツ
ド本体1の両端を結合させたものである。レーザ
ロツド本体1と筒体5とをカナダバルサムにより
接着し、その接着部分のすき間を0.05mm以下とす
る。また、筒体5と金属筒2との間はシリコン接
着剤で接着する。4は冷却水の水流を示す。
また、レーザロツド本体1の長さ方向は結晶方
位〈111〉方向と平行であるが、筒体5の結晶方
位も、レーザロツド本体の結晶方位〈111〉方向
と1゜以内の平行度に保ち、レーザロツド本体1及
び筒体5は夫々の結晶方位〈111〉方向を一致さ
せるように加工されている。
位〈111〉方向と平行であるが、筒体5の結晶方
位も、レーザロツド本体の結晶方位〈111〉方向
と1゜以内の平行度に保ち、レーザロツド本体1及
び筒体5は夫々の結晶方位〈111〉方向を一致さ
せるように加工されている。
本考案の実施例では、透明な筒体5にレーザロ
ツド本体1の両端を保持させその全長を露出させ
たものであるから、レーザロツドの全長に亘つて
励起光の照射を充分行なうことができ、第1図に
示すような従来型の金属筒とレーザロツド本体と
を直接に結合させる場合よりも、レーザ発振の効
率を高めることができる。例えば、直径4mm、長
さ75mmのレーザロツド本体1の両端4〜5mmを金
属筒内に直接挿入して接着により結合させた従来
のレーザロツドと、本考案の構成により保持させ
たレーザロツドを用いてアーク長75mmのクリプト
ンアークランプ励起のレーザ装置で連続レーザ発
振出力を評価した結果、3KW入力で、本考案の
ものは出力60W、従来のものは出力55Wであり、
本考案は従来型にくらべて約10%の効率向上がみ
とめられた。またレーザロツドの全長に亘つて励
起光の照射を充分行なうことができるので、レー
ザロツド内の温度分布の均一化が図られた。この
ため、レーザ発振ビームの集光性の向上が認めら
れ、集光エネルギー密度が数パーセント増加し
た。
ツド本体1の両端を保持させその全長を露出させ
たものであるから、レーザロツドの全長に亘つて
励起光の照射を充分行なうことができ、第1図に
示すような従来型の金属筒とレーザロツド本体と
を直接に結合させる場合よりも、レーザ発振の効
率を高めることができる。例えば、直径4mm、長
さ75mmのレーザロツド本体1の両端4〜5mmを金
属筒内に直接挿入して接着により結合させた従来
のレーザロツドと、本考案の構成により保持させ
たレーザロツドを用いてアーク長75mmのクリプト
ンアークランプ励起のレーザ装置で連続レーザ発
振出力を評価した結果、3KW入力で、本考案の
ものは出力60W、従来のものは出力55Wであり、
本考案は従来型にくらべて約10%の効率向上がみ
とめられた。またレーザロツドの全長に亘つて励
起光の照射を充分行なうことができるので、レー
ザロツド内の温度分布の均一化が図られた。この
ため、レーザ発振ビームの集光性の向上が認めら
れ、集光エネルギー密度が数パーセント増加し
た。
実施例ではレーザロツド材質としてNd:YAG
レーザ結晶の場合についてのべたが、他のレーザ
結晶を用いたレーザロツドでも同様の効果がある
ことはうまでもない。
レーザ結晶の場合についてのべたが、他のレーザ
結晶を用いたレーザロツドでも同様の効果がある
ことはうまでもない。
以上のように、本考案は金属筒に透明な筒体を
連結し、該筒体にレーザロツド本体を結合したの
で、レーザロツドの両端にも励起光を照射するこ
とができ、全長に亘つてレーザロツドを有効に利
用でき、レーザ発振の効率およびレーザ発振ビー
ムの集光性を向上できる効果を有するものであ
る。
連結し、該筒体にレーザロツド本体を結合したの
で、レーザロツドの両端にも励起光を照射するこ
とができ、全長に亘つてレーザロツドを有効に利
用でき、レーザ発振の効率およびレーザ発振ビー
ムの集光性を向上できる効果を有するものであ
る。
第1図は従来の固体レーザ装置の説明図、第2
図は本考案に係る固体レーザ装置の説明図であ
る。 1……レーザロツド本体、2……金属筒、5…
…筒体。
図は本考案に係る固体レーザ装置の説明図であ
る。 1……レーザロツド本体、2……金属筒、5…
…筒体。
Claims (1)
- レーザロツド本体を金属筒に支持させてなるレ
ーザロツドにおいて、前記金属筒に、その端部よ
り突出させて透明な筒体を連結し、該筒体にレー
ザロツド本体の両端を結合させたことを特徴とす
るレーザロツド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4270982U JPS58144863U (ja) | 1982-03-26 | 1982-03-26 | レ−ザロツド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4270982U JPS58144863U (ja) | 1982-03-26 | 1982-03-26 | レ−ザロツド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58144863U JPS58144863U (ja) | 1983-09-29 |
JPS6348138Y2 true JPS6348138Y2 (ja) | 1988-12-12 |
Family
ID=30053821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4270982U Granted JPS58144863U (ja) | 1982-03-26 | 1982-03-26 | レ−ザロツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58144863U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5654594Y2 (ja) * | 1974-07-30 | 1981-12-19 |
-
1982
- 1982-03-26 JP JP4270982U patent/JPS58144863U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58144863U (ja) | 1983-09-29 |
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