JPS634724Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は間仕切収納壁に関する。

従来にあつては、通路の上の第２天袋は第１天
袋と高さを揃えてあつたので、通路の高さは第１
収納体と同じ約180cmとなり、背の高い者では通
るときに頭を下げないと頭をぶつけるおそれがあ
り、第２天袋をなくせば大幅に収納スペースが減
るという欠点があつた。

本考案は叙上の従来例の欠点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは収納スペー
スをあまり減らすことなく、通路を高くすること
ができる間仕切収納壁を提供するにある。

以下本考案を添付図により詳述する。通路部Ａ
の左右両側方には第１収納体１を設置し、第１収
納体１上面と天井面２との間に第１天袋３を取付
け、夫々前面側に扉４，５を取付けて前方より収
納できるようになつている。通路部Ａ内の片半部
の天井面２には、第１天袋３よりも背の低い第２
天袋６を取付けて第２天袋６の下に第１収納体１
よりも高い通路７を形成し、通路７の前部に扉兼
収納体８をころ９により移動可能に立ててあり、
扉兼収納体８は扉１０を開いて前面側から収納で
き、第２天袋６は前後に分割されていて扉１１，
１２を開いて前後から収納できる。通路部Ａ内の
他半部の背面側においては、第１天袋３及び第１
収納体１と同じ背丈で厚みの薄い第３天袋１３と
第３収納体１４を設け、夫々扉１８，１９により
背面側より収納できる。更に、第３天袋１３より
も前面側の天井面２に第１天袋３よりも背の低い
第４天袋１５を取付けると共に第４天袋１５の前
面に第１天袋３の高さと等しい扉１６を設けて第
４天袋１５の下に扉兼収納体８を収納できる格納
空間１７を形成してある。従つて、扉兼収納体８
を横に移動させることにより通路７を開閉できる
のであり、通路７を第１収納体１よりも高く、例
えば200cmの高さにすることができる。

本考案は叙述の如く構成されているので、収納
スペースをあまり減らすことなく通路の高さを高
くでき、背の高い者でも頭を下げなくても安全に
通り抜けることができる利点がある。しかも、格
納空間の部分は前後で天袋の高さを違え、背の低
い第４天袋の下面は背の高い扉で隠してあるので
外観上の異和感もないものである。

【図面の簡単な説明】

第１図ａは本考案の一実施例の正面図、第１図
ｂは同図ａのＸ−Ｘ断面図、第２図及び第３図は
第１図ａのＹ−Ｙ断面図及びＺ−Ｚ断面図であ
る。 Ａ……通路部、１……第１収納体、２……天井
面、３……第１天袋、６……第２天袋、７……通
路、８……扉兼収納体、１３……第３天袋、１４
……第３収納体、１５……第４天袋、１６……
扉、１７……格納空間。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 通路部の左右両側方に第１収納体を設置し、第
   １収納体上面と天井面との間に第１天袋を取付
   け、通路部内の片半部の天井面に第１天袋よりも
   背の低い第２天袋を取付けて第２天袋の下に第１
   収納体よりも高い通路を形成し、通路の前部に扉
   兼収納体を移動可能に立て、通路部内の他半部の
   背面側において第１天袋及び第１収納体と同じ背
   丈で厚みの薄い第３天袋と第３収納体を設け、第
   ３天袋よりも前面側の天井面に第１天袋よりも背
   の低い第４天袋を取付けると共に第４天袋の前面
   に第１天袋の高さと等しい扉を設けて第４天袋の
   下に扉兼収納体を収納できる格納空間を形成して
   成る間仕切収納壁。