JPS6346870Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、心拍計付電子腕時計に接続して心拍
を計測する計測アタツチメントの、上記腕時計と
の接続部の構造に関するものである。

従来、心拍計付電子腕時計と、計測アタツチメ
ントとの接続は、腕時計のケースの側面、又は前
面にソケツト部を構成し、計測アタツチメントの
プラグ部を差しこんで行なつた。この方式による
と、計測アタツチメントをはずして腕時計を携帯
すると、ケースに配設されている金属接点が外部
に露出し、汗、水等により腐蝕し、接点不良の原
因となつていた。また、ケースの防水性を確保
し、しかもケースと絶縁して接点部材を配設する
ことが大変困難であつた。さらに、外観をそこ
ね、腕時計としての価値を低減した。

本考案は、上記欠点を改善するもので、心拍計
付電子腕時計用アタツチメントに、心拍計付電子
腕時計と接続する２つの導通部材を設け、その一
方が腕時計の裏ブタと接触し、もう一方が腕時計
の表面に配設された心拍計測電極体に接触するよ
うに構成することにより、外観をそこなうことな
く、接点部の信頼性、防水性を確保した心拍計付
電子腕時計を可能にするものである。

以下、添付図面に示す一実施例に基づき、本考
案を説明する。１はケース、２は裏ぶた、３はケ
ース１に配設された心拍計測電極体、４は心拍計
測アタツチメントのコネクタ部、４ａは接点Ａ，
４ｂは接点Ｂ、そして、接点Ａ４ａと接点Ｂ４ｂ
は、絶縁性樹脂により保持されている。５は心拍
計測アタツチメントの電極である。

次に、以上に述べたような構造からなる心拍計
付電子腕時計による心拍計測方法について説明す
る。通常、腕時計単体で計測する場合は、腕時計
を携帯している腕の反対の腕の指を、心拍計測電
極体３に軽くふれる。心拍計測アタツチメントを
装着して計測する場合は、腕時計を携帯したまま
コネクタ部４を右側より差し込みながら装着す
る。そして、電極５を身体の２点に接触させる。

以上、本考案の構成によれば、腕時計の外観を
そこなうことなく、接点部の信頼性、防水性を確
保した心拍計付電子腕時計を可能にするものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本考案の一実施例における、
平面図および断面図である。 １……ケース、２……裏ぶた、３……心拍計測
電極体、４……コネクタ部、４ａ……接点Ａ、４
ｂ……接点Ｂ、５……電極、である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 心拍計付電子腕時計に接続して心拍計測する計
   測アタツチメントにおいて、上記アタツチメント
   と心拍計付腕時計とを接続する２つの導通部材を
   有し、その一方が腕時計の裏ぶたと接触し、もう
   一方が腕時計の表面に配設された心拍計測電極体
   に接触するように構成されたことを特徴とする心
   拍計付電子腕時計用アタツチメント。