JPS6346231Y2

JPS6346231Y2 -

Info

Publication number: JPS6346231Y2
Application number: JP1985002526U
Authority: JP
Priority date: 1985-01-12
Filing date: 1985-01-12
Publication date: 1988-12-01
Also published as: JPS61127976U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、一本のドライバー握柄で多種類のド
ライバー先端部をワンタツチ式で簡単に取替え使
用できると共にドライバー杆の長さも調節でき、
わざわざ取替える多種類のドライバー先端部を収
納する収納部を設ける必要のない便利な多種類ド
ライバーに係るものにして、添付図面に示す実施
の一例を参照にしてその構成を詳述すると次の通
りである。

両端に異種のドライバー先端部１，２を形成し
た第一ドライバー杆３を握柄４に連設した第一嵌
合筒５に廻り止状態で抜き差し自在に略半分位嵌
入する。

この第一ドライバー杆３の略半分位の突出部に
第二嵌合筒６を嵌着して第一嵌合筒５と第二嵌合
筒６を継合状態に連設する。

前記第一ドライバー杆３の両端のドライバー先
端部１，２と夫々異種のドライバー先端部７，８
を両端に形成した第二ドライバー杆９を継合され
た第二嵌合筒６に廻り止状態で抜き差し自在に略
半分位嵌入せしめる。

図面の第一ドライバー杆３、第二ドライバー杆
９は六角柱状に形成し、第一ドライバー杆３のド
ライバー先端部１，２は大きいマイナス先端部と
プラス先端部を形成し、第二ドライバー杆９のド
ライバー先端部７，８は小さいマイナス先端部と
プラス先端部を形成した場合を示している。

第一嵌合筒５と第二嵌合筒６は筒端外周にボー
ル受孔１０を穿設し、このボール受孔１０にボー
ル１１の一部が内周面より突出する状態でボール
１１を係合し、このボール１１の上方からボール
押え円孔１２を設けたＣ状バネ片１７を嵌着して
ボール１１を弾圧止着し、ドライバー杆の押し込
みがこの弾圧されたボール１１により固定される
ように設けた場合を図示している。

また第一嵌合筒５、第二嵌合筒６の内周面に
は、六角の第一ドライバー杆３と第二ドライバー
杆９の略半分が嵌合する長さにして且つその六角
に合致する六角孔１３を形成し、それ以上の挿入
を阻止する係止段部１４を介してその奥はドライ
バー先端部１，２，７，８が挿入される円孔１５
を連設した場合を図示している。

尚図面はドライバー杆、嵌合筒が夫々二本の場
合を示しているが、更にもう一本嵌合筒を継ぎ足
し、それにドライバー杆を嵌入する六種類の三本
構成にしても良い。

図中符号１６は、回動方向を切換えできるラチ
エツトドライバーを図示したためその切換スイツ
チである。

在来普通のドライバー握柄にドライバー杆を固
定したドライバーは、必要なドライバー杆の数だ
けドライバーを揃えなければならないから非常に
不便なためドライバー杆が取替えできるドライバ
ーが開発された。

本出願人もドライバー握柄の内部にドライバー
杆収納部を形成し、この収納部から必要なドライ
バー杆を取出してドライバー杆を取替え使用する
ドライバーを開発した。

しかし使用するたびに握柄内からドライバー杆
を取出してドライバー杆を取替えることはたいへ
ん厄介である。

本考案はこのような欠点を解決したもので、上
述のように構成したから次のような特長を有する
ものである。

１第一ドライバー杆３と第二ドライバー杆９の
両端に夫々異種のドライバー先端部１，２，
７，８を形成したから一つの握柄４で４種類の
ドライバー先端部１，２，７，８が使用できる
ため非常に便利である。

このことは３本のドライバー杆を固定すれば
六種類のドライバーとして用いられる多種類ド
ライバーとなる。

２握柄４に連設した第一嵌合筒５に例えば第一
ドライバー杆３の大きいマイナスのドライバー
先端部１を嵌入すれば大きいプラスのドライバ
ー先端部２を有する短かいドライバーとして使
用でき、この突出しているドライバー先端部２
に第二嵌合筒６を嵌着して第一嵌合筒５と第二
嵌合筒６を継合状態に連設し、第二嵌合筒６に
例えば第二ドライバー杆９の小さいマイナスの
ドライバー先端部７を嵌入すれば小さいプラス
のドライバー先端部８を有する長いドライバー
として使用できるため使用目的、使用場所に合
せて短かいドライバー或いは長いドライバーと
して使い分けができる便利で実用的な多種類ド
ライバーとなる。

３第一ドライバー杆３、第二ドライバー杆９の
取替えは単に第一嵌合筒５、第二嵌合筒６に嵌
入するだけのワンタツチ式でよいから極めて容
易となり作業中の取替えも短時間でできるため
苦にならずそれだけ能率良く仕事ができること
になる。

４本案品を長いドライバーとして使用すれば本
来ドライバー杆収納部に収納されるべき使われ
ていないドライバー杆が嵌合筒の連結杆として
嵌合筒内に嵌入されるから在来品のようにわざ
わざドライバー杆の収納ケースを別に設けた
り、握柄４の内部に設けたりする必要がなく、
常に継合連結の為の道具として活用されている
からそれだけ管理上も便利な多種類ドライバー
となる。

５尚普通の握柄４に形成した場合について述べ
たが、収納部を形成することができにくい出願
人が開発したガンタイプのラチエツトドライバ
ー（特許第852529号）に応用すると一層便利な
ガンタイプのラチエツトドライバーとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案品の正面図、第２図は分解斜視
図、第３図は継合した状態の一部の断面図、第４
図は要部の断面図である。１，２，７，８……ドライバー先端部、３……
第一ドライバー杆、４……握柄、５……第一嵌合
筒、６……第二嵌合筒、９……第二ドライバー
杆。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

両端に異種のドライバー先端部を形成した第一
ドライバー杆を握柄に連設した第一嵌合筒に廻り
止状態で抜き差し自在に略半分位嵌入し、この第
一ドライバー杆の略半分位の突出部に第二嵌合筒
を嵌着して第一嵌合筒と第二嵌合筒を継合状態に
連設し、前記第一ドライバー杆の両端のドライバ
ー先端部と夫々異種のドライバー先端部を両端に
形成した第二ドライバー杆を継合された第二嵌合
筒に廻り止状態で抜き差し自在に略半分位嵌入せ
しめたことを特徴とする多種類ドライバー。