JPS6345786Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電気通信装置筐体の架間接続用丸ケ
ーブル、通信ユニツト間の丸ケーブルを、アンダ
ーカーペツトに変換導出するための配線構造に関
する。

電気通信装置筐体は設置スペース、設置環境、
他装置筐体の規格及び内部実装される電気通信ユ
ニツトの構成、容量等により外観の大きさが決定
されるのが一般的である。

装置筐体下部にアンダーカーペツトケーブル用
変換コネクタを有し、外部装置筐体との架間接続
及び装置間接続をアンダーカーペツトケーブルで
接続配線し回路を形成する配線システムにおいて
は、装置筐体の大きさの制約によつて装置筐体下
部に設けたアンダーカーペツトケーブルの導出口
にもおのずから大きさに制約があると同時に、導
出敷設されるアンダーカーペツトケーブルの引出
し本数にも制約を受ける。

一方、周辺装置筐体、及び装置間の接続配線の
容量が増加すると、アンダーカーペツトケーブル
本数も増加し、装置筐体自身の導出口からその容
量に対応するだけのアンダーカーペツトケーブル
本数（容量）を導出敷設することは困難である。
このような場合、同様機能を有した装置筐体を増
設するか、アンダーカーペツト変換コネクタを有
するケーブルダクト筐体を近傍もしくは隣接する
かのどちらかであつた。

かかる方法は設置スペースの効率が悪くなると
同時にコスト高にもなり、しかも増設の場合多大
な工数を要するという欠点が有つた。

本考案の目的は、これらの欠点を解決するアン
ダーカーペツトケーブル配線構造を提供すること
にある。

次に本考案について図面を参照して説明する。

図は本考案の一実施例を示す斜視図である。電
気通信装置筐体１の天井部にケーブル導入口２，
３を有し、電源装置と接続する電源線４をケーブ
ル導入口２により引込み、装置筐体１の内部に設
けたケーブルスペース（以下ケーブルダクト）５
を通し、電源ユニツト６を経由して装置筐体１の
下部に設けたアンダーカーペツトケーブル変換コ
ネクタに接続配線し、装置筐体１下部のアンダー
カーペツトケーブル導出口８より電源用アンダー
カーペツトケーブル９により周辺装置に接続配線
して回路を形成する。電話交換と接続する電話線
１０はケーブル導入口３より引込み、装置筐体１
内のケーブルダクト５を通して電話用局線切分け
端子である電話機端子盤（IDF）１１、主警報装
置１２、キーテレホン主装置１３を経由し、再び
装置筐体１内ケーブルダクト５を通して装置筐体
１下部側面のケーブル通し穴１４より隣接の事務
フアイル収容筐体１５に引き入れ、事務筐体１５
の下部に実装した電話用アンダーカーペツトケー
ブル変換コネクタ１６に接続配線し、事務フアイ
ル収容筐体１５の下部に設けられたアンダーカー
ペツトケーブル導出口１７より電話用アンダーカ
ーペツトケーブル１８にてキーテレホンに接続し
回路を形成する。

同様に光データ通信装置からのデータ通信用信
号線１９は装置筐体１のケーブル導入口３より引
込み、装置筐体１内のケーブルダクト５を通して
装置筐体側面のケーブル通し穴１４隣接フアイル
キヤビネツト１５の下部を経由して事務フアイル
収容筐体２０下部のアンダーカーペツトケーブル
導出口２２より信号用アンダーカーペツトケーブ
ル２３にて周辺装置と接続し、回路を形成する。

このように装置筐体に隣接する事務フアイル筐
体の下部にアンダーカーペツトケーブル変換コネ
クタを実装することによりアンダーカーペツト敷
設容量を増加させることが可能である。

本考案は以上説明したように、本来通信装置筐
体下部に実装するアンダーカーペツトケーブル変
換コネクタを隣接する通信装置に無関係の事務フ
アイル筐体下部に実装することにより、フロアの
有効活用が図れ、また、簡単に低コストで対応で
きるという利点がある。さらに、装置設置後の機
器の拡張による容量増加に伴う変更にも柔軟に対
応できるという利点も備えている。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示す斜視図である。 １：装置筐体、２：電源ケーブル導入口、３：
電話信号ケーブル導入口、４：電源線、５：ケー
ブルダクト、６：電源ユニツト、７：電源用アン
ダーカーペツトケーブル変換コネクタ、８，１
７，２２：アンダーカーペツトケーブル導出口、
９，１８，２３：アンダーカーペツトケーブル、
１０：電話線、１１：電話機端子台（IDF）、１
２：主警報装置、１３：キーテレホン主装置、１
４：ケーブル通し穴、１５，２０：事務フアイル
収容筐体、１６：電話用アンダーカーペツトケー
ブル変換コネクタ、１９：信号線、２１：信号用
アンダーカーペツトケーブル変換コネクタ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 電気通信装置へ導入される接続配線ケーブルを
   装置筐体内の電気通信ユニツトを経由し、筐体内
   部の第一のアンダーカーペツト変換コネクタによ
   り装置筐体下部のアンダーカーペツトケーブル導
   出口からアンダーカーペツトケーブルで他の周辺
   装置と配線接続する電気通信装置筐体と、 第二のアンダーカーペツトケーブル変換コネク
   タを筐体下部に備え、前記電気通信装置筐体に導
   入された配線ケーブルの一部および前記電気通信
   ユニツトを経由した配線ケーブルの少なくとも一
   方を前記電気通信装置筐体から引き入れ、該第二
   のアンダーカーペツトケーブル変換コネクタに接
   続配線し、筐体下部のアンダーカーペツトケーブ
   ル導出口からアンダーカーペツトケーブルで配線
   する事務フアイル収容筐体と、 を隣接することを特徴とするアンダーカーペツト
   ケーブル配線構造。