JPS6344511B2 - - Google Patents
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- JPS6344511B2 JPS6344511B2 JP58076316A JP7631683A JPS6344511B2 JP S6344511 B2 JPS6344511 B2 JP S6344511B2 JP 58076316 A JP58076316 A JP 58076316A JP 7631683 A JP7631683 A JP 7631683A JP S6344511 B2 JPS6344511 B2 JP S6344511B2
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- tool
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- socket
- spring
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Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ボツクススパナおよびその他のトル
ク伝達工具にソケツトまたはその他の工具付属品
を堅く保持し、それらをスパナから容易に解放す
るための機構に関し、特に、スパナに一般に使用
されている型式の延長バーに関する。
ク伝達工具にソケツトまたはその他の工具付属品
を堅く保持し、それらをスパナから容易に解放す
るための機構に関し、特に、スパナに一般に使用
されている型式の延長バーに関する。
本発明のこの機構は、着脱自在のソケツトまた
はその他の工具付属品を有する動力工具および衝
撃工具を含むすべての手持ち工具(手で持つて操
作する工具)に使用することができ、特に、手持
にラチエツト式ボツクススパナに使用することが
できる。
はその他の工具付属品を有する動力工具および衝
撃工具を含むすべての手持ち工具(手で持つて操
作する工具)に使用することができ、特に、手持
にラチエツト式ボツクススパナに使用することが
できる。
本発明は、いろいろな型式のスパナまたはその
他のトルク工具に適用することができるが、ラチ
エツト式スパナに使用されている従来の駆動軸よ
り少くとも僅かに長い駆動軸を有するスパナおよ
び工具に使用するのに特に適している。従つて、
本発明は、遠い個所や接近しにくい(手や工具を
挿入しにくい)個所に位置する工作物に屈かせる
ための工具付属品にトルクを伝えるためにしばし
ば用いられ、ボツクススパナの使用上の融通性を
高め延長バーに使用するのに適している。
他のトルク工具に適用することができるが、ラチ
エツト式スパナに使用されている従来の駆動軸よ
り少くとも僅かに長い駆動軸を有するスパナおよ
び工具に使用するのに特に適している。従つて、
本発明は、遠い個所や接近しにくい(手や工具を
挿入しにくい)個所に位置する工作物に屈かせる
ための工具付属品にトルクを伝えるためにしばし
ば用いられ、ボツクススパナの使用上の融通性を
高め延長バーに使用するのに適している。
ここに述べる型式のボツクススパナは、ハンド
ルと、ヘツドまたはその他のトルク伝達部分と、
着脱自在のソケツトまたは他の工具付属品を受容
するための断面正方形または六角形等の駆動軸を
有している。
ルと、ヘツドまたはその他のトルク伝達部分と、
着脱自在のソケツトまたは他の工具付属品を受容
するための断面正方形または六角形等の駆動軸を
有している。
従来永年にわたつて、米国特許第3208318号に
開示されたボツクススパナのための迅速解放機構
が出現するまでは、着脱自在ソケツトは、在来の
玉止め金機構によつてスパナに固定されていた。
その場合、ソケツトを、玉止め金の抵抗に抗して
スパナの駆動軸に押し嵌めし、または引抜かなけ
ればならなかつた。
開示されたボツクススパナのための迅速解放機構
が出現するまでは、着脱自在ソケツトは、在来の
玉止め金機構によつてスパナに固定されていた。
その場合、ソケツトを、玉止め金の抵抗に抗して
スパナの駆動軸に押し嵌めし、または引抜かなけ
ればならなかつた。
在来の玉止め金機構においては、玉止め金が駆
動軸の孔内にばね装着され、常態においては外方
位置、即ち、駆動軸の外面から外方に突出した位
置におかれる。ソケツトを駆動軸に装着すると、
弾装(ばね装着された)玉止め金が駆動軸の外面
から突出してソケツトの凹部に係合し、それによ
つてソケツトを駆動軸に固定する。ソケツトを駆
動軸から外す場合は、使用者がソケツトを手でも
つて引張ることによりソケツトに力を加えると、
弾装玉止め金が強制的に駆動軸の穴内へ引込めら
れるので、ソケツトを駆動軸から引抜き解放する
ことができる。
動軸の孔内にばね装着され、常態においては外方
位置、即ち、駆動軸の外面から外方に突出した位
置におかれる。ソケツトを駆動軸に装着すると、
弾装(ばね装着された)玉止め金が駆動軸の外面
から突出してソケツトの凹部に係合し、それによ
つてソケツトを駆動軸に固定する。ソケツトを駆
動軸から外す場合は、使用者がソケツトを手でも
つて引張ることによりソケツトに力を加えると、
弾装玉止め金が強制的に駆動軸の穴内へ引込めら
れるので、ソケツトを駆動軸から引抜き解放する
ことができる。
ソケツトを固定および解放するこの在来の方法
は、実用上多くの問題点があつた。その問題の1
つは、ソケツトを取外すのに両方の手を用いなけ
ればならないことである。即ち、一方の手でスパ
ナのハンドルを持ち、他方の手でソケツトを引張
つて駆動軸から抜取らねばならない。しかも、こ
のような抜取り方法は、ソケツトまたは使用者の
手にグリスがついているような場合特に時間のか
かる、面倒な作業であり、ソケツトを引張りなが
ら握つていることが困難になる場合があつた。玉
止め金のばねがスパナの予想される有効寿命中十
分なソケツト保持力を保つようにするためには、
新品のスパナには堅いばねを装着しておかねばな
らないので、上記の欠点は、新しいスパナの場合
に特に顕著になる。
は、実用上多くの問題点があつた。その問題の1
つは、ソケツトを取外すのに両方の手を用いなけ
ればならないことである。即ち、一方の手でスパ
ナのハンドルを持ち、他方の手でソケツトを引張
つて駆動軸から抜取らねばならない。しかも、こ
のような抜取り方法は、ソケツトまたは使用者の
手にグリスがついているような場合特に時間のか
かる、面倒な作業であり、ソケツトを引張りなが
ら握つていることが困難になる場合があつた。玉
止め金のばねがスパナの予想される有効寿命中十
分なソケツト保持力を保つようにするためには、
新品のスパナには堅いばねを装着しておかねばな
らないので、上記の欠点は、新しいスパナの場合
に特に顕著になる。
また、スパナを使用する機械工の作業場には、
通常、グリスやごみが存在しているが、上記玉止
め金機構がそのようなグリスやごみで汚染される
などして詰まりを生じた場合、ソケツトの抜取り
が困難または不可能になることがある。いずれに
しても、そのような汚染の結果、ソケツトを抜取
るのに大きな力が必要とされる。
通常、グリスやごみが存在しているが、上記玉止
め金機構がそのようなグリスやごみで汚染される
などして詰まりを生じた場合、ソケツトの抜取り
が困難または不可能になることがある。いずれに
しても、そのような汚染の結果、ソケツトを抜取
るのに大きな力が必要とされる。
そのような場合、使用者は、ドライバやその他
のてこ器具を用いてソケツトをこね出すことによ
つてスパナから取外さねばならないことが多い。
実際、この問題は、ソケツトをこねて取出すため
の特別の工具が販売されているほど顕著なもので
あつた。この時間のかかるソケツト取外し作業
は、スパナを1日のうち何時間にも亘つて頻繁に
使用し、その間何度もソケツトを交換しなければ
ならない職業機械工にとつては特に面倒である。
のてこ器具を用いてソケツトをこね出すことによ
つてスパナから取外さねばならないことが多い。
実際、この問題は、ソケツトをこねて取出すため
の特別の工具が販売されているほど顕著なもので
あつた。この時間のかかるソケツト取外し作業
は、スパナを1日のうち何時間にも亘つて頻繁に
使用し、その間何度もソケツトを交換しなければ
ならない職業機械工にとつては特に面倒である。
本発明以前に、この問題に対して提供された最
初の、そして有効な解決策は、上述した米国特許
の「迅速解放」機構である。同特許の機構におい
ては、駆動軸に長手方向の細長い通し孔が設けら
れており、その通し孔内に細長い摺動自在のピン
が装着され、ピンの一端がスパナのヘツドの頂部
を貫通して突出しており、操作つまみに固定され
ている。ピンの他端は、通常の使用中は駆動軸の
底面と同一平面内にある。駆動軸は、玉止め金を
受容し、玉止め金が抜け出るのを防止する縁を有
する穴を備えている。
初の、そして有効な解決策は、上述した米国特許
の「迅速解放」機構である。同特許の機構におい
ては、駆動軸に長手方向の細長い通し孔が設けら
れており、その通し孔内に細長い摺動自在のピン
が装着され、ピンの一端がスパナのヘツドの頂部
を貫通して突出しており、操作つまみに固定され
ている。ピンの他端は、通常の使用中は駆動軸の
底面と同一平面内にある。駆動軸は、玉止め金を
受容し、玉止め金が抜け出るのを防止する縁を有
する穴を備えている。
上記通し孔の一部分内にコイルばねが配設され
ており、上記ピンを、常態では、玉止め金を外方
位置に保持する位置に維持し、それによつて玉止
め金は常態ではソケツトに係合し、ソケツトを堅
く保持する。摺動自在の細長ピンは、凹部を有し
ており、操作ボタンが押されると、ピンが通し孔
内を長手方向に移動して玉止め金がピンの凹部に
嵌まるようになされている。それによつて、ソケ
ツトは駆動軸から解放されるので、重力によつて
落下させることができる状態となる。
ており、上記ピンを、常態では、玉止め金を外方
位置に保持する位置に維持し、それによつて玉止
め金は常態ではソケツトに係合し、ソケツトを堅
く保持する。摺動自在の細長ピンは、凹部を有し
ており、操作ボタンが押されると、ピンが通し孔
内を長手方向に移動して玉止め金がピンの凹部に
嵌まるようになされている。それによつて、ソケ
ツトは駆動軸から解放されるので、重力によつて
落下させることができる状態となる。
同特許の機構は、大成功を収め、大抵のボツク
ススパナに採用されることとなり、ボツクススパ
ナの分野に事実上技術革命をもたらすものであつ
た。ボツクススパナの使用者は、初めて、スパナ
からソケツト(ボツクス形受口)を片手で迅速か
つ容易に取外し、別の交換ソケツトを駆動軸に装
着することができるようになつたのである。この
片手作業は、例えば機械工が一方の手で作業中の
部品を保持したまま他方の手でソケツトの交換を
したい場合に極めて有利である。今日使用されて
いるソケツト交換型ボツクススパナの大部分は、
スパナからのソケツトの解放を容易にする何らか
の機構を備えている。
ススパナに採用されることとなり、ボツクススパ
ナの分野に事実上技術革命をもたらすものであつ
た。ボツクススパナの使用者は、初めて、スパナ
からソケツト(ボツクス形受口)を片手で迅速か
つ容易に取外し、別の交換ソケツトを駆動軸に装
着することができるようになつたのである。この
片手作業は、例えば機械工が一方の手で作業中の
部品を保持したまま他方の手でソケツトの交換を
したい場合に極めて有利である。今日使用されて
いるソケツト交換型ボツクススパナの大部分は、
スパナからのソケツトの解放を容易にする何らか
の機構を備えている。
しかしながら、上記米国特許の迅速解放機構
は、ソケツトを駆動軸に確実に錠止し、ソケツト
の偶発的な抜けを防止するための手段を提供して
いない。このような錠止手段が加えられれば、例
えば橋や高いビルジング等での作業の場合動力工
具や、衝撃工具や、ボツクススパナにとつて極め
て有利である。高い場所での作業の場合、ソケツ
トが偶発的に抜け落ちるようなことがあれば、そ
の失われたソケツトの代わりに補わなければなら
ないという問題が生じるばかりでなく、下にある
高価な、あるいは繊細な機械や設備にとつて危険
であり、人命にかかわるおそれもある。
は、ソケツトを駆動軸に確実に錠止し、ソケツト
の偶発的な抜けを防止するための手段を提供して
いない。このような錠止手段が加えられれば、例
えば橋や高いビルジング等での作業の場合動力工
具や、衝撃工具や、ボツクススパナにとつて極め
て有利である。高い場所での作業の場合、ソケツ
トが偶発的に抜け落ちるようなことがあれば、そ
の失われたソケツトの代わりに補わなければなら
ないという問題が生じるばかりでなく、下にある
高価な、あるいは繊細な機械や設備にとつて危険
であり、人命にかかわるおそれもある。
その他にも、確実な錠止機構が必要とされる事
例は多々ある。例えば、ボツクススパナを、同じ
付属工具を装着して長時間繰返して使用する場合
には、確実な錠止機構が必要である。また、通常
ではとどかない場所にあるボルトを外すためにス
パナに延長バーを取付けなければならない場合、
延長バーは、ソケツトの場合と同様にしてスパナ
の駆動軸に固定される。延長バーの他端は、ソケ
ツトを受容するための駆動軸を備えている。本発
明が提案される以前においては、そのようなソケ
ツトは、上述した慣用の玉止め金機構によつてこ
の延長バーの駆動軸に着脱されていた。
例は多々ある。例えば、ボツクススパナを、同じ
付属工具を装着して長時間繰返して使用する場合
には、確実な錠止機構が必要である。また、通常
ではとどかない場所にあるボルトを外すためにス
パナに延長バーを取付けなければならない場合、
延長バーは、ソケツトの場合と同様にしてスパナ
の駆動軸に固定される。延長バーの他端は、ソケ
ツトを受容するための駆動軸を備えている。本発
明が提案される以前においては、そのようなソケ
ツトは、上述した慣用の玉止め金機構によつてこ
の延長バーの駆動軸に着脱されていた。
そのような玉止め金機構においては、使用者
は、ソケツトを延長バーから外す場合は、単にソ
ケツトを引抜いて外すのであるが、その場合ソケ
ツトと一緒に延長バーをもスパナの駆動軸から引
抜いてしまわないようにしなければならない。し
かし、従来の玉止め金機構では、延長バーも一緒
に抜けてしまうことが多い。このような欠点は、
延長バーをスパナの駆動軸にしつかり固定するた
めの錠止機構をスパナに装備することによつて解
決することができる。ソケツトおよび他の工具付
属品ならびに延長バーを錠止するための機構は、
1981年6月5日付で出願された本出願人の米国特
許願第270733号に開示されている。
は、ソケツトを延長バーから外す場合は、単にソ
ケツトを引抜いて外すのであるが、その場合ソケ
ツトと一緒に延長バーをもスパナの駆動軸から引
抜いてしまわないようにしなければならない。し
かし、従来の玉止め金機構では、延長バーも一緒
に抜けてしまうことが多い。このような欠点は、
延長バーをスパナの駆動軸にしつかり固定するた
めの錠止機構をスパナに装備することによつて解
決することができる。ソケツトおよび他の工具付
属品ならびに延長バーを錠止するための機構は、
1981年6月5日付で出願された本出願人の米国特
許願第270733号に開示されている。
ここで述べる型式の延長バーは、ソケツトを通
常では接近しにくい部所へ突出させたい場合に用
いられる。そのような必要性は、他の機械部品に
よつて囲まれたナツト、ボルトまたはその他の部
品を備えており、延長バーとソケツトだけしか挿
入できない狭い作業空間を有しているような各種
機械について作業する場合にしばしば生じる。そ
のような場合、上端にはスパナの駆動軸に対して
駆動関係に固定されるようになされた適当な凹部
を有し、下端にはソケツトまたは他の工具付属品
を受容するための駆動軸を有する適当な長さの延
長バーが必要とされる。
常では接近しにくい部所へ突出させたい場合に用
いられる。そのような必要性は、他の機械部品に
よつて囲まれたナツト、ボルトまたはその他の部
品を備えており、延長バーとソケツトだけしか挿
入できない狭い作業空間を有しているような各種
機械について作業する場合にしばしば生じる。そ
のような場合、上端にはスパナの駆動軸に対して
駆動関係に固定されるようになされた適当な凹部
を有し、下端にはソケツトまたは他の工具付属品
を受容するための駆動軸を有する適当な長さの延
長バーが必要とされる。
従つて、この種の延長バーを使用する工具の分
野において、ソケツトおよび他の工具付属品を延
長バーの駆動軸部分に容易に装着し、しつかりと
保持し、偶発的な解放を防止するように確実に錠
止し、しかも迅速に取外すことを可能にする安価
で、信頼性が高く、製造の容易な機構を求める要
望がある。
野において、ソケツトおよび他の工具付属品を延
長バーの駆動軸部分に容易に装着し、しつかりと
保持し、偶発的な解放を防止するように確実に錠
止し、しかも迅速に取外すことを可能にする安価
で、信頼性が高く、製造の容易な機構を求める要
望がある。
本発明は、延長バーに使用するのに特に適して
いるが、それに限定されるものではなく、例えば
ラチエツト式スパナ、「スピード」スパナ、およ
びTバー型スパナなどを含むいろいろな種類のス
パナおよびその他の工具付属品に適用することが
できる。
いるが、それに限定されるものではなく、例えば
ラチエツト式スパナ、「スピード」スパナ、およ
びTバー型スパナなどを含むいろいろな種類のス
パナおよびその他の工具付属品に適用することが
できる。
本発明の目的は、ソケツトまたは他の工具付属
品をスパナに容易に取付け、偶発的に外れること
がないようにスパナ上に作動可能状態にしつかり
と保持し、しかも、使用者の意志に応じて迅速、
かつ、容易に取外すことを可能にする機構を提供
することである。
品をスパナに容易に取付け、偶発的に外れること
がないようにスパナ上に作動可能状態にしつかり
と保持し、しかも、使用者の意志に応じて迅速、
かつ、容易に取外すことを可能にする機構を提供
することである。
本発明の他の機構は、スパナに使用される型式
の延長バーの駆動軸部分に容易に適用されるよう
に構成した上記機構を提供することである。
の延長バーの駆動軸部分に容易に適用されるよう
に構成した上記機構を提供することである。
本発明の他の目的は、スパナの延長バーの駆動
軸部分をソケツトまたは他の工具付属品の駆動軸
受入れ開口内へ挿入し、最終取付位置にまで押込
むという簡単な操作によつてソケツトまたは他の
工具付属品をスパナまたはその延長バーに取付
け、かつ、そのような簡単な挿入操作によつてソ
ケツトまたは他の工具付属品を錠止し、従来の玉
止め金機構の場合のように単に引張る力だけでは
抜出ることがないように保持する機構を提供する
ことである。本発明の機構によれば、ソケツトま
たは他の工具付属品を駆動軸に通常の態様で押込
む簡単な操作によつて自動的に確実に固定するこ
とができる。
軸部分をソケツトまたは他の工具付属品の駆動軸
受入れ開口内へ挿入し、最終取付位置にまで押込
むという簡単な操作によつてソケツトまたは他の
工具付属品をスパナまたはその延長バーに取付
け、かつ、そのような簡単な挿入操作によつてソ
ケツトまたは他の工具付属品を錠止し、従来の玉
止め金機構の場合のように単に引張る力だけでは
抜出ることがないように保持する機構を提供する
ことである。本発明の機構によれば、ソケツトま
たは他の工具付属品を駆動軸に通常の態様で押込
む簡単な操作によつて自動的に確実に固定するこ
とができる。
本発明の叙上およびその他の目的、特徴ならび
に利点は、添付図を参照して記述した以下の説明
から一層明瞭になろう。
に利点は、添付図を参照して記述した以下の説明
から一層明瞭になろう。
本発明は、ハンドルと、ヘツドと、ソケツトな
どの交換工具付属品を取付けるための断面正方形
または六角形の駆動軸と、該駆動軸に取付けら
れ、ソケツトまたは他の工具付属品を受容するた
めの駆動軸部分を下方端に有している延長バーと
を備えた通常の手持ちラチエツト式ボツクススパ
ナに適用した場合について説明する。
どの交換工具付属品を取付けるための断面正方形
または六角形の駆動軸と、該駆動軸に取付けら
れ、ソケツトまたは他の工具付属品を受容するた
めの駆動軸部分を下方端に有している延長バーと
を備えた通常の手持ちラチエツト式ボツクススパ
ナに適用した場合について説明する。
本発明の一実施例においては、スパナの駆動軸
またはその延長バーにその一側から他側まで貫通
した斜めの孔または開口を穿設し、その孔に該駆
動軸の両側から突出するのに十分な長さのピンを
摺動自在に装着し、該ピンをばねにより下向きに
偏倚させる(押しつけるか、あるいは引きつけ
る)。ソケツトまたは他の付属品を駆動軸上に所
定位置に取付けたとき、上記ピンの上端は該ソケ
ツトまたは付属品の上端より上方の部位で駆動軸
の外面から外方へ突出し、ピンの下端は、ソケツ
トまたは付属品の駆動軸受容凹部内の特定部位で
駆動軸の外面から突出し、適正に製造されたソケ
ツトまたは付属品に形成されている慣用の玉受入
れ凹部内に突入するように、該孔およびピンを斜
めに配向する。更に、ソケツトまたは付属品をス
パナの駆動軸または延長バーの駆動軸上へ押込
み、ソケツトまたは付属品の上縁が上記ピンの下
面にカム作用力を及ぼしたとき、その力が該ピン
を前記孔内を軸方向上方へ押上げるのに十分な力
となるように、該孔およびピンの斜め角度を定め
る。このようにピンが押上げられ引込められるこ
とにより、ソケツトまたは付属品の上端を該ピン
を越えて通過させ、駆動軸との取付け嵌合関係に
もたらすことができるようにする。
またはその延長バーにその一側から他側まで貫通
した斜めの孔または開口を穿設し、その孔に該駆
動軸の両側から突出するのに十分な長さのピンを
摺動自在に装着し、該ピンをばねにより下向きに
偏倚させる(押しつけるか、あるいは引きつけ
る)。ソケツトまたは他の付属品を駆動軸上に所
定位置に取付けたとき、上記ピンの上端は該ソケ
ツトまたは付属品の上端より上方の部位で駆動軸
の外面から外方へ突出し、ピンの下端は、ソケツ
トまたは付属品の駆動軸受容凹部内の特定部位で
駆動軸の外面から突出し、適正に製造されたソケ
ツトまたは付属品に形成されている慣用の玉受入
れ凹部内に突入するように、該孔およびピンを斜
めに配向する。更に、ソケツトまたは付属品をス
パナの駆動軸または延長バーの駆動軸上へ押込
み、ソケツトまたは付属品の上縁が上記ピンの下
面にカム作用力を及ぼしたとき、その力が該ピン
を前記孔内を軸方向上方へ押上げるのに十分な力
となるように、該孔およびピンの斜め角度を定め
る。このようにピンが押上げられ引込められるこ
とにより、ソケツトまたは付属品の上端を該ピン
を越えて通過させ、駆動軸との取付け嵌合関係に
もたらすことができるようにする。
更に、上記孔およびピンの傾斜角によつては、
ピンがソケツトまたは付属品を偶発的に解放する
ような、ピンの軸線方向に上向きの力を及ぼすカ
ム作用がソケツトの内側面とピンとの間に生じる
可能性があるが、本発明によれば、そのようなカ
ム作用が生じないようにピンの内端の側面を賦形
する。従つて、ソケツトは、一旦所定位置に取付
けられたならば、使用者がピンを外方へ移動させ
てソケツトを解放させない限り、駆動軸にしつか
りと積極的に錠止される。実際、ソケツトに下向
きの力が加えられると、ソケツトの内側面がピン
の接触部分に圧接され、その結果、ピンが一層強
く上記孔の下側の面に圧接され、それによつてソ
ケツトまたは付属品を駆動軸に一層強く錠止す
る。
ピンがソケツトまたは付属品を偶発的に解放する
ような、ピンの軸線方向に上向きの力を及ぼすカ
ム作用がソケツトの内側面とピンとの間に生じる
可能性があるが、本発明によれば、そのようなカ
ム作用が生じないようにピンの内端の側面を賦形
する。従つて、ソケツトは、一旦所定位置に取付
けられたならば、使用者がピンを外方へ移動させ
てソケツトを解放させない限り、駆動軸にしつか
りと積極的に錠止される。実際、ソケツトに下向
きの力が加えられると、ソケツトの内側面がピン
の接触部分に圧接され、その結果、ピンが一層強
く上記孔の下側の面に圧接され、それによつてソ
ケツトまたは付属品を駆動軸に一層強く錠止す
る。
上述のようなばね作用ピンを使用する本発明の
実施例においては、上記カム作用および錠止作用
を制御するための上記特定の構造的特徴部分の位
置を維持するために孔内でのピンの回動を防止す
るための適当な回り止め手段を設ける。
実施例においては、上記カム作用および錠止作用
を制御するための上記特定の構造的特徴部分の位
置を維持するために孔内でのピンの回動を防止す
るための適当な回り止め手段を設ける。
上記斜め配置の孔およびピン構成を用いるが、
ばねを使用しない本発明の別の実施例では、ピン
を回転させてピンの内端の2つの異る側面を利用
し、一方の側面はソケツトを駆動軸に対して自由
に着脱するのを可能にし、他方の側面は、ソケツ
トを一旦駆動軸に取付けたならば、解放されない
ように錠止するように構成する。この実施例では
更に、ピンをどちらの選択位置にも錠止するため
の手段を設ける。
ばねを使用しない本発明の別の実施例では、ピン
を回転させてピンの内端の2つの異る側面を利用
し、一方の側面はソケツトを駆動軸に対して自由
に着脱するのを可能にし、他方の側面は、ソケツ
トを一旦駆動軸に取付けたならば、解放されない
ように錠止するように構成する。この実施例では
更に、ピンをどちらの選択位置にも錠止するため
の手段を設ける。
本発明の更に他の実施例では、スパナの駆動軸
または延長バーの上記斜めの孔内に枢動自在のレ
バーを装着し、そのレバーを、ばね作用により、
該レバーの内端がソケツトと錠止係合する位置へ
押しつけるようにし、必要なときにはレバーを手
で移動させてソケツトを迅速に解放させることが
できるようにする。
または延長バーの上記斜めの孔内に枢動自在のレ
バーを装着し、そのレバーを、ばね作用により、
該レバーの内端がソケツトと錠止係合する位置へ
押しつけるようにし、必要なときにはレバーを手
で移動させてソケツトを迅速に解放させることが
できるようにする。
本発明の如ましい実施例は第1〜5図に示され
ている。この実施例では、本発明は、上端にスパ
ナ16の駆動軸14を受入れるようになされた四
角形の開口12を有する延長バー10に適用され
たものとして例示されている。スパナ16は、ヘ
ツド17と手操作ハンドル18を有している。延
長バー10は、任意所望の長さであつてよく、実
用上は、いろいろな長さの複数の交換用延長バー
を用意し、使用者は、いつでも所望の長さの延長
バーを選んで使用することができるようにすると
ともに、1本の短い延長バーを、それが必要とさ
れるとき以外は常時在来のスパナ上に保持してお
き、操作の便宜と融通性が増大されるようにする
ことができる。延長バー10の下端には、駆動軸
部分20を設ける。駆動軸部分20は、図示の実
施例では断面四角形であるが、他の任意の非円形
形状とすることができ、ソケツト22または他の
工具付属品に嵌入し、それと駆動連結するように
構成する。
ている。この実施例では、本発明は、上端にスパ
ナ16の駆動軸14を受入れるようになされた四
角形の開口12を有する延長バー10に適用され
たものとして例示されている。スパナ16は、ヘ
ツド17と手操作ハンドル18を有している。延
長バー10は、任意所望の長さであつてよく、実
用上は、いろいろな長さの複数の交換用延長バー
を用意し、使用者は、いつでも所望の長さの延長
バーを選んで使用することができるようにすると
ともに、1本の短い延長バーを、それが必要とさ
れるとき以外は常時在来のスパナ上に保持してお
き、操作の便宜と融通性が増大されるようにする
ことができる。延長バー10の下端には、駆動軸
部分20を設ける。駆動軸部分20は、図示の実
施例では断面四角形であるが、他の任意の非円形
形状とすることができ、ソケツト22または他の
工具付属品に嵌入し、それと駆動連結するように
構成する。
ソケツト22は、慣用の構造のものであり、駆
動軸受入れ中央開口23を有している。ソケツト
22の四角形または他の非円形の開口23の内側
面(好ましくはすべての内側面)には、在来のス
パナなどに使用するときはばね押し玉止め金機構
の玉を受容する役割を果すが、本発明においては
その保持および錠止手段を受入れる役割を果す凹
部24を形成する。
動軸受入れ中央開口23を有している。ソケツト
22の四角形または他の非円形の開口23の内側
面(好ましくはすべての内側面)には、在来のス
パナなどに使用するときはばね押し玉止め金機構
の玉を受容する役割を果すが、本発明においては
その保持および錠止手段を受入れる役割を果す凹
部24を形成する。
図に示されるように、延長バー10の下方部分
には、ピン30を摺動自在に受容する大きさとし
た斜め配向の孔または開口26を穿設する。ピン
30は、その下端が第3および4図に示されるよ
うにソケツトの凹部24内に突入したときでも、
ピンの上端が延長バーの外面から突出するような
長さとする。
には、ピン30を摺動自在に受容する大きさとし
た斜め配向の孔または開口26を穿設する。ピン
30は、その下端が第3および4図に示されるよ
うにソケツトの凹部24内に突入したときでも、
ピンの上端が延長バーの外面から突出するような
長さとする。
ピン30の上端には、それより上の延長バー1
0の外周に巻装したコイルばね34の下端を受入
れるための横穴32を穿設する。コイルばねの上
端は、延長バーに設けた開口36に係止する。コ
イルばね34の下方の2巻きをピン30の貫通横
穴32を完全に通して挿通するのが好ましい。コ
イルばね34は、膨腸ばね(即ち圧縮ばね)であ
り、ピン30の上端に下向き押圧力を及ぼすよう
に付勢されている。
0の外周に巻装したコイルばね34の下端を受入
れるための横穴32を穿設する。コイルばねの上
端は、延長バーに設けた開口36に係止する。コ
イルばね34の下方の2巻きをピン30の貫通横
穴32を完全に通して挿通するのが好ましい。コ
イルばね34は、膨腸ばね(即ち圧縮ばね)であ
り、ピン30の上端に下向き押圧力を及ぼすよう
に付勢されている。
この実施例のばね34は、ピン30のための軸
方向の停止体の役割、該ピンのための回り止めの
役割、ピンをソケツト22から引抜いてソケツト
を解放するためのハンドルの役割、ソケツトを最
初に延長バーに錠止し、保持するための力の源、
およびピンの摩耗分を自動的に補償するための手
段を提供することを含む多重機能を有している。
更に、この実施例でのばね34の使用は、本発明
が適用される延長バーまたはその他の工具のため
の最小限の円周輪郭を保証する。
方向の停止体の役割、該ピンのための回り止めの
役割、ピンをソケツト22から引抜いてソケツト
を解放するためのハンドルの役割、ソケツトを最
初に延長バーに錠止し、保持するための力の源、
およびピンの摩耗分を自動的に補償するための手
段を提供することを含む多重機能を有している。
更に、この実施例でのばね34の使用は、本発明
が適用される延長バーまたはその他の工具のため
の最小限の円周輪郭を保証する。
ピン30の下端の下側面には、延長バー10を
第1図に示されるように開口23内へと下方へ挿
入したとき開口23の上縁40に接触し、延長バ
ーを第2図に示される位置にまで更に挿入したと
きピン30を上向き内方へ押込む作用をする丸味
付カム表面38を形成する。かくして、ソケツト
22を第1〜3図に示されるようにその駆動軸受
入れ開口23を上に向けて表面42上に支持した
ならば、操作者は延長バー(スパナに駆動関係に
取付けた状態であつても、取付けてない状態であ
つてもよい)の下端をソケツトの開口23の上端
内へ挿入し、単に延長バーを下方へ押込めば、ピ
ン30がその下端のカム表面38とソケツトの上
縁40とのカム係合によつて上方へ押込まれ、そ
れによつて延長バーは第3図に示される最終位置
に達するまで自由に下方へ移動することができ
る。
第1図に示されるように開口23内へと下方へ挿
入したとき開口23の上縁40に接触し、延長バ
ーを第2図に示される位置にまで更に挿入したと
きピン30を上向き内方へ押込む作用をする丸味
付カム表面38を形成する。かくして、ソケツト
22を第1〜3図に示されるようにその駆動軸受
入れ開口23を上に向けて表面42上に支持した
ならば、操作者は延長バー(スパナに駆動関係に
取付けた状態であつても、取付けてない状態であ
つてもよい)の下端をソケツトの開口23の上端
内へ挿入し、単に延長バーを下方へ押込めば、ピ
ン30がその下端のカム表面38とソケツトの上
縁40とのカム係合によつて上方へ押込まれ、そ
れによつて延長バーは第3図に示される最終位置
に達するまで自由に下方へ移動することができ
る。
この最終位置では、ソケツト22は、延長バー
の駆動軸部分20に積極的に錠止され、偶発的に
外れることもなく、また第4図に示されるように
指で掴んで延長バーの端部から引抜くこともでき
ない。ソケツトの解放は、操作者が第5図に示さ
れるようにワイヤコイルばね34の下方ループを
掴み、ばね34およびピン30を矢印の方向に持
上げることによつてのみ可能とされる。ソケツト
22の内側面の凹部24の壁面によつてピン30
の端部に及ぼされる力が、ピン30を軸方向上方
へ押上げようとする軸方向の力成分を創生するこ
とができないように斜め孔26の傾斜角を設定し
たことにより錠止作用が得られる。孔26の角度
は、凹部24の壁面によつてピンの下端に及ぼさ
れる力が、むしろ、ピンの下端を孔26の底壁に
一層強く摩擦係合するように下方へ移動させよう
とする働きをするように定める。ピン30とソケ
ツト22の凹部24の壁面との間のカム作用を最
少限にするために、ピン30の下端の上側面に段
44を形成し、上記錠止作用を更に確実にする。
の駆動軸部分20に積極的に錠止され、偶発的に
外れることもなく、また第4図に示されるように
指で掴んで延長バーの端部から引抜くこともでき
ない。ソケツトの解放は、操作者が第5図に示さ
れるようにワイヤコイルばね34の下方ループを
掴み、ばね34およびピン30を矢印の方向に持
上げることによつてのみ可能とされる。ソケツト
22の内側面の凹部24の壁面によつてピン30
の端部に及ぼされる力が、ピン30を軸方向上方
へ押上げようとする軸方向の力成分を創生するこ
とができないように斜め孔26の傾斜角を設定し
たことにより錠止作用が得られる。孔26の角度
は、凹部24の壁面によつてピンの下端に及ぼさ
れる力が、むしろ、ピンの下端を孔26の底壁に
一層強く摩擦係合するように下方へ移動させよう
とする働きをするように定める。ピン30とソケ
ツト22の凹部24の壁面との間のカム作用を最
少限にするために、ピン30の下端の上側面に段
44を形成し、上記錠止作用を更に確実にする。
図示の実施例では、ピン30の断面およくそれ
を受容する孔26の断面は円形であるが、この場
合は、ピン30をばね34の端部に取付けること
によつて孔26内でのピン30の回転が防止され
ている。ただし、ピン30および孔26を四角形
または他の非円形とし、それによつてピンを回転
しないように保持することもできる。図示の実施
例では、ソケツトを延長バーの駆動軸部分に取付
けたとき、企図されたカム作用を確保し、ソケツ
トの錠止状態を保持するようにピン30の下端の
上側と下側の位置を正しく保持するためにピン3
0の回転を防止することは重要である。
を受容する孔26の断面は円形であるが、この場
合は、ピン30をばね34の端部に取付けること
によつて孔26内でのピン30の回転が防止され
ている。ただし、ピン30および孔26を四角形
または他の非円形とし、それによつてピンを回転
しないように保持することもできる。図示の実施
例では、ソケツトを延長バーの駆動軸部分に取付
けたとき、企図されたカム作用を確保し、ソケツ
トの錠止状態を保持するようにピン30の下端の
上側と下側の位置を正しく保持するためにピン3
0の回転を防止することは重要である。
本発明を延長バー10に適用する場合、延長バ
ーの上端12には、図示のように四角形または他
の非円形の中央開口46を設け、スパナ16の駆
動軸14に嵌合させ、該駆動軸によつて延長バー
10を駆動(回転)させることができるようにす
る。更に、開口46の各平坦な内側面には、在来
のスパナに使用する場合、スパナの駆動軸をソケ
ツトに取付けるのに一般に使用されているばね押
し式玉止め金の玉を受入れるようにした凹部48
を形成する。
ーの上端12には、図示のように四角形または他
の非円形の中央開口46を設け、スパナ16の駆
動軸14に嵌合させ、該駆動軸によつて延長バー
10を駆動(回転)させることができるようにす
る。更に、開口46の各平坦な内側面には、在来
のスパナに使用する場合、スパナの駆動軸をソケ
ツトに取付けるのに一般に使用されているばね押
し式玉止め金の玉を受入れるようにした凹部48
を形成する。
本発明の延長バーは、慣用のスパナに使用する
場合には、慣用のソケツトと交換することを企図
したものであるから、スパナの駆動軸に取付ける
本発明の延長バーの上端は、慣用のソケツトとす
べての点で同様である。
場合には、慣用のソケツトと交換することを企図
したものであるから、スパナの駆動軸に取付ける
本発明の延長バーの上端は、慣用のソケツトとす
べての点で同様である。
上述の延長バーと共に使用するためのものとし
て第1図に例示されたスパナは、1981年6月5日
に出願された本出願人の米国特許願第270733号に
記載された型式のものである。
て第1図に例示されたスパナは、1981年6月5日
に出願された本出願人の米国特許願第270733号に
記載された型式のものである。
上記特許願に記載されているように、スパナ
は、本出願人の米国特許願第3208318号に記載さ
れた態様でソケツトを迅速に解放することがで
き、しかも、スパナの駆動軸からのソケツトの偶
発的な解放を防止する積極的な錠止能力を有して
いる。
は、本出願人の米国特許願第3208318号に記載さ
れた態様でソケツトを迅速に解放することがで
き、しかも、スパナの駆動軸からのソケツトの偶
発的な解放を防止する積極的な錠止能力を有して
いる。
即ち、第1図に示されるように、スパナの駆動
軸14は、上部に拡径部分を有し段部54を形成
するようにした軸方向の貫通開口52を備えてい
る。開口52内には、摺動かつ回転自在のピン5
6が配設されており、該ピンの下方円筒状表面に
形成された凹部は、図に示されるように、そして
上記米国特許願に詳述されているように特殊な輪
郭を有している。このような1つの凹部は、ピン
56がばね押し上方位置にあるときは玉50をソ
ケツト取付係合位置に保持し、ピン56が手で下
方へ押下げられると、玉50を解放する働きを
し、ピン56が所定角度だけ回されると、他の1
つの凹部が玉50をソケツトに対して錠止接触状
態に保持する。ピンがこのように玉を錠止する
と、それによつてピンは、玉によつて下方へ動か
ないように錠止される。
軸14は、上部に拡径部分を有し段部54を形成
するようにした軸方向の貫通開口52を備えてい
る。開口52内には、摺動かつ回転自在のピン5
6が配設されており、該ピンの下方円筒状表面に
形成された凹部は、図に示されるように、そして
上記米国特許願に詳述されているように特殊な輪
郭を有している。このような1つの凹部は、ピン
56がばね押し上方位置にあるときは玉50をソ
ケツト取付係合位置に保持し、ピン56が手で下
方へ押下げられると、玉50を解放する働きを
し、ピン56が所定角度だけ回されると、他の1
つの凹部が玉50をソケツトに対して錠止接触状
態に保持する。ピンがこのように玉を錠止する
と、それによつてピンは、玉によつて下方へ動か
ないように錠止される。
ピン56の上端部分には、コイルばね58装着
されており、ばねの下端は段部54に座着させ、
ばねの上端は、ピン50の一部として形成された
カラー60の下面に圧接させてある。ばね58
は、膨腸ばねであり、カラー60を上向きに押圧
し、常態においてはピン50をカラー60と共に
上昇位置に保持し、カラーを押え板62に圧接さ
せ、それによつて各部品を組立状態に保持する。
ピン50は、更に、板62を貫通して上向きに突
出した操作つまみ64を備えている。つまみ64
は、ピンが1つの回転角度位置におかれていると
き手で押込むことができるようになされており、
迅速解放機構の旋錠および解錠を行うために所定
量だけ容易に回すことができる。
されており、ばねの下端は段部54に座着させ、
ばねの上端は、ピン50の一部として形成された
カラー60の下面に圧接させてある。ばね58
は、膨腸ばねであり、カラー60を上向きに押圧
し、常態においてはピン50をカラー60と共に
上昇位置に保持し、カラーを押え板62に圧接さ
せ、それによつて各部品を組立状態に保持する。
ピン50は、更に、板62を貫通して上向きに突
出した操作つまみ64を備えている。つまみ64
は、ピンが1つの回転角度位置におかれていると
き手で押込むことができるようになされており、
迅速解放機構の旋錠および解錠を行うために所定
量だけ容易に回すことができる。
図示のスパナは、慣用の操作レバー66を有す
るラチエツト型スパナであるが、他の任意の型式
のものであつてよい。しかしながら、第1図に示
されるスパナと延長バーを一緒に使用する場合
は、延長バー10とソケツト22が、いずれも、
偶発的な、または意図しない離脱を防止するよう
に錠止することができ、しかも、必要なときには
簡単な片手操作によつて容易に解錠し、迅速に解
放することができる機構によつてそれぞれの関連
する駆動軸部分に取付けられる。また、この延長
バーとソケツトの組合せでは、どちらか一方の部
品を外して、他方の部品を取付けたままにしてお
くことができる。即ち、ソケツト22だけを延長
バー10から外して、延長バーはスパナの駆動軸
14から外さないで取付けたままにしておくこと
もでき、あるいは逆に延長バーをスパナの駆動軸
から外し、ソケツトを延長バーに取付けたままに
しておくこともできる。
るラチエツト型スパナであるが、他の任意の型式
のものであつてよい。しかしながら、第1図に示
されるスパナと延長バーを一緒に使用する場合
は、延長バー10とソケツト22が、いずれも、
偶発的な、または意図しない離脱を防止するよう
に錠止することができ、しかも、必要なときには
簡単な片手操作によつて容易に解錠し、迅速に解
放することができる機構によつてそれぞれの関連
する駆動軸部分に取付けられる。また、この延長
バーとソケツトの組合せでは、どちらか一方の部
品を外して、他方の部品を取付けたままにしてお
くことができる。即ち、ソケツト22だけを延長
バー10から外して、延長バーはスパナの駆動軸
14から外さないで取付けたままにしておくこと
もでき、あるいは逆に延長バーをスパナの駆動軸
から外し、ソケツトを延長バーに取付けたままに
しておくこともできる。
また、操作つまみ64を押回しすることによつ
て行う上記スパナ解放機構の施錠および解錠は、
片手操作で容易に行うことができることに注目す
べきである。同様に、本発明は、スパナの駆動軸
に適用した場合でも、延長バーの駆動軸部分に適
用した場合でも、解錠および引抜き操作は、簡単
な片手操作で行うことができる。即ち、スパナを
片手の手の平で保持したまま、その同じ片手の2
本の指をばね34の両側に当てがうようにして下
方に伸ばし、ばね34とピン30をつまみ上げれ
ばよい(第5図)。
て行う上記スパナ解放機構の施錠および解錠は、
片手操作で容易に行うことができることに注目す
べきである。同様に、本発明は、スパナの駆動軸
に適用した場合でも、延長バーの駆動軸部分に適
用した場合でも、解錠および引抜き操作は、簡単
な片手操作で行うことができる。即ち、スパナを
片手の手の平で保持したまま、その同じ片手の2
本の指をばね34の両側に当てがうようにして下
方に伸ばし、ばね34とピン30をつまみ上げれ
ばよい(第5図)。
第6〜7図には本発明の変型実施例が示されて
いる。この実施例では、斜め配向の摺動自在ピン
およびそれに連関したコイルばねは、先の実施例
のものと同じであるが、それに加えてばね34お
よびピン30の上端を覆うための保護スリーブ7
0を設けてある。この保護スリーブには、その内
側にピン30の上下動を受入れるための空間を画
定するように外方に張出した部分72を設けるこ
とが好ましい。またスリーブの上端および下端
は、内方へ折曲げでフランジ74,76を形成
し、スリーブ内の空間の密閉度を良好にし、スリ
ーブの動きを案内するようにすることが好まし
い。スリーブ70を用いた場合は、底部フランジ
76が一種のカラーの役割を果し、操作者が指で
上方へつまみ上げる際に指係合部を提供する。ス
リーブが回転するのを防止し、かつ、スリーブの
軸方向の移動をよりよく案内するために、延長バ
ー10に形成した溝80に沿つて移動する舌片7
8を設けることができる。
いる。この実施例では、斜め配向の摺動自在ピン
およびそれに連関したコイルばねは、先の実施例
のものと同じであるが、それに加えてばね34お
よびピン30の上端を覆うための保護スリーブ7
0を設けてある。この保護スリーブには、その内
側にピン30の上下動を受入れるための空間を画
定するように外方に張出した部分72を設けるこ
とが好ましい。またスリーブの上端および下端
は、内方へ折曲げでフランジ74,76を形成
し、スリーブ内の空間の密閉度を良好にし、スリ
ーブの動きを案内するようにすることが好まし
い。スリーブ70を用いた場合は、底部フランジ
76が一種のカラーの役割を果し、操作者が指で
上方へつまみ上げる際に指係合部を提供する。ス
リーブが回転するのを防止し、かつ、スリーブの
軸方向の移動をよりよく案内するために、延長バ
ー10に形成した溝80に沿つて移動する舌片7
8を設けることができる。
第8〜9図は、本発明の更に別の実施例を示
す。先の実施例の場合と同様に、この実施例もス
パナの延長バーに適用したものとして示されてい
る。
す。先の実施例の場合と同様に、この実施例もス
パナの延長バーに適用したものとして示されてい
る。
この実施例では、延長バー90は、その下端に
ソケツトまたは他の工具を駆動連結するための四
角形または他の非円形の駆動軸部分92を有して
おり、該バーのソケツト係合部より上の位置から
ソケツト係合部の内部の位置にまで斜めに貫通し
た孔94を有している。孔94は、その上方部分
を拡大して段95を形成するようにすることが好
ましい。孔94内にはピン96を摺動自在に装着
する。ピン96は、その両端の間の中間部位に外
周溝91を有している。溝91は、ピン96を下
方へ押圧する膨腸コイルばね98の下端を支持す
るための座部の役割を果すリング状フランジ93
を収容するためのものである。ばね98の上端
は、延長バー90の一部分を囲包してピン96収
容部分を覆うスリーブ99によつて孔94の上方
部分内に保持されるようにする。ばね98は、孔
94内に圧縮状態で保持される。ピン96は、孔
94の軸線と交差する部位でスリーブ99に設け
られた開口を摺動自在に貫通して突出している。
ソケツトまたは他の工具を駆動連結するための四
角形または他の非円形の駆動軸部分92を有して
おり、該バーのソケツト係合部より上の位置から
ソケツト係合部の内部の位置にまで斜めに貫通し
た孔94を有している。孔94は、その上方部分
を拡大して段95を形成するようにすることが好
ましい。孔94内にはピン96を摺動自在に装着
する。ピン96は、その両端の間の中間部位に外
周溝91を有している。溝91は、ピン96を下
方へ押圧する膨腸コイルばね98の下端を支持す
るための座部の役割を果すリング状フランジ93
を収容するためのものである。ばね98の上端
は、延長バー90の一部分を囲包してピン96収
容部分を覆うスリーブ99によつて孔94の上方
部分内に保持されるようにする。ばね98は、孔
94内に圧縮状態で保持される。ピン96は、孔
94の軸線と交差する部位でスリーブ99に設け
られた開口を摺動自在に貫通して突出している。
ピン96の外端には操作つまみ97を設ける。
操作者は、このつまみをつまんでピン96をばね
98の作用に抗して外方上向きに引張り、ピンの
下端を延長バーの駆動軸部分の外周面から内方へ
引込め、それによつて延長バーとソケツトを離脱
させることができる。ピン96の下端は、第1図
に示されたピン30のそれと同じように形成して
あり、その錠止および解放作用は、先に述べたも
のとすべての点で同じである。
操作者は、このつまみをつまんでピン96をばね
98の作用に抗して外方上向きに引張り、ピンの
下端を延長バーの駆動軸部分の外周面から内方へ
引込め、それによつて延長バーとソケツトを離脱
させることができる。ピン96の下端は、第1図
に示されたピン30のそれと同じように形成して
あり、その錠止および解放作用は、先に述べたも
のとすべての点で同じである。
第9図は、ピン96が引張り上げられてその下
端がソケツトを解放する位置にあるところを示
す。ソケツトを延長バーに取付ける場合は、ピン
96を第9図に示されるように持上げた状態で延
長バーの駆動軸部分をソケツト内に挿入し、ピン
を放せば、ばね98がピンを最下方位置へ戻し、
それによつてソケツトを錠止する。ただし、延長
バーの駆動軸部分を、ピン96を持上げずに、ソ
ケツト内へ挿入することができる。その場合は、
第1図に示されるように、ピンの下端の下側カム
表面がソケツトの開口の上縁に係合してピンを押
上げ引込める作用をするのでピンを手で持上げる
必要がない。
端がソケツトを解放する位置にあるところを示
す。ソケツトを延長バーに取付ける場合は、ピン
96を第9図に示されるように持上げた状態で延
長バーの駆動軸部分をソケツト内に挿入し、ピン
を放せば、ばね98がピンを最下方位置へ戻し、
それによつてソケツトを錠止する。ただし、延長
バーの駆動軸部分を、ピン96を持上げずに、ソ
ケツト内へ挿入することができる。その場合は、
第1図に示されるように、ピンの下端の下側カム
表面がソケツトの開口の上縁に係合してピンを押
上げ引込める作用をするのでピンを手で持上げる
必要がない。
第10〜11図を参照すると、本発明の更に別
の実施例が示されている。この実施例の構造は、
異る型式のばねが用いられている点を除いては第
8〜9図のものと実質的に同じである。ピン10
0は、全長に亘つて均一な直径の斜めの孔102
内に摺動自在に装着されており、ばね受容開口1
05を有している。更に、図示のように延長バー
にも、開口105と補完関係をなすばね受容開口
106が設けられている。開口105と106と
は、協同して引張ばね108を収容するための室
を画定する。ばね108の一端は、保持手段10
7によつて延長バーに取付けられ、他端は保持手
段109によつてピン100に取付けられてい
る。この実施例の機構は、膨腸ばねの代りに圧縮
ばねが用いられている点を除いては、第8〜9図
の実施例のものと全く同様の態様で機能する。
の実施例が示されている。この実施例の構造は、
異る型式のばねが用いられている点を除いては第
8〜9図のものと実質的に同じである。ピン10
0は、全長に亘つて均一な直径の斜めの孔102
内に摺動自在に装着されており、ばね受容開口1
05を有している。更に、図示のように延長バー
にも、開口105と補完関係をなすばね受容開口
106が設けられている。開口105と106と
は、協同して引張ばね108を収容するための室
を画定する。ばね108の一端は、保持手段10
7によつて延長バーに取付けられ、他端は保持手
段109によつてピン100に取付けられてい
る。この実施例の機構は、膨腸ばねの代りに圧縮
ばねが用いられている点を除いては、第8〜9図
の実施例のものと全く同様の態様で機能する。
第12〜14図は、回転ピンを用いた場合の本
発明の実施例を示す。この実施例ではばねは不要
である。駆動軸に穿設した斜め配向の孔110に
回転自在のピン112を挿入する。ピン112の
軸方向運動は、駆動軸に挿通し、ピン114の周
溝114内に接線方向に嵌合させたねじ(図示せ
ず)またはそれに類する手段によつて防止する。
ねじ113は、ピン112の自由な回転を許すよ
うに周溝114に対して十分なクリアランスをと
るようにする。
発明の実施例を示す。この実施例ではばねは不要
である。駆動軸に穿設した斜め配向の孔110に
回転自在のピン112を挿入する。ピン112の
軸方向運動は、駆動軸に挿通し、ピン114の周
溝114内に接線方向に嵌合させたねじ(図示せ
ず)またはそれに類する手段によつて防止する。
ねじ113は、ピン112の自由な回転を許すよ
うに周溝114に対して十分なクリアランスをと
るようにする。
ピン112の下端には、ピンの1つの回転角度
位置において駆動軸の外周面から突出し、隣接す
るソケツトの内側面に形成された凹部に係合して
該ソケツトを延長バーに取付ける鼻状突部を提供
する斜め配向の表面111が形成されている(第
3図参照)。
位置において駆動軸の外周面から突出し、隣接す
るソケツトの内側面に形成された凹部に係合して
該ソケツトを延長バーに取付ける鼻状突部を提供
する斜め配向の表面111が形成されている(第
3図参照)。
しかしながら、ピンを第13図の位置から第1
4図の位置へ180゜回転させると、上記鼻状突部
は、駆動軸の外周面から内方へ引込められ、それ
によつてソケツトが解放され、重力によつて駆動
軸から落下する(第14図)。
4図の位置へ180゜回転させると、上記鼻状突部
は、駆動軸の外周面から内方へ引込められ、それ
によつてソケツトが解放され、重力によつて駆動
軸から落下する(第14図)。
更に、ピン112の上端には、例えばヒンジ1
16によつて枢着したハンドル115を設ける。
ハンドル115には、それに穿設した穴117
と、延長バーの側面に保持ボルト119によつて
固定されたばね指118の形の掛金とから成る錠
止手段を設け、ばね指118を穴117に挿入す
ることによつてハンドル115を錠止することが
できるようにすることが好ましい。
16によつて枢着したハンドル115を設ける。
ハンドル115には、それに穿設した穴117
と、延長バーの側面に保持ボルト119によつて
固定されたばね指118の形の掛金とから成る錠
止手段を設け、ばね指118を穴117に挿入す
ることによつてハンドル115を錠止することが
できるようにすることが好ましい。
第13図および第14図から分るように、ピン
112は、第12図に示されるようにハンドル1
15を解放して矢印で示されるように180゜回転さ
せることができ、ソケアト錠止位置(第13図)
にも、ソケツト解放位置(第14図)にもばね指
118によつて錠止することができる。即ち、ピ
ン112を所望の回転角度位置に回したならば、
ハンドル115をヒンジ116の周りに枢動させ
て穴117を掛金ばね118の上に整列させ、係
合させればよい。
112は、第12図に示されるようにハンドル1
15を解放して矢印で示されるように180゜回転さ
せることができ、ソケアト錠止位置(第13図)
にも、ソケツト解放位置(第14図)にもばね指
118によつて錠止することができる。即ち、ピ
ン112を所望の回転角度位置に回したならば、
ハンドル115をヒンジ116の周りに枢動させ
て穴117を掛金ばね118の上に整列させ、係
合させればよい。
第15図に示された本発明の更に別の実施例で
は、下端の駆動軸を有する延長バー120に穿設
した斜め配向のスロツト122にピボツトピン1
26によつて枢着したレバー124を設ける。レ
バー124は、圧縮ばね128によつて第15図
に実線で示される位置をとるように押圧されてい
る。ばね128の一端は、レバー124に設けた
開口130内に座着させ、他端はスロツト122
の対向表面に座着させる。レバーの上端132
は、延長バーの側面から突出させ、該上端には、
それをばね128の抵抗に抗して押下げる場合に
指を係合させるための鋸歯134を設けることが
できる。レバー124は、第15図に実線で示さ
れるソケツト錠止位置におかれたときは、レバー
の一部分136が駆動軸の外面から突出し、ソケ
ツトの内側面に設けられている凹部に錠止係合す
る。
は、下端の駆動軸を有する延長バー120に穿設
した斜め配向のスロツト122にピボツトピン1
26によつて枢着したレバー124を設ける。レ
バー124は、圧縮ばね128によつて第15図
に実線で示される位置をとるように押圧されてい
る。ばね128の一端は、レバー124に設けた
開口130内に座着させ、他端はスロツト122
の対向表面に座着させる。レバーの上端132
は、延長バーの側面から突出させ、該上端には、
それをばね128の抵抗に抗して押下げる場合に
指を係合させるための鋸歯134を設けることが
できる。レバー124は、第15図に実線で示さ
れるソケツト錠止位置におかれたときは、レバー
の一部分136が駆動軸の外面から突出し、ソケ
ツトの内側面に設けられている凹部に錠止係合す
る。
レバー124は、ソケツトに及ぼされる下向き
の力は該レバーを第15図でみて時計方向にスロ
ツト122の上面に圧接させる作用をするので、
ソケツトを確実に延長バーに錠止する働きをす
る。従つて、ソケツトは、下方に引張られても、
偶発的に解放されることはないが、操作者が意図
的にソケツトを解放するには、単にレバーの上端
を押下げればよい。
の力は該レバーを第15図でみて時計方向にスロ
ツト122の上面に圧接させる作用をするので、
ソケツトを確実に延長バーに錠止する働きをす
る。従つて、ソケツトは、下方に引張られても、
偶発的に解放されることはないが、操作者が意図
的にソケツトを解放するには、単にレバーの上端
を押下げればよい。
本発明は、第1図に示されたボツクススパナ以
外の、例えば16,17および18図にそれぞれ
示される他のいろいろな型式のスパナに適用する
ことができる。第16図に示されているのは、手
操作での回転を容易にするためのクランク部分1
42を有し、下端に第1図に示されたのと同様の
迅速解放式ソケツト取付機構を有するいわゆる
「スピード」スパナ140である。
外の、例えば16,17および18図にそれぞれ
示される他のいろいろな型式のスパナに適用する
ことができる。第16図に示されているのは、手
操作での回転を容易にするためのクランク部分1
42を有し、下端に第1図に示されたのと同様の
迅速解放式ソケツト取付機構を有するいわゆる
「スピード」スパナ140である。
第17図は、第1図のソケツト取付機構を、作
動軸150とハンドル152から成るTバー型ス
パナの下端に適用した例を示す。
動軸150とハンドル152から成るTバー型ス
パナの下端に適用した例を示す。
第18図は、駆動軸160と、ハンドル164
と、該ハンドルに沿つて摺動自在に嵌着されたヘ
ツド162とから成る別の型式のTバー型スパナ
を示す。この実施例では第8〜9図または第10
〜11図に示されたソケツト取付機構が用いられ
ている。
と、該ハンドルに沿つて摺動自在に嵌着されたヘ
ツド162とから成る別の型式のTバー型スパナ
を示す。この実施例では第8〜9図または第10
〜11図に示されたソケツト取付機構が用いられ
ている。
第19図は、本発明を延長バーにではなくラチ
エツト型スパナの駆動軸に直接適用した場合を示
す。この実施例では、ヘツド170およびハンド
ル172は、任意の慣用構造のものであつてよい
が、その駆動部分174は、慣用のものより僅か
に長くしてもよく、その下端にソケツトまたはそ
れに類する工具付属品178を受容するための駆
動軸176を設ける。この実施例は、ソケツトを
駆動軸176に嵌合させ、積極的な錠止作用によ
つて保持することを可能にし、第1図の機構に関
連して説明したようにばね180の下方の巻きと
ピン182を持上げることによつてソケツトを解
放することを可能にする。先に述べたように、こ
の操作は片手でスパナを保持したままで行うこと
ができる。
エツト型スパナの駆動軸に直接適用した場合を示
す。この実施例では、ヘツド170およびハンド
ル172は、任意の慣用構造のものであつてよい
が、その駆動部分174は、慣用のものより僅か
に長くしてもよく、その下端にソケツトまたはそ
れに類する工具付属品178を受容するための駆
動軸176を設ける。この実施例は、ソケツトを
駆動軸176に嵌合させ、積極的な錠止作用によ
つて保持することを可能にし、第1図の機構に関
連して説明したようにばね180の下方の巻きと
ピン182を持上げることによつてソケツトを解
放することを可能にする。先に述べたように、こ
の操作は片手でスパナを保持したままで行うこと
ができる。
第8〜15図に示されたソケツト取付機構も、
第19図に示されるTバー型スパナに適用するこ
とができる。
第19図に示されるTバー型スパナに適用するこ
とができる。
本発明はスパナ本体の駆動軸にも、延長バーの
駆動軸部分にも適用されるが、ここでいう「駆動
軸」という用語は、駆動部材の四角形または他の
非円形の端部だけではなく、特に明記しない限り
四角形または他の非円形の端部より上の部分をも
含むものとする。
駆動軸部分にも適用されるが、ここでいう「駆動
軸」という用語は、駆動部材の四角形または他の
非円形の端部だけではなく、特に明記しない限り
四角形または他の非円形の端部より上の部分をも
含むものとする。
上述した各実施例のソケツト取付機構はここに
例示したどの型式のスパナにも適用することがで
き、また、ここに例示した延長バーは、第19図
に示されたスパナに使用することもできる。
例示したどの型式のスパナにも適用することがで
き、また、ここに例示した延長バーは、第19図
に示されたスパナに使用することもできる。
第1図は、ラチエツト式スパナと、延長バー
と、延長バーの下端に取付けるようになされたソ
ケツトの一部断面による立面図であり、本発明を
延長バーの下端即ち駆動軸部分に適用した場合を
示す。第2図は、第1図の延長バーとソケツトの
部分図であり、延長バーの駆動軸部分がソケツト
内へ半ば押込まれ、ピンがカム作用により押上げ
られ、駆動軸部分のそれ以上の挿入を可能にした
ところを示す。第3図は、第2図と同様な図であ
るが、延長バーの駆動軸部分をソケツト内の最終
錠止位置へ挿入し、ピンがその最下方位置へ押下
げられ、その下端がソケツトの内側面の凹部に突
入したところを示す。第4図は、第3図と同様の
図であるが、錠止されたソケツトを下方に引張つ
たとき、ピンがソケツトの下方への抜けを確実に
防止する態様を示す。第5図は、第3図と同様の
図であるが、ばねの下方の巻きとピンを手で持上
げることによつてソケツトを解放し、ソケツトが
重力で落下する態様を示す。第6図は、第1図の
ソケツト取付機構に保護スリーブを付設した変型
実施例を示す立面図である。第7図は、第6図の
機構の線7−7に沿つてみた断面図である。第8
および9図は、本発明の別の実施例によるソケツ
ト取付機構を組入れた延長バーの部分断面図であ
り、それぞれ異る作動段階を示す。第10および
11図は、本発明の更に別の実施例によるソケツ
ト取付機構を組入れた延長バーの部分断面図であ
り、それぞれ異る作動段階を示す。第12〜14
図は、本発明の更に別の実施例によるソケツト取
付機構を組入れた延長バーの部分断面図であり、
それぞれ異る作動段階を示す。第15図は、本発
明の別の実施例によるソケツト取付機構を組入れ
た延長バーの部分断面図である。第16図は、本
発明のソケツト取付機構を組入れた「スピード」
スパナの立面図である。第17図は、本発明のソ
ケツト取付機構を組入れたTバー型スパナの立面
図である。第18図は、本発明のソケツト取付機
構を組入れた変型Tバー型スパナの透視図であ
る。第19図は、第1〜5図のソケツト取付機構
を組入れたラチエツト式スパナの一部断面による
立面図である。 10:延長バー、14:駆動軸、16:スパ
ナ、17:ヘツド、18:ハンドル、20:駆動
軸部分、22:ソケツト、24:凹部、26:斜
め配向の開口(孔)、30:ピン、34:コイル
ばね、38:カム表面。
と、延長バーの下端に取付けるようになされたソ
ケツトの一部断面による立面図であり、本発明を
延長バーの下端即ち駆動軸部分に適用した場合を
示す。第2図は、第1図の延長バーとソケツトの
部分図であり、延長バーの駆動軸部分がソケツト
内へ半ば押込まれ、ピンがカム作用により押上げ
られ、駆動軸部分のそれ以上の挿入を可能にした
ところを示す。第3図は、第2図と同様な図であ
るが、延長バーの駆動軸部分をソケツト内の最終
錠止位置へ挿入し、ピンがその最下方位置へ押下
げられ、その下端がソケツトの内側面の凹部に突
入したところを示す。第4図は、第3図と同様の
図であるが、錠止されたソケツトを下方に引張つ
たとき、ピンがソケツトの下方への抜けを確実に
防止する態様を示す。第5図は、第3図と同様の
図であるが、ばねの下方の巻きとピンを手で持上
げることによつてソケツトを解放し、ソケツトが
重力で落下する態様を示す。第6図は、第1図の
ソケツト取付機構に保護スリーブを付設した変型
実施例を示す立面図である。第7図は、第6図の
機構の線7−7に沿つてみた断面図である。第8
および9図は、本発明の別の実施例によるソケツ
ト取付機構を組入れた延長バーの部分断面図であ
り、それぞれ異る作動段階を示す。第10および
11図は、本発明の更に別の実施例によるソケツ
ト取付機構を組入れた延長バーの部分断面図であ
り、それぞれ異る作動段階を示す。第12〜14
図は、本発明の更に別の実施例によるソケツト取
付機構を組入れた延長バーの部分断面図であり、
それぞれ異る作動段階を示す。第15図は、本発
明の別の実施例によるソケツト取付機構を組入れ
た延長バーの部分断面図である。第16図は、本
発明のソケツト取付機構を組入れた「スピード」
スパナの立面図である。第17図は、本発明のソ
ケツト取付機構を組入れたTバー型スパナの立面
図である。第18図は、本発明のソケツト取付機
構を組入れた変型Tバー型スパナの透視図であ
る。第19図は、第1〜5図のソケツト取付機構
を組入れたラチエツト式スパナの一部断面による
立面図である。 10:延長バー、14:駆動軸、16:スパ
ナ、17:ヘツド、18:ハンドル、20:駆動
軸部分、22:ソケツト、24:凹部、26:斜
め配向の開口(孔)、30:ピン、34:コイル
ばね、38:カム表面。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 工具付属品を着脱自在に受容するための工具
において、該工具付属品を着脱自在に受容するた
めの駆動軸を備えており、該駆動軸は、斜めに配
向した貫通開口を有し、該開口の下端は工具付属
品内へ挿入するように構成された該駆動軸の部分
に位置し、該開口の上端は、工具付属品内へ挿入
するように構成された該駆動軸の部分より上方に
位置しており、該開口内に移動自在に装着された
可動部材を備え、該可動部材の上端は操作者が手
で掴むことができるように前記駆動軸から外方に
突出しており、該可動部材の下端は、可動部材が
第1の位置へ移動されたときには前記駆動軸と工
具付属品との間に錠止係合を設定し、可動部材が
第2の位置へ移動されたときには該工具付属品を
駆動軸から解放するように構成されていることを
特徴とする工具。 2 前記工具はスパナである特許請求の範囲第1
項記載の工具。 3 前記工具はスパナと共に使用するための延長
バーである特許請求の範囲第1項記載の工具。 4 前記可動部材を前記駆動軸と工具付属品との
間に錠止係合を設定するための位置へ押しつける
ためのばねが設けられている特許請求の範囲第1
項記載の工具。 5 前記可動部材はピンである特許請求の範囲第
1項記載の工具。 6 前記可動部材は前記開口内に軸方向に摺動自
在に装着されたピンである特許請求の範囲第1項
記載の工具。 7 前記可動部材を前記駆動軸と工具付属品との
間に錠止係合を設定するための位置へ押しつける
ためのばねが設けられている特許請求の範囲第6
項記載の工具。 8 前記可動部材はレバーである特許請求の範囲
第1項記載の工具。 9 前記可動部材を前記駆動軸と工具付属品との
間に錠止係合を設定するための位置へ押しつける
ためのばねが設けられている特許請求の範囲第8
項記載の工具。 10 前記可動部材は前記開口内に回転自在に装
着されたピンである特許請求の範囲第1項記載の
工具。 11 前記ピンをその錠止係合位置および解放位
置に錠止するための手段が設けられている特許請
求の範囲第10項記載の工具。 12 前記ばねは前記駆動軸を囲繞する膨張コイ
ルばねであり、該ばねの一端は前記駆動軸に係止
され、ばねの他端は前記ピンの上端に固定されて
いる特許請求の範囲第7項記載の工具。 13 前記ばねは、前記ピンと駆動軸との間に連
結された引張ばねである特許請求の範囲第7項記
載の工具。 14 前記開口内の前記ピンの傾斜角は、錠止位
置におかれたとき工具付属品とピンの内端との接
触部分が、該ピンを工具付属品解放方向に軸方向
上向きに移動させるのに十分な力成分を創生する
ことができないように定められている特許請求の
範囲第5項、第6項、第7項、第10項、第11
項、第12項および第13項のいずれかに記載の
工具。 15 前記工具付属品は、ナツトおよびボルトな
どを回すためのソケツトである特許請求の範囲第
1項記載の工具。 16 該工具は「スピード」スパナである特許請
求の範囲第2項記載の工具。 17 該工具はTバー型スパナである特許請求の
範囲第2項記載の工具。 18 該工具はラチエツト式ボツクススパナであ
る特許請求の範囲第2項記載の工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58076316A JPS59201768A (ja) | 1983-05-02 | 1983-05-02 | ボツクススパナおよびその延長バ−のための迅速解放および積極錠止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58076316A JPS59201768A (ja) | 1983-05-02 | 1983-05-02 | ボツクススパナおよびその延長バ−のための迅速解放および積極錠止機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59201768A JPS59201768A (ja) | 1984-11-15 |
JPS6344511B2 true JPS6344511B2 (ja) | 1988-09-05 |
Family
ID=13601964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58076316A Granted JPS59201768A (ja) | 1983-05-02 | 1983-05-02 | ボツクススパナおよびその延長バ−のための迅速解放および積極錠止機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59201768A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10036224C1 (de) * | 2000-07-26 | 2002-06-13 | Uwe Spaeth | Verbindungsstück zwischen einem Vorwerkzeug und einem Folgewerkzeug |
-
1983
- 1983-05-02 JP JP58076316A patent/JPS59201768A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59201768A (ja) | 1984-11-15 |
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