JPS6344456Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6344456Y2 JPS6344456Y2 JP13777284U JP13777284U JPS6344456Y2 JP S6344456 Y2 JPS6344456 Y2 JP S6344456Y2 JP 13777284 U JP13777284 U JP 13777284U JP 13777284 U JP13777284 U JP 13777284U JP S6344456 Y2 JPS6344456 Y2 JP S6344456Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slime
- electrolytic cell
- electrolytic
- tank
- suction pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 4
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 2
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 description 2
- 239000010970 precious metal Substances 0.000 description 2
- 238000007670 refining Methods 0.000 description 2
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000005868 electrolysis reaction Methods 0.000 description 1
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- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Electrolytic Production Of Metals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は銅の電解精製等に使用される電解槽
の構造に関するものである。
の構造に関するものである。
(従来の技術)
一般に銅等の電解精製に使用される電解槽は通
常底面が平坦な長方形の電解槽で、その槽内にア
ノードとカソードを交互に配置して通電し、電解
が終了したら、アノードとカソードを引揚げて槽
内の電解液を抜取り、槽底に沈澱したスライムを
洗浄回収している。この作業は通常アノードライ
フで約20日毎に行なわれるが時間と労力が必要な
ばかりでなく、稼働率も低下し、又高価な貴金属
を含有するスライムを長期滞溜させ、経済的に不
利となる問題があつた。その対策として従来、例
えば特開昭58−73785号公報に示すように、電解
槽の底面を漏斗状にして、操業中に底面からスラ
イムを抜取るような構造のものがある。
常底面が平坦な長方形の電解槽で、その槽内にア
ノードとカソードを交互に配置して通電し、電解
が終了したら、アノードとカソードを引揚げて槽
内の電解液を抜取り、槽底に沈澱したスライムを
洗浄回収している。この作業は通常アノードライ
フで約20日毎に行なわれるが時間と労力が必要な
ばかりでなく、稼働率も低下し、又高価な貴金属
を含有するスライムを長期滞溜させ、経済的に不
利となる問題があつた。その対策として従来、例
えば特開昭58−73785号公報に示すように、電解
槽の底面を漏斗状にして、操業中に底面からスラ
イムを抜取るような構造のものがある。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、上記構造の電解槽では、一般の
電解槽に比し、その容積が大きくなるので、大き
なスペースが必要になるばかりでなく、電解液量
も増加するので熱経済上不利となる問題があつ
た。
電解槽に比し、その容積が大きくなるので、大き
なスペースが必要になるばかりでなく、電解液量
も増加するので熱経済上不利となる問題があつ
た。
(問題点を解決するための手段)
この考案は通常の長方形の電解槽の底面に、頂
角が60゜〜100゜を有する山形状の突起部を、その
長手方向に沿つて適当数設け、それによつて生ず
る溝内に沈澱したスライムを、前記溝内に配設し
た管路により操業を中断せずに吸引して排出でき
るようにしたものである。
角が60゜〜100゜を有する山形状の突起部を、その
長手方向に沿つて適当数設け、それによつて生ず
る溝内に沈澱したスライムを、前記溝内に配設し
た管路により操業を中断せずに吸引して排出でき
るようにしたものである。
(実施例)
第1図は本考案電解槽の一実施例を示す一部切
欠斜視図、第2図は同じくその一部平面図、第3
図は第2図のA−A断面図である。図において、
1は通常の長方形で底面が平らな電解槽で、その
底面に槽1の長手方向に沿つて頂角が60゜〜100゜
を有する山形状の突起部2を適当な間隔を置いて
適当な本数だけ設ける。なお、頂角を限定した理
由は60゜以下では突起部2の数が多くなり過ぎ、
返つて施設費がかさむ。また、100゜以上ではスラ
イムが滑り落ちにくくなるためで好ましくは90゜
〜80゜がよい。
欠斜視図、第2図は同じくその一部平面図、第3
図は第2図のA−A断面図である。図において、
1は通常の長方形で底面が平らな電解槽で、その
底面に槽1の長手方向に沿つて頂角が60゜〜100゜
を有する山形状の突起部2を適当な間隔を置いて
適当な本数だけ設ける。なお、頂角を限定した理
由は60゜以下では突起部2の数が多くなり過ぎ、
返つて施設費がかさむ。また、100゜以上ではスラ
イムが滑り落ちにくくなるためで好ましくは90゜
〜80゜がよい。
次に、これら突起部2によつて形成される溝内
に吸引管3を適当に浮かせて配置し、かつ吸引管
3の底部近辺に沈澱したスライム6を吸取る穴3
aを設ける。この穴3aの位置は直下では詰り易
いのでなるべく、やゝ両側に設ける方がよい。な
お穴3aは連続したスリツトでもよいが、通常の
長穴の場合は、その穴と穴との間隔はスライムの
安息角以下になるように、例えば穴の長さD、そ
の間隔をPとすればP=2Dが適当である。ま
たスリツトの場合はその巾が余り狭いと詰り易
く、広過ぎると開口率が大きくなり過ぎ、流速が
小さくなるので吸引効果がよくない。これらの吸
引管3にそれぞれ連結する排出管4を取付けて、
吸引したスライム6を底抜導管5より排出するよ
うにしたものである。なお穴3aの開口と面積の
合計に対する底抜管5の断面積との比は20倍以
下、好ましくは10倍程度がよい。
に吸引管3を適当に浮かせて配置し、かつ吸引管
3の底部近辺に沈澱したスライム6を吸取る穴3
aを設ける。この穴3aの位置は直下では詰り易
いのでなるべく、やゝ両側に設ける方がよい。な
お穴3aは連続したスリツトでもよいが、通常の
長穴の場合は、その穴と穴との間隔はスライムの
安息角以下になるように、例えば穴の長さD、そ
の間隔をPとすればP=2Dが適当である。ま
たスリツトの場合はその巾が余り狭いと詰り易
く、広過ぎると開口率が大きくなり過ぎ、流速が
小さくなるので吸引効果がよくない。これらの吸
引管3にそれぞれ連結する排出管4を取付けて、
吸引したスライム6を底抜導管5より排出するよ
うにしたものである。なお穴3aの開口と面積の
合計に対する底抜管5の断面積との比は20倍以
下、好ましくは10倍程度がよい。
このような構造において、スライムを抜き取る
には底抜導管5のバルブを開くだけでよいが、連
続だと抜き取る液量も多過ぎる。しかし、液量を
絞ると流速が低下し、スライムが残るので間欠的
に、例えば3回/日程度がよい。この抜取りはタ
イマーで自動的に行つてもよい。なお、上記実施
例は突起部2の断面を直線で構成したが、底部を
含め円弧状に彎曲せしめても同じである。
には底抜導管5のバルブを開くだけでよいが、連
続だと抜き取る液量も多過ぎる。しかし、液量を
絞ると流速が低下し、スライムが残るので間欠的
に、例えば3回/日程度がよい。この抜取りはタ
イマーで自動的に行つてもよい。なお、上記実施
例は突起部2の断面を直線で構成したが、底部を
含め円弧状に彎曲せしめても同じである。
(考案の効果)
以上詳細に説明したように、本考案によれば従
来約20日毎に2人で8時間かかつたスライム排出
の工数が不要になるので、稼働率が向上し、その
上槽内のスライムを頻繁に抜きとるのでスライム
中に含まれる高価な貴金属の仕掛が減少する。更
に槽の底部からスライムと共に電解液を抜取るこ
とにより電解槽内の液組成の均一化が計られ製品
の品質が向上する。また、本考案は既製電槽から
容易に改造できるので漏斗状の電解槽に比べて安
価であり、またスペースも少いから設備費も安
く、かつ貯液量も少いので熱損失も少ない等の効
果がある。
来約20日毎に2人で8時間かかつたスライム排出
の工数が不要になるので、稼働率が向上し、その
上槽内のスライムを頻繁に抜きとるのでスライム
中に含まれる高価な貴金属の仕掛が減少する。更
に槽の底部からスライムと共に電解液を抜取るこ
とにより電解槽内の液組成の均一化が計られ製品
の品質が向上する。また、本考案は既製電槽から
容易に改造できるので漏斗状の電解槽に比べて安
価であり、またスペースも少いから設備費も安
く、かつ貯液量も少いので熱損失も少ない等の効
果がある。
第1図は本考案電解槽の一実施例を示す一部切
欠斜視図、第2図は同じくその一部平面図、第3
図は第2図のA−A断面図である。 1……電解槽、2……突起部、3……吸引管、
3a……穴、4……排出管、5……底抜導管、6
……スライム。
欠斜視図、第2図は同じくその一部平面図、第3
図は第2図のA−A断面図である。 1……電解槽、2……突起部、3……吸引管、
3a……穴、4……排出管、5……底抜導管、6
……スライム。
Claims (1)
- 長方形の電解槽の底面に、頂角が60゜〜100゜を
有する山形状の突起部を、その長手方向に沿つて
複数設けると共に、それによつて形成される溝内
には底部近辺に穴を有する吸引管を配置し、この
吸引管に連結した排出管により溝内に沈澱した電
解スライムを槽外に排出するようにしたことを特
徴とする電解槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13777284U JPS6344456Y2 (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13777284U JPS6344456Y2 (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6155068U JPS6155068U (ja) | 1986-04-14 |
JPS6344456Y2 true JPS6344456Y2 (ja) | 1988-11-18 |
Family
ID=30696179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13777284U Expired JPS6344456Y2 (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6344456Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-09-11 JP JP13777284U patent/JPS6344456Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6155068U (ja) | 1986-04-14 |
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