JPS6344031Y2 - - Google Patents

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JPS6344031Y2
JPS6344031Y2 JP13959484U JP13959484U JPS6344031Y2 JP S6344031 Y2 JPS6344031 Y2 JP S6344031Y2 JP 13959484 U JP13959484 U JP 13959484U JP 13959484 U JP13959484 U JP 13959484U JP S6344031 Y2 JPS6344031 Y2 JP S6344031Y2
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JP
Japan
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tubular member
compression
compression therapy
holes
rubber thread
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JP13959484U
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JPS6154811U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は圧迫治療器具に関し、特に、側胸部
から前胸部における熱傷、外傷、手術その他によ
る瘢痕、ケロイドおよび拘縮の発生予防および治
療のための圧迫治療器具に関する。
従来の技術 一般に、重度の熱傷(主として度熱傷)や外
傷を負つた場合、または外科的手術を行なつた場
合に、これを放置すると瘢痕、ケロイドや拘縮が
発生することが知られている。このため、適当な
時期から患部を継続的に圧迫し、これらの発生を
予防することが広く行なわれている。この圧迫を
行なう器具(以下、圧迫治療器具という)とし
て、従来から圧迫すべき部位ごとに種々のものが
考案され、実用化されているが、最も重症となり
やすい、腕のつけ根周囲の前胸部、側胸部、肩か
ら肩甲骨部、胸骨部などの圧迫治療を行なう器具
として満足すべきものが存在しなかつた。
従来から一般的に使用されている包帯は、身体
に幾重にも巻付けられるので、身体の動きが制限
される上、創面を柔軟に圧迫することができな
い。巻付けられた包帯は必ずしも身体の動きに適
合しないので、患者が運動したとき、創面が擦ら
れてさらに傷となり、傷の癒着を阻害する。この
包帯の中には伸縮性を有するものがある。これは
身体の動きに対してはより適合するものである
が、腋下から脇腹、鳩尾、乳房から肩部の周辺に
包帯をする場合には腕の運動は依然として困難で
ある。患者が無理に運動すると、包帯崩れが起き
たり、よじれてずり落ちたり、移動して関節部を
強く締め付けてしまうなどの問題がある。このた
め、臨床医が意図する部位に対する適度の圧迫固
定を得ることはできない。また、整形外科の領域
おいて用いられる関節の固定を目的としたサポー
タや、市販のスポーツ用サポータも存在するが、
これらも同様な欠点を有するほか、本来その目的
が異なるため生地が硬かつたり弾力性が弱かつた
りして患者の運動に際して肌に適合せず、折曲つ
たり浮き上がつたりして圧迫がうまくいかなかつ
たり、また強い機械的刺激のために患者の皮膚を
傷つけることもある。
さらに、硬性コルセツトも広く用いられてい
る。この硬性のコルセツトでは、包帯のいくつか
の欠点は除去することができるが、患者ごとに採
型をしなければならず、また硬性素材で形成され
ているために患者の運動に支障を生ずる。さら
に、全体として大型となり、装着に手数がかかる
上、価格も高いものとなつてしまう。長期間使用
する場合には、患者の苦痛も大きく、硬性コルセ
ツトの形状と患者の体型との小さなずれによる皮
膚の局所的な圧迫壊死の問題も考慮しなければな
らない。
考案が解決しようとする問題点 以上のように、従来の圧迫治療器具は、側胸部
から前胸部にかけての躯幹上部を適度に圧迫する
ことができなかつた。また、創面を傷めやすく、
身体の動きが制限されるという問題点があつた。
そのうえ、通気性が必ずしも良くなく、特に夏期
には汗疹などの発生に対する配慮が必要であつ
た。
それゆえに、この考案はこのような従来の圧迫
治療器具の欠点を克服するためになされたもので
あつて、主として、側胸部から前胸部における熱
傷、外傷、手術その他による瘢痕、ケロイドおよ
び拘縮の発生予防および治療を効果的に行なうこ
とのできる圧迫治療器具を提供することである。
問題点を解決するための手段 この考案は、柔軟な素材を含み円周方向に弾性
的に伸縮可能な管状部材からなる圧迫治療器具で
あつて、管状部材の側面には、管状部材の中心線
を挾んで相対する位置に1対の穴が設けられてい
る。この穴は管状部材の軸方向の中央付近に設け
られる。
上述の管状部材は通気性を保たせるためメリヤ
ス生地で作られ、メリヤス生地には管状部材の円
周方向に弾力性を持たせるためゴム糸がスパイラ
ル状に途切れなく編み込まれている。
作 用 管状部材は円周方向に弾性的に伸縮可能である
ので、創面に適度な圧迫を加えることができる。
管状部材の側面に設けられた穴に腕を通して装着
することにより、特に、側胸部から前胸部にかけ
ての躯幹上部の圧迫治療がなされる。生地が柔軟
であるので、腕の運動の妨げにならない。管状部
材に用いられるメリヤス生地は適度の通気性を有
する。
実施例 第1図はこの考案の一実施例の圧迫治療器具1
を示す。この圧迫治療器具1は、所定の幅と直径
とを有するニツト製の管状部材2からなり、管状
部材2の側面には管状部材の中心線を挾んで相対
する位置に1対の穴5および6があけられてい
る。これらの穴は装着するとき左右の腕を通すた
めに設けられており、管状部材2の軸方向の中央
付近に位置している。穴はこの実施例では生地を
少し切り取つて四角形にあけられているが、丸形
でもよく、また単なる切れ目であつてもよい。管
状部材2の側面であつて、穴5,6の上部に当た
る部分3は圧迫治療器具1を装着したとき、肩部
を圧迫し、穴5,6の下部に当たる部分4は側胸
部を圧迫する。管状部材の端縁および穴5,6の
端縁はニツトがほつれないようにするため、ほつ
れ止め9の加工がなされている。この管状部材2
を形成するニツトは、この実施例では管状のリブ
編みメリヤスの生地に、管状部材2の円周方向に
沿つて、ゴム糸8を全長にわたつて途切れなくス
パイラル状に編み込むことによつて構成されてい
る。このゴム糸8は第1図の中で参照番号7で示
した領域のみ示しているが、第1図の管状部材2
の全体にわたつてこのような状態になつているも
のと理解されたい。
第2図は、第1図に示すゴム糸8の拡大模式図
を示す。ゴム糸8はゴム糸本体9のまわりに、ナ
イロン糸10,11がいわゆるSZフオーメーシヨン
の形で巻かれている。第2図は模式図であるた
め、糸の太さの関係は正確ではないが、このよう
な構成とすることにより、ゴム糸8がその長さ方
向に延びた場合においても、常にナイロン糸10,
11がそのまわりを覆つていることになる。
このようなゴム糸8が管状部材2の円周方向に
編み込まれていることから、管状部材2は円周方
向(第1図の矢印A方向)のみの弾性的な伸縮が
可能であり、軸方向(第1図の矢印B方向)への
伸縮は行なえないようにされている。管状部材2
のサイズは必要に応じて任意のものとしてよい。
第3図は第1図に示した圧迫治療器具1の使用
の態様を示す図である。この図から明らかなよう
に、側面の穴5,6に左右の腕を通し、管状部材
2を胸部に通している。第3図では、管状部材2
の軸方向の上端の端縁を内側に折り込んで使用し
ている。たとえば、前胸部を圧迫治療する場合を
考えてみると、管状部材2の中に編み込まれたゴ
ム糸8(第3図には図示せず)の弾性的な伸縮力
によつて、前胸部は適当な圧迫力を受ける。腕が
通されて穴5,6は管状部材2がずれないように
固定する作用を果たしている。この圧迫治療器具
1により、肩から肩甲骨部を圧迫することができ
る。この場合には、管状部材2の穴5,6の上部
に当たる部分3がこの部分を圧迫する。腋下から
側胸部にかけては穴5,6の下部に当たる部分4
が圧迫する。以上のようにこの圧迫治療器具1に
よれば前胸部、側胸部、肩から肩甲骨部にかけて
圧迫することができる。また、患部の一部分を特
に強く圧迫したいときは、その部分と圧迫治療器
具1との間にスポンジその他のクツシヨンを挿入
すればよいが、その部分が腋下部や肩部である場
合には、穴5,6から挿入すればよい。
この圧迫治療器具1はメリヤスなどの柔軟な弾
性力を持つ生地で作られているので、装着して運
動するときにも不都合はない。圧迫治療器具1は
腕の動きによく適合し、腋の下から脇腹、鳩尾、
乳房から肩部周辺部分の圧迫治療を行ないながら
も腕を自由に動かすことができる。
第4図は圧迫治療器具1の第3図とは別の使用
の態様を示す図である。第4図から明らかなよう
に、穴5,6のうち片方には腕を通さないで用い
る。このように装着することにより、管状部材2
のうち肩部に当たつている部分3が特に強く圧迫
する。これにより、肩部に患部がある場合に効果
的な圧迫治療がなされる。このように装着する場
合も腕の運動によりずれや圧迫力の分散などが生
じることもない。
この考案において管状部材2の素材としてメリ
ヤスを使用したのは、その弾力性や通気性が適当
であり、夏期における汗の吸収をも行なうからで
ある。したがつて、この圧迫治療器具1は四季を
通じて使用できる。ゴム糸8がナイロン糸10.
11によつて被覆された構造を有していることに
より、ゴム糸本体9が患者の皮膚に直接接触する
こともなく、患者のアレルギー反応を防止するこ
とができる。また、最近注目されている接着スプ
リントは、患部に貼り付けた後、伸縮包帯やコル
セツトで圧迫して使用されてきたが、この考案に
よる圧迫治療器具1をこの接着スプリントの圧迫
に用いれば、接着スプリントがずれることもな
く、均等な圧迫(EVEN−PRESSURE)が得ら
れる。このため、患部に対する固定効果が著しく
上昇する。
上述した実施例では、管状部材2の素材として
メリヤスの生地にゴム糸を織り込んだもの用いた
が、必ずしもこの素材に限らず、弾性的に伸縮可
能なその他の素材を用いることも可能である。こ
の場合、通気性のある素材であることが望まし
い。
考案の効果 この考案によれば、躯幹上部、特に、側胸部か
ら前胸部にかけての躯幹上部および肩部の圧迫治
療を簡易かつ効果的に行なうことができる。ま
た、通気性の良い柔軟な素材を用いているため、
四季を通じて使用することができ、患者の運動も
可能である。
特別なデザイン、縫製は不要であり、伸縮可能
な管状部材の側面に簡単な孔を設けるだけで圧迫
治療器具を安価に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の圧迫治療器具を
示す図である。第2図はこの考案の一実施例で用
いられるゴム糸の構造を示す拡大模式図である。
第3図はこの考案の一実施例の圧迫治療器具の使
用の態様を示す図である。第4図は圧迫治療器具
の第3図とは別の使用の態様を示す図である。 図において、1は圧迫治療器具、2は管状部
材、3は管状部材の穴の上部の部分、4は管状部
材の穴の下部の部分、5および6は穴、8はゴム
糸を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 柔軟な素材を含み円周方向に弾性的に伸縮可
    能な管状部材からなる圧迫治療器具であつて、 前記管状部材の側面には、前記管状部材の中
    心線を挾んで相対する位置に1対の穴が設けら
    れた、圧迫治療器具。 2 前記1対の穴は前記管状部材の軸方向の中央
    付近に設けられる、実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の圧迫治療器具。 3 前記管状部材はメリヤス生地にゴム糸をスパ
    イラル状に途切れなく編み込むことによつて形
    成され、前記ゴム糸はナイロン糸によつて取り
    巻かれている実用新案登録請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の圧迫治療器具。
JP13959484U 1984-09-14 1984-09-14 Expired JPS6344031Y2 (ja)

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JP13959484U JPS6344031Y2 (ja) 1984-09-14 1984-09-14

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JP13959484U JPS6344031Y2 (ja) 1984-09-14 1984-09-14

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Publication Number Publication Date
JPS6154811U JPS6154811U (ja) 1986-04-12
JPS6344031Y2 true JPS6344031Y2 (ja) 1988-11-16

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