JPS6343252Y2 - - Google Patents

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JPS6343252Y2
JPS6343252Y2 JP1982070938U JP7093882U JPS6343252Y2 JP S6343252 Y2 JPS6343252 Y2 JP S6343252Y2 JP 1982070938 U JP1982070938 U JP 1982070938U JP 7093882 U JP7093882 U JP 7093882U JP S6343252 Y2 JPS6343252 Y2 JP S6343252Y2
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control valve
bucket
valve
lift arm
oil
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、リフトアームの先端に枢支させた
バケツトを、機体とリフトアーム間に配設したリ
フトシリンダによりリフトアームを昇降回動させ
ることにより昇降させると共にリフトアームとバ
ケツト間に配設したチルトシリンダにより転回さ
せるようにされたフロントローダ等において、上
記したバケツトを昇降及び転回作動させるための
バケツト作動装置に、関するものである。
この種のバケツト作動装置は、リフトシリンダ
に対する油圧の給排を切替え制御するコントロー
ルバルブとチルトシリンダに対する油圧の給排を
切替え制御する他のコントロールバルブとを備え
たものに構成されるが、従来のものは上記した両
コントロールバルブの他に、バケツトを一定姿勢
で昇降させるための平行リンク機構を備えている
ものに構成されていた。すなわち、土砂とか堆肥
等を収容したバケツトを昇降させるとき、該バケ
ツトを平行的に昇降させないとすると昇降するに
つれてバケツト姿勢が傾き、土砂とか堆肥等がバ
ケツトからこぼれ落ちることから、従来は、チル
トシリンダを枢支するブラケツトをリフトアーム
に回動自在に支持させると共に該ブラケツトとリ
フトアームを枢支する機体上の他のブラケツトと
に両端を枢着したロツド或は板片を設けて、平行
リンク機構を構成し、リフトシリンダを作動させ
リフトアームを昇降回動させるとき、該平行リン
ク機構によりリフトアームに対するチルトシリン
ダの相対的な姿勢が変更されることとし、逆にリ
フトアームに対するバケツトの相対的な姿勢が一
定に維持されるように、図つていたのである。
ところで上記のような平行リンク機構は、フロ
ントローダ等の外観を害するものはもとより、繰
返しの荷重にさらされることからして強度大なも
のに設計せねばならず、またそのように設計して
もフロントローダ等で最も早期に破損してしまう
部分となつていた。またバケツトを上昇動させる
とき、前記した両ブラケツト間を接続するロツド
或は板片に対し大きな圧縮力が作用することか
ら、油圧回路中に衝撃波ないしサージ圧が発生し
がちであり、このような衝撃波ないしサージ圧を
逃がして部材保護を図るオーバロードリリーフバ
ルブを、油圧回路中に設ける必要もあつた。
この考案の目的とするところは、バケツト昇降
時における該バケツトの一定姿勢維持を、従来の
ように平行リンク機構によるのではなく油圧回路
構造により得て、上記のような不具合を解消して
ある、フロントローダ等における新規なバケツト
作動装置を、提供するにある。
図示の実施例について、この考案に係るバケツ
ト作動装置の構成を説明すると、第1−3図に図
示の第1の実施例は、第1図に示すようにトラク
タの機体1の前部にローダ機構を附設してなるフ
ロントローダにおいてこの考案を実施した例に係
る。第1,2図に示すように、機体1の両側面に
固着した左右1対のブラケツト2に基端で枢支3
してリフトアーム4が設けられており、バケツト
5は、左右のアーム部間を適宜に固定連結してな
る上記リフトアーム4の先端に枢支6させて設け
られている。リフトシリンダ7は、上記したブラ
ケツト2にシリンダ端を枢支8させると共にピス
トンロツド端をリフトアーム4の中途に枢着9し
て左右1対、設けられている。リフトアーム4の
中途に左右1対のブラケツト10を固定11して
立設してあり、また該リフトアーム4の先端近く
には左右1対の回動板12を枢着13してある。
チルトシリンダ14は、上記したブラケツト10
にシリンダ端を枢支15させると共にピストンロ
ツド端を上記した回動板12に枢着16して左右
1対、設けられている。上記した回動板12とバ
ケツト5とに両端で枢着接続した左右1対の作動
杆17が設けられており、図示の場合にはチルト
シリンダ14によりバケツト5を、回動板12及
び作動杆17を介し転回させることとしてある。
トラクタ機体1上には、第3図に回路図でもつ
て示すバルブ装置18が設けられている。このバ
ルブ装置18は、両リフトシリンダ7に対する油
圧の給排を切替え制御する第1のコントロールバ
ルブ19と、両チルドシリンダ14に対する油圧
の給排を切替え制御する第2のコントロールバル
ブ20とを、備えている。第3図において、21
は油タンク、22は油圧ポンプであつて、第1の
コントロールバルブ19は図示のように、リフト
シリンダ7の両油室7a,7bへそれぞれ接続さ
れた回路23,24端をブロツクしてリフトシリ
ンダ7を停止させる中立位置Nと、伸長作用油室
7aへ接続された回路23を油圧ポンプ22に、
また縮小作用油室7bへ接続された回路24を油
タンク21に、それぞれ接続してリフトシリンダ
7を伸長動作させる上昇作用位置Uと、上記回路
24を油圧ポンプ22に、また上記回路23を油
タンク21に、それぞれ接続してリフトシリンダ
7を縮小動作させる下降作用位置Dと、両回路2
3,24を共に油タンク21に接続してリフトシ
リンダ7を非作動としリフトアーム4をフローテ
イング状態とするフローテイング位置Fとを、備
えている。他方、第2のコントロールバルブ20
は、チルトシリンダ14の両油室14a,14b
へそれぞれ接続した回路25,26端をブロツク
してチルトシリンダ14を停止させる中立位置N
と、縮小作用油室14bに接続された回路25を
油圧ポンプ22に、また伸長作用油室14aに接
続された回路26を油タンク21に、それぞれ接
続してチルトシリンダ14を縮小動作させるチル
ト作用位置Iと、上記回路26を油圧ポンプ22
に、また上記回路25を油タンク21に、それぞ
れ接続してチルトシリンダ14を伸長動作させる
ダンプ作用位置とを、備えている。図示のバル
ブ装置18では、各コントロールバルブ19,2
0に1個宛のポンプポートP1,P2と出口ポート
A1,A2を追加して設け、第1のコントロールバ
ルブ19を中立位置Nまたはフローテイング位置
Fにおき第2のコントロールバルブ20を中立位
置Nにおいた状態で、バルブ装置18に設けたキ
ヤリーオーバポート27に油圧を取出させるよう
に、各コントロールバルブ19,20を構成して
あり、このキヤリーオーバポート27から取出す
油圧で他の油圧機器を作動させ得るように、図ら
れている。第3図において、28は各油圧シリン
ダ7,14に対し作用せしめられる油圧を設定す
る調圧弁、29,30はそれぞれ、各コントロー
ルバルブ19,20一次側のシリンダ給油回路中
に設けられ各油圧シリンダ7,14方向への油流
通のみを許容する逆止弁である。
油圧ポンプ22の吐出口から導かれた給油回路
31は、給油回路32により第1のコントロール
バルブ19へと、また給油回路33により第2の
コントロールバルブ20へと、それぞれ導かれて
いるが、給油回路32,33の分岐点位置には給
油回路32に挿入した制御オリフイス34aと給
油回路33に挿入した制御オリフイス34bとの
組合せから成る定比分流弁に構成された流量調整
弁34を、設けてある。そして、第1のコントロ
ールバルブ19を上昇作用位置Uにおくと共に第
2のコントロールバルブ20をダンプ作用位置
におくならば、リフトシリンダ7が伸長動作して
バケツト5が上昇せしめられると共にチルトシリ
ンダ14が伸長動作してバケツト5がダンプ回動
せしめられ、また第1のコントロールバルブ19
を下降作用位置Dにおくと共に第2のコントロー
ルバルブ20をチルト作用位置におくならば、
リフトシリンダ7が縮小動作してバケツト5が下
降せしめられると共にチルトシリンダ14が縮小
動作してバケツト5がチルト回動せしめられるの
に対し、流量調整弁34は、各コントロールバル
ブ19,20一次側への給油量を次のように制御
するものとされている。
すなわち、リフトシリンダ7によりリフトアー
ム4を昇降回動させてバケツト5を昇降させると
き、例えば第2図に二点鎖線で図示の位置からバ
ケツト5を上昇させて行く場合についてみると、
チルトシリンダ14を何ら動作させないとする
と、リフトアーム4の上昇回動に伴い該リフトア
ーム4上の前記ブラケツト10が上端側を後方に
変位する向きに姿勢を変更せしめられることでチ
ルトシリンダ14の全体が基端方向に引かれ、こ
れにより回動板12及び作動杆17を介しバケツ
ト5がチルト回動方向に回動せしめられて、リフ
トアーム4に対する該バケツト5の相対姿勢が次
第に第2図に一点鎖線図示のようにチルト回動方
向に傾いた姿勢となつて行く。逆にリフトシリン
ダ7によりリフトアーム4を下降回動させバケツ
ト5を下降させて行く場合には、リフトアーム4
に対する該バケツト5の相対姿勢が次第にダンプ
回動方向に傾いた姿勢となつて行く。これに対し
流量調整弁34は、前記のように両コントロール
バルブ19,20を共に作用位置U,もしくは
D,において両シリンダ7,14を同時に伸縮
動作させるとバケツト5の上昇動とダンプ回動も
しくは下降動とチルト回動とが同時に得られるの
に対し、このように両シリンダ7,14を同時に
伸縮動作させるとき、バケツト5の上昇時には該
バケツト5がダンプ回動せしめられて、またバケ
ツト5の下降時には該バケツト5がチルト回動せ
しめられて、バケツト5がほぼ一定姿勢を維持し
つつ昇降せしめられるように、各コントロールバ
ルブ19,20一次側への給油量を分配制御する
ものに構成されているのである。
前記したように各コントロールバルブ19,2
0には1個宛のポンプポートP1,P2及び出口ポ
ートA1,A2を追加して設けてあつて、両コント
ロールバルブ19,20を共に中立位置Nにおい
た状態ではバルブ装置18に設けたキヤリーオー
バポート27に油圧を取出せるように、第3図に
図示の油圧回路が構成されている。つまり各コン
トロールバルブ19,20の追加のポンプポート
P1,P2と出口ポートA1,A2とは該各バルブ1
9,20の中立位置で互に連通せしめられるよう
に設けられていると共に、第1のコントロールバ
ルブ19の追加のポンプポートP1は該パルブ1
9一次側の前記給油回路32に、また第1のコン
トロールバルブ19の追加の出口ポートA1は第
2のコントロールバルブ20の追加のポンプポー
トP2に、そして第2のコントロールバルブ20
の追加の出口ポートA2はバルブ装置18のキヤ
リーオーバポート27に、それぞれ接続されてい
る。そして特に同様に第3図に示す如く、第1の
コントロールバルブ19の追加の出口ポートA1
と第2のコントロールバルブ20の追加のポンプ
ポートP2間の接続回路は前記逆止弁30の一次
側へ、つまり第2のコントロールバルブ20一次
側の前記給油回路33へと接続されている。
したがつて第1のコントロールバルブ19は中
立位置Nにおき第2のコントロールバルブ20を
何れかの作用位置或はに移してチルトシリン
ダ14のみを伸縮動作させるときは、流量調整弁
34により両給油回路32,33へと2分された
ポンプ吐出油が再び合流せしめられとチルトシリ
ンダ14に対しポンプ吐出油の全量が供給される
ことになる。なおバルブ装置18にキヤリーオー
バポート27を設けない場合には、第1のコント
ロールバルブ19のみに追加のポンプポートP1
及び出口ポートA1を設けて該各ポートP1,A1
第3図に図示の場合同様に各給油回路32,33
へと接続することにより、チルトシリンダ14を
単独で動作させるとき上記と同様に該シリンダ1
4に対しポンプ吐出油の全量が供給されるように
する。
第1の実施例は、以上に説明したように構成さ
れているから、例えば土砂とか肥料を収容するバ
ケツト5を第2図に二点鎖線図示のように地上で
水平姿勢においた状態からリフトシリンダ7を伸
長動作させて上昇させるとき、第1のコントロー
ルバルブ19を上昇作用位置Uに移すと同時に第
2のコントロールバルブ20をダンプ作用位置
に移して、バケツト5の上昇を得るならば、該バ
ケツト5が徐々にダンプ回動せしめられつつ上昇
せしめられることで、第2図に実線図示のように
バケツト5がほぼ水平姿勢を維持しつつ上昇せし
められて、該バケツト5内から土砂とか肥料がこ
ぼれ落ちることがない。逆に土砂とか肥料を収容
する水平姿勢のバケツト5を下降させる場合に
は、第1のコントロールバルブ19を下降作用位
置Dへ移すと同時に第2のコントロールバルブ2
0をチルト作用位置へ移してやれば、バケツト
5がほぼ水平姿勢を維持しつつ下降せしめられる
こととなつて、同様に土砂等のこぼれ落ちが防が
れる。なお第1の実施例では定比分流弁に構成さ
れた流量調整弁34を設けているため、シリンダ
7,14に対する負荷変動時とか高回転域での油
圧ポンプ22の回転数変動時にも両シリンダ7,
14に分配される流量比が一定して、上記のよう
な時にも所期の作用が確実に得られる。
そして第2図に実線図示のようにバケツト5を
上昇させた状態から一点鎖線図示のようにバケツ
ト5をチルト回動させて該バケツト5内の土砂と
か堆肥をトラツク等の荷台に放出するとき、或は
バケツト5に付着した土砂を払落すとき等、第2
のコントロールバルブ20のみを作用位置或は
に移しチルトシリンダ14を単独で動作させる
ときは、流量制御弁34にて2分されたポンプ吐
出油が再び合流せしめられてポンプ吐出油の全量
がチルトシリンダ14へと供給されるから、該シ
リンダ14が迅速に伸縮動作し迅速なバケツト回
動が得られて、高い作業能率が維持されると共に
バケツト5からの土離れもよくされる。
次に第4図に図示の第2の実施例について説明
すると、この第2の実施例では、他の部分の構成
を第1の実施例におけるバルブ装置18と全く同
一とするバルブ装置18′において、前記のよう
な定比分流弁タイプの流量調整弁34に代えて一
定流量形の流量調整弁35、つまり第1のコント
ロールバルブ19一次側に連らなる給油回路32
には制御オリフイス35aを、また第2のコント
ロールバルブ20一次側に連らなる給油回路33
にはリリーフ弁35bを、それぞれ挿入すると共
に、制御オリフイス35a二次側の油圧をリリー
フ弁35bに背圧として作させてなる流量調整弁
35を、設けている。この流量調整弁35も、第
1の実施例における流量調整弁34と同様に各コ
ントロールバルブ19,20一次側への給油量を
制御するものに、構成されている。
第4図に図示の第2の実施例によつて得られる
作用も、第1の実施例について説明したのと同様
である。なお第2の実施例では一定流量形の流量
調整弁35を設いているため、実使用域において
の両シリンダ7,14に対する流量比が所期の一
定値に極く安定する。
以上の実施例の説明から明らかなように、この
考案のフロントローダ等におけるバケツト作動装
置は、リフトアーム4の先端に枢支させたバケツ
ト5を、機体1とリフトアーム4間に配設したリ
フトシリンダ7によりリフトアーム4を昇降回動
させて昇降させると共にリフトアーム4とバケツ
ト5間に配設したチルトシリンダ14により転回
させるようにされたフロントローダ等において、
リフトシリンダ7に対する油圧の給排を切替え制
御する第1のコントロールバルブ19及びチルト
シリンダ14に対する油圧の給排を切替え制御す
る第2のコントロールバルブ20の前段に、両コ
ントロールバルブ19,20を共に作用位置にお
いて前記両シリンダ7,14を同時に伸縮動作さ
せるときバケツト5がほぼ一定姿勢を維持しつつ
昇降せしめられるように各コントロールバルブ1
9,20一次側へ給油する給油回路32,33へ
の給油量を分配制御する流量調整弁34或は35
を設けると共に、上記第1のコントロールバルブ
19に、該バルブ19の中立位置Nで互に連通せ
しめられるポンプポートP1及び出口ポートA1
追加して設けて、このうちポンプポートP1は上
記第1のコントロールバルブ19一次側の給油回
路32に、また出口ポートA1は上記第2のコン
トロールバルブ20一次側の給油回路33に、そ
れぞれ接続したことを特徴としてなる構成のもの
で、次のような長所を備えている。
すなわち、この考案のバケツト作動装置は、上
記のように構成されていることからして、第1の
コントロールバルブ19を上昇作用位置U或は下
降作用位置Dに移してバケツト5を上昇或は下降
させようとするとき、第2のコントロールバルブ
20をダンプ作用位置或はチルト作用位置へ
と同時に移せば、リフトシリンダ7とチルトシリ
ンダ14とが同時に伸長或は縮小動作せしめら
れ、バケツト5上昇中には該バケツト5が適当割
合でダンプ回動せしめられ、バケツト5下降中に
は該バケツト5が適当割合でチルト回動せしめら
れることとして、バケツト5の姿勢をほぼ一定に
維持するものであるが、このようにいわば油圧平
行リンクとも言うべき油圧回路構造によりバケツ
ト5の昇降時の姿勢維持を得るものとされている
ことから、次のような特有の効果を奏するのであ
る。
すなわち、従来の場合であると、第1図に想像
線で附加して図示したように、前記ブラケツト
2,10をより大とし、またブラケツト10は位
置11でリフトアーム4に枢支させた上で、前後
のブラケツト10,2間を接続するロツドR(或
は他のリンク片)を設けて、最初に述べたような
平行リンク機構を構成し、該平行リンク機構によ
りバケツト5の姿勢維持を行なうこととしていた
ことから、フロントローダ等の外観が該平行リン
ク機構により害されるのはもとより、リフトアー
ム4の昇降回動時にチルトシリンダ14をしてそ
の姿勢を変更するように駆動する上記平行リンク
機構の破損、特にバケツト上昇時に大きな圧縮力
が作用せしめられるロツドRの切損とかその枢支
ピンの切損が比較的早期に生じ、またロツドRに
上記のような高圧縮力が作用し油圧回路にサージ
圧が発生することからそれを解消するオーバロー
ドリリーフバルブが設けられていたのに対し、給
油回路構造によりバケツト姿勢維持を行なうこと
としている本案装置は、機械的な姿勢維持機構を
有しないことから、外観が優れているのはもとよ
り耐久性が極く高く、また姿勢維持のために大き
な力を加えられる機械的な機構を有せずしてその
ような力に対抗するサージ圧が給油回路に発生す
ることもないから、従来設けられていたオーバロ
ードリリーフバルブを不要とするのである。
またこの考案によれば、第1のコントロールバ
ルブ19は中立位置Nにおき第2のコントロール
バルブ20のみを各作用位置へと選択的に移して
チルトシリンダ14を単独で動作させ、バケツト
内の土砂とか堆肥を放出させたりバケツトに付着
した土砂を払落すとき等に、流量調整弁34或は
35から第1のコントロールバルブ19一次側の
給油回路32に流入する分割流が第1のコントロ
ールバルブ19を経て第2のコントロールバルブ
19二次側の給油回路33へと供給され、流量調
整弁34或は35による他の分割流と合流せしめ
られてポンプ吐出油の全量がチルトシリンダ14
へと供給されることとするから、ポンプ吐出油量
を2分する流量調整弁34,35を設けたのにも
拘らずチルトシリンダ14の単独動作時のバケツ
ト回動速度が高く維持され、高い作業能率とバケ
ツト5からの良好な土離れとが確保されることに
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例を装備したフ
ロントローダの概略斜視図、第2図は同フロント
ローダの要部の部材のみの模式的側面図、第3図
は第1の実施例における油圧回路を示す回路図、
第4図はこの考案の第2の実施例における油圧回
路を示す回路図である。 1…機体、4…リフトアーム、5…バケツト、
7…リフトシリンダ、12…回動板、14…チル
トシリンダ、17…作動杆、18,18′…バル
ブ装置、19…第1のコントロールバルブ、20
…第2のコントロールバルブ、22…油圧ポン
プ、31…給油回路、32,33…給油回路、3
4…流量調整弁、34a,34b…制御オリフイ
ス、35…流量調整弁、35a…制御オリフイ
ス、35b…リリーフ弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リフトアームの先端に枢支させたバケツトを、
    機体とリフトアーム間に配設したリフトシリンダ
    によりリフトアームを昇降回動させて昇降させる
    と共にリフトアームとバケツト間に配設したチル
    トシリンダにより転回させるようにされたフロン
    ローダ等において、リフトシリンダに対する油圧
    の給排を切替え制御する第1のコントロールバル
    ブ及びチルトシリンダに対する油圧の給排を切替
    え制御する第2のコントロールバルブの前段に、
    両コントロールバルブを共に作用位置において前
    記両シリンダを同時に伸縮動作させるときバケツ
    トがほぼ一定姿勢を維持しつつ昇降せしめられる
    ように各コントロールバルブ一次側へ給油する給
    油回路への給油量を分配制御する流量調整弁を設
    けると共に、上記第1のコントロールバルブに、
    該バルブの中立位置で互に連通せしめられるポン
    プポート及び出口ポートを追加して設けて、この
    うちポンプポートは上記第1のコントロールバル
    ブ一次側の給油回路に、また出口ポートは上記第
    2のコントロールバルブ一次側の給油回路に、そ
    れぞれ接続したことを、特徴としてなるバケツト
    作動装置。
JP7093882U 1982-05-15 1982-05-15 フロントロ−ダ等におけるバケツト作動装置 Granted JPS58172564U (ja)

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JPS58172564U JPS58172564U (ja) 1983-11-18
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55108538A (en) * 1979-02-14 1980-08-20 Kobe Steel Ltd Hydraulic circuit for hydraulic shovel

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JPS5912288Y2 (ja) * 1979-05-31 1984-04-13 株式会社小松製作所 水路用溝掘機の自動レベリング装置

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JPS58172564U (ja) 1983-11-18

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