JPS63402B2 - - Google Patents

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JPS63402B2
JPS63402B2 JP54125127A JP12512779A JPS63402B2 JP S63402 B2 JPS63402 B2 JP S63402B2 JP 54125127 A JP54125127 A JP 54125127A JP 12512779 A JP12512779 A JP 12512779A JP S63402 B2 JPS63402 B2 JP S63402B2
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JP
Japan
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diethyl
phosphorodithioate
phosphorothioate
ethyl
parts
Prior art date
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Expired
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JP54125127A
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Japanese (ja)
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JPS5649308A (en
Inventor
Shinjiro Yamamoto
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63402B2 publication Critical patent/JPS63402B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は殺ダニ剤に関し、更に詳しくは、抗生
物質B−41Dと、ジエチルホスフエート、ジエチ
ルホスホロチオエート、ジエチルホスホロジチオ
エートまたはエチルホスホノチオエート系有機リ
ン殺虫剤とを有効成分とする殺ダニ剤に関する。 植物寄生性ダニとして植物に最も害の大きいも
のはハダニ類であり、果樹作物をはじめハダニ類
による被害を受けない作物は殆どなく、その被害
は甚大である。また、現在使用されている有機リ
ン殺虫剤に対してもハダニ類に抵抗性を示し、そ
の防除は大きな問題となつてきている。 ストレプトミセス属のB−41−146菌株から単
離された一群のマクロライド系抗生物質は、特開
昭50−29742号公報にB−41と称され、そして
A1、A2、A3、A4、B1、B2、B3、C1及びC2の9
種が述べられた。更に4種の化合物が単離されて
すべての13種の化合物の構造が決定され、ザ・ジ
ヤーナル・オブ・アンチバイオテツクス(J・
Antibiotios)29(3)の76−14〜76−16頁及び同誌
29(6)の76−35〜76−42頁に発表された。そして、
これらB−41抗生物質はミルベマイシンと命名さ
れた。 これらB−41化合物は上記文献に殺虫活性及び
殺ダニ活性を有することが知られている。 更に、新たにストレプトミセス属に属するB−
41−146菌株の培養物から次式() を有する新抗生物質B−41Dが見い出され、
B41Dは前述のB−41化合物特に構造類似のB−
41A3及びB−41A4と比較してはるかに強力な殺
ダニ活性を有することが知られた。 本発明はこの新抗生物質B−41Dとジエチルホ
スフエート、ジエチルホスホロチオエート、ジエ
チルホスホロジチオエートまたはエチルホスホノ
チオエート系有機リン殺虫剤とを有効成分とする
殺ダニ剤を提供するものである。 B−41Dと前記モノまたはジエチルエステルの
構造を含む有機リン殺虫剤との混合物は特異的に
相乗効果を示し、ジメチルまたはジプロピルエス
テルの構造を含む有機リン殺虫剤例えばマラソ
ン、フエニトロチオン、プロパホスとの混合物で
はこのような効果を示さない。このことはハダニ
類の体内におけるB−41Dの分解代謝と有機リン
剤の構造とは関係があり、B−41Dのハダニ抵抗
性発現機構を前記モノまたはジエチルエステルの
構造を含む有機リン剤が特異的に抑制しているた
めと推定される。 このように、本発明の殺ダニ剤は、有機リン殺
虫剤のみならず、B−41にも抵抗性を有するハダ
ニ類を防除でき、しかもこれらの化合物をそれぞ
れ単独に使用したときの効果よりも混合物を施用
したときの効果の方が顕著に大きいという予期し
ない相乗効果を示す。 抗生物質B−41Dを生産するストレプトマイセ
ス属B−41−146株の菌学的性質については特開
昭50−29742号に詳しく記載され、ストレプトミ
セス・B−41−146株は工業技術院微生物工業技
術研究所に寄託されていて、その微生成物受託番
号は微工研菌寄第1438号である。 B−41DはB−41−146株を適当な培地で培養
し、それから採取することによつて得られる。栄
養源としては、従来ストレプトマイセス属の菌の
培養に利用されている公知のものが使用できる。
例えば、炭素源としてグルコース、シユークロー
ス、でんぷん、グリセリン、水あめ、糖みつ、大
豆油などが使用できる。また窒素源としては、大
豆粉、小麦胚芽、肉エキス、ペプトン、酵母菌
株、コーンスチープリカー、硫酸アンモニウム、
硝酸ナトリウム等を使用しうる。このほか必要に
応じて炭酸カルシウム、食塩、塩化カリ、リン酸
塩等の無機塩類を添加するほか、菌の発育を助
け、B−41Dの生産を促進するような有機及び無
機物を適当に添加することができる。 培養法としては、一般の抗生物質を生産する方
法と同じく液体培養法、とくに深部培養法が最も
適している。培養は好気的条件下で行なわれ、培
養に適当な温度は22〜30℃であるが、多くの場合
28℃付近で培養する。B−41Dの生産は振盪培
養、タンク培養ともに5〜10日で最高値に達す
る。 B−41Dを培養物から採取するにあたつては活
性炭、アルミナ、シリカゲルなどの吸着剤、ダイ
ヤイオンHP−20(三菱化成社製)などの合成吸
着剤、アビセル(旭化成社製)、紙などの固定
剤、イオン交換樹脂、イオン交換ゲル過剤など
が使用されうるが、以下に示す採取方法が最も効
果的である。 培養物を、けいそう土などの過助剤を用いて
別し、ここで得られたケーキをメタノール抽出
することにより、目的物はメタノール水に溶解し
てくる。これに水を加えた後、n−ヘキサンで抽
出し、これを減圧下で濃縮することにより、目的
物を含有するオイル状物質が得られる。これをシ
リカゲル(ワコーゲルC−200)のカラムに吸着
せしめ、n−ヘキサン:アセトン(95:5)で溶
出し、目的物を含有するフラクシヨンを集め、減
圧下で濃縮し、再びオイル状となし、これに少量
のメタノールを加えて、セフアデツクスLH−20
(フアルマシア社製)カラムにかけて、メタノー
ルで展開し、目的物を含有するフラクシヨンを集
め、減圧下で濃縮し、ここで得られた残査を少量
のメタノールに溶解し、水を加えて室温に放置す
るとB−41Dが結晶状に得られる。 B−41Dは次の理化学的性質を有する。 (1) 外観:無晶形粉末 (2) 元素分析値(%): C;71.40、H;8.82、O;20.22 (3) 化学構造式 前述の式()のとおり。 (4) 分子量:556 (5) 紫外吸収スペクトル:第1図に示す。 極大吸収;237mμ(肩、ε=29400)、 243mμ(ε=30500) (6) 赤外吸収スペクトル: KBr錠中で測定したスペクトルを第2図に
示す。 (7) NMRスペクトル: 重クロロホルム中内部基準にTMSを使用し
て測定した核磁気共鳴吸収スペクトル(100M
Hz)は第3図に示す通りである。 (8) 溶解性:n−ヘキサン、酢酸エチル、アセト
ン、エタノール、メタノールに易溶、水に難
溶。 (9) 薄層クロマトグラフイー:Rf値0.40 吸着剤;メルク社製Kieslgel 60 F254 展開溶媒;ジオキサン:四塩化炭素(18:82) B−41Dは単離精製して使用し得るが、その代
りに精製の任意の段階で精製を中止し、粗製物を
有効成分とすることもできる。培養物の精製から
得られた種々のB−41の各化合物を完全に分離す
ることなく、2種以上のB−41化合物を含有する
混合物を用いるときは、5ppmの濃度で100%の殺
ダニ率が得られる程度に精製すれば十分である。
好適には粗製部中のB−41D含量は約50%程度で
あつて、残りはブロスからの夾雑物を含む。 本発明において用いられるジエチルホスフエー
ト、ジエチルホスホロチオエート、ジエチルホス
ホロジチオエート及びエチルホスホノチオエート
系有機リン殺虫剤は、次に例示することができ
る。 (1) 0・0−ジエチル 0−(5−フエニル−3
−イソキサゾリル)ホスホロチオエート(イソ
キサチオン)、 (2) 0−エチル 0−p−ニトロフエニル フエ
ニル ホスホノチオエート(EPN)、 (3) 0・0−シエチル 0−p−ニトロフエニル
ホスホロチオエート(パラチオン)、 (4) 0・0−ジエチル 0−(2−イソプロピル
−4−メチル−6−ピリミジニル)ホスホロチ
オエート(ダイアジノン)、 (5) 0−エチル 0−(4−シアノフエニル)ベ
ンゼンホスホノチオエート(CYP)、 (6) 0・0−ジエチル S−(2・5−ジクロロ
フエニルチオメチル)ホスホロジチオエート
(フエンカプトン)、 (7) 0・0−ジエチル 0−〔2−クロロ−1−
(2・4−ジクロロフエニル)ビニル〕ホスフ
エート(CVP)、 (8) 0・0−ジエチル S−(N−エトキシカル
ボニル、N−メチル カルバモイルメチル)ホ
スホロジチオエート(メカルバム)、 (9) 0・0・0′・0′−テトラエチル S・S′−メ
チレンビスホスホロジチオエート(エチオン)、 (10) 0・0−ジエチル S−(6−クロロ−2−
オキソベンズオキサゾリン−3−イル)メチル
ジエチル ホスホロジチオエート(ホサロ
ン)および(11)S−(2−クロロ−1−フタルイ
ミドエチル)0・0−ジエチルホスホロジチオ
エート(ジアリホール) 本発明における相乗効果は両化合物の特定の混
合比において特に強力に現れる。しかしながら混
合比は比較的広い範囲にわたつて変えることがで
きる。一般的に言つてB−41Dを1重量部に対し
て前記有機リン剤は1〜5重量部が好ましいが、
より好ましくは1〜3重量部である。 本発明組成物を実際に圃場で使用する場合は有
効成分を液体担体に溶解するかあるいは分散さ
せ、または固体担体と混合し、更にこれに乳化
剤、展着剤、浸透剤等の補助剤を添加し、乳剤、
粉剤、水和剤、粉剤等の剤型として使用すること
ができる。 液状担体としてはメタノール、エタノール等の
アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等
のケトン類;ジオキサン、セロソルブ等のエーテ
ル類;ケロシン、灯油等の脂肪族炭化水素類;ベ
ンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;クロロ
ホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;
ジメチルホルムアミド等の酸アミド類;酢酸エチ
ルなどのエステル類等が適当であり、これらの1
種又は2種以上が使用される。 固体担体としては植物性粉末、カオリン、ベン
トナイト、酸性白土、タルク、ケイソウ土、アル
ミナ、活性炭等が適当であり、これらの1種又は
2種以上が用いられる。 補助剤としては、種々のタイプの界面活性剤が
挙げられる。例えば非イオン系界面活性剤(ポリ
オキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリ
オキシエチレンソルビタンモノラウレート等)、
カチオン系界面活性剤(アルキルジメチルベンジ
ルアンモニウムクロライド、アルキルピリジニウ
ムクロライド等)、アニオン系界面活性剤(アル
キルベンゼンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸
塩、高級アルコール硫酸塩)、両性系界面活性剤
(アルキルジメチルベタイン、ドデシルアミノエ
チルグリシン等)などが挙げられる。これらの補
助剤は1種または2種以上の混合物として使用さ
れる。 使用に際して乳剤、水和剤は更に水で所定濃度
に稀釈して使用してもよい。又、本発明組成物の
活性をそこなうことのない他の活性成分、例えば
除草剤、殺虫剤、殺菌剤を混合して使用すること
もできる。特にマシン油を配合することにより一
層の効果を期待することもできる。 次に本発明の組成物に関して配合例および試験
例を挙げて具体例に説明する。なお、文中部とあ
るのは全て重量部を示す。 配合例 1 B−41Dを3部、EPN20部、パラコール
EOMX(パラコールは日本乳化剤(株)の商標名)10
部およびキシレン67部を混合して得た乳剤を400
倍に希釈して使用する。 配合例 2 B−41Dを10部、イソキサチオン50部、パラコ
ールSL−15部およびキシレン20部を混合して得
た乳剤を1000〜2000倍に希釈して使用する。 配合例 3 B−41Dを2部、イソキサチオン6部、マシン
油60部、ミネマル−360−SP7部、NE−560−
SFC3部およびキシレン20部を混合して得た乳剤
を400倍に希釈して使用する。 試験例 1 有機リン剤−B−41抵抗性ナミハダニ浸漬試験 水で濡らした紙上のささげ葉片(約20cm2)に
標記ナミハダニ雌成虫を約30頭接種した。次いで
第1表中に示す有機リン剤溶液でB−41D乳剤を
希釈してリン剤+B−41D混液の有効成分含量を
夫々100ppm+30ppm、100ppm+10ppm、
100ppm+3ppmになるように調製し、前記ささげ
葉片をみずほ式回転散布塔にセツトして5mlを散
布し、紙を乾燥させないように3日間25℃定温
室で保持管理して死ダニ率(%)を調査した。結
果を第1表に示す。
The present invention relates to an acaricide, and more particularly to an acaricide containing antibiotic B-41D and a diethyl phosphate, diethyl phosphorothioate, diethyl phosphorodithioate, or ethyl phosphonothioate organophosphorus insecticide as active ingredients. Regarding. Spider mites are the most harmful plant parasitic mites to plants, and there are almost no crops, including fruit crops, that are not damaged by spider mites, and the damage caused is enormous. Additionally, spider mites are resistant to the organophosphorus insecticides currently in use, and their control has become a major problem. A group of macrolide antibiotics isolated from the B-41-146 strain of the genus Streptomyces is designated as B-41 in JP-A-50-29742, and
9 of A 1 , A 2 , A 3 , A 4 , B 1 , B 2 , B 3 , C 1 and C 2
Species mentioned. Four more compounds were isolated and the structures of all 13 compounds determined and published in The Journal of Antibiotics.
Antibiotios) 29(3), pages 76-14 to 76-16 and the same magazine.
29(6), pp. 76-35 to 76-42. and,
These B-41 antibiotics were named milbemycins. These B-41 compounds are known to have insecticidal and acaricidal activity from the above-mentioned literature. Furthermore, B-, which newly belongs to the genus Streptomyces,
From the culture of strain 41-146, the following formula () A new antibiotic B-41D was discovered with
B41D is the above-mentioned B-41 compound, especially the structurally similar B-
It was known to have much stronger acaricidal activity compared to 41A 3 and B-41A 4 . The present invention provides an acaricide containing this new antibiotic B-41D and a diethyl phosphate, diethyl phosphorothioate, diethyl phosphorodithioate, or ethyl phosphonothioate type organophosphorus insecticide as active ingredients. Mixtures of B-41D with organophosphorus insecticides containing the mono- or diethyl ester structure described above exhibit a specific synergistic effect and are superior to those of organophosphorus insecticides containing dimethyl or dipropyl ester structures such as Marathon, Fenitrothion, Propaphos. Mixtures do not show this effect. This indicates that there is a relationship between the decomposition metabolism of B-41D in the bodies of spider mites and the structure of organic phosphorus agents, and that organophosphorus agents containing mono- or diethyl ester structures are responsible for the mechanism of B-41D's resistance to spider mites. It is presumed that this is due to the fact that it is suppressed. As described above, the acaricide of the present invention can control spider mites that are resistant not only to organophosphorus insecticides but also to B-41, and is more effective than when each of these compounds is used alone. This shows an unexpected synergistic effect in that the effect is significantly greater when the mixture is applied. The mycological properties of Streptomyces strain B-41-146, which produces antibiotic B-41D, are described in detail in JP-A-50-29742. It has been deposited at the Microbial Technology Research Institute, and its microproduct accession number is Microbiological Research Institute No. 1438. B-41D can be obtained by culturing the B-41-146 strain in an appropriate medium and harvesting it. As the nutrient source, any known nutrient source conventionally used for culturing Streptomyces bacteria can be used.
For example, glucose, sucrose, starch, glycerin, starch syrup, molasses, soybean oil, etc. can be used as carbon sources. Nitrogen sources include soy flour, wheat germ, meat extract, peptone, yeast strains, corn steep liquor, ammonium sulfate,
Sodium nitrate etc. can be used. In addition, inorganic salts such as calcium carbonate, common salt, potassium chloride, and phosphates are added as necessary, and organic and inorganic substances that support the growth of bacteria and promote the production of B-41D are added as appropriate. be able to. The most suitable culture method is the liquid culture method, especially the deep culture method, similar to the method for producing general antibiotics. Cultivation is carried out under aerobic conditions, and the appropriate temperature for cultivation is 22-30℃, but in many cases
Culture at around 28℃. Production of B-41D reaches its maximum value in 5 to 10 days in both shaking culture and tank culture. When collecting B-41D from cultures, adsorbents such as activated carbon, alumina, and silica gel, synthetic adsorbents such as Diaion HP-20 (manufactured by Mitsubishi Kasei Corporation), Avicel (manufactured by Asahi Kasei Corporation), paper, etc. Fixatives, ion exchange resins, ion exchange gels, etc. can be used, but the collection method shown below is the most effective. The target product is dissolved in methanol water by separating the culture using a supernatant such as diatomaceous earth and extracting the resulting cake with methanol. After adding water to this, extraction is performed with n-hexane, and this is concentrated under reduced pressure to obtain an oily substance containing the target product. This was adsorbed on a column of silica gel (Wako Gel C-200), eluted with n-hexane:acetone (95:5), fractions containing the target product were collected, concentrated under reduced pressure, and made into an oil again. Add a small amount of methanol to this and use Sephadex LH-20.
(manufactured by Pharmacia) column, developed with methanol, collected fractions containing the target product, concentrated under reduced pressure, dissolved the residue obtained here in a small amount of methanol, added water and left at room temperature. Then, B-41D is obtained in crystalline form. B-41D has the following physical and chemical properties. (1) Appearance: Amorphous powder (2) Elemental analysis values (%): C: 71.40, H: 8.82, O: 20.22 (3) Chemical structural formula As shown in formula () above. (4) Molecular weight: 556 (5) Ultraviolet absorption spectrum: Shown in Figure 1. Maximum absorption: 237 mμ (shoulder, ε = 29400), 243 mμ (ε = 30500) (6) Infrared absorption spectrum: The spectrum measured in the KBr tablet is shown in Figure 2. (7) NMR spectrum: Nuclear magnetic resonance absorption spectrum (100M
Hz) as shown in Figure 3. (8) Solubility: Easily soluble in n-hexane, ethyl acetate, acetone, ethanol, and methanol, slightly soluble in water. (9) Thin layer chromatography: Rf value 0.40 Adsorbent: Merck Kieslgel 60 F 254 Developer solvent: Dioxane: Carbon tetrachloride (18:82) B-41D can be used after isolation and purification, but its Alternatively, the purification can be stopped at any stage and the crude product can be used as the active ingredient. When using a mixture containing two or more B-41 compounds without completely separating the various B-41 compounds obtained from purification of the culture, 100% acaricidal at a concentration of 5 ppm is recommended. It is sufficient to purify it to the extent that a certain percentage can be obtained.
Preferably, the B-41D content in the crude portion is about 50%, with the remainder comprising contaminants from the broth. The diethyl phosphate, diethyl phosphorothioate, diethyl phosphorodithioate and ethyl phosphonothioate type organophosphorus insecticides used in the present invention can be exemplified below. (1) 0.0-diethyl 0-(5-phenyl-3
-isoxazolyl) phosphorothioate (isoxathion), (2) 0-ethyl 0-p-nitrophenyl phenyl phosphonothioate (EPN), (3) 0,0-ethyl 0-p-nitrophenyl phosphorothioate (parathion), (4) 0,0-diethyl 0-(2-isopropyl-4-methyl-6-pyrimidinyl) phosphorothioate (Diazinon), (5) 0-ethyl 0-(4-cyanophenyl)benzenephosphonothioate (CYP), (6) 0・0-diethyl S-(2,5-dichlorophenylthiomethyl)phosphorodithioate (fenkapton), (7) 0-diethyl 0-[2-chloro-1-
(2,4-dichlorophenyl)vinyl]phosphate (CVP), (8) 0,0-diethyl S-(N-ethoxycarbonyl, N-methyl carbamoylmethyl)phosphorodithioate (mecarbam), (9) 0・0・0′・0′-Tetraethyl S・S′-methylene bisphosphorodithioate (ethion), (10) 0・0-diethyl S-(6-chloro-2-
Oxobenzoxazolin-3-yl) methyl diethyl phosphorodithioate (phosalone) and (11)S-(2-chloro-1-phthalimidoethyl) 0,0-diethyl phosphorodithioate (diaryphor) Synergistic effect in the present invention appears particularly strongly at a specific mixing ratio of both compounds. However, the mixing ratio can be varied over a relatively wide range. Generally speaking, the organic phosphorus agent is preferably used in an amount of 1 to 5 parts by weight per 1 part by weight of B-41D;
More preferably, it is 1 to 3 parts by weight. When the composition of the present invention is actually used in the field, the active ingredient is dissolved or dispersed in a liquid carrier, or mixed with a solid carrier, and auxiliary agents such as emulsifiers, spreading agents, and penetrating agents are added to this. Emulsion,
It can be used in the form of powders, wettable powders, powders, etc. Liquid carriers include alcohols such as methanol and ethanol; ketones such as acetone and methyl ethyl ketone; ethers such as dioxane and cellosolve; aliphatic hydrocarbons such as kerosene and kerosene; aromatic hydrocarbons such as benzene and toluene; Halogenated hydrocarbons such as chloroform and carbon tetrachloride;
Acid amides such as dimethylformamide; esters such as ethyl acetate are suitable;
A species or two or more species may be used. Suitable solid carriers include vegetable powder, kaolin, bentonite, acid clay, talc, diatomaceous earth, alumina, activated carbon, etc., and one or more of these may be used. Auxiliary agents include various types of surfactants. For example, nonionic surfactants (polyoxyethylene alkylaryl ether, polyoxyethylene sorbitan monolaurate, etc.),
Cationic surfactants (alkyldimethylbenzylammonium chloride, alkylpyridinium chloride, etc.), anionic surfactants (alkylbenzenesulfonates, ligninsulfonates, higher alcohol sulfates), amphoteric surfactants (alkyldimethylbetaine, dodecylaminoethylglycine, etc.). These adjuvants may be used alone or as a mixture of two or more. Before use, the emulsion or hydrating agent may be further diluted with water to a predetermined concentration. It is also possible to mix and use other active ingredients such as herbicides, insecticides, and fungicides that do not impair the activity of the composition of the present invention. In particular, even greater effects can be expected by incorporating machine oil. Next, the composition of the present invention will be specifically explained by giving formulation examples and test examples. All parts in the text indicate parts by weight. Combination example 1 3 parts of B-41D, 20 parts of EPN, paracol
EOMX (Paracol is a trademark name of Nippon Nyukazai Co., Ltd.) 10
400 parts of emulsion obtained by mixing 67 parts of xylene and 67 parts of
Use by diluting it twice. Formulation Example 2 An emulsion prepared by mixing 10 parts of B-41D, 50 parts of isoxathion, 15 parts of Paracol SL and 20 parts of xylene is diluted 1000 to 2000 times and used. Formulation example 3 2 parts of B-41D, 6 parts of isoxathion, 60 parts of machine oil, 7 parts of Minemaru-360-SP, NE-560-
An emulsion obtained by mixing 3 parts of SFC and 20 parts of xylene is diluted 400 times and used. Test Example 1 Organic Phosphate B-41 Resistant Two-spotted Spider Mite Immersion Test Approximately 30 female adult two-spotted spider mites were inoculated onto a piece of cowpea leaf (approximately 20 cm 2 ) on paper moistened with water. Next, the B-41D emulsion was diluted with the organic phosphorus solution shown in Table 1, and the active ingredient content of the phosphorus + B-41D mixture was adjusted to 100 ppm + 30 ppm, 100 ppm + 10 ppm, and 100 ppm + 10 ppm, respectively.
Adjust the concentration to 100 ppm + 3 ppm, set the cowpea leaf pieces in a Mizuho rotary spray tower, spray 5 ml, and maintain the paper in a constant temperature room at 25°C for 3 days to prevent the paper from drying out to determine the dead mite rate (%). investigated. The results are shown in Table 1.

【表】【table】

【表】 チルチオフエニルホスフエート
第1表から、ジエチルホスフエートである
CVP;ジエチルホスホロチオエートであるイソ
キサチオン、パラチオン及びダイアジノン;ジエ
チルホスホロジチオエートであるフエンカプト
ン、メカルバム、エチオン、ホサロン及びジアリ
ホール;エチルホスホノチオエートであるEPN
及びCYPはミルベマイシンとの混合により相乗
効果を示すが、ジメチルホスホロチオエートであ
るメチルパラチオン及びフエニトロチオン;ジメ
チルホスホロジチオエートであるマラソン;ジプ
ロピルホスフエートであるプロパホスは相剰効果
を示さないことがわかる。 試験例 2 有機リン剤−B−41抵抗性ナミハダニに対する
ポツト試験 本葉2葉期の鉢植インゲンに有機リン剤、B−
41抵抗性ナミハダニ雌成虫を30頭接種し4日間加
害産卵させる。次いで前記配合例1に示す処方の
乳剤の希釈液を葉の表裏が充分濡れ滴る程度に小
型噴霧器で散布し、25〜30℃の温度に2週間放置
した後生息しているハダニ数(成虫および幼虫の
合計)を数えた。結果は第2表に示す。
[Table] Tylthiophenyl phosphate From Table 1, it is diethyl phosphate.
CVP; isoxathion, parathion, and diazinon, which are diethyl phosphorothioates; fencaptone, mecarbam, ethion, phosalone, and diaryfol, which are diethyl phosphorodithioates; EPN, which is ethyl phosphonothioate;
It can be seen that methyl parathion and fenitrothion, which are dimethyl phosphorothioates; marathon, which is dimethyl phosphorodithioate; and propafos, which is dipropyl phosphate, do not show a synergistic effect when mixed with milbemycin. Test Example 2 Pot test against organic phosphorus agent-B-41 resistant two-spotted spider mite Organic phosphorus agent, B-
30 adult female 41-resistant two-spotted spider mites are inoculated and allowed to spawn for 4 days. Next, a diluted solution of the emulsion with the formulation shown in Formulation Example 1 was sprayed with a small sprayer to the extent that the front and back of the leaves were sufficiently wet and dripped, and after being left at a temperature of 25 to 30°C for two weeks, the number of living spider mites (adults and total number of larvae) were counted. The results are shown in Table 2.

【表】 試験例 3 ミカンハダニポツト試験 有機リン剤とB−41に抵抗性を有するミカンハ
ダニを、4年生ミカンポツトに接種してミカンハ
ダニ雌成虫が1葉あたり2〜3頭寄生していると
き、前記配合例3の乳剤の400倍希釈液を滴り落
ちる程度に葉の表裏に均一に散布したところ、4
週間ミカンハダニの発生が認められなかつた。
[Table] Test Example 3 Orange Spider Mite Pot Test Orange spider mites resistant to organic phosphorus agents and B-41 are inoculated into 4-year-old orange pots, and when 2 to 3 female adult orange spider mites are infesting each leaf, the above formulation is applied. When a 400-fold diluted solution of the emulsion in Example 3 was sprayed evenly over the front and back of leaves to the extent that it dripped, 4
No occurrence of citrus spider mites was observed during the week.

【図面の簡単な説明】[Brief explanation of the drawing]

第1図はB−41Dの紫外吸収スペクトルを示
し、第2図は同物質の赤外吸収スペクトル、第3
図は同物質の核磁気共鳴吸収スペクトルを示す。
Figure 1 shows the ultraviolet absorption spectrum of B-41D, Figure 2 shows the infrared absorption spectrum of the same substance, and Figure 3 shows the infrared absorption spectrum of the same substance.
The figure shows the nuclear magnetic resonance absorption spectrum of the same material.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 抗生物質B−41Dと、ジエチルホスフエー
ト、ジエチルホスホロチオエート、ジエチルホス
ホロジチオエートまたはエチルホスホノチオエー
ト系有機リン殺虫剤とを有効成分とする殺ダニ
剤。 2 有機リン殺虫剤が、 0・0−ジエチル 0−(5−フエニル−3−
イソキサゾリル)ホスホロチオエート、 0−エチル 0−p−ニトロフエニル フエニ
ル ホスホノチオエート、 0・0−ジエチル 0−p−ニトロフエニルホ
スホロチオエート、 0・0−ジエチル 0−(2−イソプロピル−
4−メチル−6−ピリミジニル)ホスホロチオエ
ート、 0−エチル 0−(4−シアノフエニル)ベン
ゼンホスホノチオエート、 0・0−ジエチル S−(2・5−ジクロロフ
エニルチオメチル)ホスホロジチオエート、 0・0−ジエチル 0−〔2−クロロ−1−
(2・4−ジクロロフエニル)ビニル〕ホスフエ
ート、 0・0−ジエチル S−(N−エトキシカルボ
ニル、N−メチル カルバモイルメチル)ホスホ
ロジチオエート、 0・0・0′・0′−テトラエチル S・S′−メチ
レンビスホスホロジチオエート、 0・0−ジエチル S−(6−クロロ−2−オ
キソベンズオキサゾリン−3−イル)メチル ジ
エチル ホスホロジチオエート および S−(2−クロロ−1−フタルイミドエチル)
0・0−ジエチルホスホロジチオエート よりなる群から選ばれた1種または2種以上であ
る特許請求の範囲第1項記載の殺ダニ剤。
[Scope of Claims] 1. A miticide containing antibiotic B-41D and a diethyl phosphate, diethyl phosphorothioate, diethyl phosphorodithioate, or ethyl phosphonothioate-based organophosphorus insecticide as active ingredients. 2 The organophosphorus insecticide is 0,0-diethyl 0-(5-phenyl-3-
isoxazolyl) phosphorothioate, 0-ethyl 0-p-nitrophenyl phenyl phosphonothioate, 0,0-diethyl 0-p-nitrophenyl phosphorothioate, 0,0-diethyl 0-(2-isopropyl-
4-Methyl-6-pyrimidinyl) phosphorothioate, 0-ethyl 0-(4-cyanophenyl)benzene phosphonothioate, 0.0-diethyl S-(2.5-dichlorophenylthiomethyl) phosphorodithioate, 0. 0-diethyl 0-[2-chloro-1-
(2,4-dichlorophenyl)vinyl]phosphate, 0,0-diethyl S-(N-ethoxycarbonyl, N-methyl carbamoylmethyl)phosphorodithioate, 0,0,0',0'-tetraethyl S. S'-methylene bisphosphorodithioate, 0,0-diethyl S-(6-chloro-2-oxobenzoxazolin-3-yl)methyl diethyl phosphorodithioate and S-(2-chloro-1-phthalimidoethyl )
The acaricide according to claim 1, which is one or more selected from the group consisting of 0.0-diethylphosphorodithioate.
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