JPS6337946Y2 - - Google Patents

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JPS6337946Y2
JPS6337946Y2 JP16535884U JP16535884U JPS6337946Y2 JP S6337946 Y2 JPS6337946 Y2 JP S6337946Y2 JP 16535884 U JP16535884 U JP 16535884U JP 16535884 U JP16535884 U JP 16535884U JP S6337946 Y2 JPS6337946 Y2 JP S6337946Y2
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JP
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band
wound
attachment part
covering band
parts
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JP16535884U
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JPS6180019U (ja
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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、外科分野において手術創の保護固定
に用いる術後帯に関する。 〔従来の技術〕 術後帯は手術創を保護固定することにより、良
好な治愈を促進するとともに、患者に与える苦痛
を最小限にすることを目的として使用するもので
あるが、次のような機能条件が要求される。 (1) 創部の保護……外部刺激を遮断することによ
り良好な回復を促進する。 (2) 創部の固定……創部付近の筋肉の動きを抑制
することにより創部への刺激を防ぎ痛みの軽減
を図る。 (3) 圧迫……創部の固定および体内圧を高めるこ
とにより、呼吸やせきなどの時の苦痛を少なく
する。 (4) ドレナージの対応……カテーテルを接続した
まま術後帯を装着できるようにする。 (5) 浸出液の吸収……ガーゼで吸収しきれない浸
出液を吸収する。 (6) ガーゼの固定……ガーゼがずれないように固
定する。 (7) 伸縮性……呼吸、食事などによる周囲長の変
化に対応できるようにする。 (8) 装着性……患者が寝たまま容易に脱着できる
ようにする。 (9) 非むれ性……長時間装着しても不快感を与え
ない。 これに対し従来使用されている術後帯には次の
ようなものがある。 (イ) さらし……最も古くから使用されているもの
で、適当な長さのさらしを体に数層巻き付けた
もつとも簡単なものであり、創部の保護、固定
はよいが、装着するのに患者が起さなければな
らず、巻くのにそれなりの技術を要し、特に伸
縮性がないので欠点である。 (ロ) さらし式術後帯……さらしを数層重ねて部分
的に縫製し、最外層に切りこみを入れたもの
で、前項(イ)の「さらし」の装着性の悪さを改良
したものである。しかし「さらし」と同様伸縮
性がなく、ドレナージの対応も悪い。 (ハ) 肋骨固定帯……肋骨固定帯を術後帯として使
用するもので、伸縮性、創部の保護、固定圧迫
性はよいが、浸出液の吸収、ドレナージの対応
に問題がある。 (ニ) 腹巻……保温性はあるが、特に浸出液の吸
収、ドレナージの対応に問題がある。 これらの従来の術後帯のそれぞれについて上述
の機能条件がどの程度満されるかをまとめると次
のとおりである。ここで〇は良好、△はやや良
好、×は不良を意味する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案が解決しようとする問題点は、術後帯に
要求される上述のような機能条件をすべて満たし
得るものを提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 上述の問題点は本考案によれば、伸縮性素材よ
り成る第1の装着部および非伸縮性素材より成り
第1の装着部の両端にそれぞれ連結し且つ複数の
部分に分割した第2の装着部を有する外覆帯と、
自着性および手切れ性を有する不織布より成り外
覆帯の第1の装着部の内側に脱着可能に取り付け
得るように形成した内覆帯とを備えることにより
解決される。 〔作用〕 本考案による術後帯を着用する場合には、外覆
帯の第1の装着部に内覆帯を取り付け、内覆帯を
内側にして第2の装着部が創部上に来るように体
に巻き付け、分割されている左右の第2の装着部
をそれぞれ互に重ね合せて結合することにより創
部に装着するが、創部上には非伸縮性素材が載置
されることによつて創部を確実に保護するととも
に固定し、第1の装着部を構成する素材の伸縮性
によつて適切な圧迫力を加え、内覆帯の持つ自着
性によつてガーゼを固定し、ドレナージが必要な
場合には内覆帯の有する手切れ性を利用して所望
の個所を手で切り裂くことによりドレナージを導
出する。 〔実施例〕 次に本考案の実施例を図面について説明する。 第1図および第2図はそれぞれ本考案の外覆帯
および内覆帯の正面図である。 図において1は外覆帯で、中央部の第1の装着
部2とその両端に連結した第2の装着部3,4と
を有している。第1の装着部2は伸縮性素材より
成り、例えばスパンデツクス糸を使用した編物で
形成され、体幹周囲長の約50〜60%をおおい得る
だけの長さを持つている。第2の装着部3,4は
非伸縮性素材より成り、体にフイツトするだけの
柔軟性を持つことが望ましく、また表面は後述す
る面状フアスナが接着するような布が適してお
り、例えばフレンチパイル/アラクネ、フレンチ
パイル/ウレタン/綿パイルのような積層体を用
いることができ、体幹周囲長の約40〜50%をおお
い得るだけの長さを持つている。第2の装着部
3,4はまた左右においてそれぞれ複数の部分に
分割されており、図の例ではそれぞれ2つの部分
5,6;7,8に分割され、部分5,6の内側の
端部には面状フアスナ9,10が縫着されてい
る。なお第2の装着部は必ずしも2分割に限るこ
となく、例えば3分割でもよい。 11は内覆帯で、帯状の不織布から成り、体幹
全周に巻き付けることができ、かつ創部において
十分な重なり部分を生じ得るだけの長さを持つて
いることが望ましい。不織布としては、不織布同
志を重ねた場合にくつつき合つて少々の力で布の
長手方向に引つ張つても外れないような性質、す
なわち自着性と、通常の使用状態では切れない
が、手で局部的に強い力を加えると切り裂けるよ
うな性質、すなわち手切れ性とを持つていること
が必要である。自着性は例えばエンボス加工によ
つて得ることができる。その外、吸湿性、通気
性、肌ざわりがよく皮膚刺激性がないこと、など
の性質を持つていることが望ましい。内覆帯11
は外側のほぼ中央部に両面粘着テープ12が取り
付けられ、外覆帯1の第1の装着部2の内側に脱
着可能になつている。なお浸出液が多い創部に使
用する場合には外側を防水加工することができ
る。 次に本考案の使用方法を説明する。 内覆帯11の両面粘着テープ12を外覆帯1の
第1の装着部2の内側に貼り付けることによつて
両者を一体にし、胸部或は腹部に創部がある場合
には第1の装着部2を脊中側に当てて体幹に巻
き、第2の装着部3,4が体の前側、すなわち胸
部或は腹部側に来るようにし、内覆帯11を創部
上で重ね合せた上、第2の装着部3,4の分割さ
れた部分の面状フアスナを持つていない側、すな
わち部分7,8をまず内覆帯11上に重ね、次に
面状フアスナ9,10を持つている部分5,6を
それぞれ部分7,8上に重ね合せ、適当な締付力
を加えて面状フアスナ9,10を部分7,8上に
係止する。ドレナージの使用が必要な場合は、内
覆帯11の所望の個所を手で切り裂き、そこから
ドレナージを外部へ導出し、第2の装着部3,4
の分割された部分間の隙間から引き出せばよい。
内覆帯が汚れた場合には第1の装着部2から外し
て交換すればよい。 なお、脊部側に創部を持つた場合には、第1の
装着部2を胸部或は腹部側に当て、第2の装着部
3,4が脊中側に来るように巻き付けることによ
り、同様に使用することができる。 〔考案の効果〕 本考案によれば次のような効果を得ることがで
きる。 (1) 外覆帯の創部に当る部分に非伸縮性の素材を
使用することにより、創部に外部より加わる刺
激を遮断するとともに創部付近の筋肉の動きを
抑制し、創部の有効な保護、固定が可能であ
る。 (2) 外覆帯の一部に伸縮性の素材を使用すること
により圧迫力が大きくなり、創部は確実に固定
され、体内圧が高められるから、苦痛が少なく
なる。 (3) 内覆帯は手で容易に切り裂くことができ、外
覆帯の第2の装着部が分割されているため、ド
レナージの導出が容易であり、しかも不織布の
性質上、内覆帯の折り裂いた部分がほつれるこ
ともない。 (4) 内覆帯は吸湿性の高い不織布を使用すること
により浸出液をよく吸収し、外部へ漏れを防止
することができる。 (5) 不織布の持つ自着性によりガーゼの固定が容
易である。 (6) 外覆帯の第1の装着部の持つ伸縮性により患
者の体幹の周囲長の変化によく対応することが
でき、また腹部装着部が分割されているためフ
イツト性がよいから、患者に苦痛を与えず且つ
装着感がよく、確実に創部を保護、固定するこ
とができる。 (7) 患者が寝たまま脱着を容易に行うことができ
る。 (8) 体に直接接触する内覆帯に不織布を使用して
いるため、長時間装着しても不快感がない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本考案の外覆帯
および内覆帯の一実施例の正面図である。 1……外覆帯、2……第1の装着部、3,4…
…第2の装着部、5,6,7,8……第2の装着
部の分割した部分、9,10……面状フアスナ、
11……内覆帯、12……両面粘着テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 伸縮性素材より成る第1の装着部および非伸縮
    性素材より成り第1の装着部の両端にそれぞれ連
    結し且つ複数の部分に分割した第2の装着部を有
    する外覆帯と、自着性および手切れ性を有する不
    織布より成り外覆帯の第1の装着部の内側に脱着
    可能に取り付け得るように形成した内覆帯とを備
    えたことを特徴とする術後帯。
JP16535884U 1984-10-31 1984-10-31 Expired JPS6337946Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16535884U JPS6337946Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16535884U JPS6337946Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6180019U JPS6180019U (ja) 1986-05-28
JPS6337946Y2 true JPS6337946Y2 (ja) 1988-10-06

Family

ID=30723209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16535884U Expired JPS6337946Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3337381B2 (ja) * 1996-11-11 2002-10-21 株式会社田中企画 医療用コルセット
WO2000024349A1 (fr) * 1998-10-28 2000-05-04 Ekapot Bhunachet Vetement de soutien destine a empecher l'extension d'une plaie operatoire
KR101961725B1 (ko) * 2017-09-08 2019-03-25 연세대학교 산학협력단 복부수술 환자용 복대

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JPS6180019U (ja) 1986-05-28

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