JPS6335796Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6335796Y2 JPS6335796Y2 JP1983078934U JP7893483U JPS6335796Y2 JP S6335796 Y2 JPS6335796 Y2 JP S6335796Y2 JP 1983078934 U JP1983078934 U JP 1983078934U JP 7893483 U JP7893483 U JP 7893483U JP S6335796 Y2 JPS6335796 Y2 JP S6335796Y2
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- Japan
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- separation
- plate
- guide tube
- conical surface
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- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Centrifugal Separators (AREA)
Description
本考案は分離板型遠心分離機の分離板の構造に
関するものである。 従来、分離板型遠心分離機は重油や潤滑油に含
まれるスラツジを分離するための油清浄機として
使用される場合が多く、従つてこの場合、比重の
小さい油類と比重の大きいスラツジとを分離でき
ればよかつた。 しかしながら、微粒子黒鉛、二硫化モリブデン
などの超微粒子を含む原液より粗粒子を除去して
求める超微粒子を分離するには、従来の分離板型
遠心分離機では分離精度が悪く、しかも処理量が
少なかつた。(以下、本明細書では分離板型遠心
分離機を単に遠心分離機と記す。) 第1図イは従来の遠心分離機の要部縦断面図、
同図ロはその小分離板の先端付近の部分縦断面図
である。図において10は原液Aを供給する液入
口管で、回転しない構造になつている。 1は案内筒で外側上部に大分離板2、外側下部
に小分離板3を嵌合せしめて分離室8を形成し、
本体4と共に回転する。粗粒子液Bおよび超微粒
子液Cはそれぞれ矢印の方向に取り出される。 超微粒子と粗粒子が混在する原液Aから求める
超微粒子液を分離する場合、原液Aは設計能力を
上回る大きさの固体粒子(粗粒子)を含むため、
第1図ロに示す如く本体底壁面6に近い粗粒子b
はb′方向へ遠心力により移動し、粗粒子液Bとし
て矢印方向へ排出されるが、小分離板3の先端付
近の粗粒子aは小分離板3の間〓を矢印で示す液
流に従い、第1図イに示す案内筒1の外側を通
り、超微粒子液Cに混在して矢印方向に取り出さ
れる。従つて、分離精度を上げるためには処理量
を少なくしなければならなかつた。 本考案は上述した欠点を改良するためになされ
たもので、分離室下部の複数の小分離板に相当す
る部分を下部案内筒として形成して、上部案内筒
と下部案内筒にて一体型案内筒とし、下部案内筒
の外側の円錐面を通り原液が大分離板よりなる分
離室に供給されることにより、原液の分離精度を
向上せしめて処理量の増大を計つた遠心分離機を
提供せんとするものである。 以下図面によつて本考案の実施例を説明する。 本考案の一実施例は、第2図に示す如く一体型
案内筒5が上部案内筒5aと下部案内筒5bより
形成される。下部案内筒5bは第1図イに示す従
来の遠心分離機の小分離板3に相当する部分で形
成され、その外径はほぼ大分離板外径に等しく、
本体底壁面6と平行な円錐面7を有し、該円錐面
7に連なる上面は大分離板2と平行で、上部案内
筒5aの外側と連続している。 大分離板2は上部案内筒5aの外側に嵌合し、
共に回転する。また、一体型案内筒5は本体4と
共に回転する如く構成されている。 液入口管10は回転せず、原液Aが供給され、
分離した超微粒子液Cが取り出される。第2図に
は下部案内筒5bが中実で示されているが、軽量
化のため中空にすることが好ましい。 次に、本考案に係る遠心分離機の機能について
説明する。 第2図において本体4、一体型案内筒5および
大分離板2は高速で回転する。原液Aは回転しな
い液入口管10から供給され、一体型案内筒5の
上部案内筒5a内を経て、下部案内筒5bの円錐
面7と本体底壁面6との間〓を通る間に遠心力に
より分離され、粗粒子を含む液は粗粒子液Bとし
て矢印方向に排出され、超微粒子液は大分離板2
の外周より大分離板の傾斜に沿つて斜に上昇し、
超微粒子液Cとして矢印方向に取り出される。 さて、遠心分離機内における懸濁液中の粒子の
運動方程式を立て、これを単位時間の原液処理量
Qについて整理すると次の式が得られる。 Q=(ρp−ρ)g dp2/18μ ・2πNω2(r3/2−r3/1)/3g tanθ … Q:原液処理量cm3/sec ω:角速度 θ:分離板の半頂角 N:分離板の枚数 dp:粒子径(球換算) ρp:粒子の密度 μ:分散媒の粘性係数 ρ:分散媒の密度 r1:分離板内側の半径 r2:分離板外側の半径 この式から、Qが分離板の外側半径、内側半
径それぞれの3乗の差に比例することがわかる。 そして従来の遠心分離機である第1図イと本考
案の第2図を比べると、分離板の内側半径は等し
いが、外側半径は本考案の方が大きい。これが本
考案によりQの向上する理由で、他の実施例(第
3図参照)の場合も同様である。 また本考案は第2図に示す下部案内筒5bにお
ける円錐面7の下端1aと上端1b間の遠心力の
差を利用して、下端1aに到達した粗粒子が微粒
子液C側に混入させることなく粗粒子液B側出口
に移行するものである。 次に、遠心分離機の本体は従来の物そのままで
分離板を本考案の如く改造して比較したところ、
次表の如く分離能力(分離精度および処理量)が
向上した。
関するものである。 従来、分離板型遠心分離機は重油や潤滑油に含
まれるスラツジを分離するための油清浄機として
使用される場合が多く、従つてこの場合、比重の
小さい油類と比重の大きいスラツジとを分離でき
ればよかつた。 しかしながら、微粒子黒鉛、二硫化モリブデン
などの超微粒子を含む原液より粗粒子を除去して
求める超微粒子を分離するには、従来の分離板型
遠心分離機では分離精度が悪く、しかも処理量が
少なかつた。(以下、本明細書では分離板型遠心
分離機を単に遠心分離機と記す。) 第1図イは従来の遠心分離機の要部縦断面図、
同図ロはその小分離板の先端付近の部分縦断面図
である。図において10は原液Aを供給する液入
口管で、回転しない構造になつている。 1は案内筒で外側上部に大分離板2、外側下部
に小分離板3を嵌合せしめて分離室8を形成し、
本体4と共に回転する。粗粒子液Bおよび超微粒
子液Cはそれぞれ矢印の方向に取り出される。 超微粒子と粗粒子が混在する原液Aから求める
超微粒子液を分離する場合、原液Aは設計能力を
上回る大きさの固体粒子(粗粒子)を含むため、
第1図ロに示す如く本体底壁面6に近い粗粒子b
はb′方向へ遠心力により移動し、粗粒子液Bとし
て矢印方向へ排出されるが、小分離板3の先端付
近の粗粒子aは小分離板3の間〓を矢印で示す液
流に従い、第1図イに示す案内筒1の外側を通
り、超微粒子液Cに混在して矢印方向に取り出さ
れる。従つて、分離精度を上げるためには処理量
を少なくしなければならなかつた。 本考案は上述した欠点を改良するためになされ
たもので、分離室下部の複数の小分離板に相当す
る部分を下部案内筒として形成して、上部案内筒
と下部案内筒にて一体型案内筒とし、下部案内筒
の外側の円錐面を通り原液が大分離板よりなる分
離室に供給されることにより、原液の分離精度を
向上せしめて処理量の増大を計つた遠心分離機を
提供せんとするものである。 以下図面によつて本考案の実施例を説明する。 本考案の一実施例は、第2図に示す如く一体型
案内筒5が上部案内筒5aと下部案内筒5bより
形成される。下部案内筒5bは第1図イに示す従
来の遠心分離機の小分離板3に相当する部分で形
成され、その外径はほぼ大分離板外径に等しく、
本体底壁面6と平行な円錐面7を有し、該円錐面
7に連なる上面は大分離板2と平行で、上部案内
筒5aの外側と連続している。 大分離板2は上部案内筒5aの外側に嵌合し、
共に回転する。また、一体型案内筒5は本体4と
共に回転する如く構成されている。 液入口管10は回転せず、原液Aが供給され、
分離した超微粒子液Cが取り出される。第2図に
は下部案内筒5bが中実で示されているが、軽量
化のため中空にすることが好ましい。 次に、本考案に係る遠心分離機の機能について
説明する。 第2図において本体4、一体型案内筒5および
大分離板2は高速で回転する。原液Aは回転しな
い液入口管10から供給され、一体型案内筒5の
上部案内筒5a内を経て、下部案内筒5bの円錐
面7と本体底壁面6との間〓を通る間に遠心力に
より分離され、粗粒子を含む液は粗粒子液Bとし
て矢印方向に排出され、超微粒子液は大分離板2
の外周より大分離板の傾斜に沿つて斜に上昇し、
超微粒子液Cとして矢印方向に取り出される。 さて、遠心分離機内における懸濁液中の粒子の
運動方程式を立て、これを単位時間の原液処理量
Qについて整理すると次の式が得られる。 Q=(ρp−ρ)g dp2/18μ ・2πNω2(r3/2−r3/1)/3g tanθ … Q:原液処理量cm3/sec ω:角速度 θ:分離板の半頂角 N:分離板の枚数 dp:粒子径(球換算) ρp:粒子の密度 μ:分散媒の粘性係数 ρ:分散媒の密度 r1:分離板内側の半径 r2:分離板外側の半径 この式から、Qが分離板の外側半径、内側半
径それぞれの3乗の差に比例することがわかる。 そして従来の遠心分離機である第1図イと本考
案の第2図を比べると、分離板の内側半径は等し
いが、外側半径は本考案の方が大きい。これが本
考案によりQの向上する理由で、他の実施例(第
3図参照)の場合も同様である。 また本考案は第2図に示す下部案内筒5bにお
ける円錐面7の下端1aと上端1b間の遠心力の
差を利用して、下端1aに到達した粗粒子が微粒
子液C側に混入させることなく粗粒子液B側出口
に移行するものである。 次に、遠心分離機の本体は従来の物そのままで
分離板を本考案の如く改造して比較したところ、
次表の如く分離能力(分離精度および処理量)が
向上した。
【表】
第3図は他の実施例を示すが、この図は第1図
イに示す如き下部に小分離板を具える従来の分離
板型遠心分離機を改造した場合で、第2図に示す
下部案内筒5bを新規に製作する代わりに、第1
図イの案内筒1の下端1aに第3図に示す如き円
錐面7とこれに連なり大分離板2と平行な面を有
するプレート製下部案内筒5bを形成したもので
ある。 以上詳細に説明した如く、本考案の分離板構造
によれば、微粒子黒鉛、二硫化モリブデンなどの
超微粒子を含む原液を分離する場合、分離精度が
良くなると共に処理量が増加し、分離能力を向上
させることができる。
イに示す如き下部に小分離板を具える従来の分離
板型遠心分離機を改造した場合で、第2図に示す
下部案内筒5bを新規に製作する代わりに、第1
図イの案内筒1の下端1aに第3図に示す如き円
錐面7とこれに連なり大分離板2と平行な面を有
するプレート製下部案内筒5bを形成したもので
ある。 以上詳細に説明した如く、本考案の分離板構造
によれば、微粒子黒鉛、二硫化モリブデンなどの
超微粒子を含む原液を分離する場合、分離精度が
良くなると共に処理量が増加し、分離能力を向上
させることができる。
第1図イは従来の分離板型遠心分離機の要部縦
断面図、同図ロはこの遠心分離機の小分離板先端
付近の部分縦断面図、第2図は本考案の一実施例
に係る分離板型遠心分離機の部分縦断面図、第3
図は他の実施例の要部縦断面図である。 1……案内筒、1a……下端、1b……上端、
2……大分離板、3……小分離板、4……本体、
5……一体型案内筒、5a……上部案内筒、5b
……下部案内筒、6……本体底壁面、7……円錐
面、8……分離室、10……液入口管、A……原
液、B……粗粒子液、C……超微粒子液。
断面図、同図ロはこの遠心分離機の小分離板先端
付近の部分縦断面図、第2図は本考案の一実施例
に係る分離板型遠心分離機の部分縦断面図、第3
図は他の実施例の要部縦断面図である。 1……案内筒、1a……下端、1b……上端、
2……大分離板、3……小分離板、4……本体、
5……一体型案内筒、5a……上部案内筒、5b
……下部案内筒、6……本体底壁面、7……円錐
面、8……分離室、10……液入口管、A……原
液、B……粗粒子液、C……超微粒子液。
Claims (1)
- 外側下部に複数の小分離板と外側上部に複数の
大分離板を嵌合すると共に、原液を上記分離板よ
りなる分離室に導く案内筒が本体と共に回転する
分離板型遠心分離機において、上記下部の複数小
分離板に相当する部分を外径がほぼ大分離板外径
に等しく且つ本体底壁面と平行な円錐面とこれに
連なり最下位の大分離板と平行な面を有する下部
案内筒として形成し、上部案内筒を経た原液が上
記下部案内筒の上記円錐面を通り大分離板よりな
る分離室に供給されることを特徴とする遠心分離
機の分離板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7893483U JPS59184950U (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 遠心分離機の分離板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7893483U JPS59184950U (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 遠心分離機の分離板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59184950U JPS59184950U (ja) | 1984-12-08 |
JPS6335796Y2 true JPS6335796Y2 (ja) | 1988-09-22 |
Family
ID=30208934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7893483U Granted JPS59184950U (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 遠心分離機の分離板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59184950U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3178565B1 (en) * | 2012-05-14 | 2018-06-27 | Alfa Laval Corporate AB | Disc stack for centrifugal separator |
EP3085450B1 (en) | 2015-04-24 | 2020-02-26 | Alfa Laval Corporate AB | Centrifugal separator with disc stack |
-
1983
- 1983-05-27 JP JP7893483U patent/JPS59184950U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59184950U (ja) | 1984-12-08 |
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