JPS6335597Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は製パン工程中に用いるパン生地の丸め
機に関する。

従来より丸め機は、傘型の斜面部が回り、羽根
との間を生地が転動するものであるが、羽根の位
置角度等の調節が仲々困難であつた。本考案はこ
れを球面座金により羽根を調節できるようにした
ものである。

以下図面を追つて説明する。

１は丸め機であり、傘型斜面を持つている。２
は羽根であり傘型斜面を下から上へ捲回してい
る。この羽根２と、丸め機の斜面の間を生地が上
方へ向つて転動し丸められるものである。３は腕
で丸め機基部に支持され上から羽根を支持してい
る。この腕３と羽根２の間の調節部に本考案の改
良がある。これを第２図により説明する。腕３中
に心棒４が上下ナツト５，５′により、且つさや
６に保護され支持されている。心棒４は、上ナツ
ト５付近で幾分可動になつている。下ナツト５′
の更に下に、調節部Ａがあり調節部は調節部上ナ
ツト及び調節部下ナツト７，７′に挾持され、そ
の調節部Ａは５層となつている。５層は凸面部材
８凹面部材９平板１０凹面部材１１及び凸面部材
１２となつている。平板１０には中央にかなり広
い孔があり、凹面部には、小さい孔があり両孔は
心棒のある程度の動きを許す。平板１０には支持
箱１３が連結し、その先に羽根２が装着されてい
る。このような構造で凹面部材と凸面部材をすり
合せることにより心棒が動き羽根の位置の調整が
可能となる。この調節部を用いることにより心棒
の角度の調節ひいては羽根の調整ができるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施を示し、第１図は丸め機
の一部断面正面図、第２図は調節部を示す断面図
である。 符号の説明、１……丸め機、２……羽根、３…
…腕、４……心棒、５，５′……ナツト、６……
さや、７，７′……調節部ナツト、８……凸面部
材、９……凹面部材、１０……平板、１１……凹
面部材、１２……凸面部材、１３……支持箱、Ａ
……調節部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 丸め機の腕に支持された羽根を持つ調節部が中
   心に心棒を持ち且つ凹面部材と凸面部材を持ち、
   両面部材のすり合せによる幾分かの動きが可能な
   製パン工程中に用いる丸め機。