JPS6335180A - 磁性流体駆動装置 - Google Patents
磁性流体駆動装置Info
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- JPS6335180A JPS6335180A JP17663186A JP17663186A JPS6335180A JP S6335180 A JPS6335180 A JP S6335180A JP 17663186 A JP17663186 A JP 17663186A JP 17663186 A JP17663186 A JP 17663186A JP S6335180 A JPS6335180 A JP S6335180A
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Landscapes
- Central Heating Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は、ヒートバイブのような熱交換器の伝熱流体、
流体エンジンの作動流体、潤滑用作動流体等に用いられ
る磁性流体に該磁性流体が流動する力を付与する、磁性
流体駆動装置に関する。
流体エンジンの作動流体、潤滑用作動流体等に用いられ
る磁性流体に該磁性流体が流動する力を付与する、磁性
流体駆動装置に関する。
(従来技術)
磁性流体は、マグネタイトのような磁性材料から成る1
00A程度の磁性コロイド粒子を、水、エーテル類、エ
ステル類、フルオロカーボン等の溶媒に分散させたもの
である。このような磁性流体は、磁界を印加したり、印
加する磁界の強さに傾度を与えても、磁性コロイド粒子
と溶媒との分離、偏析が起こらず、巨視的には磁界に感
応する均質な液体として作用する。このため、磁性流体
は、液体の保持、液体中の圧力の制御、液体の界面形状
の制御等、従来の液体にない物理的性質を備えており、
また軸のシール手段、比重差選別機の選別用流体、スイ
ッチおよびセンサの作動流体等、種々の用途の開発がな
されている。
00A程度の磁性コロイド粒子を、水、エーテル類、エ
ステル類、フルオロカーボン等の溶媒に分散させたもの
である。このような磁性流体は、磁界を印加したり、印
加する磁界の強さに傾度を与えても、磁性コロイド粒子
と溶媒との分離、偏析が起こらず、巨視的には磁界に感
応する均質な液体として作用する。このため、磁性流体
は、液体の保持、液体中の圧力の制御、液体の界面形状
の制御等、従来の液体にない物理的性質を備えており、
また軸のシール手段、比重差選別機の選別用流体、スイ
ッチおよびセンサの作動流体等、種々の用途の開発がな
されている。
磁性流体を用いた装置の一つとして、磁性流体を構成す
る磁性コロイド粒子の温度依存性に着目し、該温度依存
性と磁性流体の流動性との組み合わせによって熱エネル
ギーを磁性流体の連動エネルギーに変換させて、磁性流
体を流動させる第1図に示す駆動装置50が提案されて
いる。
る磁性コロイド粒子の温度依存性に着目し、該温度依存
性と磁性流体の流動性との組み合わせによって熱エネル
ギーを磁性流体の連動エネルギーに変換させて、磁性流
体を流動させる第1図に示す駆動装置50が提案されて
いる。
この駆動装置50は、ソレノイドまたは永久磁石のよう
な磁界発生器52と、該磁界発生器により発生された磁
界中を経て該磁界の外部へ伸びる閉ループを構成する、
磁性流体で満たされた導管54と、前記磁界内に配置さ
れ、導管54を経て磁性流体に熱を加えるヒータのよう
な加熱器56と、前記磁界の外に配置され、前記導管内
の磁性流体を冷却する冷却器58とを含み、負荷60は
前記閉ループの途中に配置される。
な磁界発生器52と、該磁界発生器により発生された磁
界中を経て該磁界の外部へ伸びる閉ループを構成する、
磁性流体で満たされた導管54と、前記磁界内に配置さ
れ、導管54を経て磁性流体に熱を加えるヒータのよう
な加熱器56と、前記磁界の外に配置され、前記導管内
の磁性流体を冷却する冷却器58とを含み、負荷60は
前記閉ループの途中に配置される。
駆動装置50が磁性流体を循環させる装置ではなく、第
3図に示すように単に磁性流体を流動させる装置である
と、導管54は閉ループを構成しない。この場合も加熱
器56の右方に冷却器を配置してもよい。なお、第3図
の装置では、磁界発生器52として永久磁石を用いてい
るが、ソレノイドを用いることもできる。
3図に示すように単に磁性流体を流動させる装置である
と、導管54は閉ループを構成しない。この場合も加熱
器56の右方に冷却器を配置してもよい。なお、第3図
の装置では、磁界発生器52として永久磁石を用いてい
るが、ソレノイドを用いることもできる。
この駆動装置50は、磁界発生器52により磁界を発生
させた状態で、加熱器56により磁性流体を加熱し、冷
却器58において磁性流体を冷却する。これにより、加
熱器56の前後(第1図および第3図においては左右)
の磁性流体に温度差が生じることから、磁性流体に該磁
性流体がその温度の低い側から高い側へ移動する力すな
わち熱磁気的駆動力が作用し、磁性流体は循環する。
させた状態で、加熱器56により磁性流体を加熱し、冷
却器58において磁性流体を冷却する。これにより、加
熱器56の前後(第1図および第3図においては左右)
の磁性流体に温度差が生じることから、磁性流体に該磁
性流体がその温度の低い側から高い側へ移動する力すな
わち熱磁気的駆動力が作用し、磁性流体は循環する。
すなわち、第1図において磁界発生器52の左側の磁性
流体の温度Toが右側の磁性流体のそれよりΔTだけ低
いものとして、磁性流体中に懸濁している磁性コロイド
粒子に作用する磁気力Pを以下に考察する。磁界強度は
、磁力線を第2図に符号62で示すように、磁界発生器
52の存在により、磁界発生器52の端部付近で内側に
向かって急激に増大し、磁界発生器52中ではほぼ一様
である。
流体の温度Toが右側の磁性流体のそれよりΔTだけ低
いものとして、磁性流体中に懸濁している磁性コロイド
粒子に作用する磁気力Pを以下に考察する。磁界強度は
、磁力線を第2図に符号62で示すように、磁界発生器
52の存在により、磁界発生器52の端部付近で内側に
向かって急激に増大し、磁界発生器52中ではほぼ一様
である。
また、磁性コロイド粒子一つの磁気モーメントは、磁性
コロイド粒子の磁化の強さを工、体積をVとすると、V
Iである。また、磁性コロイド粒子に働く磁気力Pは、
m%モモ−ン)Vlと磁界の傾きd H/ d xとの
積、すなわち、P=VI@dH/dx・・・會・φ (
1)である。
コロイド粒子の磁化の強さを工、体積をVとすると、V
Iである。また、磁性コロイド粒子に働く磁気力Pは、
m%モモ−ン)Vlと磁界の傾きd H/ d xとの
積、すなわち、P=VI@dH/dx・・・會・φ (
1)である。
次に、この磁気力Pが第2図の導管54中の磁性コロイ
ド粒子の位置によりどのように作用するかを考察する。
ド粒子の位置によりどのように作用するかを考察する。
磁性コロイド粒子は、通常100八程度であって、単磁
区から成るいわゆる微小永久磁石であり、またその磁気
モーメントv工は温度上昇により減少する。そこで、磁
性コロイド粒子の磁化の強さ工が磁性流体の温度差ΔT
によりΔ工だけ減少しているとすると、第2図の位置A
では、磁気力P=VI・d H/ d xのうち磁化の
強さIはある値を持っているが、磁界の傾きd H/
d xが零であることから、磁気力Pは磁性コロイド粒
子に作用しない。
区から成るいわゆる微小永久磁石であり、またその磁気
モーメントv工は温度上昇により減少する。そこで、磁
性コロイド粒子の磁化の強さ工が磁性流体の温度差ΔT
によりΔ工だけ減少しているとすると、第2図の位置A
では、磁気力P=VI・d H/ d xのうち磁化の
強さIはある値を持っているが、磁界の傾きd H/
d xが零であることから、磁気力Pは磁性コロイド粒
子に作用しない。
これに対し第2図の位置Bでは、磁化の強さIの大きさ
は位置Aでのそれと同じであるが、磁化の傾きd H/
d xが最大であることから、磁性コロイド粒子には
磁界発生器102の内側に向かう比較的大きな磁気力P
が生じる。
は位置Aでのそれと同じであるが、磁化の傾きd H/
d xが最大であることから、磁性コロイド粒子には
磁界発生器102の内側に向かう比較的大きな磁気力P
が生じる。
また、第2図の位置Cでは、磁化の傾きdH/dxの大
きさは位置Bのそれと同じである。しかし、この位置C
での磁性コロイド粒子の温度が位iBのそれよりΔTだ
け高いため、磁化の強さは(I−ΔI)となり、また磁
性コロイド粒子の温度と磁化強度との関係に依存して位
置Bでの値よりも小さい。このため、磁性コロイド粒子
に作用する磁気力Pは、 p = −V (I −、= I ) d H/ d
xとなり、位置Bでのそれより小さい。
きさは位置Bのそれと同じである。しかし、この位置C
での磁性コロイド粒子の温度が位iBのそれよりΔTだ
け高いため、磁化の強さは(I−ΔI)となり、また磁
性コロイド粒子の温度と磁化強度との関係に依存して位
置Bでの値よりも小さい。このため、磁性コロイド粒子
に作用する磁気力Pは、 p = −V (I −、= I ) d H/ d
xとなり、位置Bでのそれより小さい。
さらに、第2図の位置りでは、磁化の傾きd H7′d
Xが零であり、また磁化の強さも(I−ΔI)である
ため、磁性コロイド粒子に磁気力Pは作用しない。
Xが零であり、また磁化の強さも(I−ΔI)である
ため、磁性コロイド粒子に磁気力Pは作用しない。
このように、磁性コロイド粒子に作用する磁気力Pは1
粒子のブラウン運動に基づく拡散力を介して、液体分子
が平均化して支えている。従って、第2図の磁界発生器
の左右の磁性コロイド粒子に作用する磁気力の差は、導
管内の磁性流体を流動させようとする力として現れる。
粒子のブラウン運動に基づく拡散力を介して、液体分子
が平均化して支えている。従って、第2図の磁界発生器
の左右の磁性コロイド粒子に作用する磁気力の差は、導
管内の磁性流体を流動させようとする力として現れる。
この力が、磁性流体の熱磁気的駆動力であり、結局加熱
器54から供給される熱エネルギーが磁性流体の持つ熱
エネルギーの増大と、磁性流体の運動エネルギーとに変
換されている。この熱磁気的駆動力により、磁性流体は
、第1図において時計方向に流動される。
器54から供給される熱エネルギーが磁性流体の持つ熱
エネルギーの増大と、磁性流体の運動エネルギーとに変
換されている。この熱磁気的駆動力により、磁性流体は
、第1図において時計方向に流動される。
このような駆動装置50における、磁性流体を流動させ
るための熱磁気的駆動力、換言すれば、第3図に示すよ
うに導管54の端部を切り離し、磁性流体を静止させて
いるときの磁界発生器52の前後の磁性流体の圧力差Δ
Pは、磁界の強さをH1磁界発生器の前後の磁性流体の
平衡高さく高さレベルの差)をΔhとし、磁性コロイド
粒子の磁気モーメントを単位体積の液体中のそれの全量
で換算し、磁性流体の磁化工′で表わすと、Δ p=
μし 。 拳 H・ Δ I’ −
ρ g ・ Δ h・・・・・ (2) で表わされる。ここに、Δ工°は磁化強度の温度変化分
である・ 上記の式(2)から明らかなように、T!!l動装置5
0の熱磁気的駆動力を増すためには、磁化強度の温度変
化分Δ工°が大きい、すなわち飽和磁化値が大きくかつ
その温度依存性が大きい磁性流体を得ることが重要であ
り、これに加えて磁性流体の熱伝導率が大きく、粘性が
低いことが望まれる。また、平衡高さΔhがの大きいこ
とは、それだけ圧力差ΔPが大きく、磁性流体が受ける
熱磁気的駆動力が大きいことを示す。
るための熱磁気的駆動力、換言すれば、第3図に示すよ
うに導管54の端部を切り離し、磁性流体を静止させて
いるときの磁界発生器52の前後の磁性流体の圧力差Δ
Pは、磁界の強さをH1磁界発生器の前後の磁性流体の
平衡高さく高さレベルの差)をΔhとし、磁性コロイド
粒子の磁気モーメントを単位体積の液体中のそれの全量
で換算し、磁性流体の磁化工′で表わすと、Δ p=
μし 。 拳 H・ Δ I’ −
ρ g ・ Δ h・・・・・ (2) で表わされる。ここに、Δ工°は磁化強度の温度変化分
である・ 上記の式(2)から明らかなように、T!!l動装置5
0の熱磁気的駆動力を増すためには、磁化強度の温度変
化分Δ工°が大きい、すなわち飽和磁化値が大きくかつ
その温度依存性が大きい磁性流体を得ることが重要であ
り、これに加えて磁性流体の熱伝導率が大きく、粘性が
低いことが望まれる。また、平衡高さΔhがの大きいこ
とは、それだけ圧力差ΔPが大きく、磁性流体が受ける
熱磁気的駆動力が大きいことを示す。
しかし、従来の装置では、前記(2)式からはt測され
る理論値よりはるかに小さい熱磁気的駆動力を得ること
ができるにすぎなかった。
る理論値よりはるかに小さい熱磁気的駆動力を得ること
ができるにすぎなかった。
すなわち、本発明者らは、上記の基本原理に基づいて種
々の研究を行い、実際の装置では熱磁気l′J′]駆動
力が前記(2)式からは予測される値よりはるかに小さ
いことの原因を検討した結果、以下のことを見出した。
々の研究を行い、実際の装置では熱磁気l′J′]駆動
力が前記(2)式からは予測される値よりはるかに小さ
いことの原因を検討した結果、以下のことを見出した。
上記の(2)式は、熱伝達の速度が磁性流体の速度より
速いことを前提として導管内の磁性流体の温度が導管の
半径方向で一様であるとしたが、実際の装置では磁性流
体の移動速度は遅く、すなわち第4図に曲線64で示す
ように所定時間経過後の平衡高さΔhは小さく、また平
衡したときの圧力差ΔPも理論値の25%程度にしかな
らない。これは、伝熱面付近の表層の磁性流体のみが温
度上昇をし、それにより表層の磁性がこ体のみが薄層と
して駆動力を受けて流動するためと考えられ、る。
速いことを前提として導管内の磁性流体の温度が導管の
半径方向で一様であるとしたが、実際の装置では磁性流
体の移動速度は遅く、すなわち第4図に曲線64で示す
ように所定時間経過後の平衡高さΔhは小さく、また平
衡したときの圧力差ΔPも理論値の25%程度にしかな
らない。これは、伝熱面付近の表層の磁性流体のみが温
度上昇をし、それにより表層の磁性がこ体のみが薄層と
して駆動力を受けて流動するためと考えられ、る。
(発明の目的)
従って、本発明の目的は、磁界内の磁性流体の熱を効果
的に加える構造とすることにより、磁性流体の作用する
熱磁気的駆動力が大きい磁性流体駆動装置を得ることに
ある。
的に加える構造とすることにより、磁性流体の作用する
熱磁気的駆動力が大きい磁性流体駆動装置を得ることに
ある。
(発明の構成)
本発明の磁性流体駆動装置は、磁性流体に該磁性流体が
流動する力を付与する装置であって、磁界発生手段と、
該磁界発生手段により発生された磁界中を経て前記磁界
の外へ伸びる、前記磁性流体のための少なくとも一つの
導管と、前記磁界内に配置され、前記導管を経て前記磁
性流体に熱を加える加熱手段とを含み、前記導管の前記
磁界内の第1の部位の熱伝達率は前記導管の前記磁界内
の第2の部位のそれより大きく、前記第1の部位は前記
加熱手段から熱を受けるべく配置されている。
流動する力を付与する装置であって、磁界発生手段と、
該磁界発生手段により発生された磁界中を経て前記磁界
の外へ伸びる、前記磁性流体のための少なくとも一つの
導管と、前記磁界内に配置され、前記導管を経て前記磁
性流体に熱を加える加熱手段とを含み、前記導管の前記
磁界内の第1の部位の熱伝達率は前記導管の前記磁界内
の第2の部位のそれより大きく、前記第1の部位は前記
加熱手段から熱を受けるべく配置されている。
(発明の作用効果)
導管内に磁性流体は、導管が磁界内および加熱f膜内を
経るため、磁界内および加熱手段内において熱磁気的駆
動力を受ける。
経るため、磁界内および加熱手段内において熱磁気的駆
動力を受ける。
本発明によれば、導管の磁界内の第1の部位の熱伝達率
が導管の磁界内の第2の部位のそれより大きいため、従
来装置に比べて第1の部位内の磁性流体の多くの分子が
従来装置に比べて高温加熱され、 これにより磁性流体
は従来装置に比べて大きな熱磁気的駆動力を受ける。
が導管の磁界内の第2の部位のそれより大きいため、従
来装置に比べて第1の部位内の磁性流体の多くの分子が
従来装置に比べて高温加熱され、 これにより磁性流体
は従来装置に比べて大きな熱磁気的駆動力を受ける。
(実施例)
以下、図面に示す本発明の実施例について説明する。
第5図に示す磁性流体駆動装置10は、磁界発生器12
と、該磁界発生器により発生された磁界内を経て該磁界
の外へ伸び、該磁界の外から再び該磁界内へ戻る閉ルー
プを構成する、磁性流体で満たされた導管14と、前記
磁界内に配置され、導管14を経て磁性流体に熱を加え
るヒータのような加熱器16と、前記磁界の外に配置さ
れ、導管14内の磁性流体を冷却する水冷式の冷却器1
8とを含み、負荷20は前記閉ループの途中に配置され
る。
と、該磁界発生器により発生された磁界内を経て該磁界
の外へ伸び、該磁界の外から再び該磁界内へ戻る閉ルー
プを構成する、磁性流体で満たされた導管14と、前記
磁界内に配置され、導管14を経て磁性流体に熱を加え
るヒータのような加熱器16と、前記磁界の外に配置さ
れ、導管14内の磁性流体を冷却する水冷式の冷却器1
8とを含み、負荷20は前記閉ループの途中に配置され
る。
磁界発生器12は、図示の例では二つの永久磁石22.
24と、該永久磁石をその異磁極面が対向する姿勢に取
り付けたヨーク26とを含む。永久磁石22.24は、
フェライト磁石、希土類金属磁石のように高保磁力の板
状の磁石であり、また厚さ方向に磁化されている。磁界
発生器12は、ソレノイドであってもよく、この場合ソ
レノイドは、導管14の磁界内に配置された導管部28
の伸長方向と平行な磁界を発生するように配置すること
ができる。
24と、該永久磁石をその異磁極面が対向する姿勢に取
り付けたヨーク26とを含む。永久磁石22.24は、
フェライト磁石、希土類金属磁石のように高保磁力の板
状の磁石であり、また厚さ方向に磁化されている。磁界
発生器12は、ソレノイドであってもよく、この場合ソ
レノイドは、導管14の磁界内に配置された導管部28
の伸長方向と平行な磁界を発生するように配置すること
ができる。
導管14の磁界内に配置された部分すなわち導管部28
は、永久磁石22.24の間を磁界と直交する方向へ伸
びる。導管部28は、非磁性材料から成る。導管部28
は、第1の部位28aと第2の部位28bとを備え、第
1の部位28aの熱伝達率は前記第2の部位28bのそ
れより大きい。なお、導管14は、第5図の例では磁界
内を一回経るように配置されているが、複数回繰るよう
に配置してもよい。
は、永久磁石22.24の間を磁界と直交する方向へ伸
びる。導管部28は、非磁性材料から成る。導管部28
は、第1の部位28aと第2の部位28bとを備え、第
1の部位28aの熱伝達率は前記第2の部位28bのそ
れより大きい。なお、導管14は、第5図の例では磁界
内を一回経るように配置されているが、複数回繰るよう
に配置してもよい。
加熱器16は、交流または直流の加熱電流が供給される
ヒータから成る加熱コイルを含む。該加熱コイルは、該
加熱コイルで発生された熱が@1の導管部28aを経て
磁性流体に伝達されるように、:51の部位28aの周
りに配置されている。
ヒータから成る加熱コイルを含む。該加熱コイルは、該
加熱コイルで発生された熱が@1の導管部28aを経て
磁性流体に伝達されるように、:51の部位28aの周
りに配置されている。
導管部28を第1の部位28aの熱伝達率が前記第2の
部位28bのそれより大きい構造とするには、第6図に
示すように、第1の部位28aを第2の部位28bより
熱伝導率の大きい非磁性材料とすればよい。このような
構造であると、導管部28内の磁性流体は第1の部位2
8aにおいて急速に加熱される。
部位28bのそれより大きい構造とするには、第6図に
示すように、第1の部位28aを第2の部位28bより
熱伝導率の大きい非磁性材料とすればよい。このような
構造であると、導管部28内の磁性流体は第1の部位2
8aにおいて急速に加熱される。
導管部28を第1の部位の熱伝達率が前記第2の部位の
それより大きい構造とするには、第7図に示すように、
第2の部位28bの内面を第1の部位28aより熱伝導
率の小さく、))つ非磁性部材30で被覆してもよい。
それより大きい構造とするには、第7図に示すように、
第2の部位28bの内面を第1の部位28aより熱伝導
率の小さく、))つ非磁性部材30で被覆してもよい。
また、第2の部位28aの中空部内に、第8図に示すよ
うに第1の部位28aの内周面に接触しかつ磁性流体の
通過を許す穴または空間を有する非磁性部材32を配置
してもよいし、第9図および第10図に示すように第1
の部位28aの内周面に接触しかつ放熱フィンを有する
複数の非磁性部材34を配置してもよい。さらに、第1
の部位28aの中空部内に銅金属のような非磁性で熱伝
導率の大きい金属粒子を充填してもよい。非磁性部材3
2.34は、第2の部位28bの内周面を規定する部材
の熱伝導より大きい。
うに第1の部位28aの内周面に接触しかつ磁性流体の
通過を許す穴または空間を有する非磁性部材32を配置
してもよいし、第9図および第10図に示すように第1
の部位28aの内周面に接触しかつ放熱フィンを有する
複数の非磁性部材34を配置してもよい。さらに、第1
の部位28aの中空部内に銅金属のような非磁性で熱伝
導率の大きい金属粒子を充填してもよい。非磁性部材3
2.34は、第2の部位28bの内周面を規定する部材
の熱伝導より大きい。
作動時、駆動装置10は、磁界発生器12により磁界を
発生させた状態で、加熱器16により磁性流体を加熱し
、冷却器18において磁性流体を冷却する。これにより
、磁性流体が導管14の第1の部位28aにおいて高温
に加熱されるため、加熱器16の前後(第5図において
は左右)の磁性流体に温度差が生じる。この結果、磁界
発生器12により発生された磁界に曝されている導管1
4内の磁性流体には、該磁性流体が第5図において磁界
発生器12の左側から右側へ移動する力すなわち熱磁気
的駆動力が作用し、これにより磁注流体は第5図におい
て時計方向へ循環する。
発生させた状態で、加熱器16により磁性流体を加熱し
、冷却器18において磁性流体を冷却する。これにより
、磁性流体が導管14の第1の部位28aにおいて高温
に加熱されるため、加熱器16の前後(第5図において
は左右)の磁性流体に温度差が生じる。この結果、磁界
発生器12により発生された磁界に曝されている導管1
4内の磁性流体には、該磁性流体が第5図において磁界
発生器12の左側から右側へ移動する力すなわち熱磁気
的駆動力が作用し、これにより磁注流体は第5図におい
て時計方向へ循環する。
磁性流体が第1の部位28aにおいて受ける熱量は、第
1の部位28aの熱伝達率が第2の部位28bのそれよ
り大きいため、従来の装置に比べて多くの磁性流体の分
子が従来装置に比べて高速にかつ高温に加熱され、従っ
て磁性流体は従来の装置に比べて大きな熱磁気的駆動力
を受ける。
1の部位28aの熱伝達率が第2の部位28bのそれよ
り大きいため、従来の装置に比べて多くの磁性流体の分
子が従来装置に比べて高速にかつ高温に加熱され、従っ
て磁性流体は従来の装置に比べて大きな熱磁気的駆動力
を受ける。
駆動装置lOは冷房器のような冷却装置、暖房器のよう
な加熱装置、ヒートパイプのような熱交換装置、発電機
、動力源等に適用することができる。たとえば、駆動装
置10を冷却機に適用するときは加熱器16の箇所を被
冷却部に配置し、また加熱装置に適用するときは冷却器
18の箇所を被加熱部に配置し、熱交換装置に適用する
ときは加熱器16および冷却器18の箇所を熱交換部に
配置すればよい。駆動装置10を発電機、動力源に適用
するときは、磁性流体を作動流体として使用すればよい
。
な加熱装置、ヒートパイプのような熱交換装置、発電機
、動力源等に適用することができる。たとえば、駆動装
置10を冷却機に適用するときは加熱器16の箇所を被
冷却部に配置し、また加熱装置に適用するときは冷却器
18の箇所を被加熱部に配置し、熱交換装置に適用する
ときは加熱器16および冷却器18の箇所を熱交換部に
配置すればよい。駆動装置10を発電機、動力源に適用
するときは、磁性流体を作動流体として使用すればよい
。
第11図に示す駆動装ra40は、導管14で閉ループ
を構成する代りに、導管14の両端部14d、14eを
上方へ伸ばしている。
を構成する代りに、導管14の両端部14d、14eを
上方へ伸ばしている。
作動時、駆動装置40も、磁界発生器12により磁界を
発生させた状態で、加熱器16により磁性流体を加熱し
、冷却器18において磁性流体を冷却する。これにより
加熱器16の前後の磁性流体に温度差が生じるため、磁
界発生器12により発生された磁界に曝されている導管
14内の磁性流体には、該磁性流体が第12図において
磁界発生器12の左側から右側へ移動する力すなわち熱
磁気的駆動力が作用し、磁性流体は端部14dの側から
端部14eの側へ移動される。
発生させた状態で、加熱器16により磁性流体を加熱し
、冷却器18において磁性流体を冷却する。これにより
加熱器16の前後の磁性流体に温度差が生じるため、磁
界発生器12により発生された磁界に曝されている導管
14内の磁性流体には、該磁性流体が第12図において
磁界発生器12の左側から右側へ移動する力すなわち熱
磁気的駆動力が作用し、磁性流体は端部14dの側から
端部14eの側へ移動される。
駆動装置40の端部14a、14b内の磁性流体の平行
高さΔhを測定したところ、第2の部位28aの中空部
内に多数の銅金属粒子を磁性流体が流動可能に充填した
場合、第4図に曲線66で示すように、従来装置の約二
倍になった。
高さΔhを測定したところ、第2の部位28aの中空部
内に多数の銅金属粒子を磁性流体が流動可能に充填した
場合、第4図に曲線66で示すように、従来装置の約二
倍になった。
第1図は磁性流体駆動装置の原理を説明するための図、
第2図は磁性流体が熱磁気的駆動力を受ける原理を説明
するための図、第3図は平衡高さを説明するための図、
第4図は平衡高さと時間の関係を示す図、第5図は本発
明の駆動装置の一実施例を示す斜視図、第6図は導管部
の構造の第1の実施例を示す斜視図、第7図は導管部の
構造の第2の実施例を示す斜視図、第8図は導管部の構
造の第3の実施例を示す盪視図、第9図は導管部の構造
の第4の実施例を示す斜視図、第10図は第9図の右側
面図、第11図は本発明の駆動装置の他の実施例を示す
斜視図である。 10.40+駆動装置、12:磁界発生器、14:導管
、 16:加熱器、28a:第1の部位、
28b=第2の部位。 代理人 弁理士 松 永 宣 行 第1図 第2図 位1〆l −x 第3図 第4図 時間 第5図 第6図 第10図 5L+ 第11図 手続補正書 昭和61年11月28日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第176631号 2、発明の名称 磁性流体駆動装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 タカタ株式会社 4、代理人 住 所 〒105東京都港区虎ノ門三丁目4番17号
鹿友ビル 電話 (434)0687番(代)6、補正
の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄および図面の73図 7、補正の内容 (+)明細書の記載において次の通り訂正する。 (2)図面中、第3図を別紙のとおり訂正する。 8、添付書類の目録
第2図は磁性流体が熱磁気的駆動力を受ける原理を説明
するための図、第3図は平衡高さを説明するための図、
第4図は平衡高さと時間の関係を示す図、第5図は本発
明の駆動装置の一実施例を示す斜視図、第6図は導管部
の構造の第1の実施例を示す斜視図、第7図は導管部の
構造の第2の実施例を示す斜視図、第8図は導管部の構
造の第3の実施例を示す盪視図、第9図は導管部の構造
の第4の実施例を示す斜視図、第10図は第9図の右側
面図、第11図は本発明の駆動装置の他の実施例を示す
斜視図である。 10.40+駆動装置、12:磁界発生器、14:導管
、 16:加熱器、28a:第1の部位、
28b=第2の部位。 代理人 弁理士 松 永 宣 行 第1図 第2図 位1〆l −x 第3図 第4図 時間 第5図 第6図 第10図 5L+ 第11図 手続補正書 昭和61年11月28日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第176631号 2、発明の名称 磁性流体駆動装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 タカタ株式会社 4、代理人 住 所 〒105東京都港区虎ノ門三丁目4番17号
鹿友ビル 電話 (434)0687番(代)6、補正
の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄および図面の73図 7、補正の内容 (+)明細書の記載において次の通り訂正する。 (2)図面中、第3図を別紙のとおり訂正する。 8、添付書類の目録
Claims (6)
- (1)磁性流体に該磁性流体が流動する力を付与する装
置であって、磁界発生手段と、該磁界発生手段により発
生された磁界中を経て前記磁界の外へ伸びる、前記磁性
流体のための少なくとも一つの導管と、前記磁界内に配
置され、前記導管を経て前記磁性流体に熱を加える加熱
手段とを含み、前記導管の前記磁界内の第1の部位の熱
伝達率は前記導管の前記磁界内の第2の部位のそれより
大きく、前記第1の部位は前記加熱手段から熱を受ける
べく配置されている、磁性流体駆動装置。 - (2)前記第1の部位は、前記第2の部位の内周面を規
定する部材の熱伝導率より大きい、特許請求の範囲第(
1)項に記載の磁性流体駆動装置。 - (3)前記第2の部位の内周面は、前記第1の部位の材
料の熱伝導率より小さい材料で規定される、特許請求の
範囲第(1)項に記載の磁性流体駆動装置。 - (4)前記第1の部位の中空部には、前記第2の部位の
内周面を規定する部材の熱伝導率より大きい熱伝導率の
部材が配置されている、特許請求の範囲第(1)項に記
載の磁性流体駆動装置。 - (5)前記導管は、前記磁性流体を循環させるべく、前
記磁界の外から該磁界内へ再び戻る閉ループを構成する
、特許請求の範囲第(1)項に記載の磁性流体駆動装置
。 - (6)前記導管は一端と他端とを有する、特許請求の範
囲第(1)項に記載の磁性流体駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17663186A JPS6335180A (ja) | 1986-07-29 | 1986-07-29 | 磁性流体駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17663186A JPS6335180A (ja) | 1986-07-29 | 1986-07-29 | 磁性流体駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6335180A true JPS6335180A (ja) | 1988-02-15 |
Family
ID=16016957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17663186A Pending JPS6335180A (ja) | 1986-07-29 | 1986-07-29 | 磁性流体駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6335180A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003240467A (ja) * | 2002-02-15 | 2003-08-27 | Showa Denko Kk | 磁性流体駆動装置 |
JP2010110191A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Yokogawa Electric Corp | ヒートポンプ |
JP2018059484A (ja) * | 2016-10-07 | 2018-04-12 | トヨタ自動車株式会社 | 磁性流体駆動装置及び磁性流体駆動方法 |
KR20190037800A (ko) * | 2017-09-29 | 2019-04-08 | 한국과학기술연구원 | 발전효율을 향상시킨 자성유체를 이용한 발전 시스템 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6110975A (ja) * | 1984-06-27 | 1986-01-18 | Kiyuubitsuku Eng:Kk | 駆動装置 |
-
1986
- 1986-07-29 JP JP17663186A patent/JPS6335180A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6110975A (ja) * | 1984-06-27 | 1986-01-18 | Kiyuubitsuku Eng:Kk | 駆動装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003240467A (ja) * | 2002-02-15 | 2003-08-27 | Showa Denko Kk | 磁性流体駆動装置 |
JP2010110191A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Yokogawa Electric Corp | ヒートポンプ |
JP2018059484A (ja) * | 2016-10-07 | 2018-04-12 | トヨタ自動車株式会社 | 磁性流体駆動装置及び磁性流体駆動方法 |
KR20190037800A (ko) * | 2017-09-29 | 2019-04-08 | 한국과학기술연구원 | 발전효율을 향상시킨 자성유체를 이용한 발전 시스템 |
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