JPS6333931Y2 - - Google Patents

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JPS6333931Y2
JPS6333931Y2 JP1983167586U JP16758683U JPS6333931Y2 JP S6333931 Y2 JPS6333931 Y2 JP S6333931Y2 JP 1983167586 U JP1983167586 U JP 1983167586U JP 16758683 U JP16758683 U JP 16758683U JP S6333931 Y2 JPS6333931 Y2 JP S6333931Y2
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JP1983167586U
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JPS6075422U (ja
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  • Outer Garments And Coats (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は頭部フードの考案に係り、適切な通気
性を確保しながら煙粒子のような微細粒子、菌類
などの侵入を的確に阻止すると共に透視部におけ
る曇りの発生を防止し、防火作業や農薬又はセメ
ントなどの散布ないし取抜い作業などに関して長
時間に亘つて快適な使用をなし的確な作業をなす
ことのできる頭部フードを量産的に得られる素材
によつて簡易に製造せしめるようにしたものであ
る。
火災時に大量に発生する煙は微粒子を主体とし
た浮遊流動物であり、眼その他を刺戟するだけで
なく、これを吸引することによつて種々の障害を
与え、場合によつては窒息死などを招来するから
防火作業などに際しては適切な防煙措置を講ずる
ことが必要であることは周知の通りである。同様
に微粉状として製造された農薬類やセメント或い
は肥料その他の各種粉状製品に関してもその製造
過程や荷役取抜いないし使用過程において該粉状
物が飛散し、その吸入ないし附着を阻止すること
が必要である。特に近時における各種工業の発展
はその原材に関してより微細化することがその反
応性や製品品質向上に枢要であることが多く、一
般的な製造過程においてもミクロンオーダの微紛
を採用することが多くなりつつあり、斯様な微粉
の調整ないし取抜上においてもそれら微紛成分の
吸収附着を回避することが作業者の健康管理上不
可欠となりつつある。従つて上記のような微粉成
分ないし粉状物に関する作業においてそれらの成
分吸収を防止するための頭部フードを用いること
は次第に一般化しつつあり、斯様な頭部フードに
ついても従来から種々のものが提案され且つ実用
化されつつあるが、これら従来のものにおいては
快適な装着使用を長時間に亘つて継続し難いのが
一般的であり、又有効な吸収阻止を得しめるよう
にしたものはそれなりの工数を必要とし、必然的
に高価とならざるを得ない。更にこのような頭部
フードには透視部を形成することが必要である
が、従来のものではその透視面において若干の使
用で曇りが発生し、清拭を繰返さなければ快適な
利用をなし得ない。
本考案は上記したような実情に鑑み検討を重ね
て考案されたものであつてポリテトラフルオロエ
チレン重合体フイルムの延伸加工された通気性且
つ非透水性の膜片1を使用するものであり、好ま
しくは第5図に示すように不織布のような上記膜
片1の性能を阻害しない補助シート2を積層させ
たものとして採用する。補助シート2は第5図の
ように膜片1の片面に積層させるばかりでなく、
膜片1の両面に積層させて採用してもよい。前記
膜片1としてはその具体的組成の1例が第1図に
示されている通りであつて前述したポリテトラフ
ルオロエチレン重合体をその結晶融点よりも低い
温度に加熱された条件下で少くとも1方向、一般
的には2方向に約10%/secより大きい単位時間
当りの伸長率により延伸されることにより微細な
多孔質組織として得られるもので、即ち上記延伸
によつて小繊維が分離し小繊維間にポイド空孔を
形成した状態として得られ、しかもそれら小繊維
が結節部において相互に連結されたものとして形
成される。つまりこのような膜片1の数千倍程度
に拡大されたミクロ組織の状態を示しているのが
第1図であつて、肉眼的にはフイルム状として観
察される無数の緻密に位置した小繊維条の最大幅
が0.1μm程度であつて、それがそれぞれ分離され
て各小繊維条間に長孔の如き空孔を無数に形成し
たものとなり、しかも小繊維条はその交点部分に
位置した前記結節部で相互に連結されたものであ
り、上記のように小繊維条間に分散して形成され
た長孔状のような空孔についてはメタノールバル
ブポイント法による最大孔径として0.05〜10μm
程度である。即ちこのような膜片1は上記のよう
な長孔状のような空孔で略適切な通気性を有する
ことは容易に理解され、しかもその繊細な繊細条
組織によつて水の通過を阻止し、又μmオーダの
如き微細な煙粒子或いはそれに相当した各種菌類
の通過を有効に阻止する。繊維条であることから
強度的にも優れ、前記煙粒子や菌類以上の大きさ
をもつ一般的なダスト類が阻止されることは言う
までもない。加うるにこのものは上記のように延
伸加工して焼結されることにより好ましい耐熱性
を具備することになり、消火作業用の如きとして
適した特性を得ることができる。
然して前記した素子シート5による本考案フー
ドの構成は第2〜4図に示す通りであつて、上記
素材シート5による背面部材12と前面部材11
とを周縁部において熱溶着などにより接合13
し、その下部にゴムのような弾性膜片15を環状
に取付けた装脱口16を形成し、しかも前記した
前面部材12の中間部に透視膜片14を取付けた
ものである。
なお、第2図に示すような本案品はそのままで
第3図に示す如く使用者の頭部に装着し得るもの
であることが明かであるが、前記したような素材
シート5は成程不織布のような補助シート2を積
層させたものであつてもなお相当に薄層であり、
従つて第3図のような装着状態において顔面の周
囲に適切な空間を確保することが困難であること
が多い。そこでこのような不利を避け顔面の周囲
に適当な空間を得るために鍔つき帽子を被つたま
まで本案フードを装着し、或いは鍔つき帽子をフ
ード内に入れたままで頭部に被着することができ
る。勿論第4図に示すように金属線又は硬質合成
樹脂線状材などによつて形成された網体9をフー
ド内に用いてよい。眼鏡その他の装具を用いたま
まで装着し得ることは当然である。
なお上記したような図示のものでは卵形状とし
て形成したものであることは第2図の通りである
が本考案によるものはこのような形態に特定され
るものでないことは当然で、円筒形その他として
適宜に実施することができる。
上記したような本考案によるときは前記したよ
うなポリテトラフルオロエチレン重合体フイルム
の延伸加工された組織が用いられたものであるか
ら装脱口に設けられた環状の弾性膜片により首部
に密着シールされた装着状態においても、前記組
織の全般により適切な通気性を有することは明ら
かであり、即ち煙成分のようなミクロンオーダの
各種微粒子や菌類などをも有効に阻止し、勿論よ
り大きい一般的なダスト成分の通過を阻止するこ
とは当然であつて、斯様な特性をもつた素材膜片
によつて後面部体12の全体および前面部体11
の過半が形成されている本考案のものは前記した
ような微粒分、菌類ないしダスト成分を的確に
別するものでありながらしかも顔面周辺に殆んど
自在に近に状態で空気を充分に流通せしめ、特に
発汗時における気化水分(蒸気)や呼吸に伴う
CO2分などを有効にフード外に通過排出すること
になり、従つて装脱口に設けられた弾性膜片によ
り緊密なシール条件下の装着を可能にして上記効
果を充分に発揮させ、又上記のような気化水分の
排出が有効であることからして視野を確保するた
めの透視面に曇りを発生するようなことがなく、
更には連続使用によつてもフード内における温度
上昇が少い特徴があり、然して全体が薄層のシー
ト材で形成されていて軽量であり、、しかもフー
ド単体で足りそれ以上にダクトないしパイプ類や
送気機構その他の附設を必要としないので全体が
頗る軽量であることなどが相俟つて長時間に亘る
使用によつても不快感を与えることのない快適な
装着を得しめるものであり、しかもその製作は平
面的な前面部材11と後面部材12の周縁部装着
と弾性膜片15の取付けによるものであるから上
記のように延伸加工して工業的に的確に製造され
る平面状原材を用いて簡易な工程で量産的に得る
ことができ、低廉であるなどの作用効果を有して
おり、実用上製作上その効果の大きい考案であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を示すものであつて、
第1図は本考案において用いるポリテトラフルオ
ロエチレン延伸フイルムの組織についての1例を
示した顕微鏡写真、第2図は本案フードの正面
図、第3図はその頭部装着状態の正面図、第4図
は内部に網体を用いた場合の斜面図、第5図は補
助シートを用いる場合の断面図である。 然してこれらの図面において、1はポリテトラ
フルオロエチレン重合体の延伸フイルムである通
気性且つ不透水性膜片、2は不織布、5は素材シ
ート、6は繊維条、7は長孔、8は結節部、11
は前面部材、12は後面部材、13は接合部、1
4は透視膜片、15は弾性膜片、16は装脱口を
示すものである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポリテトラフルオロエチレン重合体の延伸フイ
    ルムである通気性且つ非透水膜片を用いた素材シ
    ートによる背面部材と中間部に透視部を形成した
    前面部材とを周縁部において接合し、該接合部体
    の下部に形成された装脱口にゴムその他による弾
    性膜片を環状に取付けたことを特徴とする頭部フ
    ード。
JP1983167586U 1983-10-31 1983-10-31 頭部フード Granted JPS6075422U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983167586U JPS6075422U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 頭部フード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983167586U JPS6075422U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 頭部フード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6075422U JPS6075422U (ja) 1985-05-27
JPS6333931Y2 true JPS6333931Y2 (ja) 1988-09-08

Family

ID=30366604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983167586U Granted JPS6075422U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 頭部フード

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS523807B2 (ja) * 1974-03-28 1977-01-31

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE392582B (sv) * 1970-05-21 1977-04-04 Gore & Ass Forfarande vid framstellning av ett porost material, genom expandering och streckning av en tetrafluoretenpolymer framstelld i ett pastabildande strengsprutningsforfarande
JPS523807U (ja) * 1975-06-23 1977-01-12
JPS57143222U (ja) * 1981-03-05 1982-09-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS523807B2 (ja) * 1974-03-28 1977-01-31

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Publication number Publication date
JPS6075422U (ja) 1985-05-27

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