JPS63323Y2 - - Google Patents

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JPS63323Y2
JPS63323Y2 JP1983204063U JP20406383U JPS63323Y2 JP S63323 Y2 JPS63323 Y2 JP S63323Y2 JP 1983204063 U JP1983204063 U JP 1983204063U JP 20406383 U JP20406383 U JP 20406383U JP S63323 Y2 JPS63323 Y2 JP S63323Y2
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processing
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processing cylinder
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【考案の詳細な説明】 本考案は、主として食品加工業において固体ま
たはスラリーと処理液との接触により処理物に連
続的に溶剤浸漬、水晒し等の処理操作を行ない、
処理物を脱液して排出する連続固液処理装置に関
する。
従来、スクリユーコンベアを内蔵したこの種の
連続固液処理装置において、固形物を処理した後
の処理液を取出す場合には、第1図に示すよう
に、スクリユーコンベア1の軸2の外周部に螺旋
状に形成された回転翼板3に、細孔3aを穿設し
て、スクリユーコンベア1の下端部の細孔3aに
よつて固形物(魚肉)4を分離して、処理液をタ
ンク5の下端部に設けられた排水口6から排出す
るようにしたり(実公昭48−41349号公報参照)、
あるいは、第2図に示すように、処理筒7内のス
クリユーコンベア8の下端部に設けられた多孔板
9によつて固形物を分離して、処理液を処理筒7
下端部に下向きに形成された排出管10から排出
するようにしている(実公昭56−11932号公報参
照)。
しかしながら、前者のスクリユーコンベア1の
細孔3aによつて固形物4を分離する装置におい
ては、固形物4がスクリユーコンベア1の下端部
の細孔3aや回転翼板3とタンク5壁面との間隙
を通過して処理後溶液と共に外部に排出されるた
め、製品の歩留りが悪くなるという問題がある。
また、後者のスクリユーコンベア8の下端部に設
けられた多孔板9によつて固形物を分離する装置
においても、場合によつては多孔板9から固形物
が外部に排出されるおそれがある。
さらに、第3図に示すように、魚肉及び水が投
入され、内部に水の乱流を生ぜしめる撹拌機11
が配設されている撹拌槽12と、この撹拌槽12
と連通するように連設され、内部に魚肉を搬送す
るためのスクリユー軸13が配設されており、水
がオーバーフローされるようになつている沈降脱
脂槽14と、この沈降脱脂槽14の下流側端部に
接続され、スクリユー軸15により魚肉を搬送す
るとともに、魚肉の水切りを行なう水切り搬出部
16と、この水切り搬出部16の水を前記撹拌槽
12に還流するポンプ17とを有する水晒し装置
(実公昭58−17421号公報参照)が知られている
が、この装置においては、撹拌機11及びスクリ
ユー軸13,15を設け、かつこれらを駆動する
モータ18,19,20を設置しなければならな
いため、構造が複雑になつて装置が大型化すると
いう欠点がある。
本考案は、スクリユーコンベアを内蔵した処理
筒の下部に立設された処理物投入管から固体また
はスラリーを処理筒内に投入し、上記スクリユー
コンベアにより上記固体またはスラリー中の固形
物を上記処理筒の上部に設けた固形物出口に向け
て搬送しながら、処理筒内に処理液注入口から入
れられた処理液で処理して固形物出口から外部に
排出する連続固液処理装置において、上部に処理
液排出口を有し固体を処理液から重力分離して処
理液を処理液排出口から外部に排出させる固体分
離管を上記処理物投入管の下位置で処理筒に連通
して立設することによつて、上記従来の問題を解
消したもので、その目的とするところは、構造が
簡単で、装置が小型化できる上に、固形物が処理
後溶液と共に排出されることがなく、製品の歩留
を大幅に向上させることができる連続固液処理装
置を提供することにある。
以下、図面を参照して本考案を具体的に説明す
る。
第4図ないし第7図中30は、架台31上に支
持部材32を介して取付けられた外筒33に支持
され、傾斜して設置された処理筒(ケーシング)
であり、この処理筒30の内部には、筒状の軸3
4の回りに螺旋状の羽根35を形成して成るスク
リユー(スクリユーコンベア)36が、その軸線
を処理筒30の長手方向軸線に一致させて、該軸
線の回りに回転自在なるごとく挿入して設けられ
ている。そして、処理筒30の下端部に形成した
フランジ部30bとカバー板37との間に挟まれ
て、中間板38が、その環状に形成された中間板
本体38aの両表面の溝にそれぞれ嵌合されたO
リング38bによつて密封状態で固定されてい
る。上記中間板38の中間板本体38aの両表面
の外周部には、交互に周方向の適宜間隔に複数の
取付ボルト38c,38dが固着されており、中
間板本体38aの中心部には、3つのリブ38e
を介して筒状のボス軸38fがその軸線を上記中
間板本体38aの軸線に一致させて支持されてい
る。上記中間板38が、その一方の表面側の取付
ボルト38cをブツシユ30cを介して、フラン
ジ部30bの貫通孔に挿通して、袋ナツト38g
によつて、上記フランジ部30bに取付けられて
いると共に、中間板38の他方の表面側の取付ボ
ルト38dをブツシユ37aを介して、カバー板
37の貫通孔に挿通して袋ナツト38hによつ
て、上記カバー板37は上記中間板38に取付け
られている。上記カバー板37の中心部には、取
手37bが固着されており、カバー板37の表面
の上側部及び下側部には、それぞれ支持板37
c,37dが該表面に対して垂直に固着されてい
る。そして、各支持板37c,37dには、カバ
ー板37の表面に対して直角方向(処理筒の長手
方向)に長い長孔37e,37fがそれぞれ穿設
されている。上記上側の支持板37cに穿設され
た長孔37eには、上部アーム39のアーム本体
39aの一端に固着された棒状部材39bがその
先端部に形成されたネジ部39cを、カラー37
gを介して挿通して、2つのナツト39d,39
dにより、上側の支持板37cを挟んで取付けら
れていると共に、アーム本体39aの他端に固着
された筒状部材39eには、スリーブ軸受39f
を介して上部支点ボルト39gが挿通されて、上
記処理筒30からの支持材によつて鉛直方向を向
くように固着された棒状の支持部材30dの上端
部に螺入されている。一方、上記下側の支持板3
7dには穿設された長孔37fには、下部アーム
40のアーム本体40aの一端に固着された棒状
部材40bが、その先端部に形成されたネジ部4
0cを、カラー37hを介して挿通して、2つの
ナツト40d,40dにより、下側の支持板37
dを挟んで取付けられていると共に、アーム本体
40aの他端に固着された筒状部材40eには、
スリーブ軸受40fを介して下部支点ボルト40
gが挿通されて、上記支持部材30dの下端部に
螺入されており、上記カバー板37は、袋ナツト
38hを取外し、かつカバー板37の取手37b
を処理筒30の軸線に沿つて下方に引くことによ
り、各支持板37c,37dが各ナツト39d,
39d間及び40d,40d間を摺動して、カバ
ー板37が中間板38の取付ボルト38dから外
れ、上記支持部材30dの軸線(鉛直線)を中心
にして回動して開閉されるようになつている。そ
して、上記中間板38のボス軸38fには、上記
スクリユー36の下端部がブツシユ41を介して
支持されており、スクリユー36の上端部は軸受
42を介して処理筒30の上端部に取付けられた
フランジ43に支持されている。また、スクリユ
ー36の上端部には、スプロケツト44が装着さ
れていると共に、このスプロケツト44と、上記
処理筒30の上端に固着されている支持部材46
に回転自在に軸支したスプロケツト45と、上記
支持部材46の上端に固定した駆動装置47の回
転軸47aに装着されたスプロケツト48との間
にチエーン49が張設されており、駆動装置47
によつて上記スクリユー36が回転するようにな
つている。そして、上記処理筒30の内壁面に
は、長さ方向に直線状の突条30aが複数個周方
向に適宜間隔をあけて形成されている。この突条
30aは処理筒30の内壁面に棒状部材が固設さ
れていても、あるいは内壁面に溝が形成された構
成でもよい。なお、突条30aはスクリユー36
の羽根35と同方向、または反対方向の螺旋状の
構造であつてもよいが、羽根35のリード角(つ
るまき角)θ内に傾むけて設けた場合は、突条3
0aによつて形成された面に沿つて下方に処理物
を移動させようとする分力が生ずるので好ましく
ない。さらに、処理筒30の上位側端部には、上
方からエタノール等の処理液を処理筒30内に供
給するための処理液注入口50が設けられてお
り、この処理液注入口50から供給された処理液
は、処理筒30の下位側端部に立設した固体分離
管51の外周上部に設けられた複数の処理液排出
口52のうちの一つから外部に流出するようにな
つている。これらの複数の処理液排出口52のう
ちいずれを使用するかによつて処理液の液面が調
整される。さらにまた、処理筒30の中間部に
は、該処理筒30と同心状でかつ両端部が閉鎖さ
れている上記外筒33が、処理筒30の外側に所
定間隔をあけて設けられていると共に、この外筒
33の下位側端部には、該外筒33を貫通して処
理筒30に連通し、魚肉等の被搬送物(処理物)
を処理筒30内に投入する処理物投入管53が立
設されており、この被搬送物は上記スクリユー3
6の回転により処理筒30の上位側端部に垂設さ
れた処理物排出管54から外部に排出されるよう
に構成されている。処理筒30の処理物排出管5
4との接合部の開口部は処理液の液面より高い位
置に設けられている。上記処理物排出管54の下
端部にはスライドゲート55が設けられている。
また、上記外筒33の下位側端部には、冷却水入
口(温水を使用する場合には温水出口)56が形
成されていると共に、外筒33の上位側端部に
は、冷却水出口(温水を使用する場合には温水入
口)57が形成されており、外筒33と処理筒3
0との間隙を冷却水(または温水)が流通するよ
うになつている。なお、58は処理筒30の上位
側端部の上面に形成された開口部を塞ぐ蓋であ
り、59,60は処理物投入管53の外周部に形
成された空気抜き口及び点検口である。また、上
記固体分離管51は、処理筒30内で細粒状にな
つた又は破砕された被搬送物(処理物)が処理液
と共に流出しないように、処理液の流速と細粒状
になつた被搬送物の沈降速度を考慮してその高さ
及び径が決定される。
次に、上記のように構成された考案に係る連続
固液処理装置61を魚肉のエタノールによるアル
コール抽出(アルコール変性、脱脂等)処理に適
用した場合の作用例を述べる。まず上記処理を行
なうフローの一例を第7図に示すと、第1抽出機
(連続固液処理装置)61の処理物投入管53の
上端部には、モータ62によつて処理物をひも状
の固形物に成形する第1チヨツパー63が設置さ
れており、この第1チヨツパー63には、配管P
を介してニーダー64、魚肉送りポンプ65、魚
肉フイーダー66が順に連結されている。これら
のニーダー64、魚肉送りポンプ65魚肉フイー
ダー66は、それぞれモータ67,68,69に
よつて駆動されている。また、第1抽出機61の
処理物排出管54の下方には、モータ70によつ
て駆動させられ、第1抽出機61内で処理された
処理物を顆粒状に成形する第2チヨツパー71が
設けられており、第2チヨツパー71には、第1
抽出機61と同様に構成された第2抽出機72が
連設されている。
そして、まず脱水肉と食塩、重曹等を魚肉フイ
ーダー66に投入して、魚肉送りポンプ65とニ
ーダー64に送り、ここで上記脱水肉と食塩、重
曹等を混ぜ合わせて混練肉を形成した後、第1チ
ヨツパー63に配管輸送する。この混練肉は第1
チヨツパー63によつてひも状に成形されて、第
1抽出機61の処理物投入管53に投入され、沈
降して処理筒30内に入ると、処理筒30内のス
クリユー36によつて、処理筒30内を上昇して
いく。この時、処理筒30の内壁面には突条30
aが形成されているから、被搬送物(混練肉)と
処理筒30の内壁面との接触面積が大きく、被搬
送物(混練肉)のひつかかりが出来、スクリユー
36の回転作用により被搬送物が突条30aの面
に沿つて上方に移動され、被搬送物がスクリユー
36と一緒に共回りすることはない。従つて、被
搬送物は連続的に処理筒30内を上昇していき、
塊を形成して間欠的に搬送されていくようなこと
はない。そして、被搬送物は処理筒30内を上昇
していきながら、処理筒30の上位側端部の処理
液注入口50から流下してくるエタノールに向流
接触して、その際、被搬送物はエタノールにより
変性等の処理がなされる。処理された被搬送物
は、処理筒30の上位側端部近くでエタノール液
面より脱した後、油脂、水分、エタノールを脱液
して第1抽出機61の処理物排出管54から排出
され、第2チヨツパー71によつて顆粒状に成形
されて第2抽出機72に送られる。
一方、処理筒30を流下していつたエタノール
は、処理筒30の下位側端部に立設された固体分
離管51を通り、処理液排出口52から流出して
回収される。この時、エタノール中に含まれる細
粒状になつた又は破砕された処理物は、固体分離
管51でエタノールと分離して、処理筒30の下
端部に溜り、スクリユー36によつて上方に搬送
される。従つて、処理液排出口52から排出され
るエタノール内には細粒状の処理物は含まれるこ
とはなく、細粒状の処理物もスクリユー36によ
つて処理物排出管54から排出されるので、製品
の歩留が大幅に向上する。
また、処理筒30内を清掃する場合には、中間
板38の取付ボルト38dに螺入されている袋ナ
ツト38hを取外した後、カバー板37の取手3
7bを上記処理筒30の軸線方向に沿つて下方に
引いて、カバー板37の各支持板37c,37d
を各ナツト39d,39d間及び40d,40d
間に沿つて摺動させ、中間板38の取付ボルト3
8dからカバー板37を外す。次いで、カバー板
37を、処理筒30により固定された支持部材3
0dの軸線(鉛直線)を中心にして回動させて開
けて、処理筒30内を清掃すればよい。そして、
処理筒30内の清掃が完了した後、前述した手順
と逆に、カバー板37を上記支持部材37dの軸
線を中心にして回動させて、カバー板37を中間
板38に対向する位置まで戻す。次いで、カバー
板37を処理筒30の軸線方向に沿つて上方り押
し上げて、中間板38の取付ボルト38dをカバ
ー板37の貫通孔に挿通した後、袋ナツト38h
によつてカバー板37を中間板38に固定する。
この作業の間スクリユー36が支持されている中
間板38は取外す必要がないので、スクリユー3
6の軸34がずれることはなく、面倒な軸34の
芯出し作業等を行なう必要がない。
さらに、ブツシユ41が摩耗して交換しなけれ
ばならない場合あるいは、スクリユー36を修理
する必要が生じた場合には、前述の清掃作業時と
同様にして、袋ナツト38hを取外した後、カバ
ー板37の取手37bを上記処理筒30の軸線方
向に沿つて下方に引いて、中間板38の取付ボル
ト38dからカバー板37を外す。次いで、カバ
ー板37を、上記支持部材30dの軸線を中心に
して回動させて開けた後、ナツト38gを取外し
て中間板38を外して、ブツシユ41の交換作業
あるいはスクリユー36の修理作業を行なえばよ
い。そして、ブツシユ41の交換あるいはスクリ
ユー36の修理が完了したら、処理筒30内にス
クリユー36を挿入してブツシユ41を介してス
クリユー36を中間板38で支持すると共に、中
間板38をナツト38gによつてフランジ部30
bに固定する。続いて、カバー板37を上記支持
部材30dの軸線を中心にして回動させて、カバ
ー板37を中間板38に対向する位置まで戻した
後、カバー板37を処理筒30の軸線方向に沿つ
て上方に押し上げて、中間板38の取付ボルト3
8dをカバー板37の貫通孔に挿通し、袋ナツト
38hによつて、カバー板37を中間板38に固
定する。このようにして、ブツシユ41の交換あ
るいはスクリユー36の修理等の必要がある時
は、中間板38を外すことよつて容易に行なえ
る。
上記のように処理筒30内の清掃、ブツシユ4
1あるいはスクリユー36の交換、修理等の際
に、カバー板37を開閉するが、上記支持部材3
0dを処理筒30の軸線に直角に取付けた場合に
は、カバー板37がその自重によつて斜め下方に
急激に開き危険であると共に、取付ボルト38d
に接触して、そのネジ山を損傷し、かつ閉める時
に、カバー板37の重量以上の力を要するといつ
た不具合があるのに対して、本実施例において
は、上記支持部材30dを鉛直方向に取付けてあ
るので、カバー板37開閉時に、カバー板37の
自重によつて斜め下方に急激に開くことはなく、
カバー板37は支持部材37dの軸線(鉛直線)
を中心にして小さな力で容易に回動する。
なお、必要に応じて、外筒33の外周面に形成
された冷却水入口(温水出口)56及び冷却水出
口(温水入口)57を使用して外筒33と処理筒
30との間隙に、冷却水または温水を流通させ
て、処理筒30の冷却あるいは加熱を行なう。
上記実施例においては、処理筒30の内壁面に
突条30aを設けた例を示したが、処理物と処理
液の比重差がある場合やスクリユー36の回転速
度が速い場合などのときは、特にこれを設ける必
要もない。さらにスクリユー36の羽根35や軸
34等に多数の細孔を設けて処理液流下路を形成
してもよいのは無論である。また、本考案に係る
連続固液処理装置を水さらし装置としても使用出
来るのは無論であり、その場合は処理液注入口5
0から水を流入させる様にしてもよい。
以上説明したように、本考案は、スクリユーコ
ンベアを内蔵した処理筒の下部に立設された処理
物投入管から固体またはスラリーを処理筒内に投
入し、上記スクリユーコンベアにより上記固体ま
たはスラリー中の固形物を上記処理筒の上部に設
けた固形物出口に向けて搬送しながら、処理筒内
に処理液注入口から入れられた処理液で処理して
固形物出口から外部に排出する連続固液処理装置
において、上部に処理液排出口を有し固体を処理
液から重力分離して処理液を処理液排出口から外
部に排出させる固体分離管が上記処理物投入管の
下位置で処理筒に連通して立設されたであるか
ら、構造が簡単で、装置が小型化できる上に、細
粒状の固形物でも固体分離管内で処理液と分離す
ることにより、固形物が処理液と共に処理液排出
口から排出されることはなく、細粒状の固形物も
製品として活用できる。また、固体分離管を処理
物投入口と別に設けたものであるから、投入され
た固形物が直接処理液排出口から排出されること
はなく、さらに固形物が処理液排出口に詰まつて
固液処理の妨げとなるようなことはない。従つ
て、製品の歩留を大幅に向上させることができる
上に、固液処理を迅速かつ円滑に行なうことがで
きるという優れた効果を有する。また、固体分離
管は、処理物投入管の下位置で処理筒に連通され
ているので、固体分離管が処理筒の上位置に設け
られている場合に比べて固形物の処理域(幅)が
大きくなるとともに、固体分離管の高さが必然的
に高くなり、その結果、スクリユーの回転によつ
て固形物が固体分離管内に舞い上げられるような
ことがあつても、その影響を受けることなく確実
に処理液から固形物を分離することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来例を示すもので、第
1図は魚肉さらし装置の要部断面図、第2図は連
続固液処理槽の断面図、第3図は水晒し装置の説
明図、第4図ないし第7図は本考案の一実施例を
示すもので、第4図は一部を断面で示した正面
図、第5図は処理筒下端部の拡大正面図、第6図
は第4図の−線に沿う拡大断面図、第7図は
本考案に係る連続固液処理装置を組込んだ魚肉処
理プラントの概略構成図である。 30…処理筒(ケーシング)、36…スクリユ
ー(スクリユーコンベア)、51…固体分離管、
52…処理液排出口、61…第1抽出機(連続固
液処理装置)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スクリユーコンベアを内蔵した処理筒の下部に
    立設された処理物投入管から固体またはスラリー
    を処理筒内に投入し、上記スクリユーコンベアに
    より上記固体またはスラリー中の固形物を上記処
    理筒の上部に設けた固形物出口に向けて搬送しな
    がら、処理筒内に処理液注入口から入れられた処
    理液で処理して固形物出口から外部に排出する連
    続固液処理装置において、上部に処理液排出口を
    有し固体を処理液から重力分離して処理液を処理
    液排出口から外部に排出させる固体分離管が上記
    処理物投入管の下位置で処理筒に連通して立設さ
    れたことを特徴とする連続固液処理装置。
JP20406383U 1983-12-29 1983-12-29 連続固液処理装置 Granted JPS60112304U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20406383U JPS60112304U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 連続固液処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20406383U JPS60112304U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 連続固液処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60112304U JPS60112304U (ja) 1985-07-30
JPS63323Y2 true JPS63323Y2 (ja) 1988-01-07

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ID=30766468

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JP20406383U Granted JPS60112304U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 連続固液処理装置

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JP5410656B2 (ja) 2007-05-17 2014-02-05 日本原料株式会社 濾過装置用の外付け濾過材洗浄装置
JP5626969B2 (ja) * 2009-07-02 2014-11-19 日本原料株式会社 濾過材洗浄装置

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JPS60112304U (ja) 1985-07-30

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