JPS6332230A - 建築物における居室の構造 - Google Patents

建築物における居室の構造

Info

Publication number
JPS6332230A
JPS6332230A JP17439186A JP17439186A JPS6332230A JP S6332230 A JPS6332230 A JP S6332230A JP 17439186 A JP17439186 A JP 17439186A JP 17439186 A JP17439186 A JP 17439186A JP S6332230 A JPS6332230 A JP S6332230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
living room
film
opening
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17439186A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2566394B2 (ja
Inventor
Norihiro Yamaguchi
範洋 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP61174391A priority Critical patent/JP2566394B2/ja
Publication of JPS6332230A publication Critical patent/JPS6332230A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2566394B2 publication Critical patent/JP2566394B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、建築物における居室の構造、特に換気のた
めの設備および運転費の削減を可能ならしめる居室の構
造に関するものである。
「従来の技術」 建築物内に設けられる居室空間においては、在室者から
発生する二酸化炭素や喫煙に伴って発生ずる一酸化炭素
等の汚染ガスによって、その内部の空気環境が悪化して
いくので、それらの汚染ガスを排出するとともに新鮮な
空気を供給するための換気を行うことが不可欠である。
特に近年、大規模建築物等においては居室空間の気密化
が進み、窓や扉等の開口部の隙間等からの自然換気は期
待できないため、送風機およびダクトによる強制機械換
気設備を設けて、その換気設備によって必要換気量の全
てを処理するようになっている。そしてこの場合、居室
空間が上記のように気密状態となっていることから、換
気を充分に行うためには給気設備および排気設備の双方
を設ける必要があり、しかも給気量と排気量とがほぼ等
しくなるようにして、空間内が負圧あるいは正圧になる
ことを避けるようにしている。
[発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、必要換気量の全てを上記のような機械換
気設備に頼ることは、給気と排気の双方に対して大容量
の送風機や大形のダクトが必要であって設備費が増大す
るとともに、運転費も著しくかさむものであり、これら
の削減力く望まt+、てし)る。
また、上記のような機械換気設備では、空間内部で発生
ずる汚染ガスのみを選択的に排出することはできず、そ
れを排出するためには空間内の空気全体を速やかに入れ
換えるだけの換気量力く必要である。したがって、大き
な居室空間に対しては、たとえ汚染ガスの発生量が微量
であっても大規模な換気設備が必要となり、不経済であ
った。特?こ空気調和を行っている場合には換気に伴っ
て冷暖房負荷も増大するので、この点におし1ても極め
て不経済である。このため、空間全体の換気に頼ること
なく、汚染ガスのみを効率良く排出することのできる手
段の提供が望まれていた。
「問題点を解決するだめの手段」 この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、居室空
間を形成している壁または床または天井の所定位置に外
部に通じる開口部を設けるとともζこ、その開口部に気
体を透過し得る気体透過膜を取り付けたことを特徴とし
ている。前記気体透過1侭としては、空気の成分である
各気体を全て透過するものや、特定の気体だけを選択的
に透過するものを用いることが考えられる。
「作用」 この発明は、気体を相転位を伴わずに透過させ得る透過
膜を開口部に取り付(プること(こより、その透過膜を
通して外気を居室内に導入、ある1、)fよ居室内から
外部に排出する。
「実施例」 以下、この発明の実施例を第1図なシ)シ第4図を参照
して説明する。
第1図および第2図はこの発明の第1実施例を示すもの
である。第1図において符号l(よ建築物内に設けられ
たとえば事務室として使用さ4zる一般の居室である。
この居室1を形成してし)る壁2および床、天井は、後
述の複合膜8の部分を除し)でほぼ気密状態が保持でき
るようになってし)る。
この居室Iには、給気ダクト3を通して居室1内に新鮮
空気を供給するための給気ファン4、および排気ダクト
5を通して居室1内から空気を外部に排出するための排
気ファン6がそれぞれ設けられている。給気ファン4の
送風量v1はこの居室1の必要換気量に設定されており
、給気ダクト3のサイズはその送風量VIに見合うもの
とされている。また排気ファン6の送風量■2は給気量
v1よりは少なくされており、したがって排気ダクト5
のサイズは給気ダクト3に比して小さくなっている。
この居室1の壁2の所定位置には開口部7が設けられて
おり、この開口部7には複合膜8が取り付けられている
。この複合膜8は、その拡大断面を第2図に示すように
、気体透過膜9の外面側に紫外線カツト膜IOが、また
内面側には不燃性膜11がそれぞれ貼付されてなる3層
の積層膜である。気体透過膜9は、空気の成分である気
体すなわち主として酸素と窒素、および空気中に含有さ
れている気体すなわち二酸化炭素、−酸化炭素等の全て
の気体を、相転位を伴わずに透過させ得る性質を持つも
のであり、一般に機能性高分子膜と−4〜 して各種分野で広く用いられているものである。
また、紫外線カツト膜IOは、気体透過膜9が太陽光の
紫外線によって劣化することを防止するためのものであ
り、不燃性膜11はこの複合膜8に耐火性能を付与する
ためのものである。これらの紫外線カツト膜10および
不燃性膜11は、いずれも気体の透過を阻害しないもの
とされている。
なお、上記の気体透過膜9は、これが破損した場合には
高分子溶剤を塗布することのみで再生させることが可能
なものである。
この複合膜8は、居室I内外の空気の圧力差に応じて空
気が流通できるものである。この第1実施例においては
給気量v1を排気量v2より大きくしているので居室1
内部が正圧となり、空気は複合膜8を通して外部に向か
って透過し、それとともに内部で発生した汚染ガスたと
えば二酸化炭素や一酸化炭素等も排気される。この場合
、複合膜8を透過して排気される空気量Vは、居室l内
外の圧力がバランスするように給気量V、と排気量V、
の差すなわちv’V+  V2となる。
この第1実施例では、従来においては必要換気量の全量
を機械換気に頼り、しかもそのために給気設備、排気設
備の双方に必要換気1量の全量を処理し得る容量が必要
であったのに比して、排気ファン6の容量、排気ダクト
5のサイズは小さくてすみ、その分、従来の換気設備に
比して設備費および運転費を削減することができる。
なお、この第1実施例においては、給気ファン4と排気
ファン6の送風量を逆にして、すなわち排気ファン6の
送風量を必要換気量v1と7し、給気ファン4の送風量
をV 2(V 2< V l)とすることでも良い。こ
の場合には、居室1内が負圧となるので複合膜8を通し
てv=V+−V2の量の外気が居室I内に流入するので
、給気ファン4の送風量V2と合わせて必要な新鮮空気
量vIが確保できる。
そして、この場合、複合膜8は外気中の粉塵等の透過は
阻止するので、複合膜8を設けることなく単に開口部7
を通して外気を吸引する場合には必要となるフィルター
は不要である。なおこの場合、開口部7に小容量の給気
ファンを設けて外気を吸引するようにしても良い。
また」二記では、紫外線カツト膜10および不燃性膜1
1として気体の透過を阻害しないものを用いたが、それ
らの気体透過率が充分でない場合には複合膜8を第3図
に示すように構成しても良い。
ずなイつち、紫外線カツト膜10および不燃性膜IIを
スペーサ−30・を介して気体透過膜9の両面との間に
隙間31を有する状態で取り付け、かつそれらの紫外線
カット膜IO1不燃性膜IIの周縁と開口部7との間に
隙間32を確保して、気体を第3図中の矢印で示ずにう
に隙間31.32を通して導入あるいは導出すれば良い
以上で第1実施例を説明したが、次に第4図を参照して
第2実施例を説明する。この第2実施例における居室1
2は特殊な空気環境が要求されるたとえば研究室として
用いられるものであり、この居室12の壁13には4つ
の開口部] 4.+ 5゜16.17が設(Jられ、そ
れらの開口部にはそれぞれ複合膜18,19,20.2
1がそれぞれ取りイ」けられている。また、開口部14
には給気ファン22、開口部15には排気ファン23が
設けられており、給気ファン22の送風量が排気ファン
23の送風量に比してわずかに多くなるように設定され
ている。
上記の各複合膜18.+ 9.20,2 ]は、上述し
た第1実施例の場合の複合膜8と同様の3層の複合膜と
されているが、この第2実施例においては、それぞれの
複合膜の気体透過膜が特定の気体のみを選択的に透過し
得るものが用いられている。
すなわち、複合膜14は酸素(02)、複合膜I5は窒
素(N2)、複合膜16は二酸化炭素(c 02)、複
合膜17は一酸化炭素(CO)のみをそれぞれ透過し、
それら以外の気体の透過は阻止するような性質を持つも
のとされている。このような特定の気体のみを透過する
性質を有する気体透過膜は、従来より気体分離膜として
各種分野で広く用いられているものであり、対象とする
気体の種別に応じて各種のものが開発されている。
」−記の構成のもとに、この第2実施例では、居室12
内の空気の成分をコントロールできろものである。すな
わち、開口部14からは外気がそのまま居室I2内に供
給されるのではなく、外気のうちの酸素のみが複合膜I
4を透過して居室12内に供給される。また開口部15
からは居室12内の空気のうち窒素のみが透過して排出
される。
したがって、居室I2内の空気は酸素濃度が高められる
とともに窒素濃度は低下し、すなわち酸素富化の状態と
なる。
また、この第2実施例においては、居室I2内において
発生した二酸化炭素、−酸化炭素の濃度が高まると、そ
れらは複合膜20.21を透過して開口部16.17か
らそれぞれ排出される。すなわち汚染ガスのみが有効に
排気され、したがって従来のように微少な汚染ガスを排
気するために居室I2内の全空気を入れ換える必要はな
くなり、そのため換気設備の容量は小さくて済み、また
これに伴って空気調和の冷暖房負荷を低減させることが
できる。
このようにこの第2実施例においては、居室内の空気環
境を自由にかつ容易に設定でき、かつ汚染ガスのみを効
率良く排気できるので、特殊な空気環境が要求される居
室、たとえば動植物の成育に対する空気環境の影響を研
究するための研究室等に用いて有効である。
なお上記第2実施例では、酸素、窒素、二酸化炭素、−
酸化炭素を透過し得ろ気体透過膜を用いたが、これは−
例であり、所望の空気環境を得るために、」二記以外の
各種の気体を透過し得る透過膜を適宜単独であるいは組
み合わせて用いるようにすれば良い。また、気体の流通
の向きは、居室内の圧力を外気に対してイつずかに高め
る、あるいは低めることにより自由に選択あるいは変更
することができるが、小容量のファンを用いて強制的に
流入あるいは流出させるようにしても良い。
以上でこの発明の詳細な説明したが、この発明は上記実
施例に限定されるものではない。たとえば、上記第1、
第2実施例ではいずれも透過膜の内外両面?こ不燃性膜
、紫外線カツト膜を設jするようにしたが、それらが不
要であれば透過膜を単独で用いることでも良い。また紫
外線カツト膜に代えて紫外線をカットし得る塗料を塗布
することでも良いし、また不燃性膜に代えて不燃性塗料
を塗布することでも良い。ただしこの場合、それらの塗
料は気体の透過を阻害しないことが必要である。さらに
、上記実施例では壁の所定位置に対して気体透過膜を設
けるようにしたが、たとえば窓や扉の一部またはそれら
の全面に対して気体透過膜を取り付けるようにしても良
いし、あるいは外部に面する天井や床に対して設けるこ
とでも良い。
「発明の効果」 以上詳細に説明したよう?こ、この発明?こよれば、居
室を形成している壁または床または天井に開口部を設け
て、この開口部に気体透過膜を取り付けるようにしたの
で、換気量の少なくとも一部を機械換気設備に頼ること
なく透過膜を通して排気あるいは給気でき、したがって
、換気設備の容量を低減できるとともに、運転費の削減
を図ることができるという効果を奏する。
また、気体透過膜として所定のガスのみを選択的に透過
させるものを用いることとすれば、上記の効果に加えて
空間内部の空気成分を制御することができる。したがっ
て、居室内を所望の空気環境?こ自由に設定したり、排
出したい汚染ガスのみを効率良く排出させたりすること
が容易に行えるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの発明の実施例を示すものであ
る。第1図ないし第3図は第1実施例を示し、第1図は
居室の平面図、第2図は複合膜の部分拡大断面図、第3
図は複合膜の他の構成例を示す拡大断面図である。第4
図は第2実施例の居室の平面図である。 1・・・・・・居室、2・・・・・・壁、7・・・・・
・開口部、8・・・・・・複合膜、9・・・・・・気体
透過膜、12・・・・・・居室、13・・・・・・壁、
l 4,15,16.17・・・・・・開口部、18、
l’9,20.21・・・・・・複合膜(気体透過膜)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)居室空間を形成している壁または床または天井の
    所定位置に外部に通じる開口部を設けるとともに、その
    開口部に気体を透過し得る気体透過膜を取り付けたこと
    を特徴とする建築物における居室の構造。
  2. (2)前記気体透過膜は、特定の気体だけを選択的に透
    過するものであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の建築物における居室の構造。
JP61174391A 1986-07-24 1986-07-24 建築物における居室の構造 Expired - Lifetime JP2566394B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61174391A JP2566394B2 (ja) 1986-07-24 1986-07-24 建築物における居室の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61174391A JP2566394B2 (ja) 1986-07-24 1986-07-24 建築物における居室の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6332230A true JPS6332230A (ja) 1988-02-10
JP2566394B2 JP2566394B2 (ja) 1996-12-25

Family

ID=15977776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61174391A Expired - Lifetime JP2566394B2 (ja) 1986-07-24 1986-07-24 建築物における居室の構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2566394B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004203367A (ja) * 2002-10-28 2004-07-22 Denso Corp 空調システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5797008U (ja) * 1980-12-06 1982-06-15

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5797008U (ja) * 1980-12-06 1982-06-15

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004203367A (ja) * 2002-10-28 2004-07-22 Denso Corp 空調システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2566394B2 (ja) 1996-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11890571B2 (en) Method and system for reduction of unwanted gases in indoor air
US7331854B2 (en) Common filtration unit for building makeup air and emergency exhaust
KR20180045896A (ko) 공기 정화 및 열교환 기능을 구비한 창문 환기장치
GB1450996A (en) Systems for ventilation and maintaining contant the temperature in the rooms of a building
KR20200122855A (ko) 열교환 환기시스템 및 그 제어방법
US3263400A (en) Air treatment
KR20190117897A (ko) 환기 겸용 공기청정기
KR20190063681A (ko) 급속 환기 댐퍼를 갖는 전열교환기
JP2010107109A (ja) 室内汚染物質拡散防止システム
KR100858520B1 (ko) 환기유니트를 이용한 공기청정시스템
JPS6332230A (ja) 建築物における居室の構造
DE202021101608U1 (de) Reinraum mit einer mobilen Filtereinheit
KR20190082343A (ko) 복도 및 틈새 공간을 활용한 실내 공기 환기 시스템
JP2013053439A (ja) 空気浄化式建屋
KR102058893B1 (ko) 환기 겸용 공기청정기
JP6609386B1 (ja) 空気浄化システム
JP2005326093A (ja) 簡易型バイオクリーンルーム
CN108825559B (zh) 一种具有过滤净化功能的风机
JP2014169816A (ja) ドライブース
JP7049845B2 (ja) 空気還流システムおよび植物栽培装置
JP2652796B2 (ja) バイオハザード・アンティルーム
TWM578362U (zh) 除霾系統
CN210342786U (zh) 一种空气循环的无菌室
KR101901138B1 (ko) 폐쇄된 공간에서 환기가 가능한 청정기
KR102064160B1 (ko) 복도 및 틈새 공간을 활용한 실내 공기 환기 시스템