JPS63315119A - エアクリ−ナ−用フィルタ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 近年、建築物の密閉化、冷暖房器具普及による空調の均
−化及び生活形態の変化（専業主婦の減少など）によっ
て、住環境内での微生物災害が表固化すると共に、家庭
内衛生に対する関心が高寸ってきている。特に、室内空
気の集塵、脱臭などの要望は、年ごとに強くなってきて
いる。

本発明は、上記の様な室内空気の集塵、脱臭の効果を向
上させると共に、抗菌防黴の効果をも合せ持つエアクリ
ーナー用フィルターに関するものである。

従来の技術 従来使用されているこの種の機器は、繊維状織布１編地
、不織布や各種の樹脂、セラミック及び金属材料などか
ら成るフィルターを用いて、集塵のみ目的とするもの、
各種吸着剤などを用いて脱臭を目的とするもの及び両者
の機能を合せ持つものが主流であった。

発明が解決しようとする問題点 ところが、これら従来のエアクリーナーは、長期使用す
るとフィルター面に、空気中のゴミ、ホコリとして取り
こまれたカビ胞子・細菌などが、他の有機性塵及び室内
水分を養分として増殖し、排気中から再放出されたり、
悪臭を発生させたシ３１＼−７゛ して衛生面から、非常に大きな問題となっている。

丑だ、増殖した大量の細菌が脱臭を目的としている吸着
剤表面に付着することにより吸着剤の脱臭能力の低下を
引きおこしている。

本発明は、このような問題点を解決し、長期使用しても
、微化物（カビ・細菌ンによる悪臭及び排気からの再放
出を防ぐ機能を有するエアクリーナー用フィルターを提
供することを目的としている。

問題点を解決するだめの手段 上記目的を達成するだめに、本発明は集塵用静電フィル
ターをカビに強い抗菌性を示す）・ロゲン化芳香化合物
系まだは有機シラン化合物系抗菌剤捷だはとの両方を含
む薬剤を含有・付着・吸着処理した不織布で金体を被覆
し、脱臭用の吸着フィルターを細菌に強い抗菌性を示す
ジフェニル・エーテル系捷たはシリコン第４級アンモニ
ウム塩。

有機シラン化合物または二価鋼重たはこれらの組合せの
薬剤を含有・付着・吸着処理した不織布で全体を被覆し
て、フィルター２層に対して抗菌処理を施した構成とす
るものである。

作　　　用 上記構成とすることにより、空中に浮遊しているカビ・
細菌等の微生物の除去と、一旦除去した微生物の空気中
への再放出を防ぐことができる、長期使用ができるエア
ークリーナ用フィルタとすることができる。

実施例 以下その実施例を添付図面を参照して説明する。

第１図はエアクリーナーの全体図であり第２図は」二か
ら見た内部構造である。５は、抗菌性不織布で全体をお
おわれた静電フィルター、６は、抗菌性不織布で全体を
おおわれた脱臭用フィルターを示したものである。静電
フィルター５は、誘電率の大きいポリオレフィン系、塩
化ビニル、ポリエチレンなどの合成樹脂を使用し、全体
を抗菌処理した前述合成樹脂を用いた不織布でおおう。

この静電フィルター５には、フィルター網目よ９粒径の
大きい空中浮遊物は、フィルターに付着して空気中よシ
除去されるのはもちろん、粒径の小さ５べ−７・ い微粒子であっても帯電されることにより大部分がフィ
ルターに吸着され、空気中から除去される。

空気中を浮遊するカビの胞子は前者にあたるためほとん
ど完全にこの静電フィルター５に付着し除去される。従
って、静電フィルター５に必要な抗菌成分は、人体に対
する安全性及び成分効果の持続性はもちろんのこと、カ
ビの発芽及び増殖阻止に強い効果のあるものが望丑れる
。ここでは、ノ１０ゲン化芳香族化合物、カチオン活性
を有する有機シラン化合物又は、この両方々どからなる
抗菌剤を含有・吸着・付着処理した抗菌性不織布で静に
フィルタ−５全体をおおう。これらの抗菌性不織布は、
通常のポリエステル繊維、アクリル繊維。

ナイロン等の合成繊維や、綿、レーヨン、アセテート繊
維などのセルロース系繊維に対し、ノーロゲン化芳香族
化合物及び有機シラン化合物系抗菌剤などを含有・吸着
・付着処理し、自然界に広く分布する各種微生物に対し
て広い抗菌スペクトルを有するものである。特に、空中
に多量に浮遊する各種カビ類（クラドスポリウム属、ア
ルテルナリ６　べ−７ ７属など）に対して、低濃度で強い発芽、増殖阻害を引
きおこすのに効果がある。

次に、後方に装着する脱臭用フィルターをおおう抗菌性
不織布は前面の静電フィルターを通過した超微粒子に付
着した細菌の増殖によって吸着剤表面がおおわれ、脱臭
性能を低下させると共に、細菌自体が発する悪臭を防止
する必要性から、特に細菌に対して広い抗菌スペク１−
ルを持つ抗菌性不織布が望ましい。もちろん、人体に対
する安全性及び成分効果の持続性のあるものである。

本実施例では、ジフェニル・エーテル系抗菌剤、または
シリコン第４級アンモニウム塩、有機窒素系化合物又は
二価銅またはこれらの組合せから成る抗菌成分をポリエ
ステル繊維、アクリル繊維。

ナイロン等の合成繊維や、綿・レーヨン・アセテート繊
維などのセルロース系繊維に含有・付着・吸着処理した
ものである。

以上、２重の抗菌処理によシ空中浮遊微生物の除去及び
フィルターの清浄化、フィルターの使用期間の長期化が
可能になった。

７、−ヅ く実験例〉 前面に装填した静電フィルター５は、誘電率の高いポリ
プロピレンを用い、全体をあらかじめハロゲン化芳香化
合物で吸着処理した同上繊維でおおい、高電圧をかける
ことにより集塵を行なう。

ハロゲン化芳香化合物は微生物の発芽・増殖阻止に効果
があるが特に、クラドスポリウム属、アルテルナリア属
、ペニシリウム属など空中に多量に浮遊しているカビの
胞子に対して強め効果を示す。

後方の活性炭を吸着剤とする脱臭用フィルター６をおお
う抗菌性不織布は以下に示す。

この抗菌性不織布は、ポリエステル、アクリル。

ポリプロピレン、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂から
なる繊維状フィルターで綿の様に弾性をいく分残してい
る。このフィルターにあらかじめ、ジフェニル・エーテ
ル系化合物を吸着処理し、ハニカム状セル内に活性炭の
入ったフィルターを両面から包みこみ、脱臭フィルター
とする。ジフェニル・エーテル系化合物は、抗萌剤とし
て特に細菌に対して強い増殖阻害を示す。グラム陽・陰
共に強い阻害を示す。

以上の様に、各々に抗菌処理をほどこした２枚のフィル
ターを実際のエアクリーナー（第１図）に使用する。１
は空気吸込口、２は空気吹き出し口、３はコントロール
部、４はフィルターをセントする治具である。このエア
クリーナーを上部から見た内部構造を第２図に示す。抗
菌処理をほどこしたフィルター（５，６）は治具４によ
シ第２図のようにセットされる。７は空気中の大きな粉
塵を除去するプレフィルタ−１５はカビに対する発芽・
増殖阻止に効果のある成分を含有する不織布でおおわれ
た静電フィルター、６は細菌に対する増殖阻止に効果の
ある不織布でおおわれた脱臭フィルターで、これらのフ
ィルター５，６は先に記述したとおシである。８はモー
ター、９はファン部、１ｏは空気の流路、１１は電気集
塵のための高電圧をかける際の陽極の放電極である。

このエアクリーナーを２４時間運転させ、４時間目、２
４時間目に各々のフィルター表面のカビ・細菌のサンプ
リングをし、除去率（２４時間後の９　べ−７′ 微生物数／４時間後の微生物数）を測定し、その結果を
以下に示す。

除去率 従来静電フィルター　　　　　１．２５抗菌性静電フイ
ルター　　　　〇、８５従来脱臭フィルター　　　　　
〇、６９抗菌性脱臭フィルター　　　　０．１０以上の
様にそれぞれ、従来フィルターより除去率の高いことが
判明した。

発明の効果 以上の様にエアクリーナー用フィルターを使用すること
で、空気中に生棲する各種カビ・細菌類が室内空中より
除去されると共に、静電フィルターによシカビが、脱臭
剤フィルターにより細菌類の発芽・増殖が阻害され、清
浄な空気を供給することが可能になった。また、抗菌性
フィルターを使用することにより、悪臭防止が可能にな
シ、吸着剤の性能低下が防げ、フィルターの長期使用が
可能になった。

【図面の簡単な説明】

１０べ−７ 第１図は本発明の一実施例のフィルターを装備したエア
クリーナー全体の斜視図、第２図は同エアクリーナーの
内部構造を示す横断面図である。 ６・・・・・・静電フィルター、６・・・・・脱臭フィ
ルター。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 集じん用の静電フィルターを、カビに強い抗菌性を示す
   ハロゲン化芳香化合物系または有機シラン化合物系抗菌
   剤またはこの両方の薬剤を含有・付着・吸着処理した不
   織布で全体を被覆し、脱臭用の吸着剤含有フィルターを
   、細菌に強い抗菌性を示すジフェニル・エーテル系、シ
   リコン第４級アンモニウム塩または有機窒素系化合物ま
   たは二価銅またはこれらの組合せの薬剤で、含有・付着
   ・吸着処理した不織布で全体を被覆することにより、フ
   ィルター２層に対して抗菌処理をほどこしたエアクリー
   ナー用フィルター。