JPS6330476Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、玩具用ロールバーに関する。

ジープやバギー車の如き車輛にロールバーを固
定し、乗員の安全を図るが、これら車輛を模した
玩具においても、同様にロールバーをこれら車輛
に取付ける。玩具用ロールバーは、第１図に示す
ように、芯材１入りの支柱２と対の脚３とを射出
成形し、支柱２の頂部の舌片４と脚３の端部とを
ビス止めする構成となつている。尚、脚３の他端
部と支柱２の両側端部は車輛に固定される。この
従来技術は、組立時、支柱２と脚３とをビス止め
する作業が必須となり、組立工数を増す欠点があ
る。このため、支柱２と脚３とを一体成形するこ
とが試みられるが、支柱２に対し脚３が傾斜した
形となつて取付けられるため、型が大きくなりコ
スト的に良策とはなつていない。

この考案は、前述した不具合を解消させること
を意図したもので、基本的には、支柱の両側部と
は独立した頂部と脚とを一体成形し、芯材と頂部
又は両側部との間に回動運動を与えるようにした
技術手段を用いる。該技術手段の採用は、支柱と
脚との一体成形を可能にし且つ支柱と脚との取付
角を自在に調整可能とさせる利点を有する。

この考案の実施例を添付第２−４図を参照して
説明する。

第２図に示す例において、ロールバー１０の支
柱１１に一本の芯材１２を通し、両側部１３より
延出する部分にねじを切り車体へのナツト止めを
可能にさせる。両側部１３とは独立した形の頂部
１４を設け、この頂部１４に対の脚１５を一体成
形する。脚１５の端部にビス孔を有する取付片１
６を設ける。第２図に示す例は、支柱１１と脚１
５とがほゞ同平面上で射出成形により一体に形成
され、その後、頂部１４を芯材１２に回りに両側
部１３に対し回動させ、支柱１１に対し、脚１５
を傾斜させる。（第４図参照）。

第３図に示す例は、両側部１３内の芯材１２を
切断し、頂部１４に対し両側部１３を回動させ、
両者の間に、第４図に示す如き、相対角を得るよ
うにしたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の平面図、第２図は本考案の一
例の平面図、第３図は他の例の部分平面図、第４
図はこの考案によるロールバーの斜視図である。 図中：１０……ロールバー、１１……支柱、１
２……芯材、１３……両側部、１５……脚。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 逆Ｕ字状の支柱と、該支柱に保持される脚とを
   有し、前記支柱と前記脚とを角度を付けて車輛に
   固定させる玩具用ロールバーにおいて、前記支柱
   に射出成形により芯材を通し、前記支柱の両側部
   とは独立した頂部と前記脚とを一体成形し、前記
   支柱と前記脚とを相対回動可能とさせたことを特
   徴とする玩具用ロールバー。