JPS63300794A - 繊維ロッククッション材及びその製造方法並びに製造装置 - Google Patents

繊維ロッククッション材及びその製造方法並びに製造装置

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JPS63300794A
JPS63300794A JP13706387A JP13706387A JPS63300794A JP S63300794 A JPS63300794 A JP S63300794A JP 13706387 A JP13706387 A JP 13706387A JP 13706387 A JP13706387 A JP 13706387A JP S63300794 A JPS63300794 A JP S63300794A
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needle
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fibers
needle punching
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ0発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は寝具、家具、車輌などにおいて用いられるクッ
ション材に関し、詳しくは短繊維集積マットをその構成
繊維相互の交叉点を接着してなる繊維ロッククッション
材における改善した耐圧弾性を耐久的に保有した製品及
びその製造方法並びに製造装置を得ることを目的とする
ものである。
〔従来の技術〕
マツトレス、椅子、ソファ−などの寝具、家具用のクッ
ション材、自動車、船舶、航空機などの座席用のクッシ
ョン材としては、比較的繊維径の太い短繊維集積マット
を、その構成繊維交叉点でゴム系接着剤により結合した
tR維ロッククッション材が広く利用されている。
上記のロッククション材は、柔軟弾性、通気性に優れ、
特に使用者の体重、体形に適応した圧縮弾性変形により
好ましい!!衝作用を生ずるが、マットを構成する短繊
維が略マット面に平行するランダム配向の下に重層集積
されているため、その耐圧弾性が低く荷重によって過度
の圧縮変形を生じ、支持が不安定となり易く、一方この
耐圧弾性を高めるように、使用繊維径、繊維集積密度、
接着剤付着量を増やすと柔軟弾性、通気性が低下し、重
量が大となるほど良好なりッション材性能が得雌くなる
。したがって、このmuロッククション材は、通常例え
ばコイルスプリングなどの弾性緩衝材を併用して弾性変
形応力を高めるようにして用いられているが、両者の物
性を整合することが難しくまた構造が複雑となるなどの
問題点があった。
この問題点を解決するため、短繊維集積マットに対し、
とげのある刺し針による二−ルドパンチング処理を施し
てマット面に直交して!1iIltのからみ合い密度の
大なるl!維配向部分を形成した後、繊維相互の交叉点
を接着剤で結合することにより、11i’lfロツクク
ション材自体の耐圧弾性を向上する発明が特公昭61−
36954号公報に開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記の発明によれば、[tマットに対するニードルパン
チング処理によって、耐圧方向に繊維の集合配向部分を
形成することによって、通気性の低下を生ずることなく
所望の耐圧弾性を付与して好ましいクッション材を得る
ことができるが、該クッション材が、多数回の繰返し圧
縮変形を受けた場合、当初の圧縮弾性が維持できず、ク
ッション材の耐久性が不充分である問題点があった。
本発明は上記の圧縮弾性の劣化の原因が、1!維集合配
向部分の圧縮による座屈変形が繰返されることによって
、m維自体並びに繊維集合接着部分に生ずる応力に基づ
く疲労であることに気付き、この点を改善する研究を行
い本発明に到達したものである。
口9発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は短繊維集積マットの一部の構成繊維をマット面
に直交する方向に螺旋状に集合配向した1i1[[結合
部分を有せしめることによって、耐久的耐圧弾性を有す
る繊維ロッククッション剤を得たものである。
すなわち、本発明は、短繊維がランダム配向されて集積
されたマットの一部の構成繊維がマット面に直交する方
向に螺旋状を成して集合配向されるとともに、該マット
の構成繊維相互の交叉点において弾性接着剤により結合
されていることを特徴とする繊維ロツククヨン材を第1
の発明の要旨とし、該発明のマット構成短繊維が三次元
カールを有する50〜1 ,000deの捲縮合成ml
1fであることをその実施態様とし、短繊維がランダム
配向されて集積されたマットの少くとも一表面から、先
端軸方向に分割した深溝を有する刺し針を、その軸廻り
回転を与えながら刺し込み、逆回転を与えながら引き抜
くニードルパンチング処理を施して、マット面に直交す
る螺旋状をなす繊維集合配向部分を形成した後、弾性接
着剤液を付与して構成繊維相互をその交叉点を結合する
ように乾燥固化することを特徴とするIl維ロッククッ
ション材の製造方法を第2の発明の要旨とし、短繊維集
積マットを平面方向に移動する供給手段と、供給された
マットの両面を挟持して少なくともその一表面から、法
面に分布する複数の個所に、法面に直交して先端軸方向
を分割した深溝を有する刺し針を往復動しつつその往動
時と復動時の軸廻りが回転方向が逆になるようにした刺
し針保持回転機構を複数配列した往復動機構を有するニ
ードルパンチング手段と、ニードルパンチング処理し平
面挟持を開放したマットを平面方向に移動する排出手段
と、排出したマットを弾性接着剤液処理した後乾燥固化
してマット椛成繊維の相互の交叉点において結合する接
着処理手段とを有することを特徴とする1HIItロツ
ククツシヨン材の製造装置を第3の発明の要旨とするも
のである。
上記の第1の発明のIll!Itロッククッション材の
主構成材である短繊維集積マットは、この種の繊維ロッ
ククッション材として公知である比較的大径の天然又は
人造の短va#fiを通常の分散落下手段によってラン
ダム集積製綿された30〜150m1ll厚のマットが
用いられるが、特に三次元カールを有する30〜100
0deの合成繊維の通常50〜100mmカット長(1
)mmlllヲラン’l ム集積した。、oos 〜0
.015(170m3の高密度を有するマットを出発材
料としたものが極めて好ましく、該マット面に直交して
螺旋状に集合配向される繊維部分は、マットの厚さ方向
に10〜30mmの螺旋ピッチを有して密な繊維集合配
向をなしていることが望ましく、該集合配向m紐間が弾
性接着剤によって充分に結合されていることが必要であ
る。
この螺旋状の繊維集合配向結合部分は、マット面に分布
して適当な均一密度または不均一密度になるような複数
の個所に設け、さらに該部分はマット厚の全部にわたり
設けることが望ましいが、マットの一面あるいは両面か
ら適当深さに設けることによって、耐圧弾性を調節する
ことができる。
上記のIl維ロッククッション材は、第2の発明によっ
て製造されるものであり、該発明方法は、前記のマット
中に螺旋状の繊維集合配向を形成する手段として、先端
軸方向を分割した深溝を有する刺し針を用い、該刺し針
を軸廻り回転を与えながらマット中に刺し込み、逆回転
を与えながら引き抜くニードルパンチング処理によって
行うことを必須の特徴要件とするものであり、該刺し針
の刺し込み行程によって比較的多回のlll1維をその
先端深溝に係合して螺旋状に押し込みつつ密な繊維集合
状態とし、刺し針の引き抜き工程において逆回転せしめ
て、螺旋状のに密な集合配向状態を乱すことによって該
集合配向m帷部分に他の部分より多量の接着剤を付着せ
しめて、法部に充分な耐圧弾性を有せしめるものである
また、第3の発明は前記繊維ロッククッション材を製造
する装置であり、特に前記のニードルパンチング処理手
段として、供給された被処理短繊維集積マットをその両
面を挟持して、核部に分布する複数の個所に、核部に直
交して先端軸方向を分割した深溝を有する刺し針を往復
動しつつその往動時と復動時の軸廻り回転方向が逆にな
るようにした刺し針保持回転機構を複数配列した往復運
動装置を用いることを必須の特徴要件とするものであり
、このニードルパンチング手段に対する短繊維集積マッ
トの供給ならびに排出は、ニードルパンチ工程に同調し
て間歇移動するようにすることが望ましいが、ニードル
パンチングの刺し針がマット層内にある往復動時間を極
く短時間とし、且つマット移動速度を低く押えれば連続
的移送によっても、マット層中に所望の螺旋状の繊維集
合配向を良好に形成することもできるものである。
〔作用〕
本発明の繊維ロッククッション材は、短繊維うンダム集
積マット中に、該マット構成!!雑の一部をマット面に
対し直交して螺旋状に集会配向し、マットの構成繊維相
互の交叉点において弾性接着剤によって結合したので、
特に繊維密度並びに繊維交叉点密度の大なる螺旋状繊維
配向部分は他の部分より大なる接着剤付着量となり、強
度、弾性の大なる繊維結合部分となり、法部が耐圧方向
にコイルスプリング状の耐圧弾性の下に円滑な伸縮クッ
ション作用を生ずる。
したがって、極めて多数回の繰返し圧縮変形によっても
法部のiu自体並びに繊維結合状態の強度劣化が有効に
防止され、良好な耐圧弾性を永く維持した耐久性に優れ
た繊維ロッククッション材が得られる。
また、製造方法並びに製造装置においては、特に従来公
知の繊維ロッククッション材の製造手段に採用されてい
た短tIA維集積マットに対するニードルパンチング手
法を、全く新しい作用機能を付与するように改善して前
記の本発明の製品を容易に製造し得るようにしたもので
ある。
すなわち、ニードルパンチング用の刺し針として、その
先端軸方向を分割した深溝を有するものを用い、短ra
Hマットに対する刺し込み行程において軸廻り回転を与
えることによって、該針先端深溝によって比較的多数の
短繊維を安定確実に係合把持しつつ回動して密な繊維集
合をなして螺旋状配向U&雑部分が形成され、該刺し込
み位置からの引き抜き行程おいて、前記刺し込み行程と
は逆の軸廻り回転を得ることによって、針軸面に密着し
ていた螺旋配向集合繊維を僅かに離隔方向に移動し、そ
の繊維配向状態を乱すことなく針引き抜きを行うことが
できるものである。
〔実施例〕
以下、本発明の!l1Iltロッククッション材及びそ
の製造方法並びに製造装置の実施例を図面によって説明
する。
第1図はmHロッククッション材Cの一部を切欠した短
繊維集積配向状態を模式的に示す要部斜視図であり、1
は捲縮した短r!&維5がランダムに集積されたマット
であり、2はマット1の表面に分布した複数の個所に構
成rI&雑の一部を集合して、マット厚さ方向に形成し
た螺旋状配向部分であり、この螺旋状集合繊維配向は後
述するニードルパンチング手段によってマット表面から
裏面に向かって、第2図の断面図の(イ)のように表裏
両面からそれぞれ他面に向って形成され、このさいその
配向部分を(ロ)のようにマット層の中間までに形成す
ることもできる。
このマット1の構成繊維は、その相互の交叉点において
合成ゴム、天然ゴム等の弾性接着剤により結合されてい
る。
このm維ロッククッション月はバッチ式の間歇製造手段
によって製造することも出来るが、工業的には連続製造
手段によって製造する。
第3図はその連続製造装置の略示的側面図であり、螺旋
状繊維集合配向を形成するためのニードルパンチング装
置を除いて、基本的には従来の繊維ロッククッション材
の連続製造手段と特に異なるものではない。
図において、10は捲縮短線製造装置から原料線繊維5
を空気輸送によって受は入れるタワーホッパーで、下底
の解繊繰り出しローラー11によって、エンドレスメツ
シュコンベア20上に短繊維を分散落下して所定厚のラ
ンダム配向短繊維の集積マット1を形成し、押えローラ
ー21によって密度を調整して次のニードルパンチング
装置30に供給する。該ニードルパンチング装置は本発
明の主要な特徴をなすものであり、その詳細は後述する
ニードルパンチング処理されたマットは、排出コンベヤ
40を経て弾性接着剤液の浸透処理槽50を通し、乾燥
室60を通過してl!維紐間合がなされて切断装置70
により両耳の切除とともに、所定長さに切断され、送り
出しコンベヤ80から製品の繊維ロッククッション材C
となって搬出装置90に送り込まれて連続製造工程が終
了する。
なお、51は浸透処理槽50の接着剤液中にマット1を
浸没移送するラチスコンベヤであり、その送り出し側は
乾燥室60内まで延長され、52はマット1から流下除
去される過剰接着剤液を受けて浸透処理槽50に戻すト
レーであり、62は、乾燥室60の出口側に近くのエン
ドレスコンベア61の上面に設けたマット上面を均斉に
整形するための押えローラーである。
つぎに、本発明の主要な特徴部であるニードルパンチン
グ手段についてニードルパンチング装置の要部を示す第
4図の側面図、第5図の正面図並びに刺し針保持回転機
構を示す第6図、刺し針を示す第7図によって説明する
ニードルパンチング装置30は、下台31とその四隅に
固定立設した4本の支柱32と、これに固定支持された
下板33、マット受板34.上板35とより門形の架構
が構成される。下板33とマット受板34との間には針
支持上下動板36、針目転用上下動板37がそれぞれ両
端部において支柱32に対し遊嵌案内されて下部刺し針
保持回転機構100を構成し、両板間の支柱32にはコ
イルスプリング105が嵌装されて両板が相対的に移動
可能に連設される。
103は針目転用上下動板37の上昇限度を規正する支
柱32に突設したストッパーである。22上板35とマ
ット受板34との間には、針支持上下動板38、針目転
用上下動板39およびマット押え板102がそれぞれ両
端部において支柱32に遊嵌案内されて上部刺し針保持
回転機構101を構成し、この3つの板は針支持上下動
板38の両側下面に垂下突設した吊下杆130が、針目
転用上下動板39、マット押え板102を貫通し、該吊
下杆130の下端にマット押え板102の下面に係合し
得る下鍔131、針目転用上下動板39の下面に係合し
得る中間鍔132を固設するとともに、該中間鍔132
とマット押え板102との間には、吊下杆130に嵌装
したコイルスプリング133を設け、また針支持上下動
板38と針目転用上下動板39との間の支柱32にはコ
イルスプリング106が嵌装されて、前記三つの板は相
対的に移動可能に連設される。
104は針目転用上下動板39下降限度を規正する支柱
32に突設したストッパーである。
そして、前記のように構成した上下部刺し針保持回転機
構100.101には、つぎに説明するようにして、上
下対向し且所定の間隔を置いて交互に針刺しがさなれる
ように、刺し針200を複数配設する。
110は下部クランク軸で、連杆を介して、下板33を
貫通し針支持上下動板37に連続した作動杆111を上
下動しまた120は上部クランク軸で、連杆を介して上
板35を貫通し針支持上下動板39に連結した作動杆1
21を上下動するものであり、両クランク軸110,1
20は適宜の連動手段によって連動駆動される。
第6図は前述の上部刺し針保持回転機構101の要部側
面図であり、200は先端軸方向に深溝201を設けた
刺し針、21oは下端に刺し針200の基部を嵌着保持
する針支持孔211、上端に係合頭部213を有し、周
面に螺旋溝212が刻設された回転軸であり、該回転軸
210は、針支持上下動板32の基板142に設けたボ
ールベアリング人支持孔にその係合頭部213が係合し
、蓋板141を固着して、離脱不能で且つ円清な軸廻り
回転可能に保持されるとともに、該回転軸210は針目
転用上下動板39並びにその上部に固設した案内筒22
0を貫通し、該回転軸210の  ′螺旋溝212に嵌
入する係合突子221を案内筒220の両側外面から挿
入固定する。なお、上記の回転軸210が摺動接触する
貫通孔部はオイルレスベアリングなどの滑動部材を設け
ることが望ましい。
マット押え板102並びにマット受板34にはそれぞれ
刺し針200が貫入し得る通孔152.151が突設さ
れる。
第7図は刺し針200の各種態様を示すもので、(A)
は円棒状軸杆の先端を軸方向に2分割した深溝201を
有し角形基部203を設けた針の側面図で(A′)は(
A>のX−X線矢視断面図に示すように2つの針先20
2を有している。(B)(B′)は十字状の深溝201
により4分割して4つの針先を設けた場合、また(C)
(C’ )は(A>の針の軸杆の外面に小さなとげ20
5を複数、突設した刺し針の場合を示し、短繊維集積マ
ットの構成繊維の太さ、捲縮形状、集積密度、繊維長、
螺旋状配向条件などによって適宜選択して用いられる。
なお、下部刺し針保持回転機構100は前記の上部刺し
針保持回転機構101におけるマット押え板102並び
に吊下杆130を除いた場合に該当した構成よりなるの
で説明を省略する。
上記の構成よりなるニードパンチング装置30はそのマ
ット受板34の前縁を短繊維集積マット1を形成移動す
るエンドレスメツシュコンベヤ20の排出端に近接し、
後縁を排出コンベア40に近接せしめて設置して、マッ
ト1をマット受板34上に摺動しつつ連続的に移動する
とともに、上下部刺し針保持回転機構101.100を
連動する上下動駆動手段によってニードルパンチングが
行われる。すなわち、上部クランク軸120の回転にし
たがって作動杆121に固定された上部刺し針保持回転
機構101が下降し、その下部のマット押え板102の
下面がマット1上面に接触する直前に、針目転用上下動
板39がストッパー104に当接し、その下降が停止し
、一方針支持上下動板38は下降を継続し、コンパイル
スプリング106並びに133は圧縮され、マット押え
板102はマット1を押圧挟持し同時に刺し針200を
支持した回転軸10は、停止した案内筒220の係合突
子221の先端が嵌入された螺旋溝212に沿って一方
に回動し、刺し針200の先端法@201はマット1の
・一部の短繊維5を順次捕捉しつつ軸廻りの回転下に差
し込まれ、これによって捕捉された複数の知識#ti5
は針軸杆外周に螺旋状に巻きつき集合状態となり、これ
に伴ってマット押え板102よって押圧下にある針の深
溝201に捕捉されなかった隣接炉11i雑もつれて渦
巻状をなして下方に向かって配向を生じ、針先が一定深
度に達した位置で反転上昇すると同時に、前記螺旋溝2
12に沿って刺し針200は全く同様の逆回転引き抜き
が行なわれ、この逆回転によって針軸杆外周に巻きつい
た螺旋状集合繊維はその弾性的応力によって針軸杆外周
面から離隔し、針軸杆の引抜き運動によって螺旋状集合
配向は乱されることなく維持され、刺し針200の先端
がマット押え板102上に上昇した時点でマット押え板
102もマット1面から上昇離隔し、ついで針回転上下
動板39がストッパー104から離れ、回転軸210は
回転することなく上昇してマット1の上面からのニード
リング処理サイクルを終了する。
下部刺し針保持回転機構100も以上の上部運動に連動
同期して、マット押え板102の前記のマット1゛押圧
下において前記のニードリング処理サイクルがマット下
面から実施される。前記の上下からのニードルパンチン
グ処理において、連続移送されるマット1に対する刺し
針200の差し込みから引き抜きまでの時間を可及的に
短時間にすることによって、マット1の移動を阻害しな
いようにすることが必要であり、前記のブランク回転に
よる上下動駆動の場合、それぞれの上下死点の前後30
°以内のクランク回転角度範囲で、ニードリング処理が
良好に行われるようにマット移送速度とクランク軸回転
速度を調整し、マット1に対する所望のニードリング密
度を得るようにクランク運動様構の設計、運転条件を決
定することが望ましい。
ニードルパンチング装置に前後に連続移送されるマット
1の一時V滞留手段を設けて、マット受板102上をニ
ードリング処理に連動して間歇的にマレト1の移動せし
めあるいは、ニードルパンチング装置自体をニードルパ
ンチ工程中に、マット1の移動速度に合わせて移動する
ようにして、処理速度を高めることもできるが、装置が
複雑となり運転調整が面倒となり、余分の動力を要する
などの問題点を解決することが必要である。
上記実施例における具体的製造例を説明する。
(1)短Ii!i雑集積マット 400de 、フィラメントカット長100mm 、平
均捲縮率70%の三次元立体カールを有するポリエステ
ル短繊維を第3図のエンドレスメツシュコンベア2o上
に散布落下して見掛は厚14cmにランダム配向集積し
、これを押えローラー21で押圧して7、5cm厚、高
密度0.01M cm−’の集積マット1と1これを第
4図に示すように、ニードルパンチング装置30のマッ
ト受板34上を通して排出エンドレスコンベア40へ1
m/1nの速度で連続移送した。
(2)ニードルパンチング装置及び運転条件刺し針:全
長150mm 、直径4mnの鋼棒の先端に、軸方向に
3IIIil巾、深さ10+nmの深溝201を形成し
、上端35IIlfflを四角断面とした基部203を
有する第7図(A)と同様の針 上記の差し針200を、上下部の刺し針保持回転機構1
00.101にそれぞれ隣接間隔70mmで上下の針差
し位置をずらして、マット中方向に35mm間隔の針差
しができるように配設した。
上下部’)5ン’)軸120.100を60rpmで同
期連動回転せしめ、その上下死点前後30゛の回転角範
囲で、刺し針軸杆200の針先202が集積マット1中
を往復し、その間に約2回の軸廻り回転を与えて、マッ
ト構成短繊維の螺旋状集合配向部分2を集積マット1の
移送方向に約17mm間隔で形成した。このニードルパ
ンチ密度は約18個/100゜mjである。
(3)接着処理条件 前記のニードルパンチング処理マットを合成ゴムラテッ
クス液に浸透後過剰分を流下脱液し、乾燥工程の後段で
105℃の水蒸気の貫通流動下に押えローラー62によ
りマット厚を60mmに圧縮固定して、合成ゴム付着率
100%(繊維と同重量)の繊維ロッククッション材C
を得た。
上記の製品Cにつき、J I S K6401のウレタ
ンフオームクッション材試験法に準する方法で、硬さ及
び繰返し圧縮残留ひずみを測定したところ、直径200
mm試験片の1/4圧縮において5sharの硬さで、
1/2圧縮を80000回繰返した後のひずみ率は3.
5%、硬さは33k(Ifであった。これに対し、前記
のニードルパンチング処理を従来の尖鋭針先と軸杆周面
に10個のひげ突起を有する3、 6mmの刺し針によ
って、ニードルパンチ密度を30個/100cm’にす
る以外は前記と全く同じ条件で得られた従来品に相当す
る製品について、同様の試験の測定結果は、55に!l
fの硬さであったが、繰返し圧縮後において4.5%の
ひずみ率、25kgfの硬さに劣化していた。
ハ0発明の詳細 な説明した通り、本発明繊維ロッククッション材は、優
れた対圧弾性を恒久的に維持するものであり、該製品は
、先端深溝付刺し針の回転ニードルパンチ手段を含む製
造方法、製造装置の発明によって極めて容易良好に生産
できるものであり、したがってm維ロッククッション材
の生産、利用に貢献するところは大きいものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は、繊維ロ
ッククッション材の一部を切欠した斜視図、第2図は他
の実施態様の繊維ロッククッション材断面図、第3図は
連続製造装置の略示的側面図、第4図はニードルパンチ
ング装置の側面図、第5図はその一部を省略した正面図
、第6図は刺し針保持回転機構要部の側面図、第7図は
刺し針の態様を示す側面図並びに断面図である。 1・・・短繊維集積マット 2・・・螺旋状集合配向部分 5・・・短繊維 20・・・エンドレスメツシュコンベヤ30・・・ニー
ドルパンチング装置 40・・・排出コンベヤ 50・・・浸透処理槽60・
・・乾燥室 70・・・切断装置80・・・送り出しコ
ンベヤ 32・・・支柱34・・・マット受板 36.38・・・針支持上下動板 37.39・・・針支持上下動板 100・・・下部差し針保持回転機構 101・・・上部差し針保持ち回転機構102・・・マ
ット押え板 103.104・・・ストッパー 105.106.133・・・コイルスプリング110
.120・・・クランク軸 112.121・・・作動杆 130・・・吊下杆 131・・・下鍔132・・・中
間鍔 200・・・刺し針201・・・深溝 205・
・・とげ 210・・・回転軸 211・・・針支持孔212・・
・螺旋溝 213・・・係合頭部220・・・案内筒 
221・・・係合突子C・・・繊維ロッククッション材 f6図 f7面 (A)       (B)        (C)「
201〔−201÷≧201

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)短繊維がランダム配向されて集積されたマットの一
    部の構成繊維が、マット面に直交する方向に螺旋状をな
    して集合配向されるとともに、該マットの構成繊維相互
    の交叉点において弾性接着剤により結合されていること
    を特徴とする繊維ロッククッション材。 2)マットを構成する短繊維が三次元カールを有する5
    0〜1,000deの捲縮合成繊維である特許請求の範
    囲第1項記載の繊維ロッククッション材。 3)短繊維がランダム配向されて集積されたマットの少
    くとも一表面から、先端軸方向を分割した深溝を有する
    刺し針を、その軸廻り回転を与えながら差し込み、逆回
    転を与えながら引き抜くニードルパンチング処理を施し
    て、マット面に直交する螺旋状をなす繊維集合配向部分
    を形成した後、弾性接着剤液を付与して構成繊維相互を
    その交叉点において結合するように乾燥固化することを
    特徴とする繊維ロッククッション材の製造方法。 4)短繊維集積マットを平面方向に移動する供給手段と
    、供給されたマットの両面を挟持して、少なくともその
    一表面から、該面に分布する複数の個所に、該面に直交
    して、先端軸方向を分割した深溝を有する刺し針を往復
    動しつつ、その往動時と復動時の軸廻り回転方向が逆に
    なるようにした刺し針保持回転機構を複数配列した往復
    動装置を有するニードルパンチング手段と、ニードルパ
    ンチング処理し平面挟持を解放したマットを平面方向に
    移動する排出手段と、排出したマットを弾性接着剤液処
    理した後乾燥固化してマット構成繊維の相互の交叉点に
    おいて結合する接着処理手段とを有することを特徴とす
    る繊維ロッククッション材の製造装置。
JP13706387A 1987-05-30 1987-05-30 繊維ロッククッション材及びその製造方法並びに製造装置 Granted JPS63300794A (ja)

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