JPS63294711A - 空閑地の緑化方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は空閑地の緑化方法に関するものであり、この明
細書にいう空閑地とは、単に空き地、荒れ地等だけを言
うものではなくて、鉄道線路脇の盛り土、公園等の片隅
であっても余り手入れができないところ、観光道路の側
壁等、直接余り人力を加えることが経済的でない土地で
あって、かつ人目に付きやすい土地をいうものとする。

（従来技術） 従来このような土地では、ある場合にはそのまま放置さ
れており、その場合すすき、かや等繁殖力の多い雑草が
繁茂するため火災の原因となりあるいは、蚊、蝿、蜂の
害虫の巣窟となりやすいばかりでなく、見た目も感じの
悪いものであった。

これに多少の人手を加えて緑化するために通常行われて
いるものは、ウィービング・ラブダ・グラス、日本束、
高麗柴等を植える場合もあったが、これもやはり火災の
原因となりやすく見た目も余り趣のあるものではない。

もちろん松、杉等の大木は、前記のような空閑地に適当
でないことは言うまでもあるまい。なぜならば、このよ
うな大木は近隣の住宅地等に無用な日陰を生じやすく、
また枯葉等が広い範囲に飛びわたり、さらに下草も育ち
にくいため地面が風雨により流出しやすい等の欠点を生
ずるからである。

（問題点を解決するための手段及び作用）本発明は、空
閑地における上記のような問題を解決するためになされ
たものであって、余り人手を要せず、しかも、見た目に
綺麗で人心を和ませるような方法で空閑地を緑化する手
段及びその材料を提供するものであって、地面を火災放
射器で加熱して植物の宿根および種子等を枯らした後、
多種類の草花の種苗であって、その地方における各草花
の開花期がなるべく一年中にわたって組み合わせられ、
繁殖力および草丈にもあまり差がなく成長期において他
の植物の育成を妨害しないものを予め組み合わせたもの
をばら蒔くことによって植栽することを特徴とする空閑
地の緑化方法、およびこれに用いる種苗を提供するもの
であって、余り人手を要しないでかつ人心を和ませるよ
うなな緑地を提供するものである。

（実施例） 次頁の表に示すものは、主として関東地方における秋蒔
きの、本発明を実施するために用いる種苗の組み合わせ
の一例である。

この表に示すように四季折々どの季節においてもいずれ
かの草花が開花期にあり、しかも各草花の繁殖力、草丈
等も約４ＯＣＲ１前後に揃えたものであって、かつ適当
な肥料があれば単に播種しておくだけで格別の手入れを
要しないような種類の草花の種苗を予め混合しておくも
のである。

前記種苗を播種すべき空閑地は火炎放射器で地面を加熱
し植物の宿根および種等を枯らして、さらに必要があれ
ば地面の表面を浅く耕し、若しくは遅効性の配合肥料を
まいておき、その上に前記本発明の草花の種苗の組み合
わせたものを播種するのである。

こうしておけば前記各草花の種苗は前記のように繁殖力
も青史もそれぼど変わりがなく、ある種の草花が他の種
の草花を淘汰するようなことも少ないから、前記組み合
わせた草花は全て均等に成育し、前記表に示すように一
年中にわたっていずれかの草花が開花期にあって見る人
の目を楽しませるものである。このようにして緑化した
空閑地は毎年宿根またはこぼれた種等によって自然に緑
化され、実験の結果によれば、３年間ないし５年間程度
はそのまま放置しておいても十分に当初の目的どおり各
種の花が一年中咲いているようである。そうして数年を
経て一部の草花ばかりがはびこって、他の草花を淘汰し
ようとする時期には再び前記のような手段によって前記
のような草花の播種をすることを繰り返せばよいわけで
ある。もちろん傾斜地等において一時に全部の草花を枯
らしてしまうと土砂崩れ等が起こる心配のある空閑地に
おいては斜めに縞状に本発明を実施して一部ずつ、新し
い緑地とする等の手段を併用すればよい。

第１図は本発明を住宅地の法面に実施した例を示す正面
概念図であるが、同図に示すように、住宅地の法面１に
本発明を実施して多種類の草花の種苗を播種しておばば
、成る時期には開花した草花２、成育中の草花３および
発芽したばかりの草花４等が入り乱れて混在して和やか
な趣のある法面となるのである。

（発明の効果） 本発明は前記のような方法であって空閑地を緑化するの
にそれほどの人手がかからず、しかも緑化後は前記のよ
うに数年間は十分この効果を保つものであり、しかも、
ある草花が枯れているときには他の草花が繁茂している
から、火災等の虞れがなく前記のような人目につきやす
い空閑地であって余り人手をかけることが経済的でない
空閑地においては、極めて適切な手段であり、また前記
のような種類の草花を特許請求の範囲２）で述べたよう
な草花の種苗をあらかじめ組み合わせてｌの商品として
構成しておけば、その都度草花の種類、成育期等を考え
て調合する必要もなく、また各種の草花の種苗を調達す
る煩わしさもないので、前記手段に用いるのに極めて便
利なものと言える。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を住宅地の法面に実施した状態を示す
正面図である。 図中１・・・・・・住宅地の法面、２・・・・・・開花
した草花。 ３・・・・・・成育中の草花。　４・・・・・・発芽し
たばかりの草花

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）地面を火炎放射器で加熱して植物の宿根および種子
   等を枯らした後、多種類の草花の種苗であって、その地
   方における各草花の開花期がなるべく一年中にわたって
   組み合わせられ、繁殖力および草丈にもあまり差がなく
   成長期において他の植物の成育を妨害しないものを予め
   適量宛組み合わせたものを蒔くことによって上記多種類
   の草花を植栽することを特徴とする空閑地の緑化方法。 ２）多種類の草花の種苗であって、その地方における各
   草花の開花期がなるべく一年中にわたって組み合わせら
   れ、繁殖力および草丈にもあまり差がなく成長期におい
   て他の植物の成育を妨害しないものを予め組み合わせて
   商品とした特許請求の範囲１）に直接使用する種苗の組
   み合わせ。