JPS6329172A - 農産物保冷用可搬コンテナ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、農産物を収ｆＨ＆直ちに収容保冷し、目的地
まで、鮮度を維持したまま出荷輸送するのに使用する農
産物保冷用可１般コンテナーに関する。

〔従来の技術とその問題点〕

冷凍または冷却機械を設備した冷蔵、冷凍品輸送用トラ
ンク、貨車等は、一般に高価である。また、これらは、
冷熱を速やかに１４られ、温度調節が容易であるという
特長があるが、ランニングコスト及びメンテナンスコス
トが高くなるため、農産物を輸送する場合には、付加価
値の特に高いものでない限り採算がとれないのが現伏で
ある。

さらに、この冷凍または冷却機械を設備したトラック、
貨車等では、冷気をファンで強制対流させるので、被保
冷物の水分を奪い品質を損なうおそれがあるから、農産
物の保冷輸送には不向きなものである。

本発明は、このような問題点をなくし、野菜、果実、花
等の通常の農産物の保冷輸送に好適なものとしたコンテ
ナーの提供を目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成する本発明コンテナーの構成は次のとお
りである。

コンテナー本体ａは、断熱構造とした天井１、床２、前
後左右側壁３〜６により保冷室７を囲繞形成している。

このコンテナー本体ａには、海、湖沼、河川等で採取し
た天然氷、あるいは雪を圧縮成形した人工木等の氷塊を
収納する複数個の氷バケットｂを備える。その各氷バケ
ットｂは、浅底扁平な形状をなし、上記天井１の下側に
取り外し自在に吊下され、その各々には上面開口８を閉
じるＭ９を取り外し自在に備えている。

上記の床２に形成した扁平な空室ＩＯに冷水タンクＣが
設置され、この冷水タンクＣと各氷バケットｂとを、そ
の各氷バケットの氷融解冷水を送給する送水バイブ１１
で接続している。

〔作用〕

各氷バケッ）ｂに氷塊を投入収納するとともに、それを
天井１に並列吊下しておき、その冷熱によって、保冷室
７内の農産物ｄを０℃近くで保冷することができる。０
℃に近い保冷温度は、特に農産物を新鮮な状態のままに
しておくのに最も理想的なものである。

本発明コンテナーに農産物を収容し、これをトラック、
貨車等で、当該農産物の収穫場所から市場やその貯蔵倉
庫等へ最も経済的に搬送することができる。

〔実施例〕

次に、本発明を図示の実施例について詳しく述べる。

ａはトラック等に積み込み搬送することができる所要の
大きさのコンテナー本体で、天井１、床２、前後左右側
壁３〜６により保冷室７を囲繞形成している。これら天
井１、床２及び前後左右側壁３〜６はいずれも断熱構造
をなし、それは外装鉄板イと内装ステンレス扱口の間に
公知のウレタンあるいは発泡スチロール等の断熱材ハを
一重あるいは二重にして介在させてなる。

上記天井ｌ、床２及び前後左右側壁３〜６は、たとえば
Ｈ型鋼製の鉄骨１２で組み立てた構造枠体に適宜の手段
で張設され、コンテナー本体ａを構成しているものであ
る。また、本実施例では、前側壁３を左右の扉として独
立形成し、これを左右側壁６の前端に蝶番１３で蝶着し
、前面出入口を開閉自在としているもので、１４は閉扉
係止具である。

ｂは、上記天井１の下側に取り外し自在に吊下した氷バ
ケットで、それは、上面を開口８した浅底扁平な面状を
なしている。

この実施例では、氷バケットｂをｂｌ−ｂｓの６ＩｌＩ
！用意し、かつｂｌはｂ２に、ｂ２はｂｓに、ｂｓはｂ
４に、ｂ４はｂｓに、そしてｂｓはｂｓにそれぞれ内接
嵌合する所要の大きさに形成している。９は各氷バケッ
トｂ１〜ｂ６の開口８を閉じるための蓋である。これら
各氷バケットｂ１〜ｂ６は、天井１に垂設固定した吊り
ボルト１５の下端リング部に１対の抱持バンド１６の上
端リング部を合わせ、両リング部にポル１−１７を挿通
し、割りピン１８で抜税を阻止した状態で吊下すること
によって、天井ｌに近接並列している。

ｅは、後側壁４の内面に沿って設けられた深底縦型の氷
収納室体で、氷投入口１９を氷バケｙトｂ５゜ｂｓの下
方近くにおいて保冷室７に開口させている。この氷収納
室体ｅは１般出可能であり、その８禎は、上記のように
内接嵌合した氷バケットｂ１〜ｂ６及びその各１９を収
納するのに十分なものである。

ｌＯは床２にその上方に張設した床板２０とで形成した
扁平な空室で、この空室１０に冷水タンクｃ１〜Ｃ５を
列設配置している。各冷水タンクＣ１〜Ｃ５は接続バイ
ブ２１で順次接続され、また冷水タンクＣＩに連結した
メインバイブ２２に氷バケットｂ１〜ｂ５の各々を送水
バイブ１１によって接続している。送水バイブ１１の上
端はバルブ付きゴムパイプ２３を介し氷バケットｂ１〜
ｂ５の各底面に接続している。氷収納室体ｅは接続パイ
プ２４を介しメインバイブ２２に接続している。

したがって、氷バケットｂ１〜ｂ６及び氷収納室体ｅ内
の氷融解冷水は上記各バイブを通じて冷水クンクｃ１〜
ｃ５に貯溜し、その冷水は必要に応じ排出バルブ２５を
通じ排出される。

上記構成の本発明コンテナーは、氷バケットｂｌ〜ｂ６
及び氷収納室体ｅに氷塊を投入し、その冷熱で保冷室７
内の農産物ｄを保冷しつつ、目的地へ搬送するもので、
氷バケットｂ１〜ｂ６へノ氷塊の投入はその氷バケット
を天井１から降ろして行い、また、氷収納室体ｅへの氷
塊の投入は保冷室７内に開口している氷投入口１９を通
じて行い、農産物ｄの保冷室７への出し入れは扉となっ
ている前側壁３を開閉して行う。また、冷水タンク０１
〜Ｃ５内に貯溜する氷融解冷水は通常は床２の断熱に寄
与するものであるが、必要に応じバルブ２５を開けて排
水する。

〔発明の効果〕

以上述べたところから明らかなように、本発明によれば
、保冷室を囲繞形成する天井、床及び前後左右測りが断
熱構造をなし、かつ天井に取り外し自在に吊下した浅底
扁平な複数個の氷バケノトに収納する氷塊の冷熱によっ
て、保冷室内の農産物を、その保冷に最適な０℃近くに
おいて保冷でき、しかも、上記雨氷バケットの氷融解冷
水を床に内設した冷水タンクに貯溜して、その床の断熱
効果を上げることができる。

さらに、本発明コンテナーは、上記のように氷塊を冷熱
源とするものであるから、最も低コストで上記の保冷を
行うことができ、したがって、どちらかというと付加価
値の少ない農産物の保冷にとっては経済的なものである
。

このため、本発明コンテナーを、各農家に備えておき、
収穫した農産物を直ちに保冷して、その農産物固有の呼
吸熱の発生を抑制し、コンテナーのままトランク、貨車
、船舶等で輸送して、新鮮な状態のまま当該農産物を市
場へあるいは貯蔵倉庫等へ搬入できる。

しかも、本発明コンテナーは、氷バケットを天井に取り
外し自在に吊下しているので、これを取り外し降ろして
おいて氷を収納する作業を行った後で再び吊下すればよ
く、また目的地に搬送した後直ちに氷バケットを取り外
し返送してそれだけを収穫地にあるコンテナー本体に使
用するという繰り返し使用ができて経済的である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１１１ｉ！！ｌ
は正面図、第２図は断面図、第３図は天井の部分を表わ
す要部断面図、勺４図は氷バケット及び氷収納室体配置
図、第５図は上記氷バケット及び氷収納体の側面図、第
６図は氷バケットの吊下状態を表わす側面図、第７図は
床の部分を表わす要部断面図、第８図は冷水タンクの接
続状態を示す斜視図、第９図は冷水タンクの配置図であ
る。 ａ・・・・・・コンテナー本体、１・・・・・・天井、
２・・・・・・床、３〜６・・・・・・前後左右側壁、
７・・・・・・保冷室、ｂ・・・・・・氷バケット、８
・・・・・・上面開口、９・・・・・・蓋、Ｃ・・・・
・・冷水タンク、１０・・・・・・空室、１１・・・・
・・送水パイプ。 特許出願人　　　株式会社橋本土木 才８図 矛９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、断熱構造とした天井、床、前後左右側壁により、保
   冷室を囲繞形成したコンテナー本体が、上記天井に浅底
   扁平な複数個の氷バケットを該天井に近接並列させて取
   り外し自在に吊下するとともに、上記床内に冷水タンク
   を設置し、この冷水タンクと上記複数個の氷バケットの
   各々とを送水パイプで接続してなることを特徴とする農
   産物保冷用可搬コンテナー。