JPS63290212A

JPS63290212A - 溶融スラグ量検出方法

Info

Publication number: JPS63290212A
Application number: JP12136987A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Yamada; 裕山田; Hitoshi Kawada; 仁川田; Masaaki Sakurai; 桜井　雅昭
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1987-05-20
Filing date: 1987-05-20
Publication date: 1988-11-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は高炉出銑口より抽出される溶融スラ′　グ量
の検出方法、特に出銑口より突出した直後における計測
から溶融スラグ量を検出する溶融スラグ量検出方法。

［従来の技術］第４図は従来の溶融スラグ愈の検出方法を示す計測図で
あり、図において（２）は溶融スラグ、（４）　は溶融
スラグ樋、（６）は速度計、（８）はレベル計である。

従来の溶融スラグ量検出方法は上記のように構成され、
高炉出銑口より溶銑と混合状態で抽出された溶融スラグ
（２）は、溶銑との比重の違から分流して溶融スラグ樋
（４）を流下し、この流下途中において、速度計（６）
は溶融スラグ（２）の流速Ｖ（ｍ／ｓ）を計測し、レベ
ル計（８）は溶融スラグ（２）の流下断面の高さＨ（Ｉ
ｌｌ）を計測することにより、溶融スラグ量Ｖ　（Ｓｌ
　（ｆｆｌ’／Ｓ）は次式により検出するようになって
いる。

Ｖ、ｓ）　　＝　　　ｖ−Ｈ−Ｗ　　　−（１）ここで
、Ｗ（ｍ）は溶融スラグ樋（４）　の幅である。

［発明が解決しようとする問題点］上記のような従−来の溶融スラグ量検出方法では、溶融
スラグ樋内を流れる溶融スラグは、橋面と溶融スラグと
の摩擦によって、線断面内において流速分布を生じてい
る。従って、実際には前記（１）式に経験より得られた
係数をかけて、補正をおこなっている。しかしながら、
係数が一定のものではないため、溶融スラグ量の検出は
誤差をともなう不十分なものであった。

この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、経験的な補正を行うことなしに、計測値より溶融
スラグ量を誤差なく検出できる溶融スラグ量検出方法を
得ることを目的とするものである。

［問題点を解決するための手段］この発明にかかる溶融スラグ量検出方法は、出銑口より
突出した溶銑と溶融スラグが混合状態となっている抽出
物の排出量を、突出直後に計測する一方、他方で溶銑量
の計測を行うことと、オンライン状態にすることにより
上記問題点を解決したものである。

［作用］この発明においては、出銑口近傍に設けられた計測器が
、出銑口より突出する抽出物を計測して溶ｖＧ量と溶融
スラグ量の合計量を求める。

溶銑量は、出銑口より突出した抽出物が樋を流下し、溶
融スラグと分離した後、溶銑鍋による計測をおこなって
求める。

溶融スラグ量の検出は、それぞれ測一定された溶銑量と
溶融スラグ量の合計量と溶銑量の差を、オンライン計測
することにより検出されるようになっている。

［発明の実施例］以下、この発明の実施例を、添付図面を参照しながら詳
細に説明する。なお、上述した従来技術と同様の部分に
は、同一の符号を用いることとする。

第１図、第２図および第３図は、出銑口付近における断
面図、平面図および計測図であり、図において、（ｌＯ
）は高炉内底部に溶銑（１２）と溶融スラグ（２）をた
める湯溜り、（１４）は高炉炉壁（１６）に穿設された
鉄皮（１８）でシールされていない出銑口である。

また、（２０）は出銑口（１４）より突出する抽出物で
あり、溶銑（１２）と溶融スラグ（２）が混合状態とな
っている。

（２２）は抽出物（２０）を流下させる大樋であり、溶
銑（１２）と溶融スラグ（２）の比重の違により上下に
分流して流下する。

また、（２４）は溶融スラグ樋（４）の下流側の大樋（
２２）に設けられた仕切板である。

（２６）は溶銑樋であり、仕切板（２４）により溶融ス
ラグ（２）の流下が遮断される′ことにより溶銑（１２
）の基を流下させる。

（２８）、（３０）は、出銑口付近に設置されている計
測器Ａおよび計測器Ｂであり、出銑口（１４）より突出
する抽出物（２０）の抽出量を、突出直後において計測
するものである。

ここで、溶銑樋（２６）を流下した溶銑（１２）は図示
されていない溶銑鍋で計測される。

次に、上記実施例の作用について説明する。第３図に示
されているように、計測器Ａ　（２８）が、出銑口（１
４）より突出する抽出物（２０）に対して、その視角θ
（ｒａｄ）　と距離Ｌ　（ｍ）を計測することによって
、次式により直径Ｄ　（ｍ）を求める。

Ｄ＝Ｌ・θ　　　　　・・・（２）さらに、計測器Ｂ　（３０）が抽出物（２０）の突出速
度ｖ　（ｍ’／ｓ）を計測することにより、前記（２）
式と次式から、溶銑（１２）と溶融スラグ（２）の合計
体積量Ｖ　ＩＰ＋ｓｌ　（ｍ３／ｓ）を求メル。

Ｖ　＋ｐ＋ｓ＋　＝１／４　　・（ｖ　・ｒｔ　・Ｄ２
）　　−（３）ここで、溶銑（１２）の体積量Ｖ　＋ｐ
＋　（ｍ３／Ｓ）は、溶銑鍋に設けられたレベル計また
はロードセルによる計測をおこなって求める。

従って、Ｖ　（Ｐ＋ｌＩ＋の計測とＶ　（Ｐｌの計測と
をオンライン計測とすることで、溶融スラグ（２）の体
積量Ｖ　（Ｓ’ｌ　（ｍ３／Ｓ）を次式（４）から検出
することができる。

Ｖ　ＩＳｌ　　”　Ｖ　　ｆＰ＋ｓｌ　　　　Ｖ　　（
Ｐｌ　　　　”’　（’り［発明の効果］この発明による溶融スラグ検出法は、以上説明したとお
り、抽出物が樋に落下する以前に、出銑口より突出した
直後の時点で、排出量を計測し溶銑曾の計測とオンライ
ン計測することにより、溶融スラグ量の検出を行なうの
で、経験的な補正をすることなしにより一層誤差の少な
いものすることかできる。

従って、この発明の方法で溶融スラグ量の検出を行うこ
とにより、高炉内残存スラグの量を知ることが可能とな
り適切な出銑時期を判断し、炉況の安定化を図ることが
できる。

さらに、誤差の少ない溶融スラグ量の検出によって、水
砕スラグの製造上において、品質管理における水冷条件
を適正に管理することができるため、安定した品質の水
砕スラグが得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す出銑口部分の縦断方
向断面図、第２図はこの発明の一実施例を示す出銑口部
分の縦断方向平面図、第３図は第２図におけるＩＩＩ　
−ＩＩＩ線による出銑口正面部分を示す計測図、第４図
は従来の溶融スラグ樋での計測を示す計測図である。図において、（２）は溶融スラグ、（４）　は溶融スラ
グ樋、（ｌＯ）は湯溜り、（１２）は溶銑、（１４）は
出銑口、（１６）は高炉炉壁、（２０）は抽出物、（２
２）は大樋、（２６）は溶銑樋、（２８）および（３０
）は計測器Ａおよび計測器Ｂである。なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）高炉の出銑口から排出する溶銑・スラグ混合物の
流体径と速度を出銑口近傍で測定して該溶銑・スラグ混
合物の単位時間当りの排出量を求める第一の工程と、該
溶銑・スラグ混合物から分離された溶銑を溶銑鍋にため
て該溶銑・スラグ混合物中の溶銑の単位時間当りの排出
量を求める第二の工程と、第一の工程で得られた該溶銑
・スラグ混合物の単位時間当りの排出量と第二の工程で
得られた溶銑の単位時間当りの排出量との差をオンライ
ンで求める第三の工程とからなることを特徴とする溶融
スラグ量検出方法。
（２）前記第一の工程は、出銑口から排出する前記溶銑
・スラグ混合物の径を求める径測定工程と、前記溶銑・
スラグ混合物の速度を求める速度測定工程とからなるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の溶融スラ
グ量検出方法。