JPS6328989A - ウ−ル染色物の堅牢度改善法 - Google Patents

ウ−ル染色物の堅牢度改善法

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JPS6328989A
JPS6328989A JP61166479A JP16647986A JPS6328989A JP S6328989 A JPS6328989 A JP S6328989A JP 61166479 A JP61166479 A JP 61166479A JP 16647986 A JP16647986 A JP 16647986A JP S6328989 A JPS6328989 A JP S6328989A
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Japan
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wool
fastness
dyed
cationic dye
dye fixing
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裕 鈴木
西川原 宏
藤沢 茂文
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Kawashima Textile Manufacturers Ltd
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Kawashima Textile Manufacturers Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はウール染色物の堅牢度改善法に関するものであ
り、より詳しくは難燃処理されたウール染色物の湿潤摩
擦堅牢度を改善する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
ウールは、硫黄元素を含有しN燃時に不燃性の亜硫酸ガ
スを発生し、従って自己消火性を具備し、保温性や吸湿
性に富み、又、その表面のスケールが防汚機能を発揮す
る等、他の天然lli維や合成繊維に比して優れた性質
を具備し、特に、その自′己消火性により難燃化を必要
とする車両や航空機の内装資材の原料として年々その需
要は増加している。
内装資材にはカラフルで鮮やかな色彩が要求され、又、
車両や航空機等のシート地は絶えず肌身に接するので強
い染色堅牢度が要求される。
洗濯堅牢度(湿潤堅牢度)を改善する方法としては、特
公昭59−12793号に開示された方法がある。
又、耐光堅牢度を損なわずに湿潤摩擦堅牢度を改善する
方法としてウール染色物にパラフィンやシリコン等の撥
水剤を付与する方法がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
特公昭59−12793号による染色法はアニオン染料
で染色後、ポリアミン、ポリカチオン、タンニン、シン
タン類から選ばれた少なくとも一種の反応基を有しない
染料固着剤とカチオン性化合物とで処理するものである
が、適用染料がアニオン染料に限定されてカラフルで鮮
やかな染色物が得られ難く、又、洗濯堅牢度U IS−
L−0844)は改善されても湿潤摩擦堅牢度(JIS
−L−0849)については満足な結果が得られない。
又、航空機の内装資材には高度のH燃性が要求され、ウ
ールが自己消火性を有するとは言え難燃処理を必要とす
るのであるが、パラフィンやシリコン等の撥水剤を付与
して湿潤摩擦堅牢度を改善する方法では、それらの撥水
剤がウール固有の自己消火性を損ない難燃処理効果の妨
げとなる。
しかして従来の染色法によればウールを、その自己消火
性を損なわず、そして耐光堅牢度(JTS−L−084
2) 、洗濯堅牢度(JIS−L−0844)のみなら
ず湿潤摩擦堅牢度(,1IS−L−0849)において
も合成繊維のように4〜5級の堅牢度を有しカラフルで
鮮やかな色彩、特に原色に近い濃紺やエンジ系色彩に染
色することが困難視された。
(発明の目的〕 そこで本発明は、ウール固有の特長や耐光堅牢度、特に
、難燃処理効果を崩なわずに湿潤摩擦堅牢度を改善し、
カラフルで鮮やかな原色調のウール染色物を得ることを
目的とする。
〔発明の構成〕
本発明はかかる目的を達成するものであり、ウール染色
物にアニオン型界面活性剤とカチオン型染料固着剤とを
それぞれ別工程で付与乾燥し加熱処理してそれらのアニ
オン型界面活性剤とカチオン型染料固着剤とをウールに
固着することを特徴とするものである。
この場合、ウールの染色においては合金属錯塩染料、媒
染染料等の酸性染料及び反応性染料並びに分散染料が常
法に従って使用される。
アニオン型界面活性剤としては次の一般式で示されるス
ルホコハク酸エステルの一種又は数種を混用し、ウール
に対し0.5〜5重量%付与する。
ジアルキルスルホコハク酸エステル塩 CH−COOR” スルホコハク酸エステル塩 R−Co−CH2−CH−Coo− S O3N a Riアルキル基 スルホトリカルバリル酸トリヘキシルエステル塩オクタ
デシルテトラナトリウム(1,2)ジカルボキシエステ
ルスルホコハク酸塩R−OCO−CHS OWN a R−0−Co−CH。
R;アルキル基 これらのアニオン型界面活性剤の中で最も効果的なもの
としてジアルキルスルホコハク酸エステル塩を主成分と
するプレフィックス“Z” (伸葉株式会社製)が推奨
される。
カチオン型染料固着剤は、第四級アンモニウム塩ポリマ
ー就中次の一般式で示されるジメチルア付与するとよい
ジメチルアミンエピクロルヒドリン重縮合物X;ハロゲ
ン n;重合度 2・メタクリル酸オキシエチルトリメチルアンモニウム
メトサルフェート化合物 n;重合度 ジアリルジメチルアンモニウムクロライド系m合物(三
塩化硫黄共重合物を含む) Y;ハロゲン n、m;重合度 これらのカチオン型染料固着剤の中で最も効果的なもの
としては、ジメチルアミンエピクロルヒドリン重縮合物
を主成分とする“sY”プレフィックス“RV” (伸
葉株式会社!!りが推奨される。
アニオン型界面活性剤とカチオン型染料固着剤を通用す
るにあたっては、まずウール染色物にアニオン型界面活
性剤溶液を付与し100℃以下の低温域で乾燥し、次い
でカチオン型染料固着剤溶液を付与し100℃以上の高
温域で乾燥し加熱処理する。
この様に本発明によりウール染色物を処理したか否かは
、湿潤摩擦堅牢度の比較試験又はアニオン型界面活性剤
とカチオン型染料固着剤のIRスペクトル分析により容
易に判別し得る。
これらアニオン型界面活性剤及びカチオン型染料固着剤
の処理液は、浸漬法のばかバンド、スプレー、コーター
、プリント法等によりウール染色物に付与される。ウー
ル染色物は、ウェブっまり原毛、糸条或は織布、編布、
不織布等の布帛であってもよいし、又、ウールと伯の繊
維との混合状態のものであってもよい。
これらのウール染色物は難燃処理されたものであっても
よい。その場合の難燃処理法としては、特開昭47−3
0998号に開示されたジルコニウムと有機キレート剤
又はフッ素イオンとの錯体を付与する方法、特開昭47
−8897号に開示された有機キレート剤又はフッ素イ
オンによりチタン化合物の錯体を付与する方法、及び、
特開昭50−40900号に開示された酸性条件下でタ
ングステンのアニオン錯体を付与する方法がある。これ
らの中で本発明を通用するにあたって最も効果的な難燃
処理法は特開昭47−30998号に開示された方法で
ある。
〔発明の効果〕
本発明によると、従来湿潤摩擦堅牢度が劣り車両や航空
機の内装資材として不向きとされていた原色に近い濃紺
やエンジ色に染色されたウール染色物でも、その耐光堅
牢度や乾燥摩擦堅牢度をFBなわずに湿潤摩擦堅牢度が
向上し、その彩度も鮮やかなものとなる。
その理由は必ずしも明らかではないが、アニオン型界面
活性剤とカチオン型染料固着剤とがイオン性の相異によ
り水If熔の錯体の皮膜を形成し、その錯体の皮膜がカ
チオン型染料固着剤単独での皮膜に比して強固にウール
に固着するためと推考される。
そしてかかる効果は難燃処理されたウール染色物にも、
その難燃処理効果を妨げずに生じ、かくして本発明によ
ると耐光、湿潤摩擦及び乾燥摩擦堅牢度に優れ、高度の
難燃性を有し、色彩が鮮やかで車両や航空機の内装資材
特にシート地とじて好適の染色物が得られる。
〔実施例〕
ウール紡績糸(番手:2/20)を、反応性染料(C、
I+Reactjve Red 116  ・1.8 
%o 、u、fとc、r。
Reactive Yellow  39 ・1.2%
o 、w、f)にて常法に従って染色して後、塩化ジル
コニウムとクエンV(有機キレート剤)に塩酸を添加し
た酸性浴に浸漬沸騰させ、水洗脱水して難燃処理した。
次にジアルキルスルホコハク酸エステル塩を主成分とす
るアニオン型界面活性剤プレフィックス“Z”(伸葉株
式会社試供品)の水溶液に浸漬・絞液して当該界面活性
剤を3%o、w、f付与し、60℃にて10分間加温処
理し、説水後100℃にて7分間乾燥処理し、得られた
ウール紡績糸で目付350g/ 1に8!!織したウー
ル織物をジメチルアミンエピクロルヒドリン重縮合物を
主成分とするカチオン型染料固着剤“SY”プレフィッ
クス”RV”(伸葉株式会社試供品)の水溶液に浸漬・
絞液してその固着剤を4%o、w、f付与し、110℃
にて5分間乾燥加熱処理して仕上げた。
〔従来例〕
前記の実施例における難燃処理直後のウール紡績糸で目
付350g/rrfに製織したウール織物を、ポリアミ
ン系固着剤(明成化学株式会社製フィックスオイル73
7 )  3重量部と、ポリアミドエピクロルヒドリン
樹脂(日東電工株式会社製)0.5重量部と、重炭酸ソ
ーダ0.1重量部と、水96.4重量部とから成る処理
剤水溶液に浸漬・絞液して当該処理剤(固形分)を0.
3o、w、f付与し、110℃にて加熱乾燥し、150
℃にて3分間加熱処理し、水洗乾燥して仕上げた。
〔効果確認試験〕
上記の実施例と従来例によるウール染色物の堅牢度とN
燃性について試験し、次表の通り結果が確認された。
尚、未処理試験片には実施例における難燃処理直後のウ
ール紡績糸で目付350g/r+?に製織したウール織
物を用いた。
表 難燃性試験法; JIS−L−1091(八−4・繊維製品の燃焼試験方
法)に準じた運輸省規格に基づき織物の試験片を幅51
ta長さ304鶴で短い一辺(幅)が開かれたコ字形の
金属板二枚の間に挟み、その開かれた部分の試験片の端
を下に向けて垂直に吊し、その下端とバーナーの口先と
を100%lして炎長38−mのブンゼンバーナー(火
源)を12秒間接炎後、火源を取り去って後の試験片の
下端から高さ方向の燃焼長く基準;200鶴)、残爆時
間(基準;15秒)及び、試験片からの滴下物の残炎時
間(基準; 5秒)を測定する。
耐光堅牢度試験法; JIS−L−0842(40時間
照射)乾燥摩擦堅牢度試験法、 JIS−L−0849
湿潤摩擦堅牢度試験法;JIS−L−0849洗濯堅牢
度(湿潤堅牢度)試験法; JIS−L−0844上記
の試験結果は、当布のウールと綿布及び試験片(布)の
汚染・変色の度合が何れも5級と判断されたことを意味
する。
以上の通り本発明によると湿潤摩1察堅牢度が改善され
た。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ウール染色物に、アニオン型界面活性剤と、カチ
    オン型染料固着剤とを、それぞれ別工程で付与乾燥し加
    熱処理して、それらのアニオン型界面活性剤とカチオン
    型染料固着剤とをウールに固着すること、を特徴とする
    ウール染色物の堅牢度改善法。
  2. (2)前掲特許請求の範囲第1項記載のアニオン型界面
    活性剤がスルホコハク酸エステルであり、カチオン型染
    料固着剤がジメチルアミンエピクロルヒドリン重合物、
    又は、第四級アンモニウム塩ポリマー、若しくは、ジメ
    チルアミンエピクロルヒドリン重合物及び第四級アンモ
    ニウム塩ポリマーを主成分とする前掲特許請求の範囲第
    1項記載のウール染色物の堅牢度改善法。
  3. (3)前掲特許請求の範囲第1項記載のウール染色物が
    、ジルコニウムと有機キレート剤、又は、フッ素イオン
    との錯体、若しくは、ジルコニウムと有機キレート剤及
    びフッ素イオンとの錯体を付与し難燃処理されたもので
    ある前掲特許請求の範囲第1項記載のウール染色物の堅
    牢度改善法。
JP61166479A 1986-07-14 1986-07-14 ウ−ル染色物の堅牢度改善法 Granted JPS6328989A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6277810B2 (en) 1998-09-16 2001-08-21 Unilever Home & Personal Care Usa, Division Of Conopco, Inc. Dryer-added fabric care compositions containing amide-epichlorohydrin resins
CN103696297A (zh) * 2013-12-09 2014-04-02 常熟市爱博尔服饰有限公司 毛纤维用固色剂

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6277810B2 (en) 1998-09-16 2001-08-21 Unilever Home & Personal Care Usa, Division Of Conopco, Inc. Dryer-added fabric care compositions containing amide-epichlorohydrin resins
CN103696297A (zh) * 2013-12-09 2014-04-02 常熟市爱博尔服饰有限公司 毛纤维用固色剂

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