JPS63289600A - 音声符号化方式 - Google Patents

音声符号化方式

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Publication number
JPS63289600A
JPS63289600A JP62125339A JP12533987A JPS63289600A JP S63289600 A JPS63289600 A JP S63289600A JP 62125339 A JP62125339 A JP 62125339A JP 12533987 A JP12533987 A JP 12533987A JP S63289600 A JPS63289600 A JP S63289600A
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JP
Japan
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quantization
signal
value
block
audio
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Application number
JP62125339A
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Inventor
広 中田
健一 佐藤
英世 村上
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は音声符号化方式に関し、特に音声情報の発生量
の変化に即して符号化ビットレートまたは符号化ビット
レートおよび量子化のステップ幅が変化する音声符号化
方式に関する。
〔従来の技術〕
従来の音声符号化方式において、情報量の時間的変動に
応じて符号化ビットレートを変化させる方式としては、
以下のようなものがある。
■ 量子化器の量子化ビット数を固定とし、量子化の操
作の後に、各量子化状態の出現頻度に応じて長さの異な
る符号系列を割り当てる方式。
■ 入力信号を一定区間のブロックに区切り、量子化器
の量子化ビット数を固定として量子化した後、ブロック
内でのサンプル点の絶対値の最大値を検出して、その値
に応じてブロックの量子化ビット数を決定して再量子化
する方式。
■ 入力信号を一定区間のブロックに区切り、ある定め
られた値で量子化を行った後−たん復号化し、入力信号
との間で信号対量子化雑音比を計算し、その値がほぼ一
定となるように量子化ビット数をブロックに応じて変化
させて再量子化する方式。
■ 前記■〜■のうちのい(つかを組み合せた方式。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上述の従来の音声符号化方式では、入力音声信
号の電力値に応じた量子化ビット数の割り当てを行って
いないために、会話音声での背景音や子音に対応する電
力の小さい信号に対して、高いS/N比が得られるかわ
りに、比較的高いビットレートで符号化が行われる。一
方、実際の音声伝達システムを考えた場合、背景音には
高いS/N比は必要なく、また無声音のような低い電力
値の子音に対しても高いS/N比はさほど要求されず、
前記従来の音声符号化方式では、伝達効率が上がらない
欠点があった。
本発明の目的は、前記の欠点を除去することにより、品
質を低下させることなく、より伝達効率を向上させるこ
とのできる音声符号化方式を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、サンプリングされた入力音声信号の系列を一
定区間のブロックに区切り、このブロックを単位として
予測および量子化の操作を行い、ブロック間ごとに符号
化ビットを変化させることのできる音声符号化器の音声
符号化方式において、前記入力音声信号と一対一対応の
関係のある前記音声符号化器内の特定の信号のブロック
ごとの電力値を計算し、この計算された電力値に応じて
、対応する前記入力音声信号のブロックから予測値を差
し引いた予測残差信号のブロックに対する最大量子化ビ
ット数を含む量子化特性値を決定し、それに基づいて所
定の量子化を行うことを特徴とする。
また本発明は、音声符号化器内の特定の信号は入力音声
信号自体とし、その予測残差信号のブロックに対する最
大量子化ビット数を、計算された電力値がある与えられ
たしきい値1以上のときにはB+ とし、しきい値Tよ
り小さいときにはBz(B2<Bl)とし量子化を行い
、これら最大量子化ビット数を補助情報として送出する
ことができる。
また本発明は、音声符号化器内の特定の信号は、前記音
声符号化器内に蓄えられた過去の音声入力信号に対する
復号化信号のうちの当該音声入力信号の直前の1ブロッ
ク分の復号化信号とし、当該音声入力信号の予測残差信
号のブロックに対する最大量子化ビット数を、計算され
た電力値がある与えられたしきい値1以上のときにはB
、とじ、しきい値Tより小さいときにはB2  (By
 <B+ )とし、量子化を行うことができる。
また本発明は、音声符号化器内の特定の信号は入力音声
信号自体とし、その予測残差信号のブロックに対する最
大量子化ビット数を、計算された電力値がある与えられ
たしきい値1以上のときにはB、とし、しきい値Tより
小さいときにはB2(BZ<Bl)として第一回目の量
子化を行い、この量子化出力について、−ブロックごと
にブロック内でのサンプル点の振幅の絶対値の最大値を
検出し、その2進有効桁数Eの値を求め正負の符号を含
め(B+1)ビット/サンプルで再量子化を行い、前記
最大量子化ビット数ならびに前記2進有効桁数Eの値を
補助情報として送出することができる。
また本発明は、音声符号化器内の特定の信号は、前記音
声符号化器内に蓄えられた過去の音声入力信号に対する
復号化信号のうちの当該音声入力信号の直前の1ブロッ
ク分の復号化信号とし、当該音声入力信号の予測残差信
号のブロックに対する最大量子化ビット数を、計算され
た電力値がある与えられたしきい値1以上のときにはB
1とし、しきい値T、よりも小さいときにはBz(Bz
<B、)とし、さらに計算された前記電力値に応じて量
子化のステップ幅を変えて第一回目の量子化を行い、こ
の量子化出力について、−ブロックごとにブロック内で
のサンプル点の振幅の絶対値の最大値を検出し、その2
進有効桁数Eの値を求め正負の符号を含め(B+1)ビ
ット/サンプルで再量子化を行い、前記2進有効桁数E
の値を補助情報として送出することができる。
〔作用〕
特定の信号として、音声符号化器へのサンプリングされ
た音声入力信号または、前記音声符号化器内で例えば逆
量子化器により復号化された復号化信号系列のうちの当
該音声入力信号の1ブロツク前の前記復号化信号につい
て、例えば電力計算回路を設けて、その電力値を計算し
、この計算された電力値がある定められたしきい値1以
上のときには、その予測残差信号のブロックの最大量子
化ビット数をB+ と・し、しきい値Tより小さいとき
にはBg  (Bz <13. )とし量子化を行う。
またこれら最大量子化ビット数に加えて、前記電力値に
応じて量子化ステップを変えて量子化を行う。
なお、電力値を計算する特定の信号が音声入力信号の場
合には、前記最大量子化ビット数は補助情報として量子
化出力に多重化されて送出される。
従って、大電力の音声入力信号に対しては、高い符号化
ビットレートまたは高い符号化ビットレートと狭い量子
化ステップ幅とにより高いS/N比を保証し、背景音や
無音声に対応する小電力の音声入力信号に対しては、低
い符号化ピントレートまたは低い符号化ビットレートと
広い量子化ステップ幅とにより、不必要なS/N比を抑
制して符号化ビットレートを低減させて、品質を向上さ
せながら情報伝達効率を向上させることが可能となる。
さらに、本発明゛を従来のブロック内でのサンプル点の
絶対値の最大値を検出してその値に応じて量子化ビット
数を決定し再量子化して送出する方式(従来方式〇)と
組み合せることにより、lすンプル当り前記の最大量子
化ビット数B+から最tJz lビットまでの、1ビツ
ト/サンプルの量子化ビット数の状態をとりうろことに
なり、品質を低下させることなり一層の情報圧縮が可能
となる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図は、本発明の第一実施例による音声符号化器を示
すブロック構成図である。本第−実施例は、サンプリン
グされた入力音声信号lを入力しそのブロックごとの電
力値を計算し量子化ビット情報3を出力する電力計算回
路2と、入力音声信号1と予測信号13との減算を行い
予測残差信号5を出力する減算器4と、予測残差信号5
人力し量子化ビット数情報3に基づき量子化を行い量子
化器カフを出力する量子化器6と、量子化器カフを入力
し量子化ビット数情II!3に基づき逆量子化を行い逆
量子化出力9を出力する逆量子化器8と、逆量子化出力
9と予測信号13との加算を行い復号化信号1)を出力
する加算器10と、復号化信号1)を入力し所定の予測
方法を用いて予測信号13を出力する予測器12と、量
子化器カフと量子化ビ・7ト数情報3とを多重化して符
号化出力信号15を出力する多重化器14とを含んでい
る。
本発明の特徴は、第1図において、音声入力信号のブロ
ックごとの電力値を計算し、量子化ビ・ノド数情報3を
出力する電力計算回路2を設け、それLこ伴い前記量子
化ビット数情報3を補助情報として量子化器カフに多重
化して符号化出力信号15として出力する多重化器14
を設けたことにある。
次に本第−実施例の動作について説明する。電力計算回
路2は数サンプルまとめて1ブロック単位で入力される
サンプリングされた入力音声信号1のブロックごとの電
力値を計算し、その値があらかじめ定められたしきい値
Tより大きいときには、量子化ビット数情報3として、
量子化器6における最大量子化ビット数がある特定の値
がB1であるという情報を送出し、電力値がしきい値T
より小さいときには、量子化ビット数情報3として、量
子化器6における最大量子化ビ・7ト数がB2(Bz<
B+)であるという情報を送出する。減算器4では入力
音声信号1から予測信号13を差し引き、予測残差信号
5とする。量子化器6では予測残差信号5を、■ブロッ
クごとに定められる量子化ビット数情報3に従って、最
大量子化ビット数B1またはB2ビットで量子化し、量
子化器カフを出力する。そして、出力された量子化器カ
フは量子化ビット数情報3と多重化器14で多重化され
、符号化出力信号15として送出される。
一方、量子化器カフは逆量子化器8で逆量子化の操作を
受け、逆量子化出力9として出力され、出力された逆量
子化出力9は、加算器10において予測信号13と加算
されて復号化信号1)となる。復号化信号1)は予測器
12に入力され、予測器12において所定の予測方法を
用いて予測され予測信号13となる。
ここで予測器12においては、この音声符号化器ではブ
ロック単位で処理が行われているために、ブロック単位
の予測を行うことが効果的である。
例えば、この予測方法としてはピンチ予測方法の一種で
あるAMDF法(例えば、エル、ラアビナ−(L、 R
abiner)他、「数ピツチ検出アルゴリズムの比較
動作研究(A Comparative Perfor
manceStady of 5everal Pit
ch Detevtion Algorithms)j
IEE[i Trans、 ASSP24−5.197
6、P399〜P418、参照。)を用いることができ
る。またピッチ予測に加えて、さらにサンプルごとの一
時または高次の近接予測を用いることも可能である。
以上説明したように、本第−実施例の音声符号化による
と、入力音声信号lの電力値が小さいときには、無声音
あるいは背景音と判断されて、量子化ビット数は小さい
値B2となり、伝送ビットレートは低下し、また入力音
声信号1の電力値が大きいときには有声音と判断されて
、量子化ビット数は大きい値B1となり、高いS/N比
を得るとともに情報伝達効率を上げることができる。
第2図は本発明の第二実施例による音声符号化器を示す
ブロック構成図である。
本第二実施例は、第1図の第一実施例の構成において、
入力音声信号1を入力して量子化ビット数情報3を出力
する電力計算回路2を、加算器9から出力される復号化
信号1)を入力して量子化ビット数情報3aを出力する
電力計算回路2aに置き換え、さらに多重化器14を省
いたものであり、他は第一実施例と同じである。
次に本第二実施例の動作について説明する。
減算器4に入力された、サンプリングされた入力音声信
号1は、予測信号13をを差し引かれ、予測残差信号5
となる。量子化器6では、予測残差信号5を、数サンプ
ルまとめた1ブロツクごとに定められる量子化ピント数
情報3aに従って、最大量子化ビット数B、または82
ビツトで量子化し、量子化器カフとして送出される。一
方、量子化器カフは、逆量子化器8で逆量子化の操作を
受け、逆量子化出力9となり、この逆量子化出力9は、
加算器10において予測信号13と加算されて復号化信
号1)となる。復号化信号1)は電力計算回路2aに入
力され、数サンプルまとめた1ブロツクごとに復号化信
号1)の電力値を計算し、その値があらかじめ定められ
たしきい値Tより大きいときには、量子化ビット数情f
13aとして、量子化器6における次の1ブロツクの予
測残差信号5に対する最大量子化ビット数がB1である
という情報を送出し、電力値がTより小さいときには、
最大量子化ビット数が82  (82<Bl )である
という情報を送出する。復号化信号1)はまた予測器1
2に入力されて、所定の予測方法により予測が行われ、
予測信号13として出力される。
この第二実施例においては、ある1ブロツクの入力音声
信号1に対する量子化ビット数は、その直前のブロック
の復号化信号1)の電力値によって決定されるため、量
子化ビット数は、入力音声信号1の電力値の大小と必ず
しも対応するとは限らないが、音声信号の電力値の変化
に比してブロックの大きさを小さく設定することにより
、入力音声信号1の電力値の変化に応じた量子化ビット
数で量子化を行うことが可能である。また本第二実施例
では、量子化ビット数の決定に復号化信号1)を用いて
いるため補助情報として量子化ビット数情報を伝送路に
送出することなく、受信側における復号化装置において
復号化の動作が可能であり、第一実施例における多重化
回路14が省略でき、量子化信号7がそのまま符号化出
力信号15aとなる。
第3図は本発明の第三実施例による音声符号化器を示す
ブロック構成図である。本第三実施例は第1図に示した
第一実施例において、量子化器6を第一の量子化器とし
て、この量子化器6から出力される第一の量子化器カフ
を入力して、有効量子化ビット数情報17および第二の
量子化出力18を多重化回路14aに対して出力する第
二の量子化器16を設け、これに対応した内部構成を有
する多重化回路14aを設けたものである。なおその他
は第一実施例と同様である。
次に、本第三実施例の動作について説明する。
電力計算回路2は数サンプルまとめて1ブロック単位で
入力されるサンプリングされた入力音声信号1のブロッ
クごとの電力値を計算し、その値があらかじめ定められ
たしきい値Tより大きいときには、最大量子化ビット数
情報3として、第一の量子化器6における最大量子化ビ
ット数がB1であるという情報を送出し、電力値がTよ
り小さいときには、量子化ビット数情報3として第一の
量子化器6における最大量子化ビット数が82  (B
z 〈B+ )であるという情報を送出する。減算器4
では入力音声信号1から予測信号13を差し引き、予測
残差信号5とする。第一の量子化器6では、予測残差信
号5を、1ブロツクごとに定められる最大量子化ビット
数情報3に従ってB、またはB2で量子化し、第一の量
子化器カフとして出力する。この第一の量子化器カフは
、第二の量子化器16において、1ブロツクごとに、ブ
ロック内でのサンプル点振幅の絶対値の最大値を検出、
その2進有効桁数Eをもとめ、正負の符号を含め(B+
1)ビット/サンプルで再量子化し、2進有効桁数Eの
値を有効量子化ビット数情報17とし、再量子化した値
を第二の量子化出力18として出力する。第二の量子化
出力18は、量子化ビット数情報3および有効量子化ビ
ット数情報17と、多重化器14aで多重化され、符号
化出力信号15bとして送出される。一方、第1景子化
出カフは逆量子化器8で逆量子化の操作を受け、逆量子
化出力9となり、逆量子化出力9は加算器10において
予測信号13と加算されて復号化信号1)となる。復号
化信号1)は予測器12に入力されて所定の予測方法に
よる予測を受は予測信号13として出力される。
本第三実施例は、第一実施例における最大量子化ビット
数B1およびB2をブロックごとの最大量子化ビット数
として、これに従来の方式で述べた■の方式を組み合せ
た実施例であり、これにより量子化ビット数の制御は2
段階で行われ、第二の量子化出力18では1サンプルあ
たり最大B1ビットから最小1ビツトまでの、1ビツト
/サンプルずつの量子化ビット数の状態をとりうろこと
となり、第一実施例に比して、品質を何ら劣化させるこ
となく一層の情報圧縮が可能となる。
第4図は本発明の第四実施例による音声符号化器を示す
ブロック構成図である。
本第四実施例は、第二実施例と第三実施例とを組み合せ
、かつ量子化器6および電力計算回路2aの機能を変え
たものである。すなわち第2図の第二実施例において、
量子化器6を第一の量子化器6aとして、量子化器6a
からの第一の量子化器カフaを入力して有効量子化ビッ
ト数情報17および第二の量子化出力18を出力する第
2の量子化器16と、有効量子化ビット数情報17およ
び第二の量子化出力18を入力し多重化を行い符号化出
力信号15cを出力する多重化回路14bを設け、電力
計算回路2bは、最大量子化ビット数B1およびB2と
、電力値に応じた量子化ステップ幅情報とからなる量子
化特性値情報19を出力するようにし、量子化器6aは
この量子化特性値情報19に基づいて量子化を行うよう
にしたもので、その他は第二実施例と同様である。
次に、本第四実施例の動作について説明する。
減算器4に入力された、サンプリングされた大音声信号
1は、予測信号13を差し引かれ予測残差信号5となる
。第一の量子化器6aでは、予測残差信号5を、数サン
プルまとめた1ブロツクごとに定められる量子化特性値
情報19に従って、最大量子化ビット数B、または82
ビツトで量子化し、第一の量子化器カフaとして送出さ
れる。
ここで第一の量子化器6aとしては、量子化ステップ幅
を適応的に変化させる適応量子化器を用いることが有効
であるが、ステップ幅の変化のさせ方として次の方式が
考えられる。
(a)1サンプルごとに直前の第一の量子化器カフaの
値に従ってステップ幅を変化させる方式。
(bl  電力計算回路2bで計算されるブロックごと
の復号化信号1)の電力値に従って、大電力に対しては
ステップ幅を大きく、小電力に対してはステップ幅を小
さく、ブロックごとに数段階にステップ幅を変化させる
方式。
(C1前記(a)と(blを組み合せた方式で、電力計
算回路2bで計算されるブロックごとの復号化信号1)
の電力値が、しきい値Tより大きいときにはブロックご
とにその電力値に応じて量子化ステップ幅を数段階に変
化させ、しきい値Tより電力値が小さいときには1サン
プルごとに直前の第一の量子化器出カフaの値に従って
ステ・71幅を変化させる方式。
前記(C1の方式とピッチ予測とを組み合せることによ
り、母音に対応するピッチ周期が確定的でしかも電力が
しきい値Tを越えるような比較的大電力の入力音声のブ
ロックの相互間では、電力の差によるS/N比の差はブ
ロックごとにステップ幅を変えることにより平均化され
、母音の部分ではS/N比はほぼ一定とすることが可能
であり、一方ピッチ周湖が不定に近い無声音等の部分に
対しては、■サンプルごとに量子化ステップ幅を変化さ
せ、小さい量子化ビット数の中で、比較的大きいS/N
比を得ることが可能である。
第一の量子化器カフaは、第二の量子化器16において
1ブロツクごとに、ブロック内でのサンプル点の振幅の
絶対値の最大値を検出し、その2進有効桁数Eを求め、
正負の符号を含め(E+1)ビット/サンプルで再量子
化し、Eの値を有効量子化ビット数情報17、再量子化
した値を第二の量子化出力18として出力する。第二の
量子化出力18は、有効量子化ビット数情報17と多重
化器14bで多重化され、符号化出力信号15cとして
送出される。
一方第一の量子化器カフaは逆量子化器8で逆量子化の
操作を受け、逆量子化出力9となり、逆量子化出力9は
、加算器10において予測信号13と加算されて復号化
信号1)となる。復号化信号1)は電力計算回路2bに
入力され、数サンプルまとめた1ブロツクごとに復号化
信号1)の電力値を計算し、その値があらかじめ定めら
れたしきい値Tより大きいときには、量子化特性値情報
19として、第一の量子化器6aにおける次の1ブロツ
クの予測残差信号5に対する最大量子化ビット数が81
であるという情報を送出し、電力値がTより小さいとき
には、第一の量子化器6aにおける、次の1ブロツクの
予測残差信号5に対する最大量子化ビット数がBz  
(Bz <B+ )であるという情報を送出する。
さらに、第一の量子化器6aとして、前記の(b)また
は(C)のブロックごとの適応量子化器を用いる場合、
量子化特性値情報19としては、しきい値Tによる電力
値の分類による量子化ビット数制御情報とともに、復号
化信号1)の電力値をさらに数段階のしきい値で分類し
、それに応じた量子化ステップ幅情報が出力される。復
号化信号1)はまた予測器12に入力されて所定の予測
方法により予測が行われ予測信号13が出力される。
この第四実施例は、第2図の第二実施例における最大量
子化ビット数B、およびB2をブロックごとの最大量子
化ビット数として、これに従来の方式で述べた。■の方
式を組み合せた実施例であり、これにより量子化ビット
数の制御は2段階で行われ、第二の量子化出力18では
1サンプルあたり最大81ビツトから最小1ビツトまで
の、1ビツト/サンプルずつの量子化ビット数の状態を
とりうろこととなり、第二実施例に比して、品質を何ら
劣化させることな(一層の情報圧縮が可能となる。
また本第四実施例の第二の量子化器16として、上記の
量子化操作に加えて、さらに各量子化状態の出現頻度に
応じて長さの異なる符号系列を割り当てる、いわゆるハ
フマン符号化等の手法を用いることも有効である。
以上四つの実施例とも、必要に応じて、電力計算回路2
.2aおよび2bにおいて、単一のしきい値Tのかわり
に、2段階以上のしきい値T1、・・・、Tn (n≧
2)を設定し、それに応じて量子化器6、および6aに
おける量子化ビット数をB1、・・・、B7゜1と複数
個設定することも可能である。
第5図(a)、(blおよび(C1に、第四実施例にお
いて、第一の量子化器6aとして前記の(C1の適応量
子化の手法を用い、第二の量子化器16においてハフマ
ン符号化を行い、さらに予測器12にAMOF法を用い
たピッチ予測と2次の固定の近接予測をもちいた場合の
、実際の音声入力に対する実験結果の特性図を示す。こ
こで第一の量子化器6aでは、大電力信号に対しては6
ビツト/サンプル、小電力信号に対しては4ビツト/サ
ンプルで量子化を行っている。さらに微弱な入力に対し
ては無音とみなし、符号化および伝達を行わない、いわ
ゆる無音抑圧を行っている。入力音声信号は8 kHz
サンプリングで、ブロックの長さは16サンプルである
第5図(a)は入力音声信号の電力値の変化を表し、同
図fblは1ブロツクあたりの所要ビット数の変化を表
し、同図(C)は入力音声と復号化された音声との間の
S/N比の変化を表している。約3秒の音声に対して行
った実験の結果では、女声、男声の各2例の平均で、セ
グメンタルS/N約34dB(CCITT標準32kb
/s A D P CM符号化方式では約32dB) 
、無音抑圧を行ったときの平均ビットレート約13db
/s (有音率50%を仮定)が実現された。
この特性は、このまま現在のディジタル網により伝送で
きる電話音声に適応することができる品質のものである
〔発明の効果〕
以上、説明したように、本発明によれば、電力値に対す
るしきい値Tの値を適切に設定することにより、入力音
声信号の電力値に応じて、無声音および背景音のような
多大のS/N比を必要としない部分に対しては少いビッ
ト数または少いビノト数と広い量子化のステップ幅とで
量子化され、また有声音に対応する、高いS/N比が必
要な部分に対しては大きいビット数または大きいビット
数と狭い量子化のステップ幅とで量子化され、音声信号
の電力に応じた、符号化ビットレートの可変な、高品質
で高情報伝達効率の音声符号化方式が得られ、その効果
は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例によ−る音声符号化器を示
すブロック構成図。 第2図は本発明の第二実施例による音声符号化器を示す
ブロック構成図。 第3図は本発明の第三実施例による音声符号化器を示す
ブロック構成図。 第4図は本発明の第四実施例による音声符号化器を示す
ブロック構成図。 第5図Fa)、(b)および(C)は本発明の第四実施
例の特性図。 1・・・入力音声信号、2.2a、2b・・・電力計算
回路、3.3a・・・量子化ビット数情報、4・・・減
算器、5・・・予測残差信号、6.6a、16・・・量
子化器、7.7a、18・・・量子化出力、8・・・逆
量子化器、9・・・逆量子化出力、10・・・加算器、
1)・・・復号化信号、12・・・予測器、13・・・
予測信号、14.14a 、14b・・・多重化器、1
5.15a 、15b 、15c −符号化出力信号、
17・・・有効量子化ビット数情報、19・・・量子化
特性値情報。 特許出願人  日本電信電話株式会社 代理人  弁理士 井 出 直 孝 蔦−爽e’14Jn講成 M 1 旧 減算器 V′12 第−大発例の溝入 箆 2 図 2                       1
4q′12 肩三大漁例の礪べ WS 3 図 萬四夷に例の講凰 Pl 4 匣

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)サンプリングされた入力音声信号の系列を一定区
    間のブロックに区切り、このブロックを単位として予測
    および量子化の操作を行い、ブロック間ごとに符号化ビ
    ットを変化させることのできる音声符号化器の音声符号
    化方式において、 前記入力音声信号と一対一対応の関係のある前記音声符
    号化器内の特定の信号のブロックごとの電力値を計算し
    、この計算された電力値に応じて、対応する前記入力音
    声信号のブロックから予測値を差し引いた予測残差信号
    のブロックに対する最大量子化ビット数を含む量子化特
    性値を決定し、それに基づいて所定の量子化を行う ことを特徴とする音声符号化方式。
  2. (2)音声符号化器内の特定の信号は入力音声信号自体
    とし、その予測残差信号のブロックに対する最大量子化
    ビット数を、計算された電力値がある与えられたしきい
    値T以上のときにはB_1とし、しきい値Tより小さい
    ときにはB_2(B_2<B_1)とし量子化を行い、
    これら最大量子化ビット数を補助情報として送出する特
    許請求の範囲第(1)項に記載の音声符号化方式。
  3. (3)音声符号化器内の特定の信号は、前記音声符号化
    器内に蓄えられた過去の音声入力信号に対する復号化信
    号のうちの当該音声入力信号の直前の1ブロック分の復
    号化信号とし、当該音声入力信号の予測残差信号のブロ
    ックに対する最大量子化ビット数を、計算された電力値
    がある与えられたしきい値T以上のときにはB_1とし
    、しきい値Tより小さいときにはB_2(B_2<B_
    1)とし、量子化を行う特許請求の範囲第(1)項に記
    載の音声符号化方式。
  4. (4)音声符号化器内の特定の信号は入力音声信号自体
    とし、その予測残差信号のブロックに対する最大量子化
    ビット数を、計算された電力値がある与えられたしきい
    値T以上のときにはB_1とし、しきい値Tより小さい
    ときにはB_2(B_2<B_1)として第一回目の量
    子化を行い、この量子化出力について、一ブロックごと
    にブロック内でのサンプル点の振幅の絶対値の最大値を
    検出し、その2進有効桁数Eの値を求め正負の符号を含
    め(E+1)ビット/サンプルで再量子化を行い、前記
    最大量子化ビット数ならびに前記2進有効桁数Eの値を
    補助情報として送出する特許請求の範囲第(1)項に記
    載の音声符号化方式。
  5. (5)音声符号化器内の特定の信号は、前記音声符号化
    器内に蓄えられた過去の音声入力信号に対する復号化信
    号のうちの当該音声入力信号の直前の1ブロック分の復
    号化信号とし、当該音声入力信号の予測残差信号のブロ
    ックに対する最大量子化ビット数を、計算された電力値
    がある与えられたしきい値T以上のときにはB_1とし
    、しきい値T_1よりも小さいときにはB_2(B_2
    <B_1)とし、さらに計算された前記電力値に応じて
    量子化のステップ幅を変えて第一回目の量子化を行い、
    この量子化出力について、一ブロックごとにブロック内
    でのサンプル点の振幅の絶対値の最大値を検出し、その
    2進有効桁数Eの値を求め正負の符号を含め(E+1)
    ビット/サンプルで再量子化を行い、前記2進有効桁数
    Eの値を補助情報として送出する特許請求の範囲第(1
    )項に記載の音声符号化方式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5159611A (en) * 1988-09-26 1992-10-27 Fujitsu Limited Variable rate coder
WO2001033548A1 (fr) * 1999-10-29 2001-05-10 Fujitsu Limited Dispositif et procede de reglage du debit dans un systeme de codage de la parole a debit variable
JP2022517233A (ja) * 2019-01-13 2022-03-07 華為技術有限公司 ハイレゾリューションオーディオ符号化

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