JPS6328549Y2 - - Google Patents

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JPS6328549Y2
JPS6328549Y2 JP1981193324U JP19332481U JPS6328549Y2 JP S6328549 Y2 JPS6328549 Y2 JP S6328549Y2 JP 1981193324 U JP1981193324 U JP 1981193324U JP 19332481 U JP19332481 U JP 19332481U JP S6328549 Y2 JPS6328549 Y2 JP S6328549Y2
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JP
Japan
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conductor
gas
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filled
coaxial
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JP1981193324U
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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は雷害防止用同軸コネクタ形アレスタに
関するものである。
テレビ電波の難視解消の手段としてテレビ共同
受信システムが広く使用されている。このテレビ
共同受信システムは、共同の親アンテナで電波を
受信し、これを所要のレベルまで増幅し、同軸線
路により各世帯に分配するしくみになつており、
ひとつの親アンテナや複数の増幅器で多数の世帯
のテレビ受信をまかなうだけに出来るだけ故障の
少ないことが望まれるが、従来では、落雷があつ
た場合に増幅器などの機器が故障しやすく、その
被害がきわめて多かつた。
すなわち、増幅器は親アンテナと引込線の間に
挿入される機器であつて、作動電源として外部の
給電装置(PI)から所要電圧(AC30V)に調整
した電力を同軸線路を通して供している。そこで
落雷が起つた場合、雷電流は電力線に誘導される
と共に、これから同軸線路を通つて機器に導かれ
る。このうち電力線を通つて給電装置に入つたも
のは当該装置に設けられている耐雷トランスで逃
すことができるためあまり問題はない。しかし同
軸線路に誘導されたものは、これを阻止し得ぬた
めそのまま増幅器本体に流入し、本体構成部品を
著しく破損させるのである。
この対策として、従来では、第1図の回路図で
示すように、増幅器の入出力部を構成する機器基
板にボタン状のアレスタDを取付け結線していた
が、この手段では同軸線路に数百アンペアという
大電流が瞬間的に流れたときに入出力部の基板自
体が溶融し蒸発してしまうためほとんど実効がな
く、機器の故障を免れなかつた。そしてことに落
雷は山間辺地に多いため、故障の修理に多大の時
間と労力を要し、また莫大な費用を必要としてい
たものである。
本考案は前述のような事情から研究を重ねて考
案されたもので、同軸線路を機器入・出力間に挿
入するだけできわめて確実に雷電流の機器への流
入を防止することができ、テレビ共同受信施設の
雷害防止に著効のある構造簡易なアレスタを提供
しようとするものである。
この目的を達成するため本考案は、両端にそれ
ぞれ同軸線路と機器に対する接続座を設けた筒状
の外部導体の内部に過電圧放電性能を持つガスを
封入するとともに、外部導体の中心に封入ガスを
貫いて中心導体を挿着し絶縁片で支持させ、同軸
線路を通つた過電圧を中心導体から封入ガスを介
して放電させて外部導体に吸収させるようにした
ものである。
以下本考案の実施例を添付図面に基いて説明す
る。
第2図と第3図は本考案に係る雷害防止用同軸
コネクタ形アレスタの一実施例を示すもので、1
は金属製の筒状外部導体であり、両端部に同軸線
路Aおよび増幅器などテレビ共同受信施設用の機
器Bに対する接続座4,4′が設けられている。
この接続座4,4′は双方とも雌であつてもよい
し、雌と雄であつてもよい。本実施例は双方とも
雌であるため、外部導体1の端部にめねじ5,5
を設け、このめねじ5,5に接続座本体41の筒
状おねじ部42,42を螺合するようにしてい
る。
2は前記外部導体1において接続座4,4′よ
り内方に形成されたガス封止部であり、両端のハ
ーメチツクガラスやセラミツクなど公知の電気絶
縁材料からなる絶縁片6,6を介してアルゴン、
ネオンなどの過電圧放電性能を持つ不活性ガスが
封入されている。本実施例では、このガス封止部
2を得る構造として、絶縁片6,6にハーメチツ
クガラスを用い、これを箔状の電気導体からなる
内側筒11に装入し、絶縁片6,6の外周蒸着金
属を介して一体に接合し、この密閉状の内側筒1
1を筒体11の装入前又は装入後にガス抜きして
内部に所要のガスを封入するようにしており、こ
の内側筒11を外側筒10に密着するように嵌装
することで外部導体1を得ている。
3は前記ガス封止部2の中心に設けられた中心
導体であり、タングステンやガス抜き処理を施し
た銅などからなつていて、絶縁片6,6により支
持されると共に、絶縁片6,6を貫いて延びる両
端部には接続孔71を有する中継ピン7,7が冠
着されている。そして、前記中継ピン7,7の外
周には接続座本体41の筒状おねじ部42に取付
けたリング状絶縁体8が嵌装され、これにより中
心導体3をしつかりと保持させるようにしてい
る。
第4図と第5図は本考案の別の実施例を示すも
ので、ガス封止部の構造ないし外部導体の構造と
して内側筒を用いず、接続座4,4′よりも内方
の外部導体1すなわち前記実施例における外側筒
に中心導体3を貫着した絶縁片6,6を直接ろう
付けし、絶縁片を介してガス抜きしガス封入を行
つたものである。なお残余の構造は第2図および
第3図の実施例と同様であるため、符号をもつて
示すに留める。また、外部導体1の内面に良導電
性の層を施すことも本考案に含まれるのは勿論で
ある。
その他図面において、9は外周にねじを切つた
押えリングであり、外側筒10のめねじ5に螺合
させ、内側筒11を両側から押えて外部導体との
接触を良くするためのものである。12は接続座
4,4′と外部導体1の間に介在させたシールリ
ングである。なお、図示しないが第2図と第3図
の実施例の場合には、外側筒10と内側筒11の
緊密な一体化を図るため、界面に導電塗料など物
質を介在させてもよい。
次に本考案の作用を説明する。
使用に当つては、本アレスタEを同軸線路Aと
機器Bたとえば増幅器の入・出力間に挿入してお
く。すなわち、たとえば第6図と第7図のように
一方の接続座4をもつて機器Bの入力側端子bと
接続し、他方の接続座4′により同軸線路(同軸
ケーブル)Aの接栓aと接続し、また、電力供給
器Cの出力側から導出された同軸線路A′と機器
Bの給電端子b′のあいだに介在接続させるもので
ある。これらの作業は、外部導体1の両端に接続
座4,4′が設けられ、端子や接栓の接点バネも
しくはコンタクトを中継ピン7に挿合せばよいた
めきわめて容易であり、ことに機器Bの構造や配
線は既存のままでよくこれに何の改修を要しない
ため安価に行える。
しかして、平常時においては、受信アンテナで
受信されたテレビ信号は幹線から同軸線路Aおよ
び接栓aを経て本考案アレスタの中心導体3と外
部導体1に伝えられ、これらから入力端子bを介
して機器Bに挿入され、必要なレベルに増幅され
て分岐、分配される。そして、落雷が起り雷電流
が同軸線路A,A′に流れた場合、この雷電流は
接栓a,a′の中心導体を通つてピン7から中心導
体3に伝わる。これが一定電圧になつたところで
ガス封止部2に放電し、外部導体1に流れて吸収
される。このとき放電は中心導体3の全周という
広い面積で行われるため大きなサージ電圧にも十
分に耐えることができ、従つて中心導体3に流れ
てきた雷電流は機器に流入する前に効率よく除去
され、機器にはほとんど流入させないことにな
る。万一わずかに流入しても内部のアレスタによ
り吸収されるため問題ない。
以上説明した本考案によるときには、両端にそ
れぞれ同軸線路Aと機器Bに対する接続座4,
4′を設けた筒状の外部導体1の内部に過電圧放
電性能を持つガスを封入するとともに、外部導体
1の中心に封入ガスを貫いて中心導体3を挿着し
絶縁片で支持させ、同軸線路Aを通つた過電圧を
中心導体3から封入ガスを介して放電させて外部
導体1に吸収させるようにしたので、テレビ電波
(高周波信号)を適正に伝送する同軸伝送路性能
に加え、落雷時に異常電圧が電力供給側(入力
側)から作用したときに、出力側に過電圧が行く
のを確実に阻止し、使用側機器を正常のままに保
護することができ、これにより、安定したテレビ
受信と煩雑な機器補修作業の軽減を可能にするこ
とができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の雷害防止方式を示す配線図、第
2図は本考案による雷害防止用同軸コネクタ形ア
レスタの一実施例を示す縦断側面図、第3図は第
2図−線にそう断面図、第4図は本考案アレ
スタの別の実施例を示す部分切欠側面図、第5図
は第4図−線にそう断面図、第6図は本考案
の使用状態を例示する側面図、第7図は同じくそ
の配線図を示す。 1……外部導体、2……ガス封止部、3……中
心導体、4,4′……接続座。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 両端にそれぞれ同軸線路Aと機器Bに対する
    接続座4,4′を設けた筒状の外部導体1の内
    部に過電圧放電性能を持つガスを封入するとと
    もに、外部導体1の中心に封入ガスを貫いて中
    心導体3を挿着し絶縁片で支持させ、同軸線路
    Aを通つた過電圧を中心導体3から封入ガスを
    介して放電させて外部導体1に吸収させるよう
    にしたことを特徴とする雷害防止用同軸コネク
    タ形アレスタ。 (2) 外部導体1を、ガスを封入した内側筒11
    と、これと緊密に外嵌一体化した外側筒10か
    ら構成している実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の雷害防止用同軸コネクタ形アレスタ。 (3) 外部導体1にガス封入部が直接設けられてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の雷害防
    止用同軸コネクタ形アレスタ。
JP1981193324U 1981-12-28 1981-12-28 雷害防止用同軸コネクタ形アレスタ Granted JPS58104584U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981193324U JPS58104584U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 雷害防止用同軸コネクタ形アレスタ

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JP1981193324U JPS58104584U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 雷害防止用同軸コネクタ形アレスタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58104584U JPS58104584U (ja) 1983-07-16
JPS6328549Y2 true JPS6328549Y2 (ja) 1988-08-01

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JP1981193324U Granted JPS58104584U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 雷害防止用同軸コネクタ形アレスタ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4833370A (ja) * 1971-09-03 1973-05-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4833370A (ja) * 1971-09-03 1973-05-09

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JPS58104584U (ja) 1983-07-16

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