JPS63284718A - 織りケーブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は電気ケーブルに関し、とくに、例えばアナログ
またはデジタルのオシロスコープ又はロジックアナライ
ザ等の測定器のように多数の探針を必要とする探針用途
に用いられる織り電気ケーブルに関する。

〔発明の技術的背景及びその問題点〕

電気ケーブルは電気信号を一点から他点に伝送するため
に使用される。電気ケーブル設計に関する３つの重要な
ポイントは伝送中の信号の完全性の保持及び被測定シス
テムの完全性の保持、及びかさばらず、重くなく又は使
いにくくなくて物理的操作に耐えることである。

物理的な衝撃及び損耗から保護する公知の経済的方法の
１つは電気ケーブルを、強く耐性のある織りケーブルで
包むことである。

従来型のケーブリング方法は探針されるそれぞれの信号
に対し、抵抗性のある中心導体を備えた同軸ケーブルを
使用する必要があった。例えば、１６の探針を有するロ
ジックアナライザは、ロジックアナライザから被測定シ
ステムにかけて相互に束ねられた１６本の同軸ケーブル
を必要とした。このことは、シールディングが大幅に向
上し、帯域幅が広がり、クロストークが軽減されること
により探針システムの性能の大幅な向上をもたらした。

しかし、その結果、ケーブルが著しくかさばり、コスト
高となり、かつ重くなって、通常の被測定システムをユ
ーザが操作することが困難になった。

多探針を有する測定器と共に使用される第２の従来型の
信号伝送システムは第４図に示しである。このシステム
は各探針用に抵抗−コンデンサ型減衰回路を使用し、か
つ探針尖端２０と密接した能動電子素子を含むボンド（
ｐｏｄ）　１０を備えたものである。このシステムはボ
ンド１０から測定器にかけてツイストペアケーブル９０
を使用し、かつ各探針用にボンドｌＯから探針尖端２０
にかけて比較的短かい単線１００（長さ約１０インチ）
を使用している。それぞれの探針尖端２０は被測定シス
テムと接続可能である。ボッド１０は信号とツイストペ
アケーブル９０上で測定器へ能動的に伝送する駆動装置
（ドライバ）を備えている。

ツイストペアケーブル９０はいくらかのシールディング
を備え、被測定システムからの信号がひとたびボンド１
０に到達してしまえば、クロストークを抑制する。しか
し信号がボンド１０に到達する前に、ワイヤ１００内に
クロストークが発生する。何故ならばワイヤ１００とア
ース＆１１１０が極めて少ないシールディングで無損失
伝送線を形成するからである。更に抵抗−コンデンサ型
減衰回路網が探針尖端にではなくポ、ド内に配設されて
いるので、探針の入カキ中パシタンスは高くなる。それ
により、単線インダクタンスふ とその浮遊キャパシクンとにより共振回路が形成される
ので探計の実効帯域幅が限定されてしまう。

〔発明の目的〕

本発明は信号の伝送特性が良好で、比較的価格の低い、
取り扱いの容易な多探針用ケーブルを提供することを目
的とする。

〔発明の概要〕

本発明の好適な実施例に例えば、多探針用途に用いられ
るケーブルはワイヤと繊維織物によって構成されて平た
んなリボンケーブルを形成し、アース用の標準型無損失
ワイヤと互い違いにされて大損失伝送線路を形成する、
信号用抵抗ワイヤを有している。これはロジックアナラ
ン イザ又は多チツ１ル・オシロスコープのような測定器用
の多受動探針システムを構成する経済的な方法である。

更に抵抗ワイヤを覆うポリテトラフルオロエチレン（Ｐ
ＴＦＥ）（商品名「テフロン」の名称でも売られている
。）のジャケットにより静電放電及び機械的な衝撃から
保護される。一実施例では、信号の接地リターン用及び
シャーシへのシールド用にそれぞれの抵抗ワイヤの両側
に２つづつの導電ワイヤを用いることにより、信号とシ
ールディングの完全性を保持する最適の構成が得られる
。第２の実施例ではれこれとは異なり、それぞれの抵抗
ワイヤの両側に１だけ導電ワイヤを用いており、この場
合はシールディングは幾分損失するが良好な信号の完全
性がなお保持され、一方ケーブルの製造コストは大幅に
縮減され、所定数のチャンネルに対するケーブルの幅を
最小限にすることができる。

〔発明の実施例〕

第１図は本発明の好適な実施例の側面図である。抵抗ワ
イヤ３０の両側に導電ワイヤ４０が並置され、織物繊維
５０は各ワイヤを他のワイヤから絶縁し、同時にワイヤ
相互の密接状態を保っている。抵抗ワイヤ３０は導電ワ
イヤ４０と組合わされて、ケーブルをその特性インピー
ダンスで終端しないことによってケーブル中に生じる反
射を抑制する大損失伝送線を形成する。抵抗ワイヤの両
側の導電ワイヤによりシールディングが向上するのでク
ロストークは縮減され、又、反射は抵抗ワイヤにより抑
制され、被測定信号は、より広い帯域幅にわたうて、よ
り正確に再現され、しかもケーブルは軽量で耐性があり
、取扱いが容易で経済的である。第１図の実施例では２
００Ｍ１ｌｚの帯域幅が実現された。

抵抗特性を有する任意の数のワイヤを導電接地ワイヤと
共に用いて大損失伝送線を作製することが可能である０
例えば、本発明の好適な実施例で用いた１つのワイヤは
約５５％の銅と４５％のニッケルとの合金であり、ｌフ
ィートあたり約３８オームの抵抗を有し、ペンシルバニ
ア州ＩＪ−デイングのＣａｒｐｅｎｔｅｒ　Ｔｅｃｈｎ
ｏｌｏｇｙＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎからＣＢカプロン合
金の商品名で販売されている。このワイヤは半田付は可
能であり、従って終端し易いことによっても優れている
。設計上指定された抵抗レベルと合致するワイヤをこの
合金を用いて作製することにより、直径が約０．００２
７５インチの極めて繊細なワイヤができる。従ってワイ
ヤを物理的な衝撃及びストレスから保護することが必要
である。

本発明の好適な実施例に於ては、抵抗ワイヤを保護する
ための２つの方法が用いられる。第１の方法は、繊細な
ワイヤを物理的な衝撃と応力から保護するためＰＴＦＥ
ジャケットを被覆する。ＰＴＦＥは静電放電から防護す
る適切な誘電体である。第２の方法ではワイヤは極めて
強じんで耐性があり弾力的な織物繊維によって包まれ、
それによって強度が付加され、物理的な衝撃と応力から
保護される。これらの基準に合致する繊維材料の一例は
ポリエステルであり、セラネーズ５００デニールＩ）−
２２４の商標で販売され、南カリフォルニア州シンプソ
ンビレの５ｌｏｖｅｎ　Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃｓ　Ｃｏ
ｒｐ、の織りケーブル・アセンブリに使用されている。

第２図に示すようにケーブルの性能を高めるため、織り
パターンを利用できることは周知である。第２図は本発
明の好適な実施例に基づく織りケーブルの側部斜視図で
ある。抵抗ワイヤ７０と８０は、繊維機材６０の側面に
間し交互に織込まれている。抵抗ワイヤ７０は繊維横材
６０の任意の所与繊維材横材の一方の側に位置している
ので、もう１つの抵抗ワイヤ８０は所与の繊維横材の別
の側に位置する。平行なワイヤ構造を避けるこの技術に
よりクロストークが縮減される。

名抵抗次ワイヤの側部に並置する接地ワイヤ、及び残り
の！ａ維は図示していない。

第３図に示した別の実施例は第１図に示した実施例より
も性能がよいが、コストが高く、わずかにかさばる、こ
の実施例では各抵抗ワイヤ１２０の両側には２つの導電
ワイヤ１３０が並置される。抵抗ワイヤ１２０と密接し
た一対の導電ワイヤ１３０が信号のリターン用に用いら
れ、かつ別の一対の導電ワイヤは測定システムのアース
と接続されている。複数個の探針用ケーブルでは、第１
図に示した実施例のような各抵抗ワイぷ ヤの間に２本の導電ワイヤ４０ではなく、各抵抗ワイヤ
１２０の間に４本の導電ワイヤ１３０を設ける。２本の
導電ワイヤの場合はアイソレーションが良好になり、４
本の導電ワイヤの場合はアイソレーション及びシールデ
ィングが一体的に良好になる。抵抗ワイヤの間に更に導
電ワイヤを付加するとシールド特性はそれに応じて向上
するが、向上の比率はやがて小さくなる。

〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明を用いることにより、低ク
ロストーク、広帯域等、信号の伝送特性が良く、低価格
、取扱い容易な多探針用ケーブルを提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の端面図、第２図は本発明の
一実施例による織りケーブルの側部斜視図、第３図は本
発明による別の実施例を示す図、第４図はツイストペア
ケーブルを用いた従来の探針システムを示す図である。 ３０：抵抗ワイヤ　　４０：導電ワイヤ５０：織物繊維

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数の抵抗性信号伝送手段と、 複数の導電性信号伝送手段と、 前記抵抗性信号伝送手段と前記導電性信号伝送手段とを
   互いに近接保持すると共に互いから絶縁し、かつ該両伝
   送手段を物理的衝撃、摩耗及び静電放電から保護するた
   めの織り手段と、を備えた多芯線織りケーブル。