JPS63282654A - 血液像自動分類装置用オイル供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は血液像自動分類装置用オイル供給装置に係り、
特に油浸レンズ系へレンズオイルを適当量送液するのに
好適なオイル供給装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の装置は、昭和５４年１０月発行の医療福祉機器技
術研究開発成果報告書の「血液像自動分類装置」に記載
のように、油浸レンズへのオイル送液は、シゴキポンプ
の１回の動作で毎回ある一定量を送る動作になっていた
。しかし、レンズ間に生じた気泡のための血液の分類不
能状態及びオイル供給量過多による生ずる数々のトラブ
ルの原因の元になることに対しては配慮がなされていな
かった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、シゴキポンプでレンズオイルを送液し
ているが、送液する量はある一定量を１回の送液で油浸
レンズ間へ供給している。しかし、レンズオイル中には
気泡が介在している場合があり、また、油浸レンズ間へ
送液時に気泡が混入する場合があり、この場合は、適切
な光量が得られず、標本の分類は不可能である。また、
送液する量（約３００μＱ）も毎回の送液で不足がない
ようにするため、レンズ先端以外にも付くようにやや多
いめに送っているが、このレンズオイルの標本スライド
への付着が必要以上であると、標本保存時の洗浄の労力
を多くし、かつ、ニス１〜的にも悪い影響を及ぼすとい
う問題点があった。

本発明の目的は、レンズオイル中への気泡介在のために
生ずる光量不足による血液像分類不能状態を防止し、か
つ、標本への過分量のレンズオイル付着により生ずる標
本洗浄労力の増大や装置自体へのレンズオイル付着によ
り生ずるトラブルの発生を防止することができる血液像
自動分類装置用オイル供給装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、イメージセンサにて光量を確認して、もし
不足であれば光量が一定レベルになるまで必要量のレン
ズオイルを送液することで達成するようにした。

従来、毎回同一量のレンズオイルを供給していたので、
その量が多くなってしまっていたが、必要量に達してい
るかどうかを判断して必要最少量を送るようにしたので
、過分量のレンズオイルを供給することがない。また、
従来は対物レンズのみにレンズオイルを供給していたが
、下側のコンデンサレンズへも供給するようにしたので
、標本をレンズ中心に移動した後で生じるコンデンサレ
ンズ側でのレンズオイル不足に対処することができる。

さらに、レンズ中へ標本を移動させるタイミングを油浸
レンズ間へオイルを送液後にしたので、イメージセンサ
での気泡及びオイルの不足量の漬知が容易である。

〔作用〕

油浸レンズへレンズオイルを供給するポンプは、その回
転量によって送液量を加減することが可能であるので、
その加減量をレンズオイルを供給後。

血球の検出に使用している光学受光素子であるイ□　　
メージセンサにて光源からの光量を測定して行うように
した。すなわち、気泡の介在あるいはオイル量の不足に
よって光量が不足していれば、第３図のイメージセンサ
の異常光量波形すのように低い状態となっているはずで
あるから、この場合はポンプの回転数を増加する信号を
送り、光量が一定値、すなわち、正常光量波形ａになる
まで送液させる。この光量が得られた後、標本をレンズ
位置まで移動させれば、光量不足による血液分類不能の
状態になることを避けることができる。また、万が一標
本を移動させた後で光量の不足が生じた場合でも、同様
にイメージセンサの出力を見ることによってシゴキポン
プを動作させることができる。標本がある場合のイメー
ジセンサの出力は、第２図に示すように、白血球が存在
している場合はその点が暗くなるが、レベルとしては判
断がつくので同様な方法を取ることができる。

〔実施例〕

以下本発明を第１図に示した実施例及び第２図、第３図
を用いて詳細に説明する。

第１図は本発明の血液像自動分類装置用オイル供給装置
の一実施例を示す構成図である。第１図において、１は
シゴキボンプで、シゴキポンプ１はオイルビン２の中に
入っているレンズオイル３をチューブ４をしごくことに
よって油浸レンズであるコンデンサレンズ８、対物レン
ズ９の間へレンズオイル３を送っている。最初に標本ガ
ラス７はＣの位置で待機しており、シゴキボンプ１によ
って油浸レンズ間にレンズオイル３が送られた後、光ｇ
１０から発せられた光は、ミラー５ａ、５ｂによってイ
メージセンサ６へ達する。その光量は第３図に示すよう
に、レンズオイル量が適切であれば、正常光量波形ａの
ように高いレベルとなって現われ、送液の動作を終了さ
せることができる。

しかし、異常光量波形すのように低い状態であれば、気
泡の介在、レンズオイル３の不足が考えられるので、波
形ａになるようにシゴキボンプ１の動作を行わせてレン
ズオイル３をさらに供給する。

このようにして測定が可能となった状態にてＣの位置に
あった標本ガラス７をレンズ位置まで移動させて分類の
開始を行う。また、標本ガラス７の移動によってレンズ
オイル３の不足が発生した場合は、標本ガラス７がレン
ズ間にないときにイメージセンサ６の出力を見ることに
よってシゴキボンプ１を動作させたのと同様にすること
によって対策することが可能である。標本ガラス７がレ
ンズ間にある場合のイメージセンサ６の出力は、もし白
血球がイメージセンサ６上にある場合は、第２図に示す
ように、一部出力が落ちる部分があるが、他のレベルは
光量の十分、不十分によって明らかにその差を判別可能
であり、また、標本ガラス７をレンズ間に移動させた後
のレンズオイル３の供給は、対物レンズ９と標本ガラス
７、コンデンサレンズ８と標本ガラス７間に満す必要が
あるので、レンズオイル３の供給はその両側から行える
ようにしである。

本実施例によれば、レンズオイル３中の気泡の介在及び
レンズオイル３不足による分類不能状態の回避、レンズ
オイル３の適切量による標本ガラス７の洗浄労力軽減及
びレンズオイル３の過多による装置トラブル要因の排除
が行えるという効果がある。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば１油浸レンズ使用
の血液像自動分類装置のレンズオイル中の気泡の介在、
オイル不足になったときの光量不足による分類不能を回
避でき、また、オイルを適性量にすることによって、オ
イル量過多から発生するトラブルや洗浄作業の労力を軽
減することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の血液像白りＪ分類表［ご用オイル供給
装置の一実施例を示す植成図、第２図、第３図は第１図
のイメージセンサの出力例を示す線図である。 １・・・シゴキボンプ、２・・・オイルビン、３・・・
レンズオイル、４・・チューブ、５ａ、５ｂ・・ミラー
、６吊　／　凹 ４　　今ユーブ°　　　９　ナヤ物しンス・ｆ久−ミラ
ー　　　　／θ　肥ジ邑 りｂ　−ミラー 率　２　口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、対物レンズとコンデンサレンズからなる油浸レンズ
   と、該油浸レンズにレンズオイルを供給するポンプと、
   前記対物レンズと前記コンデンサレンズ間に挿入する標
   本ガラスと、光源からの光を前記油浸レンズを介して検
   知するイメージセンサとを備えた血液像自動分類装置に
   おいて、前記ポンプをシゴキポンプとし、前記イメージ
   センサで前記光源からの光を検知しながら前記レンズオ
   イルの送液量を調節するように前記シゴキポンプを動作
   させるように構成したことを特徴とする血液像自動分類
   装置用オイル供給装置。 ２、前記標本ガラスは、前記油浸レンズに前記レンズオ
   イルを送液後、前記油浸レンズ位置に移動させるように
   してある特許請求の範囲第１項記載の血液像自動分類装
   置用オイル供給装置。