JPS63271882A - パツケ−ジ形マイクロ波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は、例えばマイクロ波加熱熟成装置等のマイク
ロ波加熱装置における各種電源機器、アプリケータ　（
共振器）などの組立構造に関するものである。

［従来の技術］ 第２図は、従来のマイクロ波加熱熟成装置における各機
器の配置の一例を示す概略構成図である。

図において（１）は、図示しない被加熱物としてのバタ
ー、マーガリン、ショートニング等の油脂を受け入れ、
この油脂にマイクロ波を均一に照射するための共振器（
アプリケータ”）　、　（２）は図示を省略しているが
、上記共振器（１）にマイクロ波を送出するマグネトロ
ンであり、このマグネトロン（２）は同様に図示を省略
した電源装置（３）　と共に一つの筐体に収容され、電
源ユニット（４）を構成している。なお、（５）は上記
マグネトロン（２）より発生したマイクロ波を共振器（
１）に導くための導波管、（６）は上記被加熱物の入口
部、（７）は被加熱物の出口部、（８）は上記電源ユニ
ット（４）を複数個収容する電源ユニット室である。

次に、動作について説明する０図示しない被加熱物は、
油脂の入口部（６）より共振器（１）内に入る。その中
でマイクロ波を照射して加熱し、固形油脂の温度を均一
化して油脂の出口部（７）へ排出されるようになってい
る。なお、電源装置く３）より電力をマグネトロン（２
）に供給後、マイクロ波を発生させそれを共振器（１）
内の被加熱物に当て所定温度まで加熱し、油脂類の熟成
を短時間で行なうようになっている。

［発明が解決しようとする問題点コ 従来のマイクロ波加熱装置は、以上のように構成されて
いるので電源ユニット（４）と共振器（１）が別々に設
置されている為、その保守スペースの確保と大きな据付
面績を必要とし、また、電源ユニット（４）その他各種
電気機器、冷却水装置等を収納する為の電源ユニット室
（８）を必要とする等広いスペースを要する上に電源ユ
ニット室（８）建造工事、機器据付、配線、配管工事等
に莫大な工期を要するものであった。また、電源ユニッ
ト（４）は、既製の標準電源ユニットを使用している為
、油脂の出入口（６）、（７）の位置が低く固定され、
製造ラインとのライン高さの大巾な改造調整が必要であ
った。

この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、据付面積の縮小、工場における本装置の占
有面積の縮小、マグネトロン取替え等の保守時間の短縮
、更には標準化による品質の均一化、大量生産が可能と
なる等実用上多大の効果を有するパッケージ形マイクロ
波加熱装置を得ることを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明に係るパッケージ形マイクロ波加熱装置は、電
源機器、共振器、マグネトロン収納部をそれぞれユニッ
ト化した組立体を備え、この組立体は同種のユニット相
互を隣接して所望数接続可能であり、かつ複数接続され
た共振器を含むユニットは一方の端部より他方の端部に
向けて被加熱物の通路を備えたものである。

［作用］ この発明におけるパッケージ形マイクロ波加熱装置は構
成機器のユニット化により据付面積の縮小、組み立て、
輸送を容易にし、また、マグネトロンの取習え等の保守
時間の短縮を図り、生産ラインへの実用性を高める。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
１２１において（１）は、図示しない被加熱物を受け入
れ、この被加熱物にマイクロ波を照射する共振器を含む
第１のユニット、（２）はこの第１のユニットにマイク
ロ波を送出するマグネトロンを含む第２のユニット、（
３）は上記マグネトロンを付勢する電源装置を含む第３
のユニットであり、これら第１、第２、第３のユニット
（１）、（２）、（３）は共通ベース（９）の上に図の
如く組み立てられ、一つの組立体（１０）を形成すると
共に、この組立体（１０）は、同種のユニット相互を隣
接して所望数接続可能であり、この実施例では６台を接
続している。また複数接続された共振器を含む第１のユ
ニット（１）は一方の端部（１ａ）より他方の端部（１
ｂ）に向けて貫通する図示しない上記被加熱物の通路を
有している。

なお、その他の符号は上記従来装置のものと同様のもの
である。

上記のように構成されたパッケージ形マイクロ波加熱装
置においては、各ユニット（１）、（２）、（３）は、
収納機器がこの箱内に固定され、配線、配管がされてい
て箱一体として運搬することができる。

すなわち、各ユニット毎に配線、配管がすでに完了して
いるので本装置の組み立てに際しては、電源機器を収容
した第３のユニット（３）を中心に各ユニット箱を結合
することによって極めて容易に組み立てを行なうことが
できるものである。

さらに上記実施例においては、従来装置の如き電源ユニ
ット室（８）　を形成する為のコンクリート基礎工事あ
るいは大掛かりな電源ユニット室建造工事が不要となり
、また据付期間の短縮、装置の占有スペースの低減が図
れる。更にまたユニット構造の為、標準化による品質の
均一化、また現地への輸送、レイアウト変更による装置
の移設が容易となる等実用上多大の効果を有したパッケ
ージ形マイクロ波加熱熟成装置を得ることができる。

なお、上記実施例では、バター、マーガリン、ショート
ニング等の固形油脂の熟成を行なうマイクロ波加熱熟成
装置について説明したが他のマイクロ波加熱装置であっ
てもよく、上記実施例と同様の効果がある。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば構成機器を共振器、マ
グネトロン及び電源装置をそれぞれ含む３つのユニット
とした組立体を備え、同種の機器ユニットを隣接して所
望数結合可能とし、共振器を含む第１のユニツＩ〜は、
接続体の一方から他方へ貫通する被加熱物の通路を有す
るように構成したので、装置が小型１ヒされ、保守が容
易となり、さらに３準化も可能となる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例によるパッケージ形マイ
クロ波加熱装置を示す斜視図、第２図は、従来のマイク
ロ波加熱装置を示す概略構成図である。 図において（１）は第１のユニッＩ・、（２〉は第２の
ユニット、（３）は第３のユニット、（１０）は組立体
である。 なお、各図中同一符号は同一もしくは相当部分を示すも
のとする。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被加熱物を受け入れると共に、この被加熱物にマ
   イクロ波を照射する共振器を含む第１のユニット、上記
   共振器にマイクロ波を送出するマグネトロンを含む第２
   のユニット、上記マグネトロンを付勢する電源装置を含
   む第３のユニットからなる組立体を備え、この組立体は
   同種のユニット相互を隣接して所望数接続可能であり、
   かつ、複数接続された第１のユニットは一方の端部から
   他方の端部に向けて貫通する上記被加熱物の通路を有し
   てなるパッケージ形マイクロ波加熱装置。
2. （２）第３のユニットを下部に配置し、この第３のユニ
   ットの上部に第１のユニット及び第２のユニットを並置
   してなる特許請求の範囲第１項記載のパッケージ形マイ
   クロ波加熱装置。