JPS63267442A - 中間留分生成用水素化分解触媒 - Google Patents

中間留分生成用水素化分解触媒

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JPS63267442A
JPS63267442A JP10216787A JP10216787A JPS63267442A JP S63267442 A JPS63267442 A JP S63267442A JP 10216787 A JP10216787 A JP 10216787A JP 10216787 A JP10216787 A JP 10216787A JP S63267442 A JPS63267442 A JP S63267442A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は炭化水素の接触転化技術に適用される。この発
明は水素化分解プロセスに使用するための新炭な触媒に
関する。さらに詳しく、は、本発明は水素化分解条件下
に重質ガスオイル等から中間留分を生成する水素化分解
プロセスに使用して、優れた活性と選択性と不活性化に
対する耐久性を発揮する水素化分解触媒に関する。
今日多くの製油所では、重質ガスオイルなどの原料を水
素化分解してジェット燃料やディーゼル燃料のような中
間留分生成物が生成されCいる。この供給原料は通常的
650〜1050’F (343〜566℃)の範囲に
沸点がある。水素化分解生成物は、昇温昇圧の条件下及
び水素の存在下に重質油を適当な水素化分解触媒と接触
さぜることによって得ることができる。こうして得られ
る中間留分生成物は、約300〜700″F(149〜
371℃)の範囲に沸点を有する。今日の製油所の関心
は水素化分解によって中間留分生成物の収量を増大させ
ることにある。中間留分生成物の収量は、水素化分解に
使用する触媒の性能を改善することにより増大させるこ
とができる。
活性、選択性及び安定性は、水素化分解触媒を評価する
うえで主要な三つの触媒性能である。
触媒活性は同一の供給原料を使用し、他の水素化分解条
件を一定にして、特定な沸点を有する生成物への転化率
を一定に保持するのに必要な温度を対比することで評価
される。ある触媒についてこの温度が低ければ低い程、
その触媒は活性が高い。水素化分解触媒の選択性は、所
望生成物の収量で評価される。安定性は与えられた炭化
水素原料を処理する場合、触媒がその活性と選択性をど
れほど長い時間維持できるかで評価される。安定性は一
般に与えられた転化率を維持するために1日当たり必要
な温度の変化量で測定される。
水素化分解触媒の最終目標は、できるだけ高い活性と選
択性と安定性を備えた触媒を提供することにある。水素
化分解プロセスで使用される触媒は、通常第■族金属成
分と第VrB族金属成分(例えば、クロム、モリブデン
及びタングステン)を含有し、これの金属成分は担体物
質を親密な混合状態にある。触媒の活性、選択性及び安
定性は、担体が相違すると大幅に変化する。水素化分解
技1(iで知られている担体物質には、無定型シリカア
ルミナ、アルミナ等のような耐熱性の多孔性態Ij1酸
化物と、ゼオライト−Yのような結晶性アルミノシリケ
ートゼオライトが包含される。一般に、耐熱性酸化物か
らなる担体物質は比較的活性が低いけれども選択性が高
く、一方ゼオライドからなる担体物質は通常活性が高い
が、選択性が低い。
それ故、本発明は炭化水素の水素化分解に対して優れた
触媒性能を有する水素化分解触媒を提供するものである
。すなわち、本発明の目的は、従来触媒に比較して優れ
た活性と選択性と安定性を備えた水素化分解用触媒を提
供することにある。さらに、本発明の目的は、重質ガス
オイルを中間留分生成物に転化するうえで優れた触媒性
能を発揮する水素化分解触媒を提供することにある。さ
らにまた、本発明の目的は、水素化分解プロセスに有用
な担体物質を提供することにある。そして、重質ガスオ
イルを中間留分生成物に転化するのに好適な水素化分解
プロセスを提供することも本発明の目的の一つである。
本発明のその他の目的や本発明の利点は以下に記載する
ところから明らかになろう。
[発明の背瑣] ゼオライトを無機酸化物マトリックスに分散させた分解
触媒は、数多くの特許に記載されている。
米国特許第4,419,271号は中間留分を生成づる
ために使用する水素化分解触媒として、結晶性アルミノ
シリグー1−ゼオライトを含有し、アルミナマトリック
スにシリカ−アルミナを分散させた担体に、1種もしく
はそれ以上の水素化成分を担持させた触媒を記載する。
この特許は分解活性を有する1種もしくはそれ以上の結
晶性アルミノシリケートをダブルマトリックスに分散で
きることを教えているが、しかし、ゼオライトの特定な
混合物については開示していない。
米Gel vIi第4.287.048M i、t、超
安定Y型ゼオライトとモルデナイトのような小細孔の結
晶性ゼオライトを、無機1M化物マトリックスに分散さ
せた水素化分解触媒を記載する。
米国特許第4.137.152号はフォージャサイトど
モルデナイトの混合物を利用する分解プロセスを記載す
る。
米国特許第3,894,934号は普通のマトリックス
に分散させた大細孔のゼオライトと、ゼオライト−Z 
S M −5のような小細孔のゼオライトを利用する炭
化水素の接触分解を記載する。
米国特許第3,804,747号はゼオライトXとYの
混合物を利用する炭化水素転化プロセスを記載する。
米国特許第3,758,403号はゼオライl−Yのよ
うな大細孔のゼオライトと、ZSM−5のような小細孔
のゼオライトをシリカ系マトリックスに分散させた接触
分解組成物を記載する。このマトリックスはシリカ−ア
ルミナまたはアルミナのように活性を有するものでも、
不活性なものでも差支えない。ZSM−5のようなゼオ
ライトの使用はオクタン価が高い燃料を与える。
米国特許第3.769.202号は2種類のゼオライト
を含有マる触媒を記載し、そのゼオライトの一方は8オ
ングストロームより大きい細孔径を有し、他方は7オン
グストロームより小さい細孔径を有する。これらのゼオ
ライトはシリカ−アルミナのような無FJiM化物マト
リックスに混合される。この触媒は炭化水素の分解及び
水素化分解に適している。
米国特許第3,925,195号は稀土類水素交換Y型
ゼオライトと、水素又は遷移金属交換モルデナイト、カ
ルシウム交mA型ゼオライト又は水素交換エリオナイト
と、無定型マトリックスの混合物からなる触媒を利用す
る分解プロセスを記載する。
米国特許第3,764,520号は細孔径が6〜15オ
ングストロームの範囲にあるゼオライトと、細孔径が6
オングストロームより小さいゼオライトを然II化物担
体に組合せた触媒を記載する。
この触媒は炭化水素の転化プロセスに使用して高い選択
性を示す。
米国特許第4,477.336号は24.6±0.1オ
ングストロームの単位格子寸法を有する脱アルミナされ
ていないYゼオライトと、244オングストロームより
小さい脱アルミナされたYゼオライト・の混合物を含有
する分解触媒組成物を記載する。
[発明の概要] 本発明によれば、第1のY型結晶性アルミノシリケート
ゼオライト成分と、第2のY型結晶性アルミノシリケー
トゼオライト成分が耐熱性無機酸化物71〜リツクスに
親密に混合され、前記第1及び第2のゼオライトが約2
420〜約24.35オングストロームの範囲の平均単
位格子寸法を有し、第1及び第2のゼオライ1〜の平均
単位格子寸法の差が少なくとも0.1オングストローム
である触媒組成物が提供される。
他の具体例では、本発明は水素化成分と、第1のY帯結
品性アルミノシυヶ−1・成分と、第2のY型結品性ア
ルミノシリケ−1・成分が耐熱性無機酸化物7トリツク
スに親密に混合され、前記第1及び第2のゼオライトが
約24.20〜約24.35オングストロームの範囲の
平均単位格子寸法を有し、第1及び第2のゼオライトの
平均単位格子司法の差が少なくとも0.1オングストロ
ームである水素化分解触媒組成物を提供する。
さらに本発明は上記触媒組成物のいずれかを使用して、
沸点700″F (371℃ )以下の中間留分を生成
づるための接触水素化分解プロセスを提供する。
[発明の詳細な 説明の触媒組成物は、無機マトリックスどの組合ぜで少
なくとも二つのY型ゼオライト成分を含有する。
ゼオライ1〜系触媒は天然又は合成のゼオライトから製
造できることを従来技術(ま教えてあり、またこれが炭
化水素の転化に使用できることを教えている。公知のゼ
オライ1〜にはフォージャサイト、モルデナイト、エリ
オナイト及びチャバザイト等の天然ゼオライトや、ゼオ
ライトA。
L、S、T、X及びY等の合成ゼオライトが包含される
。一般に、ゼオライトは結晶構造を有する金属アルミノ
シリケートで、各結晶内には比較的大きい吸着領域が存
在づる。基本的には、ゼオライトはSiO4とAlO4
のテ1−ラヘドラの三次元骨格を有し、テトラヘドラは
共有酸素原子により架橋されている。アルミニウムを含
むテトラI\ドラのイオン原子価は、結晶内に例えば金
属イオン、アンモニウムイオン、アミンコンプレックス
又は水素イオン等のカチオンを含有することでバランス
されている。細孔内の空所は水又は他の被吸着性分子で
占められることができる。通常、結晶性ゼオライトは炭
化水素の接触分解に普通活性のないアルカリ金属型で産
出又は合成される。
本発明は分解活性を有するゼオライト成分を使用する。
分解活性を有するゼオライトを得るために、アルカリ金
属は多価の金属を含有するカチオン、水素イオン又は水
素イオン前駆体くすなわちアンモニウムイオン〉通常置
換される。このカチオン交換は一般に当業界で公、知の
イオン交換で行なわれ、ナトリウム型又は他のアルカリ
金属型ゼオライトは、水素イオン、アンモニウムイオン
、稀土類イオン又は他の適当なカチオンを含有する水溶
液と接触せしめられる。ナトリウムイオンの一部でも交
換すれば、分解活性を有するゼオライトが得られるが、
アルカリ金属金山をアルカリ金属酸化物に換算して5w
t%以下、好ましくは1 wtx以下、さらに好ましく
はo、 5Wt$以下に低下させると、実質的な分解活
性を有する物質を得ることができる。
Y型ゼオライトは米国特許第3.130,007号に記
載されているので、本発明ではこれを参考文献とする。
ゼオライトYの結晶は基本的に共有酸素原子で架橋され
たSiOとAlO4のテトラヘドロンの三次元骨格にあ
る。アルミニウムを含むテトラヘドロンのイオン原子価
は、アルミノシリケート骨格内に存在するアルカリ金属
イオンのようなカチオンでバランスされている。骨格内
の空所は水分子で占められている。
ゼオライトYの化学式は酸化物のモル数で次のように表
示される。
0.9+ 0.2Na  O:A I2O3:wSI 
O:  Xl−120 ここでWは3より大きく約6までの値、Xは約9までの
値である。
本発明で使用するY型ゼオライトは公知の技術で改質す
ることができる。好ましいのは500℃以上の温度で水
熱処理したY型ゼオライトである。水熱処理は1984
年4月2日の発行番号7のケミストリーアンド−インダ
ストリーにあるDwyer、Jの「ぜオライl−構造、
組成と触媒」に記載されており、本発明はこれを参考文
献とする。
使用するY型ゼオライトの種類にかかわりなく、それぞ
れのゼオライト成分の単位格子寸法は約24.20〜2
4.35オングストロームの範囲にな番ノればならない
。好ましい具体例では、本発明の組成物は24.20〜
24.35オングストロームの範囲のψ位格子寸法を有
する第1及び第2のゼオライト成分を含有する。二つの
ゼオライト成分の平均単位格子寸法の差は、少なくとも
0.1オングストロームである。第1ゼオライト成分対
第2ゼオライト成分のtliffi比は、約01〜10
:1、好ましくは0.1:  0.1である。第1ゼオ
ライト成分は約1.0〜20. 0wt%の量で、好ま
しくは5.0wt%の量で存在する。第2ゼオライト成
分は約1.0〜20. 0wt%の旦で、好ましくは5
.0wt%の凹で存在する。
触媒組成物は耐熱性無機酸化物マトリックスを含有する
。その含有量は2〜98wj% 、好ましくは5〜95
wtXの範囲にある。71−リツクスはアルミナ、マグ
ネシア、シリカ、ジルコニア等及びこれらの混合物のよ
うな公知の耐熱性無砥酸化物からなる。
好ましいマトリックスはシリカ−アルミナ又はアルミナ
である。最も好ましいマトリックスはシリカ−アルミナ
の量がマトリックスの5〜95wHのt!皿にあり、全
シリカ金環が約1〜75wtXであるシリカ−アルミナ
とアルミナの混合物である。
シリカ−アルミナマトリックスは好ましくはシリカとア
ルミナの複合体である。特定な例として、満足できるマ
トリックス物質は、等モルΦのシリカとアルミナを含有
するか、 133W目のシリカを含有する。一般に、7
トリツクスは約10〜’30wtXのアルミナを含有す
る。このマトリックスは従来技術で良く知られた多くの
手法のいずれによっても調製することができる。そのよ
うな手法には、天然のクレー、砂又は土の酸処理、ヒド
ロシルからの共沈殿又は逐次沈澱が包含される。これら
の手法は、ホットオイル熟成、スヂーミング、乾燥、酸
化、還元、焼成等の1種又はそれ以上の活性化処理とし
ばしば組合される。表面積、細孔直径及び細孔容積で普
通規定されるマトリックス又は担体の細孔構造は、ヒド
ロシル及び/又はヒドロゲルを調節された酸性又は塩基
性条件の下、JEf堤温度又は昇温下に熟成する等の適
当な手段で、あるいは担体を臨界的なpHでゲル化させ
るとか、担体を各種の無嘘又は有機の試薬で処理でると
かの手段で、特定な範囲に発現される。本発明の方法で
使用するのに適当なマトリックスは、約200〜400
尻/’Qの表面積と、約20〜約300オングストロー
ムの細孔直径と、約0,10〜約0.80−/qの細孔
容積と、約O,SO〜約0.90 (J/’CCの見掛
は嵩キ度を有している。
アルミナ71−リツクスは各種の含水アルミニウム酸化
物のいずれでもよく、ベーマイト構造のα−アルミナ−
水和物、ジブサイト構造のα−アルミナ三水和物、バイ
ヤライト構造のβ−アルミナ三水和物等のようなアルミ
ナゲルのいずれでも差支えない。特に好ましいアルミナ
はチグラーアルミナと呼ばれるものであって、このアル
ミナは米国特許第3.852.190号及び米国特許第
4,012.313号に於いて、チグラーの米■特許第
2,892,858号に記載されたチグラー高級アルコ
ールの合成反応の副生成物として特徴付けられている。
好ましいアルミナは現在、コンチネンタルφオイル・カ
ンパニーのコノコ・ケミカル・ディビジョンから商品名
rカタバル」として入手できる。この物質は極めて純度
の高いα−アルミナ−水和物(ベーマイト)であって、
高温で焼成すると高純度γ−アルミナに変化する。
本発明の触媒の正確な物理的及び/又は化学的特性は、
本発明の範囲を限定するものではないことに留意すべき
である。例えば、本発明の触媒はビル、ペレット、顆粒
、破砕片、球、その他種々な形状で、反応帯域内に固定
床として充填され、供給原料は液相、気相又は気−8!
浪合相で固定床を上昇流又は下降流で通過することがで
きる。さらにまた、炭化水素供給原料と触媒が向流的に
又は並流的に通過する移動床反応帯域に適するような形
状に触媒を調製することも可能であり、あるいは供給原
料が微細な触媒の撹乱床内を上向きに通過する流動プロ
セスや触媒が供給原料に懸濁され、その懸濁混合物が反
応帯域に運ばれる懸濁プロセスに適する形状に触媒を調
製することもできる。上記のプロセスでは反応生成物が
触媒から分離されて大気圧に戻され、所望の成分を回収
するために分留される。水素と未反応物質は所望により
リサイクルされる。
触媒粒子は周知のオイルドロップ法及び押出し法を含む
当業界で公知の如何なる方法によっても調製することが
できる。オイルドロップ法の場合、まず選択されたゼオ
ライト粉末が適当なゾルに懸濁される。活性金属成分も
このゾルに添加される。次いでこのゾル混合物は昇温下
に保持されたオイルバスを液滴として供給さ−れ、ゾル
の液滴がゲル化粒子になるまでオイルバス中に保持され
る。その後、球形粒子はオイルバスから取出され、懸濁
媒体中で昇温下に適当な同量熟成される。しかる後、球
形粒子は乾燥され、焼成される。もし、アルミナ又はシ
リカーアルミナの酸化物マトリックスが所望ならば、オ
イルドロップ法はそれぞれ米国特許第2.620.31
4号及び同第3.003.972号の方法に従うことが
できるので、本発明ではこれらの米国特許を参考文献と
する。
本発明の触媒組成物を調製する第2の好ましい方法は、
選択されたゼオライトとアルミナと無定型シリカニアル
ミナを混練する方法である。
混合に先立ら、各成分は好ましくは粉末状に粉砕される
。活性金属成分も混合物に添加することができる。混練
後、円形開口のような適当な開口を有するダイから押出
され、円筒形の押出し成形物を得る。押出し成形物は1
72〜174インチの長さにカットされ、乾燥され、次
いで昇温下公知の条件で焼成される。
オイルドロップ又は押出し操作前又は操作中にa合する
のとは別に、選択されたゼオラーイトと耐熱性無機酸化
物物質とを成形してから、水素化成分を含浸によって触
媒に導入し、乾燥、焼成することもできる。水素化成分
の導入は、蒸発法、浸漬法、真空含浸法等の当業界で公
知の方法のいずれでも実施できる。一般に、乾燥、焼成
された粒子は、所望の水素化成分を溶解して含有する1
種もしくはそれ以上の溶液と接触される。適当な接触時
間が経過後、組成物粒子は乾燥され、焼成されて最終触
媒粒子が調製される。
本発明の水素化成分は、第VIB族及び第■族金属なら
びにその化合物から選択される触媒活性成分である。一
般に、最終触媒に存在する触媒活性成分の量は、これと
合体されている上記した他の成分に比較して少量である
。第■族成分は元素基準換算で最終触媒組成物の約0.
1〜約20wt% 、好ましくは約1〜約15wtXを
占めるのが一般的である。第VIB族成分は元素基準換
算で最終触媒組成物の約0.05〜約15wt% 、好
ましくは約0.5〜約+2wtXを占める。そうした水
素化成分にはモリブデン、タングステン、クロム、鉄、
コバルト、ニッケル、白金、パラジウム、イリジウム、
オスミウム、Oジウム、ルテニウム及びこれらの混合物
等の金属成分が含まれる。
所望する場合には、リン成分を触媒に導入することがで
きる。リンの導入は粒子成形前に担体物質をリン含有化
合物と混合するか、あるいは含浸溶液にリン酸を含ませ
ることで行うことができる。通常リンはP205換算で
1〜50WtX、好ましく  3−25wtXの範囲で
触媒に存在する。
さらに触媒にはボロンを存在させることができる。ボロ
ンは上記の方法のいずれかによって元素状でも、化合物
の形でも組成物に導入することができる。ずなわら、ボ
ロンは粒子の成形中に導入することができ、あるいはホ
ウ酸として含浸溶液に存在させることができる。さらに
ボロンは選択されたゼオライトの一方又は両方の骨格内
に導入することもできる。後者の場合、Y型ゼオライト
の改質が起り、シリカ−アルミナ−ボロン−ゼオライト
が形成される。
空気中で焼成した触媒では、水素化成分が酸化物の形で
存在しているものと考えられるが、所望ならば硫化水素
を含む還元雰囲気に触媒を昇温下に接触させることによ
り、水素化成分を硫化物の形に転化することができる。
触媒は使用状態で硫黄含有供給原料に接触させて硫化で
きる外、焼成後直ちに組成物を還元雰囲気にさらすこと
により、供給原料との接触前に硫化することもできる。
上記してきた触媒は炭化水素原料を比較的平均沸点が低
く、平均分子量も低い有用な生成物に変換する水素化分
解にとくに有用である。殊に、上記の触媒は約300〜
700’F (149〜371℃)の範囲に沸点を有す
る中間留分の製造に有用である。また、上記触媒は炭化
水素の水素化脱水素及び水素化脱水素のような水素化反
応にも有効である。処理可能な典型的な供給原料には、
すべての鉱油、合成油及びその留分が包含される。従っ
て、直留ガスオイル、真空ガスオイル、常圧残油、脱f
!減圧残油、コーカー留分及び接触クラッカー留分のよ
うな供給原料が、本発明の触媒で処理可能である。好ま
しい供給原料ニ1.t ホIf 50wtX以上が70
0’F (374℃)以上の沸点を有するガスオイルが
含まれる。
反応条件は水素化分解プロセスで慣用されている反応条
件である。反応温度は200〜1500’F(93〜8
16℃)、好ましくは600〜1200丁(316〜6
49℃)の範囲である。反応圧力は大気圧〜3000 
psia(0〜20685 kPaゲージ)、好ましく
は200〜3000 psio(1379〜20685
 kPaゲージ)の範囲にある。液空間速度(LH3V
)に対応する接触時間は約01〜15h−1好ましくは
約0.2〜121+ r −’の範囲にある。水素循環
比は原第11バレル当り1000〜5oooo標準立方
フイート(178〜〜30000標準立方フィート(3
56〜5340m  /m3)の範囲にある。
以下に示す実施例は説明のためのものであり、本発明を
限定するものではないが、これらには水素化分解によっ
てガスオイルから中間留分を生成させるうえで優れた活
性と選択性と安定性を備えた触媒が示される。
実施例1 約2456オングストロームの単位格子寸法を有する粉
末ゼオライ1〜を、1000〜1500″F(538〜
816℃ )で大気圧下0,5〜24時間スチーミング
することのより改TitY型ぜオライドを調製した。こ
の改質ゼオライトの単位格子寸法は、スチーミング条件
を変化させることで調節することができる。表1は上記
の方法で調製された単位格子寸法が異なる3種の改質Y
型ゼオライトとそれらのスチーミング条件を示す。
表1 単位格子   スチーミング条件 ゼオライト 寸  法  時間 温 度 圧力A   
  24.25  12  788℃ 大気圧B   
  24.30   2  788℃  uC24,3
52732℃  〃 実施例2 揮発分を除くゼオライトを5 Wt$ 、 M化物マト
リックスを95wtX含有する押出し成形物が得られる
よう、シリカ−アルミナとアルミナの耐熱性酸化物マト
リックス混合物に、実施例1の改質Y型ゼオライトを混
合した。(写られた混合物をほぼ1/16インチ×17
2インチの円筒状に押出し成形した。この成形物を乾燥
し、次いで空気中600℃で2時間焼成した。しかる後
、1.0wt%の元素状ニッケルと+o、owtxの元
素状タングステンを含有する最終触媒が得られるよう、
焼成粒子にメタタングステン酸アンモニウムと硝酸ニッ
ケル(Ni(No  )  ・6H20)の水溶液を蒸
発法で共含浸させた。次に含浸触媒を343℃で45分
間焼成し、さらに593℃で90分間焼成した。
上記の方法により、実施例1で調製した改質Y型ゼオラ
イトの一つを含有する3種の触媒組成物を調製した。触
媒No、 1.2.3は実施例1のゼオライ!−A、B
、Cのいずれかをswtz、酸化物マトリックスを95
wt%含有する担体を使用して調製した。触媒N094
は実施例1のゼオライトBを10wtX 、 FA化物
マトリックスを90wtX含有する担体を用いて製造し
た。触媒N011〜N094とその担体の性状を表2に
示す。
実施例3 まず実施例1のゼオライトへとゼオライトCを同じ重石
部で混合し、全ゼオライトを10WtX、酸化物マトリ
ックスを90wt%含有する押出し成形物が得られるよ
うな山で、前記の混合ゼオライl−を触媒N094と同
一の耐熱性酸化物混合物とを混合した。この混合物を実
施例2と全く同じ方法で押出し成形して焼成し、これに
金属成分を含浸させた。こうして得られた触媒No、 
5とその担体の性状を表2に示す。
ここで注意すべきことは、ゼオライトA(単位格子寸法
24.25オングストローム)とゼオライトC(単位格
子寸法24.35オングストローム)を等量ずつ混合し
ているので、a全ゼオライトの平均単位格子寸法は24
.30オングストロ−ムであることである。
表2 触INo、       12345 担体組成 wtX ゼオライト     5555’5 マトリツクス    95  95  95  95 
 95触媒組成 WtX Ni          1.0 1.0 1.OCO
i、0W          10.0 10.0 1
0.0 10.0 10.0ゼオライト特性 記号(表1参照)ABCBA+C 単位格子寸法式   24.2524.3024.35
24.3024.30(平均) 実施例4 上記した各触媒の活性及び中間留分に対する選択性を、
次の方法によりテストした。
表3に示す性状の真空ガスオイルを、60〜8゜メツシ
ュ(250〜177ミクロン)の石英的29ccと混合
された触媒粒子75ccを含有する等温反応器に単流基
準で通過させた。操作パラメーターは2000psiQ
(13790kPaゲージ)、 1.0LllSV、純
度90〜95%の水素の循環量10000標準立方フィ
ー1−/バレル(1780m37m3)とし、デス1−
期間は約4日間とした。反応温度は沸点が700°F 
(371℃)以下の生成物が70wt$の転化率で得ら
れるよう調りした。転化率は生成物の液体クロマトグラ
フ沸点範囲分析から計算した。テス1−の結果を表4に
示す。
表3 比重@60″F(16℃)       0.9248
API比重@60″F(16℃)   2L5(924
ko/m  )流動点″F           80
  (27℃)アニリン点’F   、       
167.0 (75)硫黄(LECO)、wtX   
     2.24窒素(ケダール)、ppm    
1100炭素、wtX          8582水
素、WtX           11.64ブロムl
i!ii            5.0粘度、 @ 
210″F(99℃)     6.954コンラドソ
ン炭素、 wtX     0.42表3(続き) 蒸留特性    ℃ IF5     280 5/10%     340/372 [P      582 % Rec、      99.0 表4 触媒 No、      1   2   3   4
   5活性 ’FC’C)   794  782 
 774.5  77G   770収率 wtX  
 62.4   [io、9  56,9  59,0
  60.9単位格子寸法A   24.25 24.
30 24.35 24.30 24.30転化率 w
tX    70   70   70   70  
 70ゼオライl−wtX   5   5   5 
  10   10表4に示す結果から明らかな通り、
触11gNo、5(24,3OAの平均格子寸法を有す
るゼオライトを10、Owt$wtXは、触媒No、2
(24,3OAの格子寸法を有するゼオライトを5 w
tx含有)と同程度の収率を与えるが、その活性は12
″F(6,6℃)も高い。また、触媒No、4(24,
3OAの格子寸法を有するゼオライトを10wt%含有
)と比較すると、触媒No、 5は6丁(3,3℃)も
高いばかりでなく、300〜700’F (149〜3
71℃)の所望の中間留分に対する選択性も1.9wt
%増大する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、単位格子寸法が24.20〜24.35オングスト
    ロームの範囲にある第1の改良型Yゼオライト成分を、
    耐熱性無機酸化物マトリックスと親密な混合状態で含有
    する担体と、触媒的有効量の水素化成分との組合せから
    なる水素化分解触媒に於いて、単位格子寸法が24.2
    0〜24.35オングストロームの範囲にある第2の改
    良型Yゼオライト成分を耐熱性無機酸化物マトリックス
    と親密な混合状態で、しかも第1及び第2の改良型Yゼ
    オライト成分の単位格子寸法に少なくとも0.1オング
    ストロームの差を設けて使用することを特徴とする水素
    化分解触媒。 2、第1の改良型Yゼオライト対第2の改良型Yゼオラ
    イトの重量比が0.1:1〜10:1の範囲にある特許
    請求の範囲1記載の触媒。 3、第1の改良型Yゼオライトが約24.25オングス
    トロームの平均単位格子寸法を有し、第2の改良型Yゼ
    オライトが約24.34オングストロームの平均単位格
    子寸法を有する特許請求の範囲1記載の触媒。 4、第1の改良型Yゼオライトを1.0〜20.0wt
    %の量で含有し、第2の改良型Yゼオライトを1.0〜
    20.0wt%の量で含有する特許請求の範囲1記載の
    触媒。 5、高沸点炭化水素原料を特許請求の範囲1〜4のいず
    れか一つに記載した触媒と接触させ、149〜371℃
    の範囲に沸点を有する中間留分を選択的に生成させる水
    素化分解法。 6、水素化分解条件が93〜815℃の範囲の温度と、
    大気圧〜約20685kPaゲージの範囲の圧力と、約
    0.1〜15hr^−^1の範囲の液空間速度を包含す
    る特許請求の範囲5記載の水素化分解法。
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