JPS63265926A - 透明な賦香プラスチツク製品の製造方法 - Google Patents

透明な賦香プラスチツク製品の製造方法

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JPS63265926A
JPS63265926A JP9860887A JP9860887A JPS63265926A JP S63265926 A JPS63265926 A JP S63265926A JP 9860887 A JP9860887 A JP 9860887A JP 9860887 A JP9860887 A JP 9860887A JP S63265926 A JPS63265926 A JP S63265926A
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JP
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fragrance
perfume
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maltosylcyclodextrin
plastic material
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Nobuhiro Kuwabara
桑原 宣洋
Hajime Takaku
高久 肇
Shigeki Oku
奥 重機
Yasuo Kogure
小暮 靖夫
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ENSUIKOU SEITO KK
NIKKEN KAGAKU KK
Ensuiko Sugar Refining Co Ltd
Nikken Chemicals Co Ltd
Showa Sangyo Co Ltd
Maruha Nichiro Corp
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ENSUIKOU SEITO KK
NIKKEN KAGAKU KK
Ensuiko Sugar Refining Co Ltd
Nikken Chemicals Co Ltd
Showa Sangyo Co Ltd
Taiyo Fishery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は透明な賦香プラスチック製品の製造方法に関し
、詳しくは長期間にわたり一定の香りを放ち続ける透明
なプラスチック製品を製造する方法に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕様
々なプラスチックの特性を利用したプラスチック製品は
、日用品、家具類をはじめ、電気機器部品、電線類1機
械部品、農業用フィルムなどとして広く利用されており
、成形品、積層品、各種板類、棒管類、フィルム、発泡
プラスチック、塗料、接着剤などが製造されている。こ
れらの商品に使用されるプラスチックは、それぞれの樹
脂を単独に使うほか、2種あるいは3種以上の原料を共
重合させて使用したり、また目的に応じた特性改善のた
めに補強剤、安定剤5着色剤2発泡剤。
帯電防止剤などが添加されている。さらに、プラスチッ
ク製品に香成分を付与する方法や、香を有するプラスチ
ック製品なども提案されており、たとえば香りを有する
粘着剤およびその製造方法(特開昭56−70077号
)、電話器用放香器(特開昭56−70628号)、香
を有する樹脂製品(特開昭57−78440号)等があ
り、さらには特開昭53−154133号ではサイクロ
デキストリンを用いた方法として、乾燥粉末化した賦香
料のサイクロデキストリン色揚化合物と熱可塑性樹脂材
料とを混合し、成形することにより熱安定性に優れ、長
期間にわたって香りを放つ合成樹脂製品を製造する方法
を提案している。
これらの方法によりプラスチックへの賦香が可能である
が、サイクロデキストリンを使用することによってプラ
スチックに要求される特性が少なからず影響を受ける場
合が多い。特に「透明性」が要求されるプラスチック製
品を製造する際に、上記方法による香料のサイクロデキ
ストリン包接化合物を用いて賦香させると、致命的なマ
イナスとなる。これは使用するα−サイクロデキストリ
ン、β−サイクロデキストリン、γ−サイクロデキスト
リンなど通常のサイクロデキストリンが、水や各種溶媒
にほとんど溶解しないことが原因であり、かかるサイク
ロデキストリンで包接して得た香料粉末品をプラスチッ
ク材料と混合して成形すると、斑点現象あるいは曇現象
を示し、透明感が失われるといった難点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者らは、マルトシルサイクロデキストリン
が水溶性ならびに親水性溶媒に対する溶解性等の点で、
従来のサイクロデキストリンよりも優れていることに着
目し、これを利用して香りを有する透明なプラスチック
製品を製造する方法を研究し、本発明を完成するに至っ
た。
すなわち、本発明はマルトシルサイクロデキストリンに
よる香料の包接物とプラスチック材料を混合し、成形す
ることを特徴とする透明な賦香プラスチック製品の製造
方法に関する。
本発明に使用するマルトシルサイクロデキストリン(以
下、G2−CDと略記する。)は、α−サイクロデキス
トリン(以下、α−CDと略記する。)、β−サイクロ
デキストリン(以下、β−CDと略記する。)、γ−サ
イクロデキストリン(以下、γ−CDと略記する。)等
のサイクロデキストリン(以下、CDと略記する。)に
マルトース1分子または2分子がα−1,6結合したも
G2−β−CD、r−CDに結合したものを02−γ−
CDと称する。
cz−CDは、馬鈴薯澱粉、トウモロコシ澱粉等の原料
澱粉に、バチルス・マセランス、バチルス・ステアロサ
ーモフィラス、バチルス・メガテリウム等の微生物が産
生ずるサイクロデキストリングルカノトランスフェラー
ゼを作用させることにより得られるα−CD、  β−
CD、  γ−CDを含むCD混合物にマルトースを加
え、特定の条件下でプルラナーゼを作用させることによ
り製造することができる。cz−CDのほかにCDに2
分子のマルトースが結合したG、−C,−CDも同時に
生成するが、本発明ではこれら成分を含んでいても差支
えない。
G2−CDも他のCDと同様にCDの環構造の中にゲス
トを取込む、いわゆる包接機能を有しているが、分板の
マルトースがあるために、従来のCDとは包接挙動が著
しく異なっている。
G2−CDは第1図および第1表に示すように、水や有
機溶媒に対する溶解性が従来のCDよりも飛躍的に向上
し、この点においても注目される。
第1表は有機溶媒に対する溶解性を従来のCDと対比し
て示したものである。なお、第1図および第1表中のG
zCDは、G2−α−CD 、 G 2−β−CDおよ
びG2−r−CDが概ね6:3:1の比率で構成されて
いるものである。本発明で用いるcz−CDはこの比率
に拘束されるものではなく、上記特性を有するものであ
ればよく、目的に応じてG2−α−CD、G2−β−C
DおよびG2−r−CDをそれぞれ単品で用いてもよく
、あるいはこれらの適宜の比率の混合物を用いても差し
支えない。
本発明におけるG2−CDを用いた香料の包接方法とし
ては、G2−CDをあらかしめ水あるいは有機溶媒に溶
解させ、次いでこれに一定量の香料を添加し、ホモジナ
イズあるいは十分混練する方法があげられる。
本発明に用いる香料はアビニス油、アニス油。
シナモン油、ラヘンダー油、レモン油等の天然香料、ケ
ラニオール、オイゲノール、シトラール等の合成香料の
いずれでもよく、さらにはジクロルヘンゾール等の防虫
剤等を目的に応じて適宜選択することができる。
G2−CDの溶媒として水を用いる場合は、濃度10〜
60%、好ましくは40〜50%のG2−CD液になる
ように調製し、次いで香料を02−CDの固形分あたり
1〜30%、好ましくは10〜20%添加し、ホモジナ
イズする。ホモジナイズの条件は5. OOOrpm〜
15. OOOrpm、好ましくは8. OOOrpm
= 10.000rpmで5〜30分間、好ましくは1
0〜15分間行なえばよい。
次に、上記の方法で得られた香料の包接物を噴霧乾燥、
真空乾燥等の適当な常法により乾燥させ、香料包接粉末
品とする。なお、この香料包接粉末品は微量の水分を保
持しており、プラスチック成形品を得る工程でこの微量
水分が品質に悪影響をおよぼす場合がある。この場合に
は、溶媒として水ではなく、第1表に示したような親水
性有機溶媒を用いればよく、G2−CDの濃度、香料の
添加量、包接方法は水溶媒を用いる場合に準じて行えば
よい。また、親水性有機溶媒を用いた場合は、水溶媒を
用いた場合と同様に粉末化してもよいし、香料包接溶液
をそのままプラスチック原料と練り合わせてもよい。
また、G2−CDと香料の比率は適宜調整が可能である
が、基本的には弱い香りを長期間放ちたい場合は、香料
の比率を小さくし、放香時間よりも香りの強さを重視し
たい場合には、香料の比率を大きくすればよい。
上記のようにして得られた香料包接物を混合するプラス
チ・ツク原料としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の
いずれであってもよい。香料包接吻の混合方法としては
、成形の段階までに適者な手段によりプラスチック原料
と十分に練り合わせておけばよい。成形方法は製品の形
態等を考慮して射出成形、押出し成形など常法により行
えばよい。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例1 45%G2−CD水溶液を調製し、これにGz−CDに
対し10%量のレモン油を加え、10.000rp+’
+で20分間ホモジナイズした。次いで、この香料包接
溶液を入口温度170°C1出口温度95°Cの条件で
噴霧乾燥し、得られた粉末品を試料Iとした。これをポ
リエステルのポリマーチ・ノブに対して3重量%加え、
常法によりポリエステルシートを成形した。比較対象例
として、α−CD60%、β−CD30%、γ−CDI
O%より成るCD混合物をG2−CDの代りに用い、他
の条件はG2−CDと同一にして得られた粉末品を試料
■とした。この試料を用いて上記と同様にしてポリエス
テルシートを成形した。得られた成形品の香の富化評価
と透明度の測定を行い、この結果を第2表に示す。なお
、透明度は波長500 mμにおける光線透過率で示し
た値である。
表より明らかなように、試料Iで作ったポリエステルシ
ートは放香性においては試料■と同程度であるが、透明
性においては非常にすぐれていることがわかる。透明性
にすぐれた放香シートはテーブルクロス、食器棚等の敷
物の素材等として有用である。
第2表 実施例2 ジメチルスルホキシド(DMSO)にG2− CDを1
00 W/V%熔解し、次いでG2−CDの重量ニ対シ
て20%量のパラジクロルヘンゾールヲ添加し、よく攪
拌した。
このようにして得られた香料包接物を、ポリ塩化ビニル
樹脂に対して2%加え、カレンダー加工によって虫よけ
効果のある農業用被覆フィルムを作った。このフィルム
は透明度がよく、光線をよく通し、虫よけ効果も1年近
く続いた。
一方、G2−CDを用いないで同量のバラジクロルペン
ゾールを直接添加して製造した農業用被覆フィルムの虫
よけ効果はわずか1ケ月しか続かなかった。
〔発明の効果〕
本発明によって、透明な賦香プラスチ・ツクを利用して
各種製品を製造することが可能になるため、一般工業、
農業1食品加工などの分野において、今までにない商品
価値を付加することができる。
夢 すなわち、プラスチック製品かり放香と透明であること
か商品の多様化に貢献することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は水に対するc;z−CDの溶解性を示すグラフ
である。 特許出願人 塩水港精糖株式会社 昭和産業株式会社 大洋漁業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. マルトシルサイクロデキストリンによる香料の包接物と
    プラスチック材料を混合し、成形することを特徴とする
    透明な賦香プラスチック製品の製造方法。
JP9860887A 1987-04-23 1987-04-23 透明な賦香プラスチツク製品の製造方法 Expired - Fee Related JPH0618891B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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