JPS6326407A - 脚部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は各種の脚部材の取付は構造に関するものであ
り、より詳細には取付面に構成される係止穴の穴縁を脚
部材の係止片部で弾性的に挾持する脚部材の提供に関す
る。

（従来例） 一般的に各種の脚は、脚に要請される荷重強度、破壊強
度あるいは径寸、長さ等に合せて種々の取付は手段が試
みられてきている。

例えば各種の電子機器類では設置面との間に所定の間隙
を配して電子機器類の過湿防止、防塵、放熱、防振、防
錆、絶縁等の諸機能を、これら脚部材によって作り出し
、あるいは電子機器類をもっとも使用し易い高さにセツ
ティングするために、か＼る脚部材の利用をなしている
。

又、鞄その他の各種容器類でも接地に伴う汚れを防止し
たり、座りを良くする等の目的から、この種脚部材が一
般的に用いられている。

しかしながら、従前例における脚部材は一般的に堅牢性
と、荷重強度が充分に裏打ちされること＼を主眼として
いることより脚部材を螺子止メとしたり、ビス止メとす
ることが多かった。

従って脚部材にホルト挿通孔を設け、この脚部材から挿
入されたボルトを機器のケージング内あるいは鞄の内側
でチー２トで締めつけたり、脚部材に一体に設けた雄螺
子を同様に機器のケージング内あるいは靴内に挿通して
ナツトで、締めつけ、あるいは機器のケージング、鞄等
の内側より挿通したボルト、あるいは係止雄桿等に脚部
材を螺着ないしは嵌着することによって脚部材の取付け
がなされていた。

又、叙上における脚部材をカシメ等の方法で機器、鞄等
の内側より取付けることが別途試みられていた。

（本発明が解決しようとする問題点） しかしながら、か−る従前例においては脚の取付けが少
なくとも？物品以上の組付けによること〜されており、
脚コストが必然的に割高とされる傾向を有していた。

又、コストの面だけでなく、脚の取付けにおいても無視
しがたいものがあり、特に、ケージングあるいは鞄等の
取付面に開設した孔に手探り状態で取付は部品を挿通し
、これらが抜は出さないように把持しつ〜脚部材の上着
が必要とされており、これに要する作業手間を多分に要
していた。

又、取付けられる脚部材は通例機械的な螺合あるいは嵌
着であり、その締つけに伴って取付脚に生ずる応力の方
向と嵌着ないしは螺着の緩み、出し方向とが同一である
ため、充分な締つけにも拘らず経時的ないしは振動の付
加に伴って緩み出す傾向を有していた。

更に、かへる従前例においては螺子桿あるいは係合桿部
分を樹脂製−とじた場合、特に経時的な劣化に伴って折
損を生じ易く、又これらを金属材とした場合には樹脂製
の脚部材との馴染みが悪くなる傾向を有していた。

（問題点を解決するための手段） 本発明に係る脚部材は、か＼る従前の脚部材の不都合に
鑑み、脚部材自体に脚部材取付けの構造を用意して脚部
材のみによる取付けを可能とし、しかも、これらをイン
ジェクション成形による同時成形とすること−してコス
トの低廉化を期し、更に、取付は面に捻りと反発弾性を
もたらすことによって弾性的な脚部材の取付けを可能と
すべく脚部材の構造を以下のように改良した。

先ず脚部材Ａを脚ａ部分と取付部ａ“部分に区分して説
明すると、この発明は脚ａ部分には全く関心が無く、こ
れが桿状であると、又肉塊状であると板状であるとを問
わないこと振した。そして取付部ａ°には正四角形など
の正多角形の秤部が上下二段に区分して設けられており
、上下二段の秤部は少なくとも同形、且つ同径のもので
あり、上段、即ち桿部に位置する側の短寸押部２が、そ
の下段の角秤部１の夫々の辺の中心線上に夫々の角隅部
が位置づけられるようにされており、しかも、この下段
の角秤部１の辺より外方に突き出されている上段の短寸
押部２の角隅部の下方に空所を設けて脚部材Ａとしてい
る。

（作用、効果） 本発明に係る脚部材は叙上の構成よりなることから鞄あ
るいは各種キャビネット、ケージング等の脚取付面に直
接又は適宜の硬質取付板を用意し、この板Ｂに脚部材Ａ
の短寸押部２が納まる径寸法の同形の穴３を設け、この
穴３に脚部材Ａの秤部２を押込み捻回する。この捻回操
作に伴って短寸押部２の角隅部２ａの下方の空所４方向
に穴３の縁３ａが押し込まれるような力を受けて（同時
に角隅部２ａが上方に向けて弾性変形されて）短寸押部
２の角隅部２ａが板Ｂの穴縁３ａの上面を圧着しながら
進み、この穴３の各辺の中心線上に該角隅部２ａが位置
づけられた点、即ち角秤部１が穴３と同一の嵌まり合う
位置にきた時点で脚部材Ａの捻回を停止する。

か−る押圧捻回操作に伴って板Ｂの穴縁３ａは上下の秤
部１．２とにより弾発的に挾持されると共に脚部材Ａの
捻り方向の力をも受けること＼なる。

即ち、脚部材Ａの捻れ方向からの応力が上下の秤部ｌ、
２の弾性変形により生ずる反発応力によって抑止される
特長を有している。

この結果、脚部材Ａの取付けが板Ｂの穴３に対する単な
る押圧、捻回のみで充分とされ、他の取付けの手段ある
いは部品が一切必要とされない利点があり、特に鞄ある
いはキャビネット等の内側よりする取付は操作が不要と
され、鞄あるいはキャビネット等の取付面に設けられて
いる穴３を眼で確認しながら直接取付けることが可能で
あり、取付は手間を全く必要としない特長を有している
。

又、以上におけるように取付けられた脚部材Ａと板Ｂの
穴ｉ３ａとの間には捻れ方向と上下方向（脚部材の取付
方向）とに夫々応力を生ずること〜され、この結果、取
付けられた脚部材Ａの緩み出しが確実に防止される特長
を有している。

尚、穴３の穴縁３ａ’　自体も上下の秤部１．２とによ
り挟圧変形され、特に上下の秤部１．２が作り出す夫々
の角隅部によって”波”状に挟圧されることから、この
変形に伴って脚部材Ａにもたらされる板Ｂの反発応力も
一定の方向を有せず、前記脚部材Ａの抜は出し、あるい
は緩み出しが、か〜る点においても確実に防止される特
長を有している。

又、か〜る取付部分の弾性的構造は脚に要請される緩衝
機能を満足させるものであり、脚にもたらされる！ｔｈ
撃あるいは振動が、この取付部分で吸収されること−な
り、これらの′＃撃あるいは振動の伝達を遮断する特長
を有している。

又、脚自体に付加される衝撃も同様の理由から消去され
る特性を有しており、脚取付部分の破壊が効果的に防止
されている。

特に本発明の脚部材Ａは、その形状的特性よりしてイン
ジェクション成形に適合するものであって、全体を一工
程の成形で作り出すことが可能とされており、成形コス
トの低廉化が特に可能とされる特長を有している。

（実施例） 以下、本発明に係る脚部材Ａの典型的な一実施例を添付
の図面について説明する。

Ａは全体を合成樹脂で作られている脚部材であって、脚
ａと取付部ａ°とからなっている。

そして脚ａと取付部ａ“との間に受付５が一体に設けら
れていると共に脚ａと取付部ａ゛　との夫々の頂端面に
操作用の有底角穴６．７が凹設されている。

か−る取付部ａ゛は、その自由端部が上下二段に区分さ
れた正四角形の秤部１，２とされ、しかもこの秤部１．
２が略９０度位相されて重なり合うように構成されてい
る。

即ち、秤部１の正四角形をなす夫々の辺部の中心線上に
秤部２の夫々の角隅部２ａ・・・２ａが位置するように
構成され、しかも、この角隅部２ａ、２ａの下面が秤部
１の夫々の辺に向けて面取りされたテーパ面８とされ、
このテーパ面８によって秤部１との間に充分な空所４を
構成すると共に角隅部２ａに係止片的な特性をもたらし
ている。

尚、以上における秤部２の厚幅と、秤部ｌの立上り幅と
は取付けられる板Ｂの穴縁３ａの厚幅に合せて設計され
るものであり、受付５も取付けられる対象に合せて任意
の形状からなるものとし、その弾性変形を容易とする趣
旨より通例複数部分に区分し、あるいは割欠部分を設け
るようにしている。

又、秤部ｌの上面、即ち秤部２より露出されている（所
謂、秤部ｌの角隅部の）の面に面取りを施してテーパ面
９とし、秤部１との間に前記空所４に連通ずる空所を構
成している。この結果テーバ面８．９とは順次連接され
て板Ｂの穴縁３ａを該テーパ面８．９で波状に担持し、
特有の反発応力をもたらすこと覧された。

尚、脚ａ部分の外周に凸条ｌＯを施し、あるいは脚ａ部
分を角柱状とすることにより脚部材Ａの取付は時の捻り
操作を前記角穴６．７と共に容易にするように考慮した
。

尚、脚部材Ａの取付けられる面は特に限定されるもので
なく鞄あるいはキャビネット等の底壁に直接穴３を開設
し、これに嵌着、捻回する場合は勿論のこと、別途取付
板Ｂを用意し、これを鞄あるいはキャビネット等に取付
けることも可能である。

尚、以上における押部１及び２は正三角桿状あるいは正
三角桿状とされることもあり、夫々の使用目的に合せて
選択的に構成されること−した。

本発明に係る以上実施例の脚部材Ａは上記の構成よりな
ることから板Ｂの六３に押部２を押し入れて捻回取付け
ることにより穴３の穴縁３ａ上に桿２の角隅部２ａが乗
り上がって板Ｂを挾持すること〜された。

この際に上下の押部１及び２の夫々の角隅部の相対向し
ている面に面取りを施してテーパ面８．９とすることに
より、以上の捻回、取付けが更に確実且つ容易とされ、
特に板Ｂの穴縁３ａに特異な捻り状の挟圧をもって脚部
材Ａが取付けられること−された。

又、穴６，７を利用して回転工具による脚部材Ａの取付
けが可能であり、か−る場合には充分な押圧捻回力を脚
部材Ａにもたらすことができ、脚部材Ａを特に硬質素材
で成形した場合に好都合とされた。

かくして板Ｂに装着された脚部材Ａは第３図において示
される鎖線のように弾性変形を生じ押部１及び２間で充
分に弾持、挟圧されると共に受付５により更に抜は出し
が防止される方向に弾発付勢されること−された。

尚、以上実施例の脚部材Ａはスライド型を利用すること
により、その全体のインジェクション成形が可能とされ
ており、低廉なコストによる量産供給に最適のものとさ
れている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る脚部材と取付板とを示した斜視図
、第２図は同脚部材の平面図、第３図は同側面図、第４
図は同要部斜視図、第５図は装着状態を示す断面図、第
６図は同断面図、第７図は他の実施例を示す断面図、第
８図は他の実施例を示す斜視図、第９図は同平面図であ
る。 ｌ・・・角秤部、２・・・短寸押部、３・・・穴、４・
・・空所、５・・・受付、６．７・・・有底角穴、８．
９・・・テーパ面、１０・・・凸条。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 任意形状よりなる脚部材の少なくとも取付部側が正多角
   桿部１とされていると共に、該取付部端が該正多角桿部
   １と略同径且つ同形の正多角短寸桿部２であって前記正
   多角桿部１の構成する各辺の中心線上に該正多角短寸桿
   部２の夫々の角隅部が位置づけられており、且つ少なく
   とも該正多角桿部１の各辺より外方に突出されている前
   記正多角短寸桿部２の角隅部の下方が空所とされている
   ことを特徴とする脚部材。