JPS63255201A - 植物を透明化して固定する方法 - Google Patents

植物を透明化して固定する方法

Info

Publication number
JPS63255201A
JPS63255201A JP9018287A JP9018287A JPS63255201A JP S63255201 A JPS63255201 A JP S63255201A JP 9018287 A JP9018287 A JP 9018287A JP 9018287 A JP9018287 A JP 9018287A JP S63255201 A JPS63255201 A JP S63255201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plant
transparent
acid ester
monomer
plants
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9018287A
Other languages
English (en)
Inventor
Shogo Yamada
昌吾 山田
Emiko Yamada
山田 笑子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP9018287A priority Critical patent/JPS63255201A/ja
Publication of JPS63255201A publication Critical patent/JPS63255201A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、植物を自然における形態でこれを透明化して
固定することによる、標本及び装飾用品等の製造方法に
関するものである。
〔従来技術〕
植物組織を透明化して固定することは、顕微鏡用プレパ
ラートの作成におけるがごとき、微小片に対する処理方
法としては公知である。
また、植物を自然における形態で固定することは、合成
樹指上ツマー等を含浸せしめることによる方法等で公知
であるが、製品は不透明である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
顕微鏡用プレパラート作成時における、植物組織の透明
化及び固定方法においての問題点は、キシレン、シダー
油、カナダバルサム等を含浸せしめるための炉頂な親水
処理を必要とすること、及び数SU平方程度の微小片に
対する処理方法であるため、実物欅木等の作成に適用す
ることは困蕪なことである・ また、合成樹脂の利用により、植物を自然に2おける形
態にて固定する方法においての問題点は、溶媒や七ツマ
ー等を含浸せしめた時に得られた透明度も、最終的には
失透し不透明となることである。
不透明化の原因は、溶媒やモノマー等r含浸せしめた後
、大気中に保持すると、植物体内に微泡群が発生するた
めである。
その発生機構は明確でないが、溶媒や七ツマー等が蒸発
によって消失するにともない、細胞や細胞間隙が気泡化
するためと考えられる。
従って、その発生は必然的であり、態様も植物の組織や
種類によって異なる等から、防止は困難である。
〔間聰点を解決するための手段〕
本発明は、上記の問題点を解決することにより植物を自
然における形態で、かつ、自然色のまま或いは無色の透
明な標本や装飾用品を製造せんとしたものである。
すなわち、植物に透明剤を充填し、ついでシアノアクリ
レートモノマーを吸収せしめて硬化せしめるものであり
、透明化性、浸透性の良好な透明剤と、迅速重合性であ
ることにより厚形保持力が良好なシアノアクリレートモ
ノマーとを、植物体内へ個別に浸透せしめて重合硬化せ
しめることにより、問題を解決したものである。
透明剤としては、植物体の主要櫂成分である繊維素の屈
折率(1,5〜1.6)に近似した数値を有しているこ
と、植物体形を変形させることなく浸透する高A点液で
あること、シアノアクリレートモノマーとの相溶性が良
好であることが必要である。
具体的には、フタル酸エステル、二塩基酸エステル、グ
リコールエステル、脂肪酸エステル、リン酸エステル等
が、屈折率1.4〜’、’ 、5lfr 点I S。
℃以上であって、植物への浸透性及びシアノアクリレー
トモノマーとの相溶性も良好である。
なお、アクリル、メタクリレート、スチレン、エポキシ
等のオリゴマー(分子量500程度迄)によっても、植
物によっては同様の効果をあげうるものである。
以下、本発明について詳述する。
採集した植物は、透明剤の浸透を促進するため有機溶媒
に浸漬して脱水する。
有機溶媒としては、親水性溶媒が良好であり、アセトン
、メタノール、エタノール、プロパツール、ジメチルホ
ルム7ミド等がある。
浸漬所要時間は、植物の種類、処理温度、液の組成及び
含水率等によって異なるが、アセトンはsotでs〜5
0分であり、その他の溶媒ではこれより多少時間を要す
る。
つぎに植物をフタル酸エステル等に浸漬するが、F[’
時間は、一般に、低級アルコールによるエステルはど短
時間であり、フタル酸ジメチルでハ50℃において5〜
60分である。
フタル酸ジメチルは、屈折率1.52.4点21jLt
で、植物体形を変形せしめることなく浸透し高い透明度
が得られる。
この状態は、はぼ安定に持続されるが、液状での状態で
あるなめ、全体が軟弱であるから、これを榎久的に固定
する目的で、表面にシアノアクリレートモノマーを塗布
し吸収せしめる。
シアノアクリレートモノマーは、アルキル基)ffl換
11類によってメチル、エチル、ブチル、プロピル等が
あり、そのいずれでも良好である。
また、重合は非常に活性であり、塗布面や大気中の微量
水分によって秒単位で硬化する性質を持っている。
この迅速重合性から、塗布面で直ちに硬化するため、一
般に、内部まで充分に浸透せしめることは困難であった
しかし、本発明においては、先行して充填せしめられて
いるフタル酸ジメチルに溶は込んで吸収されるため、均
一な混溶物となって植物体内を満かした後、重合反応が
進行し、透明度を維持したま鵞硬化するものである。
その他のフタル酸エステル及び二塩基酸エステル等も、
同様の効界を示す。
〔実施例〕
1、 プロパツールにより自然における形態の才まに脱
水されたサクラソウを30tのフタル酸ジメチルに浸漬
する。
約10分後、充填が完了し全体が自然色のまま透明化し
た時点で液より引き上げ、表面に付着した余剰液を除去
してからシアノアクリレートモノマー(アロンアルファ
、品番201、東亜合成)を塗布する。
塗布されたシアノアクリレートモノマーは、先に充填せ
しめられているフタル酸ジメチルに急速に溶解して吸収
され、均一な混溶物となって植物体内に充満する。
その後、重合反応が進行し、自然における形態のままで
透明に固定される。
シアノアクリレートモノマーの塗布量は、フタル酸ジメ
チルと等量程度が良好であり、量の増減により製品の強
腐を調整しうる。
乙 メタノール5容、アセトン1容のa 合液ニ50℃
で20分浸漬し、脱水脱色した27葉を、フタル酸ジメ
チル、フタル酸ジオクチルの等量混合液に50°Cで3
0分浸漬する。
27葉の生育状態等で遅速があるが、液中で無色透明化
し、充填が完了した時点で液より引き上げ、表面にシア
ノアクリレートモノマー(了ロンアルファ、品番202
、東亜合成)を塗布する。
以下、実施例1と同様過程で進行し、無色透明にて固定
される。
必要によっては、エポキシ樹脂等を裏面に1塗して補強
のうえ適宜に彩色し、装飾用品等とする。
3、 ジメチルホルムアミドにより、自然における形態
のままに脱水されたイヌノフグリを、go’cのリン酸
トリエチルに浸漬する。
約10分後、充填が完了し全体が透明化する。
以下、実施例1と同様過程で進行し、無色透明にて固定
される。
適宜な色調で彩色し、自然状態におけるままの立体標本
とする。
〔発明の効果〕
効果の第一は、植物を自然における形態色彩のノま、透
明感のある美麗な外観で固定できる二とである。
透明化処理前にメタノール、ジメチルホルムアミド等の
色素体溶解性溶媒や漂白剤を使用し脱色しておけば、無
色ガラス様の透明体となり、従来存在しなかった新規な
装飾用品を製造しうるちのである。
効果の第二は、透明剤の選択により透明度を調整し得る
こと及び細胞質、維管束、コルク層等を選択染色するこ
と等により、自然における形態のままの組織内部観察用
標本等となし得るものである。
効果の第三は、上記の各効果を、簡易な工程と短時間の
処理で容易に得ろことが出来ることである。
なお、これ等の透明剤には可塑化性があることから、シ
アノアクリレート樹脂の脆弱性が改善される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、植物に透明剤を充填し、ついでシアノアクリレート
    モノマーを吸収せしめて硬化せしめることを特徴とする
    植物を透明化して固定する方法。 2、透明剤は、屈折率1.4〜1.7、沸点150℃以
    上、植物に対する浸透性が良好で、かつシアノアクリレ
    ートモノマーと相溶性の物質である特許請求の範囲第1
    項に記載の植物を透明化して固定する方法。 3、透明剤は、フタル酸エステル、二塩基酸エステル、
    グリコールエステル、脂肪酸エステル、リン酸エステル
    である特許請求の範囲第1項に記載の植物を透明化して
    固定する方法。
JP9018287A 1987-04-13 1987-04-13 植物を透明化して固定する方法 Pending JPS63255201A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9018287A JPS63255201A (ja) 1987-04-13 1987-04-13 植物を透明化して固定する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9018287A JPS63255201A (ja) 1987-04-13 1987-04-13 植物を透明化して固定する方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63255201A true JPS63255201A (ja) 1988-10-21

Family

ID=13991344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9018287A Pending JPS63255201A (ja) 1987-04-13 1987-04-13 植物を透明化して固定する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63255201A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0653617A2 (en) * 1993-11-12 1995-05-17 Shino, Junko Fat-soluble substituting agent for substituting dehydrating agent for producing tissue preparation

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0653617A2 (en) * 1993-11-12 1995-05-17 Shino, Junko Fat-soluble substituting agent for substituting dehydrating agent for producing tissue preparation
EP0653617A3 (en) * 1993-11-12 1997-10-22 Shino Junko Fat-soluble substitute for the substitution of a drainage agent for the manufacture of a tissue preparation.

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105973673B (zh) 一种桉树组织的石蜡切片方法
US4205059A (en) Animal and vegetal tissues permanently preserved by synthetic resin impregnation
Luft Embedding media—old and new
US2567929A (en) Process for preserving plant tissues
Bennett et al. Science and art in preparing tissues embedded in plastic for light microscopy, with special reference to glycol methacrylate, glass knives and simple stains
Nakabayashi et al. Effect of HEMA on bonding to dentin
Jongerius et al. The preparation of mammoth-sized thin sections
US5252537A (en) Long-life cut flowers and method of treatment for obtaining such flowers
Sahari et al. Comparative study of physical properties based on different parts of sugar palm fibre reinforced unsaturated polyester composites
CN110405882A (zh) 一种木质基高强度弹性复合凝胶及其制备方法
US2658836A (en) Preserving plant and animal tissues
CN110154183A (zh) 一种紫外屏蔽透明木材的制备方法
CN108452376A (zh) 一种聚多巴胺明胶微球制备方法
JPS59222401A (ja) 生物学的標本の製造方法
US2698809A (en) Preserving plant and animal tissues
JPS63255201A (ja) 植物を透明化して固定する方法
Jenssen Conservation of wet organic artefacts excluding wood
US2606843A (en) Animal tissues
Budiman et al. Physical and mechanical properties of five Indonesian wood treated with polystyrene
EP3398189B1 (de) Verfahren zur verbesserung der akustischen eigenschaften von fichten-klangholz
CN101284479A (zh) 人造琥珀工艺品及其制备方法
JPS63284101A (ja) 動物体および茸類の標本製造法
JPH0226573B2 (ja)
DE2710147C3 (de) Konservierte biologische verwesliche Objekte und Verfahren zu ihrer Herstellung
ATE66689T1 (de) Verfahren zur herstellung von in dehydrierten gelen eingeschlossenen mikroorganismen, dadurch erhaltene gele sowie deren verwendung bei der zubereitung von fermentierten getraenken.