JPS6325466Y2 - - Google Patents

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JPS6325466Y2
JPS6325466Y2 JP19642885U JP19642885U JPS6325466Y2 JP S6325466 Y2 JPS6325466 Y2 JP S6325466Y2 JP 19642885 U JP19642885 U JP 19642885U JP 19642885 U JP19642885 U JP 19642885U JP S6325466 Y2 JPS6325466 Y2 JP S6325466Y2
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JP
Japan
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condenser
well
evaporator
hot water
refrigeration unit
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JP19642885U
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JPS61119040U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は冬夏の自然温度を地下井水に蓄熱さ
せ、これを冷暖房設備に有効に利用できるように
した地下水の人工還元装置に関する。
(2) 従来の技術 豪雪地帯においては、表流水や地下水を利用し
た融雪が行われている。しかし、この融雪用水と
して地下水を使用することは、地下水の汲上げ規
制や水資源確保の上から自ずと限界があり、その
ため最近では地下水による融雪の普及が次第に困
難となりつつある。また、過剰揚水による水不足
およびこれに伴う地盤沈下などは、とくに工業地
帯において多く発生しており、これらの対策とし
て工業用水の再使用、再生水の造水、帯水層での
還元再使用が実施されてきた。深層地下水は短期
間では涵養されないので揚水を抑えるか何らかの
方法で涵養する必要があるが、実行されている例
は少なく、注入井による人工涵養については多く
の研究がなされているが、注入による還元効果に
ついてはまだ不十分なものがある。地下水利用の
利点は安価であること、汚染されてないこと、地
表との温度差が大きいことなどが挙げられる。
この考案者らは、上記のような現状に鑑み、自
然温度の地下井水への蓄熱利用に着目して種々の
実験を試みた。その結果、冬の気温を涵養井を通
じ地下水に蓄熱して夏にその温度だけを取出し、
夏の気温を涵養井を通じ地下水に蓄熱して冬にそ
の温度だけを汲出すことができることを見出し
た。
(3) 目的 この考案は前記の成果に基くものであり、蓄熱
した地下井水を冬季には暖房用に、夏季には冷房
用にそれぞれ有効に利用することができ、建造物
などの冷暖房設備に効果的な地下水の人工還元装
置を提供することを目的とする。
(4) 構成 前記目的を達成させるため、この考案は一方が
温水井、他方が冷水井とされ、それぞれ汲み上げ
ポンプをもつ1対の涵養井と、この涵養井間を連
通し、井水を温水井から冷水井へ又は冷水井から
温水井へ流通させる導管と、冷凍ユニツトとを具
え、この冷凍ユニツトは一方が凝縮器として機能
するとき他方が蒸発器として機能する第1、第2
凝縮器兼蒸発器と、両凝縮器兼蒸発器を連通して
冷媒の循環管路を構成する第1、第2管路と、こ
の第1、第2管路にそれぞれ設けられて循環管路
内の冷媒の流れ方向を切り換える切換弁とを有
し、第1凝縮器兼蒸発器において導管内の井水と
循環管路内の冷媒とが熱交換し、第2凝縮器兼蒸
発器において負荷側の管路内の流体と循環管路内
の冷媒とが熱交換するようになつていることを特
徴とするものである。
(5) 実施例 以下、この考案の一実施例について図面を参照
して説明する。
第1図は冬季のフローシート、第2図は夏季の
フローシートで、冬は暖房用に、夏は冷房用に使
用した例を示す。
第1,2図において1は地下水汲上げポンプ
Pa,Pbをもつ深さ100〜300mの人工涵養井で、
1aは冷水井、1bは温水井であり、両井戸1
a,1b間は導管2を介して連通されている。
3は導管2中の井水を冷却加熱する冷凍ユニツ
トで、この冷凍ユニツト3は凝縮器兼蒸発器10
と、凝縮器兼蒸発器11と、両凝縮器兼蒸発器1
0,11間を連通し、内部に冷媒を入れた循環管
路を構成する管路15,15′と、一方の管路1
5に設置されたコンプレツサ12と、両管路1
5,15′にそれぞれ設置されて循環管路15,
15′内の冷媒が冬のときは第1図矢示のように
流れ、かつ夏のときは第2図矢示のように流れる
よう、2方向に切換可能な四方弁13,14とを
有している。導管2は凝縮器兼蒸発器11中を通
して設けられている。また、凝縮器兼蒸発器1
0,11において、冬のとき凝縮器兼蒸発器10
は凝縮器、凝縮器兼蒸発器11は蒸発器となり、
夏のとき凝縮器兼蒸発器10は蒸発器、凝縮器兼
蒸発器11は凝縮器となるようになつている。
9は凝縮器兼蒸発器10中を通して設けられた
負荷側の循環管路である。管路9は熱交換器7を
建造物内において有し、内部に冷凍ユニツト3の
管路15内の冷媒と間接的に熱交換される水を入
れている。
前記実施例の作用を説明する。
冬季には第1図に示すように、夏季に井戸1b
に予め所定の温度(この実施例では20℃)に蓄熱
した温水をポンプPbにより汲上げて導管2を介
して作動中の冷凍ユニツト3の蒸発器11中を通
過させ、建造物内の熱交換器7から循環管路9を
介して冷凍ユニツト3の凝縮器10に送られてく
る30℃前後の温水と冷凍ユニツト3を介して間接
的に熱交換し、放熱降温して水温5〜10℃の冷水
として井戸1aに注入して蓄熱する。
一方、凝縮器10に送られる30℃前後の温水は
凝縮器10で40〜45℃程度に温められ、温水とし
て熱交換器7に循環されて暖房用に供される。
また、夏季には第2図に示すように、その逆に
冬季に冷水として蓄熱された5〜10℃の冷水を導
管2を介して作動中の冷凍ユニツト3の凝縮器1
1中を通過させ、建造物内の熱交換器7から循環
管路9を介して冷凍ユニツト3の蒸発器10に送
られてくる15℃前後の水と冷凍ユニツト3を介し
て間接的に熱交換し、吸熱昇温して20℃前後の温
水として温水井1bに注入して蓄熱する。
一方、蒸発器10に送られる15℃前後の冷水は
蒸発器10で5〜2℃程度に冷却され、冷水とし
て熱交換器7に循環されて冷房用に供される。
(6) 考案の効果 以上説明したようにこの考案によれば、冬季に
は冷凍ユニツトを作動させるとともに、温水井の
温水を導管を介して冷凍ユニツトの蒸発器中を通
過させて放熱降温したうえ、冷水井に注入して蓄
熱し、他方冷凍ユニツトの凝縮器中を建造物内に
設置した熱交換器の温水を循環管路を介して通過
させ、夏季には冷凍ユニツトを作動させるととも
に、冷水井の冷水を導管を介して冷凍ユニツトの
凝縮器中を通過させて吸熱昇温したうえ、温水井
に注入して蓄熱し、他方冷凍ユニツトの蒸発器中
を前記熱交換器の温水を循環管路を介して通過さ
せるようにし、これを冬季には暖房用に、夏季に
は冷房用にそれぞれ有効に利用することができ、
冬夏周期毎の建造物などの冷暖房設備に効果的
で、この種熱利用として甚だ有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す冬季のフロー
シート、第2図は同上の夏季のフローシートであ
る。 1……人工涵養井、1a……冷水井、1b……
温水井、2……導管、3……冷凍ユニツト、7…
…熱交換器、9……循環管路、10,11……凝
縮器兼蒸発器、12……コンプレツサ、13,1
4……四方弁、15,15′……管路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方が温水井1b、他方が冷水井1aとされ、
    それぞれ汲み上げポンプPb,Paをもつ1対の涵
    養井1と、この涵養井1間を連通し、井水を温水
    井1bから冷水井1aへ又は冷水井1aから温水
    井1bへ流通させる導管2と、冷凍ユニツト3と
    を具え、この冷凍ユニツト3は一方が凝縮器とし
    て機能するとき他方が蒸発器として機能する第
    1、第2凝縮器兼蒸発器10,11と、両凝縮器
    兼蒸発器10,11を連通して冷媒の循環管路を
    構成する第1、第2管路15,15′と、この第
    1、第2管路15,15′にそれぞれ設けられて
    循環管路15,15′内の冷媒の流れ方向を切り
    換える切換弁13,14とを有し、第1凝縮器兼
    蒸発器11において導管2内の井水と循環管路1
    5,15′内の冷媒とが熱交換し、第2凝縮器兼
    蒸発器10において負荷側の管路9内の流体と循
    環管路15,15′内の冷媒とが熱交換するよう
    になつていることを特徴とする冷暖房設備におけ
    る地下水の人工還元装置。
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JPS61119040U (ja) 1986-07-26

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