JPS63248308A

JPS63248308A - 粉粒物の繰出装置

Info

Publication number: JPS63248308A
Application number: JP8349287A
Authority: JP
Inventors: 選也原田
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1987-04-03
Filing date: 1987-04-03
Publication date: 1988-10-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、施肥機、播種機等の粉粒物の繰出装置に関す
る。

〈従来の技術〉例えば湛水土中直播機における種子繰出装置として、種
子タンクの下部に繰出ロールを回転自在に設け、この繰
出ロールの外周に形成された種子汲上げ用凹部に入った
種子を、繰出ロールの回転に伴なって順次汲上げて繰出
すようにしたものが提供されている。

しかし、この種の従来の繰出装置では、播種の流れ、つ
まりのセンサはあったが、汲上げ用凹部に入った種子量
を知るためのセンサはなかった。

〈発明が解決しようとする問題点〉従って、従来のものでは繰出し量を知ることができず、
このため例えば繰出し量を微調整したりするようなこと
は困難であった。

本発明は上記問題点に鑑み、繰出し量を知ることができ
る粉粒物の繰出装置を提供することを目的とする。

く問題点を解決するための手段〉この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、外周
に汲上げ用凹部１６を有する繰出ロール１７を備え、繰
出ロール１７の回転に伴なって汲上げ用凹部１６に入っ
た繰出物２２を繰出すようにした繰出装置において、繰出ロール１７の汲上げ用凹部１６に入った繰出物２２
の量に応じて容量が変化するように電極３３．３４が設
けられ、該電極３３．３４間の電気容量の変化を検出す
る検出回路４０が設けられている点にある。

〈作　用〉繰出ロール１７がａ矢示方向に回転すると、繰出物２２
が凹部１６内に入り、繰出ロール１７の回転に伴なって
順次ロール上部側へと汲上げられて行く。

そして、この汲上げられた繰出物２２は、ロール上部側
から下部側へと送られ、下方へと落下する。

そして、凹部１６に入った種子の量に比例して電極３３
、３４間の電気容量が変化し、この容量変化を検出回路
４０が検出し、これにより汲上げ用凹部１６に入った繰
出物２２の量を知ることができる。

（実施例）以下、図示の実施例について本発明を詳述すると、第２
図は湛水土中直播機を例示し、ｌはエンジン等を備えた
機体で、両側に伝動ケース２を介して駆動輪３が設けら
れている。４は機体１から後方に突設された支持フレー
ムで、後端側は上方側に弯曲してハンドル５が設けられ
ている。６は主フロートで、機体ｌの下方側に配置され
ている。

７は伝動ケースで、フレーム４に支軸８により支持され
ている。伝動ケース７には左右に延びる上下一対のツー
ルバー９，１０が設けられており、その上部のツールバ
ー９には繰出装置ｌｌ付きの種子タンク１２が設けられ
、また下部のツールバー１０には左右一対の播種フロー
ト１３がリンク１４を介して連結されている。

繰出装置１１は、第１図に示すように種子タンク１２の
中間底壁１５の下方側に配置されており、これは外周に
複数個の種子汲上げ用凹部工６が形成された繰出ロール
１７と、これに沿って設けられた円弧状の案内板１８と
、案内板１８を上端側で枢支する支点軸１９と、掻落し
片２０とを有する。繰出ロール１７は伝動ケース７の伝
動機構に連動する駆動軸２１により回転駆動され、外周
の凹部１６に入った種子２２を回転に伴なって汲上げて
繰出すようになっている。案内板１８は繰出ロール１７
の上部側から下方側の繰出位置にわたって該繰出ロール
１７に沿うように設けられ、凹部１６内の種子２２を案
内保持するようになっている。掻落し片２０は案内板１
８上端の支点軸１９用の巻込み部に、繰出ロール１７の
回転方向と反対側に突出して設けられている。またこの
掻落し片２０は案内板１８と同幅であって、種子タンク
１２の側壁２３間の略全幅にわたるものとされている。

なお、この掻落し片２０は回転方向と反対側が薄くなる
ように形成されている。繰出ロール１７に対応して種子
タンク１２の前面倒には、前面窓が形成され、かつ着脱
自在な窓板２４で閉塞されている。窓板２４には調整ボ
ルト２５が頓着され、この調整ボルト２５の内端に、案
内板１８を繰出ロールエフ側に付勢するバネ２６が取付
けられている。種子タンク１２下端の繰出口には播種シ
ュート２８が接続され、また播種シュート２８の下端は
播種フロート１３に接続されている。播種フロート１３
の下側方には、作溝器２９と覆土部材３０とが前後に設
けられており、その作溝器２９で形成した溝に播種シュ
ート２８から種子２２を落すようになっている。

各種予設上げ用凹部１６の底部には電極３３が設けられ
、また案内板１８の内面に前記電極３３に対向するよう
電極３４が設けられ、繰出ロール１７の回転により電極
３４と対向する電極３３が順次回転方向とは反対側に移
るように構成されており、電極３３．３４によって種子
汲上げ用凹部１６に入った種子量を上部側で順次検出し
、種子量に比例して電極３３．３４間の電気容量が変化
するようになっている。

第３図は電気ブロック図を示し、同図において、３６は
発振器で、一定周波数の方形波Ａを出力する。

３７は変調器で、発振器３６からの方形波Ａの周期で、
電極３３．３４間の容量に比例して高電圧となるノコギ
リ波Ｂを出力する。３８は検波整流回路で、ノコギリ波
Ｂを検波整流して直流電圧Ｃを出力する。

この直流電圧Ｃは電極３３．３４間の電気容量の大きさ
比例した電圧値となり、従って凹部１６に入った種子２
２の量に比例して検波整流回路３８から出力する直流電
圧Ｃの電圧値が高くなるため、検波整流回路３８の直流
電圧Ｃにより凹部１６に入った種子２２の量を電気信号
として検出できる。而して、発振器３６、変調器３７及
び検波整流回路３８により、電極３３、３４間の電気容
量の変化を検出する検出回路４０が構成されている。

第４図は他の実施例を示し、電極３３．３４を各汲上げ
用凹部工６の周方向両側壁に夫々対向して一対ずつ設け
たものである。この場合各電極３３．３４を直列又は並
列に接続し、変ｇ器３７に接続するようにすればよい。

なお、前記実施例では湛水土中直播機の種子繰出装置に
本発明を適用実施し、繰出物を種子２２としているが、
これに代え、施肥機に本発明を適用し、繰出物を肥料と
してもよい。また、繰出物は種子又は肥料に限らず、そ
の他の粉粒物であってもよい。

〈発明の効果〉本発明によれば、繰出ロール１７の汲上げ用凹部１６に
入った繰出物２２の量に応じて電気容量が変化するよう
に電極３３．３４が設けられ、該電極３３．３４間の電
気容量の変化を検出する検出回路４０が設けられている
ので、汲上げ用凹部１６に入った繰出物２２の量を検出
することができ、例えば繰出ロール１７からの繰出し量
を最も好適になるように微調整したり、順次検出した繰
出量を加算してゆくことにより、繰出した全体量を知る
ことも容易になり、非常に便利である。しかも、電極３
３．３４を設けて繰出物２２の量に応じて電気容量が変
化するようにしているので、繰出物２２の量の変化を容
易に電気信号に変換させることができ、非常に簡単な装
置及び回路構成によって繰出量の検出が可能であり、そ
の実用的効果は著大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す要部の断面図、第２図
は同全体の側面図、第３図は同電気ブロック図、第４図
は別の実施例を示す断面図である。１６・・・種子汲上げ用凹部、１７・・・繰出ロール、
２２・・・種子（繰出物）　、３３．３４・・・電極、
４０・・・検出回路。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）外周に汲上げ用凹部１６を有する繰出ロール１７
を備え、繰出ロール１７の回転に伴なって汲上げ用凹部
１６に入った繰出物２２を繰出すようにした繰出装置に
おいて、繰出ロール１７の汲上げ用凹部１６に入った繰出物２２
の量に応じて容量が変化するように電極３３、３４が設
けられ、該電極３３、３４間の電気容量の変化を検出す
る検出回路４０が設けられていることを特徴とする粉粒
物の繰出装置。