JPS6324501B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6324501B2
JPS6324501B2 JP56212566A JP21256681A JPS6324501B2 JP S6324501 B2 JPS6324501 B2 JP S6324501B2 JP 56212566 A JP56212566 A JP 56212566A JP 21256681 A JP21256681 A JP 21256681A JP S6324501 B2 JPS6324501 B2 JP S6324501B2
Authority
JP
Japan
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reaction
catalyst
octene
gas
acid
Prior art date
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Expired
Application number
JP56212566A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS58116437A (en
Inventor
Noriaki Yoshimura
Masuhiko Tamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
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Priority to US06/390,984 priority patent/US4510331A/en
Priority to CA000406164A priority patent/CA1162566A/en
Priority to EP82105835A priority patent/EP0069339B1/en
Priority to DE8282105835T priority patent/DE3269361D1/en
Publication of JPS58116437A publication Critical patent/JPS58116437A/en
Publication of JPS6324501B2 publication Critical patent/JPS6324501B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は7―オクテン酸の新規な製造法に関
し、さらに詳しくは2,7―オクタジエン―1―
オールを触媒の存在下に異性化し、生成する7―
オクテン―1―アールを酸化触媒の存在下に液相
において酸素酸化することからなる7―オクテン
酸の製造法に関するものである。 7―オクテン酸は8―アミノカプリル酸の原料
として、またビニル系重合体の改質剤および各種
有機合成の出発原料として有用な化合物である
が、その工業的な製造法は殊んど知られていない
のが現状である。先に本発明者らはブタジエンと
水とをパラジウム錯体触媒の存在下に反応させる
ことによつて2,7―オクタジエン―1―オール
を工業的に有利に製造しうることを見出した(特
開昭56―138129号公報参照)。本発明者らはかか
る背景から2,7―オクタジエン―1―オールを
出発原料とする各種の有用な誘導体の合成法につ
いて鋭意検討を行なつた。その結果、2,7―オ
クタジエン―1―オールを銅系触媒およびクロム
系触媒よりなる群から選ばれる触媒の存在下に異
性化し、生成する7―オクテン―1―アールを酸
化触媒の存在下に液相において酸素酸化すると7
―オクテン酸が高収率で生成することを見出し、
本発明を完成するに至つた。この方法は出発原料
の入手が容易であること、工程が簡潔であること
など、工業的実施に適した利点を備えている。 本発明方法にしたがう2,7―オクタジエン―
1―オールの異性化反応において触媒として使用
する銅系触媒およびクロム系触媒としては、還元
銅、ラネー銅、銅亜鉛酸化物、銅クロム酸化物、
亜鉛クロム酸化物などを例示することができる。
前記の金属酸化物触媒は商業生産されており容易
に入手することができるほか、たとえば触媒工学
講座10元素別触媒便覧90―92頁および365―367頁
(昭和42年2月25日株式会社地人書館発行)に記
載されている方法にしたがつて製造することもで
きる。前記文献にはたとえば銅クロム酸化物の製
造例として粉末又はペースト状酸化銅に三酸化ク
ロムを加えたのちこれに適量の水を加え、数時間
混合擂潰したのち乾燥するなどの方法が記載され
ている。これらの触媒はタングステン、モリブデ
ン、レニウム、ジルコニウム、マンガン、チタ
ン、鉄、バリウムなどから選ばれる他の金属成分
で部分的に変性されていてもよい。また触媒はア
ルミナ、シリカ、ケイソウ土などの担体に担持さ
れているものを使用することもできる。これらの
触媒はそれぞれ単独で用いてもよく、あるいは二
種もしくはそれ以上組合せて用いてもよい。触媒
はその使用に先立ち予め水素処理すると触媒活性
が向上する場合がある。反応を液相で実施する場
合、触媒は金属換算で反応混合液に対して0.1〜
20重量パーセントの割合で用いられる。反応系内
に適量のイオウ化合物、アンチモン化合物、ビス
マス化合物、リン化合物、窒素化合物などを共存
させることによつて触媒を部分的に被毒させた状
態で2,7―オクタジエン―1―オールの異性化
反応を行なうと7―オクテン―1―アールの選択
性が向上する場合がある。前記イオウ化合物とし
てはイオウ、硫酸ナトリウムなどを、アンチモン
化合物としては酸化アンチモンなどを、ビスマス
化合物としては酸化ビスマスなどを、リン化合物
としてはリン酸、トリフエニルホスフインなど
を、窒素化合物としてはピリジン、アニリンなど
をそれぞれ例示することができる。なお異性化お
よび水添触媒として一般に汎用なパラジウム触
媒、ニツケル触媒、コバルト触媒、ロジウム触
媒、白金触媒などを用いて2,7―オクタジエン
―1―オールの異性化反応を実施した場合には、
7―オクテン―1―アールの生成は少なく、7―
オクテン―1―アールとの分離が実質的に不可能
な多数の副生成物が多量に生成するので、これら
汎用の触媒は2,7―オクタジエン―1―オール
の異性化による7―オクテン―1―アールの生成
反応には使用し得ない。 本発明方法にしたがう2,7―オクタジエン―
1―オールの異性化反応は好ましくは窒素ガス、
炭酸ガス、ヘリウムガス、アルゴンガスなどの反
応条件下で不活性なガスの雰囲気下で行なわれる
が、不活性ガスの一部または全部を水素ガスに置
き換えてもよい。ただし、水素ガスの共存下で反
応を行なう場合には、水素ガスの分圧を10気圧以
下に留めた方がよい。水素ガスの分圧が10気圧を
越えると水添反応の割合が増大し、7―オクテン
―1―アールの選択率が低下するので好ましくな
い。反応温度は100〜250℃、とくに130〜220℃の
範囲から選ばれる。反応は撹拌型反応槽、気泡塔
型反応槽あるいは充填塔型反応槽中で液相または
気相において連続方式またはバツチ方式で実施す
ることができる。反応を液相で実施する場合、原
料である2,7―オクタジエン―1―オールまた
は生成物である7―オクテン―1―アールに溶媒
としての機能を兼ねさせることができる。また本
反応は反応条件下において不活性な他の有機溶媒
を用いて行なうこともできる。使用可能な有機溶
媒としては、ヘキサン、オクタン、デカン、流動
パラフインなどの飽和脂肪族炭化水素類、シクロ
ヘキサン、メチルシクロヘキサンなどの飽和脂環
式炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、
ビフエニルなどの芳香族炭化水素類、ジイソプロ
ピルエーテル、ジブチルエーテル、ジオクチルエ
ーテル、ジフエニルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ポ
リエチレングリコールジメチルエーテルなどのエ
ーーテル類、エタノール、ブタノール、オクタノ
ール、エチレングリコール、グリセリン、ポリエ
チレングリコールなどのアルコール類、などを挙
げることができる。 本発明の方法により生成する7―オクテン―1
―アールは反応原料の2,7―オクタジエン―1
―オールより低沸点であるので、7―オクテン―
1―アールを反応系外に留出させながら反応を行
なうこと(反応蒸留方式)は本発明方法の特に望
ましい実施態様の1つであり、これにより副生物
の生成が一層抑制される。このほか成形された異
性化触媒を充填した反応器に2,7―オクタジエ
ン―1―オールを短かい接触時間で連続的に流通
させながら気相または液相において反応を実施す
ることも7―オクテン―1―アールの選択率を高
めるうえで有効である。反応で生成する7―オク
テン―1―アールは反応混合液または留出液から
通常の蒸留操作によつて分離取得することができ
る。 7―オクテン―1―アールはこれを酸化触媒お
よび有機溶媒の存在下に酸素含有ガスと接触させ
ることにより7―オクテン酸に変換される。酸素
含有ガスとしては酸素ガス、空気、任意の割合の
窒素と酸素の混合ガスまたはこれらと炭酸ガスと
の混合ガスが用いられる。反応圧は酸素含有ガス
中に含まれる酸素の量によつて変化するのでこれ
を一義的に定めることはできないが、一般には1
〜15絶対気圧の範囲内から選ばれる。酸化触媒と
しては、コバルト塩、マンガン塩、ニツケル塩、
銅塩、鉄塩などそれ自体アルデヒドの酸化触媒と
して公知の金属塩を用いることができる。反応混
合液中への溶解性、反応装置に対する腐蝕性およ
び入手の容易さを考慮すると金属塩としては脂肪
族モノカルボン酸塩が好ましく、さらに反応速
度、反応の選択性、入手の容易さ、反応混合液中
への溶解性などを考慮すると酸化触媒としては銅
または鉄の脂肪族モノカルボン酸塩がとくに好ま
しい。これらの酸化触媒はそれぞれ単独で用いて
もよく、あるいは二種もしくはそれ以上に組合せ
て用いてもよい。酸化触媒は一般に反応混合液1
あたり0.01〜50ミリモルの割合で用いられる。
本発明にしたがう酸化反応に使用可能な有機溶媒
としては脂肪族モノカルボン酸およびそのエステ
ルをあげることができるが、触媒の溶解性、安定
性などを考慮すると脂肪族モノカルボン酸が好ま
しい。脂肪族モノカルボン酸の具体例としては酢
酸、プロピオン酸、酪酸、ヘキサン酸、ヘプタン
酸、オクタン酸、ノナン酸などを、また脂肪族モ
ノカルボン酸エステルの具体例としては前記脂肪
族モノカルボン酸のメチルエステル、エチルエス
テル、n―プロピルエステル、イソプロピルエス
テル、n―ブチルエステル、イソブチルエステ
ル、n―ペンチルエステルなどをあげることがで
きる。反応温度としては一般に約40〜約120℃の
範囲内の温度が採用されるが、酸化触媒として銅
塩および/または鉄塩を用いる場合の反応温度は
好ましくは60〜80℃である。また酸化触媒として
コバルト塩、マンガン塩またはニツケル塩を用い
る場合の反応温度は好ましくは40〜60℃である。 本発明方法にしたがう7―オクテン―1―アー
ルの酸素酸化反応は酸化触媒を溶解した反応溶媒
中に酸素含有ガスおよび7―オクテン―1―アー
ルを連続的または断続的に供給することによつて
実施される。この場合、反応混合液中の7―オク
テン―1―アールの濃度が0.50モル/以下に保
たれるように7―オクテン―1―アールの供給速
度を調節すると反応熱の蓄積が抑制され、7―オ
クテン―1―アールおよび7―オクテン酸の重合
ならびに脱炭酸等の副反応が防止され、反応の選
択性が一層向上する。また反応混合液中での7―
オクテン酸の濃度を常に約3モル/以下に保つ
ことも生成物である7―オクテン酸の重合を防止
しかつ反応の選択性を向上させるうえで有効であ
る。反応装置としては撹拌型反応槽または気泡塔
型反応槽が好ましく適用される。反応後の反応混
合液から公知の方法により酸化触媒を除去したの
ち蒸留によつて7―オクテン酸を収率よく分離取
得することができる。 以下実施例によつて本発明の方法を具体的に説
明する。 実施例 1 1 7―オクテン―1―アールの製造 撹拌装置、液およびガスフイード口を備えかつ
蒸留装置を接続した内容100mlの三ツ口フラスコ
に2,7―オクタジエン―1―オール(純度:
99.9%以上)30mlおよび粉末状銅クロム酸化物触
媒2.0g(日揮化学社製、N―203)を仕込み、フ
ラスコを205℃に保持された油浴に浸した。激し
く撹拌しながら、窒素ガスを30/hrの速度で流
通させつつ、2,7―オクタジエン―1―オール
を170ml/hrの速度で定量フイードポンプを利用
することによつて連続的に供給した。このような
要領で合計8時間にわたつて2,7―オクタジエ
ン―1―オールの異性化(蒸留)反応を行なつ
た。毎時約170mlの留出液が得られ、反応を通じ
てフラスコ内の液量は約30mlに保たれていた。8
時間の反応により合計1350mlの留出液が取得され
た。ガスクロマトグラフイーによる分析から留出
液中には未反応の2,7―オクタジエン―1―オ
ールが16.9モル%、n―オクチルアルデヒドが
2.7モル%、n―オクタノールとオクテン―1―
オール類が合計で8.9モル%、7―オクテン―1
―アールが70.7モル%含まれていることがわかつ
た。 このようにして得られた留出液1.0Kgを理論段
数40段のガラス製蒸留塔により精製したところ、
58℃/10mmHgの留分として7―オクテン―1―
アールが約700g(純度98%、約2%のn―オク
チルアルデヒドを含む)が得られた。 2 7―オクテン酸の製造 温度計、撹拌器、還流冷却器、原料フイード口
および酸素ガス導入口を備えた内容積100mlの四
つ口フラスコにプロピオン酸30ml、酢酸第1鉄32
mg(反応混合液1あたり3.0ミリモル)を添加
し、内容物を撹拌しながら加温して酢酸第1鉄を
完全に溶解させた。原料フイード口に連結された
ミクロフイーダーにはあらかじめ窒素ガスで置換
された4モル/の7―オクテン―1―アールの
プロピオン酸溶液50mlを装填した。反応器内の温
度が65℃一定となつたところで、内容物を
800rpmの回転速度で撹拌し、かつ酸素ガスを10
/hrの流速で導入しながら、原料フイード口よ
り10ml/時間のフイード速度で7―オクテン―1
―アールのプロピオン酸溶液を3時間にわたつて
連続的に添加し酸化反応を行なつた。7―オクテ
ン―1―アール添加終了後、さらに同温度で2時
間撹拌を継続した。反応期間中は内温を65℃一定
に保持した。酸化反応終了時(反応開始5時間
後)における7―オクテン―1―アールの転化率
は88%であり、7―オクテン酸への選択率(転化
7―オクテン―1―アール基準)は85%であつ
た。反応生成物のガスクロマトグラフイーによる
分析からヘプテン、ギ酸などの副生が少量ながら
認められた。また反応開始より1時間毎のオフガ
ス分析より炭酸ガスの発生率(転化7―オクテン
―1―アール基準)は3.5モル%であることがわ
かつた。上記で得られた反応混合液を60mlの1規
定塩酸水溶液で洗浄したのち、有機層を減圧下に
蒸留したところ98〜99℃/2mmHgの留分として
7―オクテン酸が10g得られた。 上記1)と同様の反応を、銅クロム酸化物の代
りに種々の触媒を用いて1時間にわたつて行なつ
た。留出液中に含まれる7―オクテン―1―アー
ルの選択率を表1に示す。
The present invention relates to a new method for producing 7-octenoic acid, and more specifically to 2,7-octadiene-1-
isomerizes ol in the presence of a catalyst to produce 7-
The present invention relates to a method for producing 7-octenoic acid, which comprises oxidizing octene-1-al with oxygen in the presence of an oxidation catalyst in a liquid phase. 7-Octenoic acid is a compound useful as a raw material for 8-aminocaprylic acid, as a modifier for vinyl polymers, and as a starting material for various organic syntheses, but its industrial production method is particularly unknown. The current situation is that this is not the case. Previously, the present inventors discovered that 2,7-octadien-1-ol can be industrially advantageously produced by reacting butadiene and water in the presence of a palladium complex catalyst (Unexamined Japanese Patent Publication No. (Refer to Publication No. 138129, 1983). Against this background, the present inventors have conducted intensive studies on methods for synthesizing various useful derivatives using 2,7-octadien-1-ol as a starting material. As a result, 2,7-octadien-1-ol is isomerized in the presence of a catalyst selected from the group consisting of a copper-based catalyst and a chromium-based catalyst, and the generated 7-octene-1-al is isomerized in the presence of an oxidation catalyst. When oxygen oxidizes in the liquid phase, 7
-Discovered that octenoic acid was produced in high yield,
The present invention has now been completed. This method has advantages that are suitable for industrial implementation, such as easy availability of starting materials and simple steps. 2,7-octadiene according to the method of the present invention
Copper-based catalysts and chromium-based catalysts used as catalysts in the isomerization reaction of 1-ol include reduced copper, Raney copper, copper zinc oxide, copper chromium oxide,
Examples include zinc chromium oxide.
The metal oxide catalysts mentioned above are commercially produced and can be easily obtained. It can also be manufactured according to the method described in the publication (published by Jinshokan). The above literature describes, for example, a method for producing copper chromium oxide, in which chromium trioxide is added to powdered or paste copper oxide, an appropriate amount of water is added thereto, the mixture is mixed and crushed for several hours, and then dried. ing. These catalysts may be partially modified with other metal components selected from tungsten, molybdenum, rhenium, zirconium, manganese, titanium, iron, barium, and the like. Further, a catalyst supported on a carrier such as alumina, silica, diatomaceous earth, etc. can also be used. These catalysts may be used alone or in combination of two or more. Catalyst activity may be improved if the catalyst is previously treated with hydrogen prior to use. When the reaction is carried out in the liquid phase, the catalyst has a concentration of 0.1 to 0.1 to the reaction mixture in terms of metal.
It is used in a proportion of 20% by weight. The isomerization of 2,7-octadien-1-ol is performed while the catalyst is partially poisoned by coexisting appropriate amounts of sulfur compounds, antimony compounds, bismuth compounds, phosphorus compounds, nitrogen compounds, etc. in the reaction system. The selectivity of 7-octene-1-al may be improved by carrying out the reaction. The sulfur compounds include sulfur and sodium sulfate, the antimony compounds include antimony oxide, the bismuth compounds include bismuth oxide, the phosphorus compounds include phosphoric acid and triphenylphosphine, and the nitrogen compounds include pyridine, Examples include aniline and the like. In addition, when the isomerization reaction of 2,7-octadien-1-ol is carried out using a general-purpose palladium catalyst, nickel catalyst, cobalt catalyst, rhodium catalyst, platinum catalyst, etc. as an isomerization and hydrogenation catalyst,
The production of 7-octene-1-R is small, and 7-
Since many by-products are produced in large quantities that are virtually impossible to separate from octene-1-al, these general-purpose catalysts are -Cannot be used in reaction to produce R. 2,7-octadiene according to the method of the present invention
The isomerization reaction of 1-ol is preferably performed using nitrogen gas,
The reaction is carried out in an atmosphere of an inert gas under reaction conditions such as carbon dioxide gas, helium gas, argon gas, etc., but part or all of the inert gas may be replaced with hydrogen gas. However, when the reaction is carried out in the presence of hydrogen gas, it is better to keep the partial pressure of hydrogen gas at 10 atmospheres or less. If the partial pressure of hydrogen gas exceeds 10 atmospheres, the rate of hydrogenation reaction will increase and the selectivity of 7-octen-1-al will decrease, which is not preferable. The reaction temperature is selected from the range of 100 to 250°C, particularly 130 to 220°C. The reaction can be carried out in a stirred reactor, a bubble column reactor or a packed column reactor in the liquid or gas phase in continuous or batch mode. When the reaction is carried out in a liquid phase, the raw material 2,7-octadien-1-ol or the product 7-octen-1-al can also function as a solvent. This reaction can also be carried out using other organic solvents that are inert under the reaction conditions. Usable organic solvents include saturated aliphatic hydrocarbons such as hexane, octane, decane, and liquid paraffin, saturated alicyclic hydrocarbons such as cyclohexane and methylcyclohexane, benzene, toluene, xylene,
Aromatic hydrocarbons such as biphenyl, ethers such as diisopropyl ether, dibutyl ether, dioctyl ether, diphenyl ether, tetrahydrofuran, diethylene glycol diethyl ether, polyethylene glycol dimethyl ether, ethanol, butanol, octanol, ethylene glycol, glycerin, polyethylene glycol, etc. alcohols, etc. 7-octene-1 produced by the method of the present invention
-R is the reaction raw material 2,7-octadiene-1
-Since it has a lower boiling point than 7-octene-
Conducting the reaction while distilling 1-R out of the reaction system (reactive distillation method) is one of the particularly desirable embodiments of the method of the present invention, and this further suppresses the production of by-products. In addition, it is also possible to carry out the reaction in the gas phase or liquid phase while continuously flowing 2,7-octadien-1-ol in a reactor filled with a shaped isomerization catalyst for a short contact time. -1- This is effective in increasing the selection rate of R. 7-octene-1-al produced in the reaction can be separated and obtained from the reaction mixture or distillate by a conventional distillation operation. 7-octen-1-al is converted to 7-octenoic acid by contacting it with an oxygen-containing gas in the presence of an oxidation catalyst and an organic solvent. As the oxygen-containing gas, oxygen gas, air, a mixed gas of nitrogen and oxygen in an arbitrary ratio, or a mixed gas of these and carbon dioxide gas is used. The reaction pressure varies depending on the amount of oxygen contained in the oxygen-containing gas, so it cannot be determined unambiguously, but generally it is 1.
Selected from within the range of ~15 absolute atmospheres. As an oxidation catalyst, cobalt salt, manganese salt, nickel salt,
Metal salts known per se as aldehyde oxidation catalysts, such as copper salts and iron salts, can be used. Aliphatic monocarboxylic acid salts are preferable as metal salts in consideration of solubility in the reaction mixture, corrosiveness to the reaction equipment, and ease of availability. In consideration of solubility in the mixed liquid, copper or iron aliphatic monocarboxylate is particularly preferred as the oxidation catalyst. These oxidation catalysts may be used alone or in combination of two or more. The oxidation catalyst is generally a reaction mixture 1
It is used at a ratio of 0.01 to 50 mmol per.
Examples of organic solvents that can be used in the oxidation reaction according to the present invention include aliphatic monocarboxylic acids and esters thereof, but aliphatic monocarboxylic acids are preferred in consideration of catalyst solubility and stability. Specific examples of aliphatic monocarboxylic acids include acetic acid, propionic acid, butyric acid, hexanoic acid, heptanoic acid, octanoic acid, nonanoic acid, etc., and specific examples of aliphatic monocarboxylic acid esters include the above-mentioned aliphatic monocarboxylic acids. Examples include methyl ester, ethyl ester, n-propyl ester, isopropyl ester, n-butyl ester, isobutyl ester, and n-pentyl ester. The reaction temperature is generally in the range of about 40 to about 120°C, but preferably 60 to 80°C when a copper salt and/or iron salt is used as the oxidation catalyst. Further, when a cobalt salt, manganese salt or nickel salt is used as an oxidation catalyst, the reaction temperature is preferably 40 to 60°C. The oxygen oxidation reaction of 7-octen-1-al according to the method of the present invention is carried out by continuously or intermittently supplying an oxygen-containing gas and 7-octen-1-al to a reaction solvent in which an oxidation catalyst is dissolved. Implemented. In this case, by adjusting the supply rate of 7-octen-1-R so that the concentration of 7-octen-1-R in the reaction mixture is maintained at 0.50 mol/or less, the accumulation of reaction heat is suppressed, and the -Octene-1-al and 7-octenoic acid polymerization and side reactions such as decarboxylation are prevented, and the selectivity of the reaction is further improved. In addition, 7- in the reaction mixture
It is also effective to always maintain the concentration of octenoic acid at about 3 mol/less or less in order to prevent polymerization of the product 7-octenoic acid and to improve the selectivity of the reaction. As the reaction apparatus, a stirred reaction tank or a bubble column type reaction tank is preferably used. After the oxidation catalyst is removed from the reaction mixture by a known method, 7-octenoic acid can be separated and obtained in good yield by distillation. The method of the present invention will be specifically explained below using Examples. Example 1 1 Production of 7-octene-1-al 2,7-octadien-1-ol (purity:
99.9% or more) and 2.0 g of powdered copper chromium oxide catalyst (manufactured by JGC Chemical Co., Ltd., N-203) were charged, and the flask was immersed in an oil bath maintained at 205°C. With vigorous stirring, 2,7-octadien-1-ol was continuously fed at a rate of 170 ml/hr using a metering feed pump while nitrogen gas was passed at a rate of 30/hr. The isomerization (distillation) reaction of 2,7-octadien-1-ol was carried out in this manner for a total of 8 hours. Approximately 170 ml of distillate was obtained per hour, and the liquid volume in the flask was maintained at approximately 30 ml throughout the reaction. 8
A total of 1350 ml of distillate was obtained by the reaction for hours. Analysis by gas chromatography revealed that the distillate contained 16.9 mol% of unreacted 2,7-octadien-1-ol and n-octylaldehyde.
2.7 mol%, n-octanol and octene-1-
Total of ols: 8.9 mol%, 7-octene-1
- It was found that 70.7 mol% of R was contained. When 1.0 kg of the distillate thus obtained was purified using a glass distillation column with 40 theoretical plates,
7-octene-1- as a fraction at 58℃/10mmHg
Approximately 700 g of R (purity 98%, containing approximately 2% n-octylaldehyde) was obtained. 2 Production of 7-octenoic acid 30 ml of propionic acid, ferrous acetate 32 in a 100 ml four-necked flask equipped with a thermometer, stirrer, reflux condenser, raw material feed port, and oxygen gas inlet.
mg (3.0 mmol per reaction mixture) and the contents were warmed with stirring to completely dissolve the ferrous acetate. A microfeeder connected to the raw material feed port was charged with 50 ml of a 4 mol/7-octen-1-al propionic acid solution that had been purged with nitrogen gas. When the temperature inside the reactor became constant at 65℃, the contents were poured out.
Stir at a rotational speed of 800 rpm, and add oxygen gas to 10
/hr while introducing 7-octene-1 at a feed rate of 10ml/hr from the raw material feed port.
-R's propionic acid solution was continuously added over 3 hours to carry out an oxidation reaction. After the addition of 7-octene-1-R was completed, stirring was continued for an additional 2 hours at the same temperature. The internal temperature was kept constant at 65°C during the reaction period. At the end of the oxidation reaction (5 hours after the start of the reaction), the conversion rate of 7-octene-1-al was 88%, and the selectivity to 7-octenoic acid (based on conversion 7-octene-1-al) was 85%. It was hot. Analysis of the reaction product by gas chromatography revealed small amounts of by-products such as heptene and formic acid. Further, off-gas analysis conducted every hour from the start of the reaction revealed that the carbon dioxide generation rate (based on converted 7-octene-1-R) was 3.5 mol%. After washing the reaction mixture obtained above with 60 ml of 1N aqueous hydrochloric acid, the organic layer was distilled under reduced pressure to obtain 10 g of 7-octenoic acid as a fraction at 98-99°C/2 mmHg. Reactions similar to those in 1) above were carried out for 1 hour using various catalysts instead of copper chromium oxide. Table 1 shows the selectivity of 7-octene-1-al contained in the distillate.

【表】 実施例2〜実施例7 実施例1の1)で得られた7―オクテン―1―
アールを用い、これを実施例1の2)と同様の方
法で触媒の種類と量、溶媒の種類、フイード用7
―オクテン―1―アールの濃度、含酸素ガス、反
応温度、反応時間を表2に示す如く種々変化させ
て、酸化した。結果を表2にまとめて示す。
[Table] Examples 2 to 7 7-octene-1- obtained in 1) of Example 1
The type and amount of the catalyst, the type of solvent, and the amount for the feed were determined in the same manner as in 2) of Example 1.
Oxidation was carried out by varying the concentration of -octene-1-R, oxygen-containing gas, reaction temperature, and reaction time as shown in Table 2. The results are summarized in Table 2.

【表】【table】

Claims (1)

【特許請求の範囲】[Claims] 1 2,7―オクタジエン―1―オールを銅系触
媒およびクロム系触媒よりなる群から選ばれる触
媒の存在下に異性化し、生成する7―オクテン―
1―アールを酸化触媒の存在下に液相において酸
素酸化することを特徴とする7―オクテン酸の製
造法。
1 7-octene- produced by isomerizing 2,7-octadien-1-ol in the presence of a catalyst selected from the group consisting of a copper-based catalyst and a chromium-based catalyst.
A method for producing 7-octenoic acid, which comprises oxidizing 1-R with oxygen in a liquid phase in the presence of an oxidation catalyst.
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0228385U (en) * 1988-08-11 1990-02-23
JPH02119601U (en) * 1989-03-13 1990-09-26

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