JPS63244564A

JPS63244564A - ガス拡散電極

Info

Publication number: JPS63244564A
Application number: JP62077088A
Authority: JP
Inventors: Katsuo Deguchi; 勝男出口
Original assignee: Pentel Co Ltd
Current assignee: Pentel Co Ltd
Priority date: 1987-03-30
Filing date: 1987-03-30
Publication date: 1988-10-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ガスを活物質とする空気電池、燃水素極に関
する。

（従来の技術）上述せる電極は、一般に、ｉｔ解液の不必要な浸透によ
って電極の電池反応が阻害されるのを防止するため、撥
水処理が施されている。この撥水処理は電極の表面にの
みなされることもあ機溶媒中に溶解又は分散させて、浸
漬などの適［、宜手段により触媒表面に付与せしめた後
、溶媒二゛を除去することでなされている。また、電極
を構成する触媒をバインダー中に分散含有させたもので
は、バインダーそのものとしてフッ素系樹脂等の撥水性
を有するものを使用したものもある。

（発明が解決しようとする問題点）液状とした撥水材を使用する場合であっても。

バインダーとして撥水性を有するものを使用する場合で
あっても、撥水処理後の触媒の表面には撥水物質による
膜状付着部が存在することになる。そして、この膜状付
着部が触媒の機能を失活させてしまう。なぜなら、この
部分の触媒は、ガスに触れないため、電池反応に関与し
なくなる。このような部分が多くなればなるほど得られ
る電流は小さくなってしまう。

（問題点を解決するための手段）本発明は、ガスを活物質とする電池の電極であって、触
媒表面を撥水処理したものにおいて。

撥水材として樹脂粉末を使用したことを特徴とするガス
拡散電極を要旨とするものである。

以下詳述する。

撥水材である樹脂粉末としては、撥水性を有する樹脂を
適宜選択して使用すればよい。例えば、フッ素系樹脂、
シリコーン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル系樹脂等の樹脂が挙げられる。この粉末の粒径は適宜
ではあるが、後述せる触媒の粒径との関係において、一
方の粒径は他方の粒径の２倍以上あった方がよい。

また、電極の一成分である触媒としては９例えば、ニッ
ケル、白金、パラジウム等の金属類やヤシ殻活性炭等の
活性炭が挙げられ、１！極に応じて適宜選択して使用す
ればよい。例えば。

酸素を活物質とする電池の電極では、活性炭が好適に使
用できる。この触媒の粒径としては表面積を大きくシ、
触媒活性を高める上で粒径は小さい方がよく１粒径１０
μｍ以下のものが好ましい。

また、電極としては、触媒以外にカーポンプ、質の粒径
としては触媒粒径よりも小さいものを・使用するのがよ
い。

尚、上述した樹脂粉末、触媒、必要に応じてして用いて
もよいものである。また、粉末の状態は繊維状のもので
あってもよい。

本発明の電極を得るにあたっては、上記材料をトライブ
レンドし、得られたものを例えば。

後述せる空気電池の場合のように撥水膜上に適当な厚さ
に必要に応じて加圧して積層などすればよい。ちなみに
、トライブレンドするにあたっては、自動乳鉢、ボール
ミル、シェドミル＃Ｎ等を用いたり、また、ハイブリダイサー（奈良、ジ機械
製作所■製〕と称される衝撃粉砕機など敏″・。

好適に利用できるものの一つである。

（作用ン撥水材と触媒は、小さな部分で付着し、従って触媒の表
面はその多くが電池反応に関与する。

また、撥水材としての樹脂粉末は、触媒へ活物質である
ガスが拡散する空間を確保する。

（実施例〕以下、単に「部」とあるのは「重量部」を示すものであ
る。

実施例１ヤシ殻活性炭（平均粒径５μｍ）　　　４５部アセチレ
ンブラック〔平均粒径ｃＬ５μｍ〕　　　　４５部ポリ
四弗化エチレン樹脂粉末（平均粒径３０μｍン　　　　　　　　１０部上記成分を自
動乳鉢にて２時間トライブレンドし得られたものを電極
の材料とし１図−１に示すような几−４４タイプの空気
電池を下記のように作製した。

底面が平坦な正極ケース１の底面に空気流入孔２を設け
、正極ケース１の底部にアルカリセルロースよりなる空
気拡散紙３を配置する。空気拡散紙６の上部には、該空
気拡散紙５よシも外径の大きい多孔性のフッ素樹脂膜よ
りなる撥水膜４を配置する。該撥水膜４上には得られた
ものを（Ｌ　２　ｍ１〜０．５ｍの厚さになるように積
層し電極５とする。該電極５上忙は多孔性のフルし耐ア
ルカリ性樹脂からなるガスケット９を介し、正極ケース
１の開口部を折曲し封口した。

尚、この空気電池は作製機空気流入孔２にシール１０を
した。

実施例２実施例１において、ポリ四弗化エチレン樹脂粉末をポリ
スチレン樹脂粉末（平均粒径１０μｍ）にかえた以外、
実施例１と同様にした。

実施例３実施例１において、ポリ四弗化エチレン樹脂粉末をポリ
スチレン樹脂粉末（平均粒径３０μｍ）にかえた以外、
実施例１と同様にした。

実施例４実施例１において、ポリ四弗化エチレン樹脂粉末をポリ
メチルメタクリル樹脂粉末（平均粒径０．３μｍ）にか
えた以外、実施例１と同様にした。

比較例１実施例１において、ポリ四弗化エチレン樹脂を加えない
以外、実施例１と同様にした。

比較例２バインダーとしてポリ四弗化エチレン樹脂（平均粒径５
０μｍ）１０部、ヤシ殻活性炭（平均粒径５μｍ）４５
部とアセチレンブラック（平均粒径０．５μｍ）４５部
を混合した後。

ホットプレスレシート状の電極とし２図−１のような空
気電池を作製した。

各側により得られた空気電池を、湿度６０％。

温度６０°Ｃで１ケ月放置した後シールをはがし短絡電
流を測定した結果を表−１に示した。

表−１（発明の効果）７１、十分な撥水効果を示すことはもちろん、触媒の、
′ 取り出すことができる。尚、実施例では空気極の例を挙
げたが１本発明は他の電極にも適用できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す縦断面図である。５・・・電極

Claims

【特許請求の範囲】

ガスを活物質とする電池の電極であって、触媒表面を撥
水処理したものにおいて、撥水材として樹脂粉末を使用
したことを特徴とするガス拡散電極。