JPS63243532A - クラツチ制御装置 - Google Patents

クラツチ制御装置

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JPS63243532A
JPS63243532A JP62070247A JP7024787A JPS63243532A JP S63243532 A JPS63243532 A JP S63243532A JP 62070247 A JP62070247 A JP 62070247A JP 7024787 A JP7024787 A JP 7024787A JP S63243532 A JPS63243532 A JP S63243532A
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JP
Japan
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hydraulic
pressure
displacement chamber
clutch
valve
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JP62070247A
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Kazunari Imazato
和成 今里
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MITSUWA SEIKI CO Ltd
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MITSUWA SEIKI CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、クラッチ制御装置に関する。
[従来の技術] 本願出M前において、特願昭60−4002号の技術が
存在する。
この特願昭60−4002号は、単一の油圧源を利用し
てクラッチと肉車変速機における変速比切り換えの制御
を行っており、そのクラッチ制御と変速比の制御は、そ
の単一の油圧源からクラッチ制御へ、あるいは変速比制
御へ圧油を振り分けるための切換弁を設け、歯車変速機
における歯車の切り換え時には、クラッチ操作用の切換
弁とは別に、その振り分は用の切換弁の操作によって、
クラッチへの油圧をオン・オフ的にリザーバに開放して
、クラッチを瞬時に切り離すようにしている。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、この特願昭60−4002号におけるヒ記振り
分けのための切換弁は、4ボート構成の切換弁であるた
め、構成および配管が複雑になる欠点を有し、且つその
クラッチへの圧油の流れと、山・II変速機における南
車切り換え用の油圧アクチュエータへの流れとを選択的
に、その全油rA:を切り換える構成としているため。
その振り分は用の油圧切換弁が大きくなる欠点を有して
いた。
本発明の目的は、上記のような複雑さと切換弁の大きく
なる問題を解消したクラッチ制御装置を提供することに
ある。
[問題点を解決するための特徴コ 油圧切換弁機構は、パイロット弁の油圧4g号切り換え
によって、一の油圧源と他方の押しのけ室との連通を選
択的に閉じ、且つ同時に該他方の押しのけ室の油圧をオ
ン・オフ的に減圧し、その減圧は、一方の押しのけ室に
おける油圧と同等あるいはそれ以下の値に減圧させる構
成とさせている。
したがって、歯車変速機のシフトアップあるいはシフト
ダウンにおける変速開始時には、その小さなパイロット
弁によって油圧信号を切り換えるだけで、クラッチ操作
用の油圧切換弁機構をオン・オフ的に操作し、その結果
、他方の押しのけ室における油圧を瞬時に(オン舎オフ
的に)減圧し、そのことによって、クラッチが瞬時に切
り離されることを可能とするものである。
なお、この場合、歯車変速機における変速開始時におい
て、クラッチを瞬時に切り離さないと、クラッチがその
切り離し時において不必要にトルクを伝達しながら滑る
こととなり、その切り換えに不必要な時間を必要とする
ばかりか、クラッチの摩耗を促進することにもなる。
したがって、そのクラッチ切り離しを瞬時に行なってい
るのである。
C実施例] 以下、実施例に基づいて本発明を説明する。
第1図は、本発明における一実施例としてのクラッチ制
御装置をシステム図によて示したものである。
第1図において、エンジン出力軸iaと歯車変速機12
の入力+bibとの間にはクラッチ1が介設し、油圧ア
クチュエータ2は押しのけ室2aにおける作動油圧と押
しのけ室2bにおける作動油圧との圧力差によって作動
し、押しのけ室2bにおける作動油圧に対して押しのけ
室2aの作動油圧が高いとき、油圧アクチュエータ2は
クラッチ1を係合状態として、エンジン出力軸1aから
のトルクをクラッチ1、入力軸lb、歯車変速機12お
よび出力軸12aを介して図示していない自動車の駆動
輪に伝達可能とし、押しのけ室2bにおける作動油圧に
対して押しのけ室2aの作動油圧が低いとき、油圧アク
チュエータ2は押しのけ室2b側の作動油圧によってク
ラッチlの係合を切り離すようになっている。
また、油圧アクチュエータ2におけるスプリング2dは
、り’F−/チ1を切り離す方向にピストン2Cに附勢
力を与えており、且つスプリング2dの自由長となる状
態は、ピストン2Cがその右端へ全行程移行する行程に
対して、ビストン2Cが僅かに右方へ移行した位置にお
いてその自由長となる構成となっている。したがって、
スプリング2dの附勢力は、ピストン2Cがその僅か右
方へ移行した後は、スプリング2dのピストン2cに対
する附勢力が零となる関係になっている。
油圧ポンプ5からの吐出管路5aは、その出力油圧を圧
力調整器4によって制御されるーの油圧源となっており
、その管路5aは、背圧弁8、油圧切換弁3および10
から管路3aを介して押しのけ室2aに接続し、押しの
け室2bへは管路7aが連通し、管路7aは背圧弁7を
介してリザーバ5dに接続しているため、管路7aにお
ける作動油圧は背圧弁7における設定圧によって一定の
圧力となっており、管路7aに連通している絞り流路7
bは、クラッチ1へ管路7aの作動油を噴霧するための
装置であり、押しのけ室2bと押しのけ室2aの間には
絞り流路2eを介して連通し、管路5aは枝管路5bを
介して、歯車変速[12に内股している尚i1j Lt
 9Jり換え川の油圧アクチュエータを操作する変速用
切換弁に接続している。
管路5aと管路7aとの間には圧力調整器4を介設し、
圧力調整器4は、リリーフ弁におけるベント回路の設定
圧を電磁弁によって制御することによって管路5aの作
動油圧を調整する構成となっており、且つその電磁弁の
制御は配線4aに送る電流値によって制御され、圧力調
整器4からリリーフした作動圧油は管路7aへ供給され
、管路5aにおける作動油圧pと配線4aにおける電流
iとの関係は、第2図における特性p5aの関係に設定
しである。
なお、第2図におけるp7aは管路7aの作動油圧を示
している。
油圧切換弁3は、管路7aに連通したパイロット管路3
bの油圧と、パイロット管路3cの油圧によって作動す
る構成をなし、その作動は、パイロット弁9の操作によ
って管路5aとパイロット管路3cが連通し、且つ管路
5aの作動油圧p5aが第2図のd点以上の状態にある
とき、そのd点以上となっているパイロット管路3Cの
油圧が、油圧切換弁3を切換位置3Aに設定し、パイロ
ット管路3Cの油圧がd点以下の油圧となったときは、
パイロット管路3bの油圧と内設しているスプリング附
勢力が油圧切換弁3を切換位置3Bに設定する関係とな
っている。
油圧切換弁IOは、パイロット管路10aに油圧が立ち
上がっているとき、その油圧によって切換位置をIOA
に設定し、パイロット管路10aの油圧が消滅している
とき、その消滅と管路3aにおける油圧によって、その
切換位置をIOBに設定する構成となっており、管路7
aと管路3aの間に介設させているパイロットチェック
弁方式の油圧切換弁11は、パイロット管路11aに油
圧が立ち上がっているとき、その油圧によって、管路3
aと管路7aとの連通を強制的に閉じ、パイロット管路
11aの油圧が消滅しているとき、その消滅によって、
管路3aの側から管路7aの側へ圧油が流れ得る構成と
なっている。
なお、切換弁6は、管路5aと管路7aを選択的に連通
させる弁である。
以上の本発明における実施例の構成において、以下その
作用を説明する。
歯車変速機12において歯車の切り換えをして変速比を
変更する場合を除いて、図示していない計算器は、パイ
ロット弁9におけるフレ/イド9bへの電流を切り、そ
の切換位置を9Bに設定している。
このパイロット弁9が切換位置9Bに設定している状態
における管路5a、3aおよび7aは、圧力調整器4の
制御によって第2図に示す特性となるようになっている
すなわち、上述のように配線4aにおける電流iと管路
5aにおける作動油圧p5aとの関係は、第2図におけ
る関係に設定されており、且つ管路5aから圧力調整器
4を介して管路7aにリリーフした圧油は背圧弁7によ
って一定油圧に設定しているから、配線4aの電流iに
対して、管路7aの作動油圧p7aは一定油圧となって
いる。
このような第2図の特性において、電流iを最大に設定
しておき、その最大値から電流iを下げてゆく過程にお
いて、i>ieの範囲においては、作動油圧p5aの値
が、第2図におけるd点の値(p5a=pd)より低い
値となっている。したがって、この状態においては、パ
イロット管路3Cにおける油圧がpct以下となって、
油圧切換弁3は切換位置3Bに設定している。
また、この場合において、パイロ−、ト弁9が切換位置
9Bに設定しているから、油圧切換弁10は切換位置1
0Bに設定し、油圧切換弁llは閉じており、その結果
、このi>i eの範囲において管路3aの作動油圧は
、油圧切換弁10および3を介してリザーバ5dに開放
されて、その値が零となっている。
これに対して、i < i eの範囲に入ると、管路5
aおよびパイロット管路3Cの油圧がpct以上となる
結果、油圧切換弁3は切換位置3Aに設定され、管路5
aにおける圧油が背圧弁8、油圧すJ換弁3および10
を介して管路3aに圧送されうる態勢となる。
また、この油圧切換弁3が切換位置3Aに設定されてい
る場合において、もし管路5aにおける油圧p5aが管
路7aにおける油圧p7aと背圧弁における背圧設定値
ctpとの和(p7a+dp)の油圧より低い場合は、
管路7aからの油圧が絞り流路2e、管路3a、油圧切
換弁lOおよび3を介して背圧弁8に伝達し、その伝達
した油圧と背圧弁におけるスプリング附勢力が背圧弁を
閉じていることになる。
しかし、第1図の場合における背圧弁の背圧設定の値は
、管路5aにおける油圧(p5a)がp5a>pdとな
っている状態において、背圧弁8が開弁する関係に設定
させであるから、電流1=ieにおいて、管路5aにお
ける圧油が背圧弁8、油圧切換弁3およびlOから管路
3aを介して押しのけ室2aに流入してピストン2Cを
左方へ押圧しうる態勢となり、且つ管路3aに流入した
圧油が、絞り流路2eおよび7bを介して、大気圧中の
クラッチ1のクラッチ板へ噴出してゆく態勢となる。な
お、この場合において、押しのけ室2bには、スプリン
グ2dを内設させているから、電流値iが1=ieに至
ったことによって、管路3aにおける油圧が、第2図に
示すように、管路7aにおける油圧p7aよりも僅かに
高いe点の値となっても、そのスプリング附勢力によっ
て未だクラッチ1が係合する状態には至っていない。
また、上記のように油圧切換弁3が切換位置3Aに設定
したことによって管路5aから管路3aへ圧油が流入し
てゆく場合は、その圧油が背圧弁8を介して流入してゆ
くことになるから、その流入においては背圧弁8におい
て圧力損失dpを生じ、その圧力損失dpによって管路
3aの作動圧力p3aは第2図に示すような特性となる
なお第2図の仮想のa点は、仮に油圧切換弁3の切換位
置を3Aに設定させたままとして、そのままi>i c
の側から電流値を下げてゆさ1=icに達したとき、管
路5aにおける油圧が背圧弁8を開弁させる関係となる
ことを示している。しかし、実際には、上述のように1
=iCにおいて、油圧切換弁3が切換位置3Bに設定し
ているから、管路5aにおける圧油が管路3a側に流入
してゆくことはなく、電流値iがi < i eにおい
て、管路5aにおける圧油が管路3aの側へ流入してゆ
くことになる。
このようなことから、油圧アクチュエータ2は、 a:電流iがi>ieなる状態において、押しのけ室2
aにおける作動圧力p3aのイ直が押しのけ室2bにお
ける作動油圧p7aの値より低くなって、ピストン2C
が右方へ押圧され、クラッチ1が切り離された状態にな
り、b:電流iがi < i eなる状態において、押
しのけ室2aにおける作動圧力p3aの値が、押しのけ
室2bにおける作動油圧p7aの値より高くなって、ピ
ストン2cが左方へ押圧されうる態勢となり、そのこと
によってクラッチ1が係合される方向の態勢となる、 上記関係になっている。
なお、第2図において、領域すはアクチュエータ2がク
ラッチlを係合させてゆく範囲を示し、領域Cはアクチ
ュエータ2がクラッチ1における保合を切り離している
範囲を示しているこのような圧力調整器4による油圧ア
クチュエータ2のクラッチ操作特性を使用して、自動車
の第1速あるいは後退設定時からの発進作用と、その第
1速あるいは後退設定時からの発進作用および第2速か
ら第1速へのシフトダウン作用を除いた変速作用の両者
を、以下に区別して説明する。
発進作用:自動車の第1速設定時あるいは後退設定時か
らの発進作用は下記のようになる。
図示していない計算器は、自動車の停止していることを
検出して、ソレノイド9bへの電流を切り、油圧切換弁
10を切換位置10Bに設定し、且つ油圧切換弁11を
閉じ、この状態において、配線4aにおける電流iを、
i>ieとして押しのけ室2aにおける作動圧力p3a
を押しのけ室2bにおける作動油圧p7aより下げてお
き、そのことによってクラッチ1が切り跡される。
なお、この状態において油圧切換弁3は切換位置3Bに
設定しているから、管路5aから背圧弁8を介して油圧
切換弁3への圧油の流れは停止されている。
この状態において、計算器は枝管路5bからの圧油によ
って、歯車変速機12における歯車比を切り換え、その
切り換えによって変速比を第1速あるいは後退の変速比
に設定する。
この歯車変速機12における変速比設定が完了すると、
計算器は、図示していないアクセルペダルの踏み込みに
したがって、配線4aにおける電流Iを下げてゆき、そ
のことによって、i<isの状態になってゆくと押しの
け室2bにおける作動油圧p7aに対して、押しのけ室
2aにおける作動圧力p3aが高くなって、クラッチ1
が係合してゆき、自動車は発進してゆく。
また、第2速から第1速へのシフトダウン作用において
も、上記の発進作用と同様に、歯車変速機12における
変速比を第2速から第1速への歯車比切り換えを行う直
前に、電流iをi>ieとしてピストン2cを最右端ま
で操作してクラッチlを切り離し、その歯車比切り換え
の後、上記と同様にクラッチ1を再保合している。
第1速および後退以外への変速操作: 電流iをi=Oに設定してクラッチ1が完全に係合して
いるとき、エンジンからの動力は、エンジン出力軸1a
、クラッチl、入力軸1b、歯車変速機12および出力
軸12aを介して駆動輪に伝達している。
この状態において、計算器が自動車の走行状態によって
、歯車変速機12を第1速以外の変速比に切り換えよう
とするときは、下記の作用となる。
計算器は、ソレノイド9bへ電流を発信してパイロット
弁9を切換位置9Aに設定し、パイロット管路10aに
管路5aの油圧を加え、且つパイロット管路11aの油
圧をリザーバ5dに開放し、その結果、油圧切換弁10
は切換位置10Aに設定し、油圧切換弁11は通常のチ
ェック弁の状態となる。
この場合、油圧切換弁10が切換位置10Aに設定する
直前までは、管路3aにおける作動圧力p3aが管路7
aにおける作動油圧p7aよりも高い油圧力になってい
たから、油圧切換弁lOが切換位1tl OAに設定し
、油圧切換弁11が通常のチェック弁の状態になったこ
とより、その−瞬、管路3a側から油圧切換弁11を介
して管路7a側に圧油が流入する。
しかし、このとき、管路5aから油圧切換弁3および1
0を介して管路3aへの圧油流人が閉ざされたため、管
路3aにおける油圧は、絞り流路2eを介して管路7a
の側の油圧と等しくなり、且つ押しのけ室2aと押しの
け室2bの圧力が等しくなる。
したがって、この押しのけ室2aと押しのけ室2bの圧
力が等しくなったことによって、スプリング2dはピス
トン2cを右方へ移行させる。しかし、この場合におい
て、スプリング2dはE記のように、ピストン2cがそ
の左端から右方へ僅かに移行した位置においてその自由
長となるから、ピストン2cはその自由長となった位置
において、その右方への移行を停止し、且つピストン2
cは油圧アクチュエータ2におけるシール摩擦の抵抗に
よってその位置に停止し、そのことによってクラッチl
は切り離された状態を維持し、且つこのとき配線4aに
おける電流iはi < i eの状態に設定しておく。
この状態において、計算器は、枝管路5bからの圧油を
使用して、歯車変速機12における歯車比を、第1速か
ら第2速へ、あるいは第3速から第2速へ等の変速を行
い、その歯車比切り換えが完了すると同時に、計算器は
、再びソレノイド9bへの′電流を消滅させてパイロッ
ト弁9を切換位置9Bに切り換え、そのことによって油
圧切換弁11を閉じ、且つ油圧切換弁10を切換位置1
0Bに設定する。
このとき、i < i eの状態のままとなっているか
ら、パイロット弁9が切換位置9Bに切り換わったこと
によって、パイロット管路3Cにおける油圧が管路5a
における油圧と同じに第2図のpd組以上なるから、油
圧切換弁3も切換位置3Aに設定され、管路5aの圧油
が、再び背圧弁8、油圧切換弁3、油圧切換弁lOおよ
び管路3aを介して押しのけ室2aに導かれ、クラッチ
lを係合してゆく。
この場合において、入力軸1bに要求される伝達トルク
が小さな状態においては、クラッチ1を切り離し且つ歯
車変速機12における歯車比の切り換えが完了するまで
の間、配線4aの電流iはi=Oのままにしておく、シ
たがって、そのような入力軸1bに要求される伝達トル
クが小さな状態における変速において、その歯車比切り
換え完了時にクラッチ1を再係合してゆくときは、管路
5aにおける作動油圧p5aが最高圧力になったままに
なっており、この状態において計算器がソレノイド9b
の電流を消滅させたことによって、管路3aには瞬間的
に最高の油圧が作用して、その瞬間にクラッチ1が係合
する。
しかし、上記に対してその変速時において入力軸1bに
要求される伝達トルクが大きい状態においては、その歯
車比切り換えが完了して、クラッチlが再係合してゆく
際において、フランチ1の係合が非常に短い時間に係合
すると、係合ショックが出易くなるから、このような場
合は、そのクラッチ1の再係合に際して、配線4aの電
流iを要求されている伝達トルクに比例して大きく設定
しておき、ソレノイド9bの電流が消滅すると同時に、
電流iを滑らかに減少させてゆき、そのことによってク
ラッチ1も滑らかに係合してゆくようにしている。
上記第2図において電流値iがその最大値から減少して
くる場合、背圧弁8が開弁可能となる時期は、油圧切換
弁3の切換位置が3Aに設定していると仮定した状態の
もと、電流値iがi > i eの範囲における1=i
cにおいて開弁できる構成としている。
しかし、この第2図の場合に対して、その1=icの背
圧弁8が開弁じ始める時期を、第3図に示すように、電
流値iが1(ieの範囲に設定してもよい。
ただし、この第3図に示す場合は、電流値lがその最大
値から減少してくる場合において、1=ieに達したと
き、管路5aにおける作動油圧p5aがpdの値に達し
ても、その油圧によって背圧弁8を開弁することができ
ないから、この状態において、油圧切換弁3の切換位置
が3Aに設定しても、管路7aにおける油圧が管路3a
を介して背圧弁8を閉じた状態となっており、その状態
は、第3図において電流値iがi<jc(7)範囲に入
るまでのic<i<ieの間において、p3a=p7a
の状態が維持されることになり、第3図のi < i 
cになってからクラッチ1を係合させてゆくことになる
以上の実施例においては、パイロット弁9が管路5aと
パイロット管路3Cの間に介設して、パイロット管路3
c、loaおよびllaの信号油圧を制御していたが、
歯車変速機12における歯車比切り換え後において、ク
ラッチ1を再係合させるとき、切換位置3Aは、その歯
車比切り換え最中においても切換位置3Aに設定したま
まとして、その歯車比切り換え後、そのままクラッチ1
の再保合を行ってゆけばよいのであるから、パイロット
管路3Cは常時、管路5aに連通させておき、パイロッ
ト弁9はパイロット管路10aおよびllaの間に介設
させた構成としてもよい。
また、油圧切換弁11は、歯車変速機12において歯車
比切り換えに際してその切り換えの間、管路3aと管路
7aを連通させるものであるから、第1図における油圧
切換弁10と油圧切換弁11の機能は、一体構成として
もよい。
第4図は、このように、第1図における油圧切換弁10
と油圧切換弁11の機能を一体化させ、且つ第1図のパ
イロット弁9、油圧切換弁toおよび11の近傍に相当
する部分をシステム図によって示したものである。
すなわち、第4図において、パイロット弁13は第1図
におけるパイロット弁9に相当し、油圧切換弁14は、
第1図における油圧切換弁10および11の両者の機能
を有した弁となっており、他の第1図と同じ符号は第1
図と同一材を示している。
第4図の構成において、その作用を説明すると下記のよ
うになる。
クラッチ1がトルク伝達をしているクラッチ1の係合状
態においては、パイロット弁13において、ソレノイド
13aにおける電流を消滅させておき、その結果、油圧
切換弁14はその切換位置が14Aに設定されて、管路
3aと管路7aとの連通は閉じており、且つ管路5aか
らの油圧がパイロット管路3cを介して油圧切換弁3を
切換位置3Aに設定している。したがって、この態勢に
おいて管路5aの圧油は背圧弁8、油圧切換弁3および
14から管路3aを介して押しのけ室2aに導かれる状
態になっている。
これに対して、第1図において説明した第1速への変速
以外の変速において、歯車変速機12の歯車比切り換え
をする場合は、計算器がツレ/イド13aに電流を与え
、その切換位置を13Aに設定すれば、パイロット管路
14aがリザーバに開放され、油圧切換弁14が切換位
置14Bに設定される。その結果、管路3aが管路7a
と連通し且つ油圧切換弁3と管路3aとの間が閉じられ
、この油圧切換弁14の機能は、第1図における油圧切
換弁10と油圧切換弁11の機能の両者を兼用している
ことになるまた、以上の実施例においては、第1速以外
への変速時において、歯車変速機12の歯車比を切り換
えるとき、管路3aと管路7aを連通し、江つ油圧切換
弁3と管路3aの間を閉じる構成としているが、これら
油圧切換弁10および11あるいは油圧切換弁14は省
略してもよい。
それは、歯車変速機12における歯車比切り換えの際、
クラッチ1を切り離す操作は、押しのけ室2aに管路5
aの圧油が圧送されている状態において、パイロット管
路3cと管路5aの間に油圧信号切り換え用のパイロッ
ト弁を介設させ、そのパイロット弁によって、通常は管
路5aとパイロット管路3cを連通状態にしておき、第
1速以外への変速に際しては、そのパイロット弁によっ
てパイロット管路3cをオン争オフ的にリザーバに開放
してやれば、油圧切換弁3の切換位置が3Bに設定され
、そのことによって、押しのけ室2aの圧油が、管路3
aから油圧切換弁3を介してリザーバに開放され、クラ
ッチ1を瞬時に切り殖すことが可能であるからである。
また、この場合において、歯車変速機12における歯車
比切り換えが完rした後に、クラッチ1を再係合してゆ
くときは、パイロ・ント管路3cと管路5aの間に介設
させたそのパイロット弁によって、管路5aとパイロ・
ント管路3Cを連通させてやれば、クラッチ1の再保合
は、第1図における作用説明の場合と同じに可能となる
しかし、第1図あるいは第4図におけるように、第1速
への変速を除いた変速において、歯車変速機12の歯車
比切り換えの間に、管路3aと管路7aを連通ずるのみ
で、クラッチ1を切り離す構成を採用する場合は、その
クラッチ1の切り離しが、油圧アクチュエータ2におけ
るピストン2Cの右方への戻しを、その全行程中のうち
、クラッチ1を切り殖すに十分な最小の戻しとすること
ができるから、ピストン2Cを全行程について戻す場合
に比し、そのクラッチ1の切り離しに要する時間を短縮
することが可能となり、且つそのクラッチlの再係合時
においても、その途中まで戻されている状態のピストン
2Cを左方へ戻してゆくのであるから、そのクラッチ1
の再係合の時間も短縮することが可能となるものである
また、上記実施例に説明したように、第1速への変速時
においては、管路3aと管路7aを連通させてクラッチ
1を切り離すようなことをせず、通常どおりに、ピスト
ン2Cを全行程用しているが、このことは、一般に歯車
変速機における第1速の歯車系は、その歯車比が非常に
大きくとっであるため、その歯車系の回転慣性モーメン
トが大きく、このような歯車系への変速時に、ピストン
2Cを僅かに右方へ戻しただけでは、クラッチ1におけ
るクラッチ板の傾斜等によって、クラッチ1における引
きずりトルクが、その回転慣性モーメントの大きさと相
乗して、歯車切り換え時の歯車の回転同期が困難になり
、その切り換え時にギヤー鳴りを生じたり、その歯車系
への切り換えの所用時間を大きく要してしまうことにな
るからである。
また、この第1速への変速に対して、第2速への変速に
ついても、場合によっては、その2速の歯車系の回転慣
性モーメントがまだ大きい場合もある。このような場合
は、第3速以上の変速において管路3aと管路7aを連
通させてクラッチ1の切り離しをするようにしてもよい
また、管路7aの油圧は、管路5aからの圧油を利用し
てその油圧を設定しているが、管路7aの油圧は、独自
の油圧源の圧油を使用してその圧力制御をしてもよいこ
とは容易に理解できるであろう。
また、鋼車変速機12における尚車比切り換え用の油圧
も、管路5aからの圧油を使用せず他の油圧源からの圧
油を使用してもよい。
また、上記実施例において、油圧アクチュエータ2にお
けるスプリング2dは必ずしも必要なものではない。そ
れは、クラッチ1を切り離す操作の際、押しのけ室2b
と押しのけ室2aを油圧切換弁11あるいは14によっ
て連通されば、油圧アクチュエータ2において押しのけ
室2bと押しのけ室2aとの間の圧力差が零となって、
クラッチ1を係合させておく力が零となり、実買上、ク
ラッチ1は切り離されてしまうからである。
また、上記実施例においては、配線4aにおける電流i
が減少するにつれ作動圧力p3aの油圧が上昇する関係
に設定しているが、これは逆に、電流iが増大するにつ
れ、作動圧力p3aの油圧が上昇する関係にしても、そ
のクラッチ1の制御は同様にできる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明における効果は
下記のとおりである。
出力油圧が制御される一の油圧源(管路5a)と他方の
押しのけ室2aとの連通を選択的に閉じ、且つ同時に該
他方の押しのけ室の油圧を減圧し、その減圧は、パイロ
ット弁9によって油圧切換弁機構(油圧切換弁3.10
.11あるいは14等)を切り換え、一方の押しのけ室
2bにおける油圧と同等あるいはそれ以下の値にオン拳
オフ的に減圧させる構成としているから、 1)歯車変速機における尚車比切り換え時におけるクラ
ッチ1の切り離しは、瞬時に行うことかり能となり、且
つそのクラッチ1の切り離し操作に使用する弁は、フラ
ンチ操作用の油圧切換弁機構に加えて、信号切り換えに
足る小さな容−漬のパイロット弁を追加するだけの構成
によって達成できるものである。
2)クラッチ1を切り殖す際、パイロット弁9の操作に
よって、一方の押しのけ室2bと他方の押しのけ室2a
を連通させる構成とする場合は、そのクラッチ1の切り
離しにおいて、油圧アクチュエータ2のピストン2Cを
全行程戻すことにはならないから、そのクラッチ1の切
り離しと、その再係合の所用時間を短縮させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明における一実施例としてのクラッチ制
御装置をシステム図によって示したものであり、第2図
は、281図における管路5a、3aおよび7aの作動
油圧特性と、第1図における配線4aの電流1との関係
を示した特性図であり、第3図は、第2図に対する他の
実施例であり、第4図は、第1図に対する本願発明にお
ける他の実施例をシステム図によって示したものである
。 実施例に使用した主な符号は下記のとおりである。 1:クラッチ、  2:油圧アクチュエータ、2aおよ
び2b:押しのけ室、  3.10.11および14:
油圧切換弁、 3a、5aおよび7a:管路、 4:圧
力調整器、  9および13:パイロット弁、 12:
歯車変速機。 特許出願人  三輪精機株式会社 代表者 西海悦史 第1図 第3図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.自動車のエンジン出力軸と歯車変速機との間にクラ
    ッチを介設し、 油圧アクチュエータは、 a:一方の押しのけ室に圧送している圧油 圧力に対して、他方の押しのけ室へ圧送している圧油圧
    力が高いとき、前記クラッチを係合させ、 b:前記一方の押しのけ室に圧送している 圧油圧力に対して、前記他方の押しのけ室へ圧送してい
    る圧油圧力が低いとき、前記クラッチを切り離す、 上記構成をなし、 前記一方の押しのけ室へ圧送する油圧レベ ルは一方の制御回路によって、前記他方の押しのけ室へ
    圧送する油圧レベルは他方の制御回路によって、それぞ
    れ制御され、 前記他方の押しのけ室へ圧送する圧油は、 切換弁機構を介して一の油圧源から連通する上記構成に
    おいて、 前記油圧切換弁機構は、パイロット弁の油 圧信号切り換えによって、前記一の油圧源と前記他方の
    押しのけ室との前記連通を選択的に閉じ、且つ同時に該
    他方の押しのけ室の油圧をオン・オフ的に減圧し、その
    減圧は、一方の押しのけ室における油圧と同等あるいは
    それ以下の値に減圧させる構成となっているクラッチ制
    御装置。
  2. 2.他方の押しのけ室の油圧をオン・オフ的に減圧する
    構成は、一方の押しのけ室と他方の押しのけ室を連通さ
    せることによって、該他方の押しのけ室における油圧を
    該一方の押しのけ室における油圧まで減圧する構成とな
    っているものである、特許請求の範囲第1項記載のクラ
    ッチ制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100404901C (zh) * 2006-08-11 2008-07-23 夏学苏 一种用于液粘调速离合器的液压控制系统

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6011705A (ja) * 1983-06-30 1985-01-22 Komatsu Ltd 作動油圧制御装置
JPS61124735A (ja) * 1984-11-17 1986-06-12 Isuzu Motors Ltd クラツチ制御装置

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