JPS6323991Y2 - - Google Patents

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JPS6323991Y2
JPS6323991Y2 JP4398483U JP4398483U JPS6323991Y2 JP S6323991 Y2 JPS6323991 Y2 JP S6323991Y2 JP 4398483 U JP4398483 U JP 4398483U JP 4398483 U JP4398483 U JP 4398483U JP S6323991 Y2 JPS6323991 Y2 JP S6323991Y2
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JP
Japan
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screen
trough
side plate
trough side
temperature range
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JP4398483U
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JPS59150573U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、粉体あるいは塊体を寸法に応じて
篩い分ける振動形篩装置に関するもので、特に形
状記憶合金を利用してスクリーンの目詰りの防止
を計つた振動形篩装置に関する。
この種の振動形篩装置においては、そのスクリ
ーンの目詰りを如何にして防止および解消するか
が重大な問題となつている。従来の目詰りの防止
を計つた振動形篩装置としては、例えばタツピン
グボールを設けた装置が知られているが、この装
置は構成が複雑化しコスト高となるという問題が
あつた。また従来の装置では、実際に目詰りが起
きてしまうと、装置を一旦停止させて、スクリー
ンの目に詰つた物を人手によつて除去しなければ
ならず、扱いが極めて面倒であるという問題があ
つた。
この考案は、以上の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、簡単な構成で、し
かも人手を介さずに目詰りを防止し、かつ解消す
ることができる振動形篩装置を提供することにあ
る。そしてこの考案の特徴は、トラフ側板間に配
設したスクリーンの周縁部を、トラフ側板に設け
た固定部材により取り付けるとともに、この固定
部材とトラフ側板との間に形状記憶合金からなる
スクリーン張設部材を介在させ、この張設部材
は、通常使用温度範囲内では固定部材とトラフ側
板の間隙方向に沿つて拡充し、その温度範囲にな
いある温度に達した時に前記間隙方向に沿つて縮
小するよう温度変位設定がなされていることにあ
る。
以下、この考案の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
まず、この考案の第1の実施例を第1図ないし
第5図に基づいて説明する。この第1の実施例で
ある振動形篩装置1は、両端が閉じた樋(以下、
トラフと称す)2と、このトラフ2の上側開口部
を閉じる蓋体3と、前記トラフ2の下部に設けら
れたヨク板4,4と、これらヨク板4,4に固定
された振動モータ5,5と、前記トラフ2を防振
バネ6,6,6,6を介在させて支持する支柱
7,7,7,7とを有して構成されている。前記
蓋体3における前記トラフ2の上流側(第2図に
おける右側)の端部に位置する部分には、投入口
8が形成され、またトラフ2の下流側の端部にお
ける底部には排出口9a,9bが各々形成されて
いる。そして、トラフ2の内部空間は、前記排出
口9aに対応する部分を除き、スクリーン10に
よつて上下に仕切られている。
スクリーン10は、前記トラフ2の幅と略等し
い幅を持つ長方形の金網(例えば平織金網)11
を有して構成されている。この金網11は、その
各側端部が金属長板12と、一方の側部が直角に
折り曲げられかつ他方の側部が略45度に折り曲げ
られた金属長板13とによつて挾持されたうえ、
前記トラフ2の各側板2a,2aに、複数のボル
ト14,14…とナツト15,15…とによつて
取り付けられる。すなわち、これらボルト14、
ナツト15が、スクリーン10をトラフ2の側板
2aに固定する固定部材として構成されている。
この場合、前記側板2a,2aの外側面と前記各
ナツト15,15……との間には、ボルト14を
貫通させる孔が形成された長方形の金属板(スク
リーン張設部材)16,16……が各々介在され
ている。これら金属板16,16……は、例えば
ニツケル−チタン系あるいは銅系等の形状記憶合
金からなるもので、通常の使用温度範囲内におい
ては、第4図イ,ロに示す如くに、長手方向の両
端部16a,16aが、ボルト15と側板2a間
の間隙方向における側板2aの方向に所定距離変
位した形状となるように、また前記温度範囲外の
所定温度まで加熱されると、第5図イ,ロに示す
ように平板状となるように各々記憶処理がなされ
ている。
かくして、この実施例によれば、前記金属板1
6,16……が通常の使用温度範囲内にあれば、
各ボルト14,14……は金属板16,16……
によつてトラフ2の外方に向けて付勢されるか
ら、金網11は第4図イに示すように前記金属長
板13,13の各一方の端縁をトラフ2の側板2
a,2aの内側面に当接した状態でこれら側板2
a,2a間に張設される。したがつて、前記振動
モータ5,5が運転されると、金網11はトラフ
2と略一体的に振動し、投入口8から投入された
粉体または塊体は、この金網11によつて篩い分
けられて排出口9a,9bから各々排出される。
また、前記金属板16,16…が図示せぬ加熱手
段(例えば温度、加熱蒸気、あるいは電気ヒータ
等)によつて前記所定温度まで加熱されると、各
ボルト14,14……はこれら金属板16,16
……によつては付勢されなくなるから、金網11
には第5図イに示すように緩みが生じる。この状
態では、前記振動モータ5,5が運転されると、
金網11は、トラフ2の振動とは異なる周波数の
2次振動を起こすことになるので、この金網11
の目に詰つている物はこの2次振動によつて強制
的に除去されることになる。
次に、この考案の第2の実施例を第6図および
第7図を参照して説明する。
この第2の実施例のスクリーン10において、
金網11の両側端部は、金属長板20によつて被
覆されたうえ長手方向に沿つてU字形に折り曲げ
られてフツク部21となるように各々形成されて
いる。また上記各フツク部21に対しては、これ
ら各フツク部21の全長にわたつて係合する断面
U字状のフツク部材22が各々設けられ、これら
各フツク部材22の一方の側縁には先端部にネジ
が形成された複数の棒状部材23,23……が所
定間隔で設けられている。そして、前記各棒状部
材23,23……は前記各側板2aに設けられた
スリーブ24,24……に挿通された後、スプリ
ング(スクリーン張設部材)25,25……を介
在させた状態で蝶ネジ26,26……によつて、
対応する側板2aに取り付けるようになつてい
る。上記のうち、フツク部材22、棒状部材23
および蝶ネジ26が、スクリーン10をトラフ2
の側板2aに固定する固定部材として構成されて
いる。前記スプリング25,25……は、各々形
状記憶合金から形成されたもので、通常の使用温
度範囲内では、蝶ネジ26と側板2aの間隙方向
に沿つて伸張した状態となり、また上記使用温度
範囲外のある温度まで加熱されると収縮状態とな
るように記憶処理がなされている。なお、第7図
において、符号27で示すものは、各側板2a,
2a間に所定間隔毎に設けられた梁部材で、これ
ら梁部材27,27……の上側にはトラフ2の長
手方向に沿つて所定断面形状の支持部材28,2
9,30……が設けられ、これら各支持部材2
8,29,30……によつてスクリーン10が長
手方向に沿う中央部が上方に湾曲した形で下側か
ら支持されるようになつている。
かくして、この実施例によれば、スプリング2
5,25……が通常の使用温度範囲内にあれば、
各フツク部材22,22は各側板2a,2aの外
方に向けて付勢されるから、スクリーン10は、
これら各側板2a,2a間に張設される。したが
つて、この場合、スクリーン10はトラフ2と略
一体的に振動し通常の篩い動作が行われる。一
方、前記各スプリング25,25……が図示せぬ
加熱手段によつて加熱されると収縮するから、各
フツク部材22,22は側板2a,2aの各内側
の方向に変位することになり、これによつてスク
リーン10の張り状態が緩くなる。したがつてこ
の場合、スクリーン10はトラフ2の振動とは異
なる周波数の2次振動を起こすようになり、これ
によつて金網11の目に詰つている物が強制的に
除去される。
以上の説明から明らかなように、この考案によ
る振動形篩装置は、トラフ側板間に配設したスク
リーンの周縁部を、トラフ側板に設けた固定部材
により取り付けるとともに、この固定部材とトラ
フ側板との間に形状記憶合金からなるスクリーン
張設部材を介在させ、この張設部材は、通常使用
温度範囲内では固定部材とトラフ側板の間隙方向
に沿つて拡充し、その温度範囲にないある温度に
達した時に前記間隙方向に沿つて縮小するよう温
度変位設定がなされていることを特徴とするもの
であるから、前記張設部材の温度を変化させるだ
けで目詰りを防止および解消することができ、装
置の高能率化、省力化が実現できるばかりか、稼
動率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例である振動形
篩装置の斜視図、第2図は同実施例の側面図、第
3図は同実施例におけるスクリーンの斜視図、第
4図は同スクリーンの取付け構造を示すもので、
イは断面図、ロは平面図、第5図は上記取付け構
造の加熱時の状態を示すものでイは断面図、ロは
平面図、第6図はこの考案の第2実施例における
スクリーンの斜視図、第7図は同スクリーンの取
付け構造を示す断面図である。 1……振動形篩装置、2……トラフ、2a,2
a……側板、10……スクリーン、11……金
網、14……ボルト、15……ナツト、16……
形状記憶合金からなる部材(金属板)、22……
フツク部材、23……棒状部材、25……形状記
憶合金からなる部材(スプリング)、26……蝶
ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トラフ側板間に配設したスクリーンの周縁部
    を、トラフ側板に設けた固定部材により取り付け
    るとともに、この固定部材とトラフ側板との間に
    形状記憶合金からなるスクリーン張設部材を介在
    させ、この張設部材は、通常使用温度範囲内では
    固定部材とトラフ側板の間隙方向に沿つて拡充
    し、その温度範囲にないある温度に達した時に前
    記間隙方向に沿つて縮小するよう温度変位設定が
    なされていることを特徴とする振動形篩装置。
JP4398483U 1983-03-26 1983-03-26 振動形篩装置 Granted JPS59150573U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4398483U JPS59150573U (ja) 1983-03-26 1983-03-26 振動形篩装置

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JP4398483U JPS59150573U (ja) 1983-03-26 1983-03-26 振動形篩装置

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Publication Number Publication Date
JPS59150573U JPS59150573U (ja) 1984-10-08
JPS6323991Y2 true JPS6323991Y2 (ja) 1988-07-01

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JP4398483U Granted JPS59150573U (ja) 1983-03-26 1983-03-26 振動形篩装置

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US9427127B2 (en) * 2013-11-12 2016-08-30 Irobot Corporation Autonomous surface cleaning robot
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JPS59150573U (ja) 1984-10-08

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