JPS63239296A - マラリアワクチン - Google Patents

マラリアワクチン

Info

Publication number
JPS63239296A
JPS63239296A JP63005019A JP501988A JPS63239296A JP S63239296 A JPS63239296 A JP S63239296A JP 63005019 A JP63005019 A JP 63005019A JP 501988 A JP501988 A JP 501988A JP S63239296 A JPS63239296 A JP S63239296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
composition
formulas
compound
falciparum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63005019A
Other languages
English (en)
Inventor
マヌエル・エー・パタロヨ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPS63239296A publication Critical patent/JPS63239296A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/44Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from protozoa
    • C07K14/445Plasmodium
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般に成るペプチドの化学的合成に関し、そ
してさらに詳細にはマラリアに対する合成ワクチンとし
てこれらの合成されたペプチドの成るものの混合物の使
用に関する。本発明は、又プラスモジウム・ファルシパ
ルムに由来するマラリアの無性血液段階に対するヒトの
ワクチンとしての合成ハイブリッド蛋白共重合体及びそ
の用途に関する。
計界の予測される人口の半分以上が生活している発展途
上国に、危険なまでに拡がっているマラリアを撲滅する
ために、科学者はこの致命的且脅威的な寄生虫の疾患を
化学的に合成された又は遺伝子工学により得られたワク
チンによってコントロールする手段を探している。
4種のヒトマラリア原虫寄生虫即ちプラスモジウム・ビ
バックス(vlvax) ; P 、オバーレ(ova
le) : P 、マラリアエ(a+alariae)
及びP、ファルシパルムがある。P、ファルシパルムが
最も普通でしかも致命的である。マラリアに感染したア
ノフェレス蚊が免疫のないヒトをさすとき、それは宿主
の血流に、その唾液腺の内側に生息する稚虫(第1段階
)と呼ばれる感染する形の寄生虫を注入し、それは5分
以内に肝臓に達し肝臓の細胞に感染しそして約1週間そ
こに止まる。
これらの感染性の粒子即ち稚虫のそれぞれ−っは、肝細
胞内で袋に含まれた20.000〜30.000個のメ
ロゾイト(第2段階)即ちシゾントに分割する。
細胞が破裂するとき、メロゾイトは血流に入りそして循
環する赤血球に侵入する。これらの赤血球(又は無性血
液段階)内で、メロゾイトは生長し、数回のしかも連続
する分化段階即ちリング、トロフォゾイト、シゾント及
びメロゾイトを経て変化し、48時間毎に分割且分裂し
、疾患の臨床上の症状例えば悪寒及び発熱(マラリアの
代表的な主な形)を生じさせる。それぞれの新しいメロ
ゾイトは16〜30個の子孫を生じさせ、それらは次に
新しい赤血球に感染し、疾患及びその臨床上の症状を永
続させる。
数週間後、成るメロゾイトは血流中でオス又はメスの何
れかのガメトサイト(第3又は有性血液段階)に分化し
、そして他の蚊がさすとき、それはガメトサイトを含む
マラリアに感染された赤血球を吸いとる。メスの蚊の内
で、ガメトサイトは細胞の外に出て融合し、サイクルを
再び開始する新しいゼネレーションの稚虫を形成する。
減毒した又は死んだマラリア寄生虫を用いる従来のワク
チンは、多量のメロゾイトを得ることの困難さ並びに多
量の汚染する赤血球のくず(自己免疫の溶血性貧血を生
じさせる可能性がある)を得る困難さのために、優れて
いない。事実、ウィリアム・トラガー(William
 Trager)が無性段階の血液に少量のP、ファル
シパルムを生長させつる実験室的方法を開発したのは、
1976年になってのことであった〔「プリティシュψ
メディカル・プルティン(British Medic
al 13u11etIn) J 38 :129、 
1982 )。
別の方法は、寄生虫の感染に対する防御免疫を誘発させ
うる蛋白の開発(新しい技術例えば化学的合成又・は組
換えDNA)である。
この点について、三、四のグループが、寄生虫の細胞外
の段階、即ち稚虫、メロゾイト及びガメトサイト(初め
の二つは血液循環において免疫系に簡単に曝される)の
免疫学上の攻撃について可能性のあるターゲットを同定
しようとしている。
ヌッセンツバイグ(Nusscnzvclg)ら([J
、エキスベ、メゾ(、(Exp、 Med、)J  1
56 : 20゜19B2)は、稚虫の表面に局在して
いる蛋白を同定した。この構造に対する抗体は、実験上
の疾患に対する防御を与える。しかし、稚虫にのみ基づ
くワクチンは、マラリアを防ぐのに充分ではないと一般
に考えられている。メロゾイト及び稚虫のターゲットを
含む多価ワクチンを開発する研究が、全世界の多くの実
験室において活動的に行われている。
フリーマン(Preeo+an)及びホルダー(llo
lder)〔「J、エキスベ、メディ、 J  158
 : 1647゜1983)は、開裂して83KD (
キロダルトン) 、 42KD及び19KDの蛋白を発
生する195KD蛋白のメロゾイトの表面の主な抗原の
特性を決定した。これらの中の第一のもの(83KD蛋
白)は、メロゾイトの表面にとどまっている。この抗原
が防御免疫の可能なターゲットであることをデータは示
唆している。
他に、ペラン(Perrin)ら〔「J、エキスペ、メ
ゾ仁J  180 :、441.1934 )は、L4
0KDの蛋白を接種したとき、リスザルにおいて血液段
階で誘発されたマラリアに対する防御を示した。
パールマン(PerlIIlann)ら〔[J、エキス
ペ。
メゾ化J  159 : l[18(1,1934]は
、155KD蛋白の抗原は不変的にP、ファルシパルム
により感染された赤血球の表面に沈着し、そして風土病
地域における臨床上の免疫は、この分子の成る部分に対
して生じた抗体と相関しているように思われることを認
めた。コリンズ(Col11nS)ら〔「ネイ゛チュア
(Nature) J  323 : 259.198
6年9月18日〕は、この155KD蛋白の遺伝子工学
的に生成したフラグメントにより免疫化されたアオタス
・トリバーガタス(Aotus trlvlrgatu
s)モンキーが一部防御されたことを示した。
ザバラ(Zavala)ら〔[サイエンス(Scien
ce)J228 : 143B、 1985]は、P、
ファルシパルムに対する防御免疫が照射された稚虫によ
り得られたことを開示している。サーカムスボロゾイト
蛋白(C3)として知られている防御的抗原は、寄生虫
の表面膜を力4り一部ているポリペプチドである。
C8蛋白は、アミノ酸の縦に繰返される配列により形成
される種蒔異的免疫ドミナントエピトープを含む。プラ
スジウムΦファルシパルムのドミナントエピトープは、
合成ドデカペプチド(Asn−Ala−Asn−Pro
)  又は(NANP)3に含まれることが示されてい
る。
本発明者らによってこの度、次の式 %式% を有する化学的に合成された新規なペプチド化合物並び
に (厘)  Tyr−8er−Leu−Phe−Gln−
Lys−Glu−Lys−MeL−Val−Leu−N
l12 r (IV) Lys−Leu−Tyr−Gln−Ala−
Gln−Tyr−Asp−Leu−9er−11c−O
ll又は m Lys−Lys−Phc−Thr−Lys−Asp
−Glu−^5n−Lys−Pro−Asp−Glu−
011 よりなる群から選ばれる化学的に合成された新規なペプ
チド化合物の混合物が、P、ファルシパルムのマラリア
に対して完全な防御免疫をもたらすことが見い出された
式1.II及び■のペプチド化合物の等量(重量/重量
)の混合物が、ワクチンの形で非常に影響を受けやすい
実験モデル、アオタス・トリバーガタス・モンキーに注
入されたとき、高い抗体タイターがペプチドそれ自体に
対して誘発され、モして父兄なる免疫学上の方法により
プラスモジウム・ファルシパルム寄生虫と反応した。式
I、■及び■のペプチドの混合物は、免疫化したモンキ
ーに防御免疫を誘起することができた。それは、このペ
プチド混合物を接種された動物は、致命的な生の新鮮な
プラスモジウム・ファルシパルム寄生虫を注射されたと
き、疾患を生じなかったか又はおだやかな寄生虫症を生
じさせたからである。
又、前述の式(1)、 (璽)及び(1)のハイブリッ
ドを含み、そしてサーカムスボロゾイト(CS)蛋白の
Asn−Ala−Asn−Pro配列〔又(NANP)
として知られている〕を含む単量体から重合された合成
蛋白共重合体は、本発明の合成蛋白共重合体を2又は3
同棲種されたヒトのボランテアにおいて完全且自己制限
の防御を誘起させることを示した。これらのボランテア
は、1,000,000個の新鮮な生のプラスモジウム
・ファルシパルムのリング段階の寄生虫を感染させた赤
血球の実験的静脈内注入を受けた。便宜のためにSPt
’6Gと呼ばれるこの合成ハイブリッド蛋白は、ヒトマ
ラリアの無性血液段階に対する最初の完全な合成ワクチ
ンをもたらす。本発明の蛋白共重合体が重合される本発
明の単量体の構造式は、次の通りである。
1          ’             
            15〔式中nは1〜約10の
整数である〕。
本発明の蛋白共重合体の構造式は次の通りである。
〔式中nは1〜約lOの整数でありそしてXは2〜約5
0の整数である〕。
水酸化アルミニウム中の本発明の蛋白共重合体の等量(
容量/容量)混合物が5人のヒトのボランテアにワクチ
ンの形で注射されたとき、ELIS(酵素結合イムノソ
ルベントアッセイ)及びイムノフルオレセンスにより測
定して顕著な抗体タイターが検出された。さらに、蛋白
共重合体及びP、ファルシパルム超音波処理物に対する
末梢血単核細胞胚発生レスポンスによりap1定して、
上昇した細胞免疫レスポンスが認められた。本発明の合
成ハイブリッド蛋白共重合体は、免疫化されたヒトのボ
ランテアに防御免疫を誘起させることができた。それは
、ボランテアの1人は疾患にかからず、2人は僅かに弱
い寄生虫症を生じさせ自然発生的に回復し、1人は弱い
寄生虫症により中止し、そして5番目のボランテアが非
免疫化コントロールグループに似たやり方で疾患にかか
った。実施例において詳しく示される前述のことは、本
発明の蛋白共重合体が、P、ファルシパルム由来マラリ
アの無性血液段階に対してヒトの使用に安全であること
が分った最初の合成ワクチンであるという明白な証拠を
もたらす。
約1:1:1混合物(重量/重量)〜約10:10:l
O混合物で用いられるとき、本発明の好ましい態様を示
す下記の新規なペプチド化合物即ち式(1) Tyr−
Gly−Gly−Pro−Ala−^5n−Lys−L
ys−Asn−A I a−G I y−OH。
式(I) Asp−Glu−Leu−Glu−^1 a
−G I u−Th r−G l n−^5n−Val
−Tyr−^1 a−A I a−NO3及び式(1)
 Tyr−8er−Leu−Phe−Gln−Lys−
Glu−Lys−Met−Val−Leu−Nl12 の混合物は、P、ファルシパルムに由来するマラリアに
対して完全な防御免疫をもたらすことが分った合成ワク
チンを提供することが立証された。
本発明の蛋白共重合体は以下のものを含む。
(1)上述の弐(1)と同じの13個のアミノ酸の鎖よ
りなルヘブチドS Pf’ 55.1; (2) P、
 7yルシパルム・サーカムスボロゾイト蛋白の(As
r+−Ala−Asn−Pro)エピトープ;(3)上
述の式(厘)と同じの11個のアミノ酸の鎖よりなるペ
プチドS PI’ 83.1 ; (4) P 、ファ
ルシパルム・サーカスポロゾイト蛋白の(Asn−Al
a−Asn−Pro)エピトープ及び(5)上述の式(
■)(ただしペプチドの初めでTyr−cly−cly
を欠くことを除く)と同じ8個のアミノ酸の鎖よりなる
ペプチドS P f 35.1.蛋白共重合体の合成中
、アミノ酸Tyr−G +y−G Iyは除かれて分子
をして適切な立体配置をとらしめ、それに寄生虫により
保有されている同一の免疫性を与える。さらに、システ
ィン(CS)は、式(■)に示されるように、スペーサ
ーとして用いられるGly及びProとともに、アミノ
及びカルボキシ末端に加えられた。
式(Vl)の分子量は約5000ダルトンである。シス
ティン橋又は結合を経て重合されるとき、それが約15
0キロダルトン即ちその単量体の分子量の約30倍に重
合されることが好ましい。Xが式(■)において30に
等しいとき、蛋白共重合体は、溶解性及び分子の大きさ
の組合わせに基づいて最適の安定性及び免疫原性を有す
ることが分ったが、Xはその免疫原性レスポンスにおけ
る顕著な損失なしに2から約50に変化しうる。
式(■)に示される(Asn−Aln−Asn−P r
o)  エピトープ又は配列において、nは1から約I
Oに変化し、それがP、ファルシパルム稚虫に対して最
適の免疫原性レスポンスをもたらす点で3の数が好まし
い。
水酸化アルミニウムに吸着されそして免疫化を行うのに
用いられるとき、本発明の蛋白共重合体は、免疫を決定
するのに用いられる種々の体液及び細胞のテストにより
、ヒトの使用について免疫原性でありしかも安全である
ことが証明された。
1.000,000個の生のP、ファルシパルムのリン
グにより感染された赤血球による静脈内のチャレンジ後
、すべての非接種ヒトボランテアは、治療を要する寄生
虫症にかかった。驚くべきことに、本発明の好ましい重
合体蛋白であるS P f (6□8)3oを接種され
た4人の中の3人は、弱い寄生虫症のみにかかりそして
何等の治療なしに自然発生的に回復した。弱い寄生虫症
にかかった人々の中の1人は、試験を中止した。下記の
実施例において、追加の詳細な情報が提供される。
混合物中で用いられるとき、P、ファルシパルム祷マラ
リア用のワクチンとしての本発明の新規なペプチド化合
物及びそれらの性質は、下記のやり方で決定された。
発明者の研究の結果として、P、ファルシパルム寄生虫
の後のシゾント及びメロゾイト段階に特異的な155K
D、 83KD、 55KD及び35KDの蛋白分子は
、個々の蛋白により免疫化されそしてP、ファルシパル
ム寄生虫により実験的に感染されたアオタス争モンキー
において部分的又は全体の防御免疫を生じさせうろこと
が分った。
式I及びHの合成されたペプチド化合物は、それぞれ分
子35KD及び55KDのアミノ末端部分に対応するア
ルファ親水性構造であり、それはメロゾイト寄生虫にお
ける天然の蛋白に似たやり方でP。
ファルシパルム番マラリアに対する防御免疫を、成る接
種された動物にもたらす。式l及びHにより示されるペ
プチド化合物のそれぞれは、たとえそれらが個々に用い
られても、抗体を生じさせ、そしてその結果、非免疫化
コントロール又は他のペプチド化合物により免疫化され
た動物と比べて、成る接種された動物において2〜5日
間寄生虫症の発現を遅らせた。
式I及びHのペプチド化合物が1=1混合物(重量/重
量)として用いられたとき、50%の免疫化された動物
は、自然発生的に回復する温和な寄生虫症を生じたが、
他の50%は全く防御されず、ペプチド化合物のこの特
定の混合物が、完全な防御免疫よりむしろP、ファルシ
パルム由来マラーリアに対する部分的な防御免疫をもた
らすことを示唆する。
式■、■及びVによる新規なペプチド化合物は、ホルダ
ー(IIoldcr)ら〔「ネイチュア」317巻。
270〜273ページ、1985年9月〕りより記載さ
れた195KD蛋白の特定のアミノ酸配列に従って合成
された。合成された15個のペプチドの中で、それらの
多くは抗体を誘発したが、弐■、■及びVによる3個の
ペプチド化合物のみが、P、ファルシパルム由来マラリ
アに対して部分的な防御免疫をもたらした。
195KDアミノ酸配列のアミノ酸残基43〜53に対
応する式■のペプチドは、アルファ親水性構造を有する
。195KDアミノ酸配列の残基277〜287に対応
する式■のペプチドは、ランダムな構造を有するが、1
95KDアミノ酸配列の残基595〜GOGに対応する
式Vのペプチドは、二次構造を決定するチオウ・ファス
マン(Chou Passman)法〔[アドバ・エン
チモル、  (Adv、 Enzymol、) J 4
7 : 45゜1978]に従って反転構造を有する。
式■及びVの個々のペプチド化合物は、P、ファルシパ
ルムに由来するマラリアに対する免疫に用いられるとき
、成る動物に寄生虫症の発現の遅れをそれぞれ誘起した
。免疫化に個々に用いられるとき弐■のペプチド化合物
は、P、ファルシパルム由来マラリアに対して4頭の接
種動物の中の2頭に自然発生的な回復を誘起した。
本発明のペプチド化合物は、分子の大きさの増大による
ペプチドに対する良好な免疫レスポンスを誘発するため
に、ゲルタールアルデヒド又は任意の他のカップリング
剤により、担体分子例えばウシ血清アルブミンにカップ
リングされる。良好な免疫レスポンスを誘起する他の利
用可能な手段は、分子の大きさを増すために本発明のペ
プチド化合物の2又は3種の混合物を共重合させること
であろう。
本発明のペプチド化合物は本質的に親水性である以上、
ペプチドの任意の混合物は、それらを媒体としての正常
食塩溶液に又は油をベースにした媒体例えばスクアレン
に溶解することにより、非経口投与用のワクチンの注射
しうる形に容易に製造されうる。同様に、本発明の合、
成されたペプチド共重合体(式■)は、食塩溶液又はス
クアレンに溶解されるか又は水酸化アルミニウムに吸着
され、後者は注射によりヒトに投与するのに好ましい媒
体である。
下記の実施例は、本発明の化合物及び組成物の製造及び
活性を説明するために提供される。それらは、その範囲
を制限することを目的にしていない。
本明細書において用いられるとき、下記の略称は下記の
意味を有するものと考えるべきである。
Boc  −第二一ブトキシカルボニルBut  −第
二一ブチル(エーテル形成基として)DCC−N、N’
−ジシクロヘキシル尿素DCCI−N、N’−ジシクロ
へキシルカルボジイミド DCM  −ジクロロメタン DMF  −ジメチルホルムアミド DIEA−ジイソプロピルエチルアミドTEA  −)
リエタノールアミン TFA  −トリフルオロ酢酸 HF  −弗化水素 M e 2 S−硫化ジメチル Ala   −ア  ラ  ニ  ン Asn  −アスパラギン Gln−グルタミン Glu  −グルタミン酸 cxy   −グ   リ   シ   ンlie  
−イソロイシン Leu   −ロ   イ   シ   ンLys  
−リ  ジ  ン Met  −メチオニン Phe  −フ・エニルアラニン Pro  −プロ リ ン Ser  −セ リ  ン Thr  −スレオニン Tyr −チロシン Val  −バ リ ン 実施例 1 。
本発明のペプチド化合物の固相合成の 一般的方法 固相ペプチド合成(S P P S)は、ベックマン・
ペプチド・シンセサイザー・モデル990BについてM
、  B、メリフィールド(Merrlfield)に
より1000年に初めて記載された方法に従って用いら
れる。方法は、一度最初のアミノ酸が不溶性の固体支持
体に結合されると、カルボキシ末端からN末端のペプチ
ドへアミノ酸をカップリングさせることを含む。
用いられるポリスチレン固体支持体は、橋かけ剤(それ
はポリスチレン重合体をして多くの有機溶媒中に完全に
不溶にさせるが、しかしそれをしてDCM及びDMF中
で制限なく膨潤させる)として約1〜2重量%のジビニ
ルベンゼンとスチレンとの共重合体である。これは溶媒
及び試薬の浸透及び自由な移動を許し、それにより種々
の化学反応を進行させる。
固体の支持体は、遊離のアミノ基(樹脂1g当り0.4
〜0.6ミリ当量)を有する不溶性p−メチルベンズヒ
ドラミン・HCl1  、(p−MBHA)樹脂の導入
により官能性となる。樹脂は、常に撹拌しつつそれぞれ
DCMにより10分間3回洗うことにより膨潤する。酸
性基は、DCM中5%DIEAにより中和されて、最初
のアミノ酸を付着させる。
付着は、10m1のDCM又はDCM: DMF(2:
)混合物中に過剰のBoCアミノ酸を溶解することによ
り達成され、そして4mlのDCM中の3当量のDCC
Iにより活性化される。この混合物を用いて、そのカル
ボキシル基を経て活性化された樹脂に最初のアミノ酸を
カップリングする。
完全なカップリングを確めるために、それはニンヒドリ
ン反応によりチェックされる。
最初のアミノ酸が付着した後に、アミノアシル樹脂が形
成され、それは用いられてペプチド鎖の伸長をもたらす
一連の工程を経て、所望の配列で他のBocアミノ酸に
加えられる。
工程は次の通りである。
1、付着したBocアミノ酸のN末端基の酸脱保護。
Boa基の選択的除去は、20分間DCM中の50%T
 F 、Aにより達成される。
2、DCM中の5%DEAによる過剰の酸の中和。
3、次のBoeアミノ酸の活性化及びカップリング−既
にDCCIにより活性化されたBoaアミノ酸をアミノ
アシル樹脂にカップリングしてペプチド結合を形成する
過剰の未カップリングアミノ酸を次に濾過により除き、
そしてカップリングされたBocアミノ酸の量は、ニン
ヒドリン区応により求められる。次にサイクルが再び始
まる。
実施例 2 各ペプチドについて各合成サイクルで行われる一般的方
法は、上述の実施例1に従って製造された乾燥アミノア
シル樹脂4gを用い、そしてベックマン・ペプチド・シ
ンセサイザーモデル990B(試薬は工程別に加えられ
る)を使用して、以下の如く行われる。
1、アミノアシル樹脂は、絶えず撹拌しつつ70m1の
DCMにより1分間4同洗われる。過剰の試薬をシンセ
サイザーの焼結ガラス漏斗の吸引により除く。
2、TFA40部及びDCM60部の混合物70m1を
絶えず撹拌しつつそれぞれ1分間2回アミノアシル樹脂
に加える。
3、TFA40部及びDCM60部の混合物70m1を
アミノアシル樹脂に加え、そして20分間絶えず撹拌す
る。
4.70m1のDCMを絶えず撹拌しつつそれぞれ1分
間6回アミノアシル樹脂に加える。
5、DIEA5部及びDCM95部の混合物70m1を
絶えず撹拌しつつ2分間2回加える。
6.70m1のDCMを絶えず撹拌しつつそれぞれ1分
間4回加える。
7、保護されたアミノ酸: DCM+DCC115m1
中の3当量及びD CM 5 ml中の3当量を60分
間絶えず撹拌する。
8.70m1のDCMを絶えず撹拌しつつそれぞれ1分
間4回加える。
9、DIEA5部及びDCM95部の混合物70m1を
加え、その間2分間絶えず撹拌する。
10、70m1のDCMを絶えず撹拌しつつそれぞれ1
分間4回加える。
11、70m1のDMFを絶えず撹拌しつつそれぞれ2
分間2回加える。
12、保護されたアミノ酸:0℃の5 ml D CM
中の1当量を0℃のDDCo、5当量を加え、両者を絶
えず撹拌しつつ15分間混合し、濾過し、沈でんを絶え
ず撹拌しつつ15m1のDMFとともに60分間洗う。
13、70m1のDMFをそれぞれ2分間絶えず撹拌し
つつ2回加える。
14、70m1のDCMを1分間絶えず撹拌しつつ4回
加える。
15.2〜5mgのサンプルを用いてニンヒドリン反応
により遊離のアミノ基を求める。
もし結果が正であれば、工程9へ戻って第三のカップリ
ングを行う。もし負ならば、新しいサイクルを始める。
サイクルは、所望の配列が完了するまで繰返される。ペ
プチドは、高いそして低い濃度のHFによる得られ−た
生成物の脱保護及び開裂により得られる。
ベックマン990シンセサイザーのテフロンをコートし
た反応容器中に、500mgの合成したペプチド樹脂を
加えそしてそれに低濃度のHF即ちHF/P−クルゾー
ル/ M e 2  S  (25: 10 : G5
゜V/V)を加える。それを絶えず撹拌しつつ0℃で2
時間インキユベートスる。
真空吸引又は窒素のフラッシュイングにより、HF及び
M e 2 Sを除き、次に高濃度のHF即ちHF/P
−クレゾール(90: 10. v/v)を加え、絶え
ず撹拌しつつ0℃で1時間インキュベートする。
生成物を次に5mlのエチルエーテルにより10回洗い
そして遊離のペプチドを10回加えた10m1の5%酢
酸により抽出する。
粗ペプチド画分をオクタデシル(ODS)カラムの高速
液体クロマトグラフィにより分析する。
多くの場合、生成物は汚染物を含まないが、精製はもし
必要ならばイオン交換カラムクロマトグラフィ又はOD
Sカラムの逆相液体クロマトグラフィにより達成される
。ペプチドのアミノ酸配列は、自動ベックマン890M
シーケンサ−中のアミノ酸シーケーシングによる再確認
される。
実施例 3 実施例2の方法に従って製造された1mgのペプチドを
、20時間絶えず撹拌しつつ20μgのゲルタールアル
デヒドにより1a+gのウシ血清アルブミンにカップリ
ングする。過剰のペプチド及びゲルタールアルデヒドは
、1晩ダブル蒸留水の透析により除去される。
カップリングされたペプチドは、次に凍結されそして食
塩溶液に再懸濁される。
実施例 4 免疫化 4〜6頭のコロンビア産アオタス・トリバーガタス種モ
ンキーの群に、0.30.45.80及び75日に、以
下の第1表及びその次のテキストに記載されたペプチド
混合物のそれぞれに用いられたそれぞれの精製されたそ
してカップリングされたペプチド、即ち(a)式I及び
■そして(b)式1. n及び■250μgを注射した
。抗体研究用の血液サンプルは、50.70及び80日
に採った。最後の免疫化15日後の90日に、チャレン
ジを行った。各モンキーに、それが致命的な疾患を誘発
するこれらのモンキーで生長するように適合させられた
FVO〔ファルシパルム・ヴイエトナム・オーク・ノル
(VlctnaIIOaK Knoll))種の少くと
も10%寄生虫血を感染したドナー・アオタス・トリバ
ーガタス種モンキーから得られた、5xIO13個のP
、ファルシパルムを感染した新しい血球を静脈内に注入
した。食塩溶液を注入されたコントロールは、同じ免疫
化のパターンに従った。
寄生虫血は、ヘパリンにより抗凝血させられそして食塩
溶液により1:1に希釈された新鮮な血液のギームサ(
Glemsa)及び/又はアクリジンオレンジ・フルオ
レセンスにより染色された末梢血液スミアにより毎日モ
ニターされた。部分的な防御は、寄生虫症の発現の顕著
な遅延として定義され、そして全防御は、自然発生的に
回復した10%より低い寄生虫血又は血液中の寄生虫の
完全な不存在として定義された。
第1表において、3頭のアオタス・モンキーの第一のグ
ループは、正常食塩溶液を注入されたモンキーをコント
ロールとしている。第1表の第二のグループは、本発明
の式1及びII (SPf35、l及びS P f’ 
55.1) ノ合成ベブチドノ1:1(重量/重量)混
合物により免疫化された8頭のアオタス・モンキーから
のデータを示す。第1表の第三のグループは、本発明の
式1.■及び■(S Pf’ 35.1.  S Pr
55.1及びS P r 83.1) (7)合成ペプ
チドの1:1:1 (重量/重量)混合物により免疫化
された6頭のアオタス・モンキーからのデータを示す。
2種の合成ペプチド即ち式I及びn (1二1゜w/v
)、  (S P r35.1及びS P f 55.
1)の混合物により免疫化された8頭のアオタス・モン
キーの中の4頭は、コントロールに似た疾患にかかった
が、残りの4頭は、自然発生的に回復する10%より低
い寄生虫血になったことが第1表の結果から分る。
これらの動物において、90日まで負が続き、2Fft
のペプチドのこの混合物によりもたらされる顕著な防御
効果を示唆した。
3種のペプチド即ち式I、■及びm (1: 1 :1
、 v/v)、  (S PI’ 35.1.  S 
PI’ 55.1及び5pr83、1)の混合物により
免疫化された6頭のモンキーの同じチャレンジにおいて
、この混合物により免疫化された6頭のモンキーの中の
3頭は、最大5%の寄生虫血の非常に弱い感染にかかり
、それはコントロール群より10〜15日後にピークと
なり次に自然発生的に回復した。この同じ群の残りの3
頭のアオタス・トリバーガタス種モンキー即ちモンキー
291 、297及び300は、この疾患の徴候を何等
示さなかった。その上、寄生虫はチャレンジ90日後迄
血液スメアサンプルにおいて全く検出されなかった。
実験的な感染に対して完全又は部分的な免疫をもたらす
ことが既に示されていた、分子のアミノ酸配列による合
成されたペプチドのある組合わせ、即ち式1.■及び■
の化合物の混合物が、免疫化された動物に完全R殺虫の
防御を誘起しうることを、これらの結果は示している。
この免疫の発生は、それ故P、ファルシパルムに由来す
るマラリアに対するワクチンにおける合成ペプチドのこ
れらの混合物の使用の証拠である。
(以下余白) 実施例 5 合成蛋白共重合体の製造 ヒトにおける本発明の合成蛋白共重合体により与えられ
る安全、免疫原性及び抗マラリア防御を研究するために
、蛋白共重合体S P f (8B)3o(一般に式■
参照)は、上述の実施例1及び2に詳しく示されている
方法に従って式(Vl)の単量体から重合された。
実施例 6 合成蛋白共重合体によるヒトの免疫化 9人の男性ボランテア(18〜21才)を、コロンビア
軍隊からの109人の健康な軍人ボランテア(すべて高
等学校卒業)の中から選んだ。彼等は、彼等の病歴、彼
等が非風土病性のマラリア地域で生まれた事実並びに研
究室のテストに基づく彼等の臨床状態(ヘマトクリット
、全血球計算及び白血球百分率数、完全血清化学、尿検
査そしてB型肝炎ウィルス及びP、ファルシパルムに対
する抗体の存在に関する血清学的テストを含む)に基づ
いて選ばれた。
報償例えば金又はプロモーションは提供されなかった。
彼等のすべては、正常の実験室のテストを受けそして優
れた精神上及び肉体上の状態であった。
人体実験に関するWHO勧告に基づいて、ボランテアが
研究の任意の点で自由に中止しうる了解とともに、書面
の同意が、研究の性質、その危険の可能性及び利点を詳
細に説明した後に得られた(他の医師との協議とともに
免疫研究所への訪問、JFl ! 、セミナー中)。
研究を通してボランテアは、周期的に、続行するかどう
かの彼等の意向を質問された。この研究は、コロンビア
軍の医学委員会及びコロンビア公共保健省により承認さ
れた。チャレンジの研究のため、ボランテアはボゴタ市
のコロンビアの中央軍病院に入院し、そしてすべての医
学上のサービス及び広範な看護設備及び専門家の下にあ
った。
さらに、入院中、6人の医師が1日24時間患者をコン
トロールするために病院に駐在した。゛被験者からの血
液スメアは、独立して3回、発明石及び彼のスタッフに
より、コロンビアの中央軍病院の科学スタッフによりそ
してコロンビアマラリア撲滅サービス(SEM)により
分析された。
WHOは、患者が約5%寄生虫血に達したとき、マラリ
アを重態と考えているが、我々はより厳格な基準を定め
、即ち0.5%より多く寄生虫血を生じた接種者は、ク
ロロキン次にスルファトキシン及びピリメタミンにより
処理して彼等の完全な安全さを確保するようにした。
ボランテアは4群に分けられた。(1)2人のボランテ
ア(D、 A、及びJ、 C,)は、0,60及び80
日に水酸化アルミニウムに吸着させたS P f (G
o)302 mgを3回採った。(2)3人のボランテ
ア(W、 B、、 W、 G、及びり、 C,)は、0
及び60日のみに同じ蛋白及び投与量を採った。(3)
3人のコントロール(ボランテアA、 C,、J、 D
、及びC,B、)は、0.20及び45日に食塩溶液を
採った。(4)1人のボランテア(J、 E、)は、P
、ファルシパルム種を受ける負のレセプターとされた。
S P f、(88)38合成ハイブリッド蛋蛋白型合
体及び食塩溶液は、接種前にl!(OH)3に吸着され
た。
S P f (8B)3oを接種された1人の対象者(
D、 A、)は、第三の免疫5分後に一般的なじんまし
んの発疹を生じた。低血圧又は呼吸困難は生ぜず、発疹
はヒドロコーチシン及びアドレナリンによる治療に急速
に反応した。この反応の理由は未知であるが、塩、トリ
ス及びDTTを除<5Pf(6B)3oのバッチの透析
中の問題に帰因した。この透析は従って精製プロトコー
ルから除かれそして脱塩はゲル濾過により行われた。
対象者が他のバッチのS P f (00)30により
3回接種されたとき、彼は重い全身的又は局所的な副作
用を生じなかった。しかし、接種部位の軽度の痛み、局
所の紅斑及び硬化はすべての対象者に認められた。ボラ
ンテアは、発熱せず又は各免疫1日前、1.3及び5日
後血球計算、血液化学又は尿検査で変化を示さなかった
。自動免疫テスト〔リウマチ因子、抗核抗体、クーン(
Cooa+bs)テスト及び抗心筋線維抗体〕は、系統
的に負であった。
体液及び細胞の免疫レスポンスのダイナミックスを研究
するために、血液サンプルを各免疫の1日前及び150
後に採り、そして又チャレンジの日の前に採った。この
最後のサンプルにおいて、抗体タイターは、抗原として
合成蛋白分子を用いるペプチド・抗ペプチドEL I 
SAにより求められた。抗体は、すべての血清における
CS繰返し分子(NANP)に対して検出されなかった
間接イムノフルオレセンスアッセイ(IIFA)は、す
べての血清は1:20〜1 : teoの間のタイター
でメロゾイト・シゾントに対する抗体を含むことを示し
た。又、すべての免疫前血清並びにコントロール及び未
処理レセプターからの血清は、負であるか又は1:20
より下の抗体タイターを有した。抗体のレベルと抗マラ
リア防御との間に相関はなかったが、S P f (8
6)3oによる未防御接種者(J、 C,)のみが、す
べての方法において最低の抗体タイターを示した。
抗原として蛋白ハイブリッド及び精製したシゾントの超
音波処理物を用いる末梢血液単核細胞(PBMC)の増
殖アッセイは、第一の接種前に3.0以下の刺戟指数(
S、 1.)を示した。各接種後そしてチャレンジ前、
刺戟指数は0.61から35.1に変化したが、抗体タ
イター又は抗マラリア防御とは相関しなかった。
チャレンジの日、ボランテアは、野生P、ファルシパル
ム種(グレードIクロロキン抵抗性そしてスルファトキ
シン及びピリメタミンに対して完全な感受性があり、多
くのコロンビア野生種に似ている)を静脈内に注入され
た。感染された赤血球は、すべてのボランテア受診者と
交換できしかもすべての血清学上のテストが負である優
れた医学、臨床そして実験室の条件下の、解凍した種、
血液グループ0+を既に注入されたマラリアにかかった
ことのないボランテア(E、 G、)から得られた。ボ
ランテアへの注入物は、約4mlの滅菌食塩溶液により
希釈された1、OQo、000個の新鮮な生のリング感
染赤血球であった。寄生虫血のレベルは、12時間毎に
ギームサ、フィールド又はアクリジンオレンジにより染
めた濃い及びうすい血液スメアにより3日日後モニター
され、そして中止するかどうかを希望することを確める
ために医学スタッフによりボランテアに伝えられた。約
0.5%の寄生虫血を有するボランテアは、クロロキン
次にスルファトキシン及びピリメタミンの緊急の治療を
受けた。個々の寄生虫血の進展は、合成ハイブリッド蛋
白共重合体の防御効果をより理解するために、第2表に
示される。最初の4日間はすべての寄生虫血は負であっ
た。ギームサ染色の読みは、アクリジンオレンジより低
かった。
チャレンジの第7日後、未処理のレセプター及び食塩溶
液を受けたボランテアは、12時間中に非常に低いレベ
ルから126より大きい%に上昇した寄生虫血を有した
。化学療法が直ちに与えられ、早い臨床上のレスポンス
がありそして残存の作用又は結果はなかった(第2表)
。− 8Pf(66)3oを接種された5人のボランテアの中
の3人(ν、 B、、 W、 G、及びり、 C,)は
、軽く感染し、寄生虫のカウントは常に低下しそして2
1日には完全に回復した(第2表)。彼等の中で、ボラ
ンテア(V、 B、)は、7日に寄生虫血のピーク(0
,007%)を有したが、寄生虫を彼の血液に再び見る
ことはなかった。他の2人(W、 G、及びり、 C,
)は、0.5%以下の寄生虫血を生じたが、それはチャ
レンジ後18及び20日までに自己制限された。
無性血液の形が消失しても、僅かな生殖母細胞(平均0
,04%)はなお存在した。非常に少数(0,004%
以下)の無性血液の形が彼等の血液中に若干の日数見ら
れそして他のものは完全に負であったため、彼等に35
日迄に予防化学療法を与えることに決定した。40日迄
に、生殖母細胞又は無性血液の形は存在せず、ボランテ
アの臨床上の条件及び臨床実験室の結果は優れていた。
第四のボランテア(D、 A、)は、寄生虫血が0.4
5%より下の10日に研究を止めることをきめ、次に緊
急の化学療法を受けた。第五のボランテア(J、 C,
)は、コントロール群に似た寄生虫血を生じた。
臨床上のマラリア症状(発熱、頭痛、嘔吐など)は、寄
生虫に感染したすべてのボランテアに存在した。面白い
ことに、症状はコントロール及び未処理のレセプターよ
りも早く防御された人々に生じた(6日目)。マラリア
に帰せられる小さな臨床上の実験室の変化は、すべての
ボランテアに見られたが、化学療法後は正常なレベルに
戻された。
(以下余白) 第2表に示された実験結果から、ヒトの免疫化に用いら
れるとき本発明の合成蛋白共重合体は安全であり、P、
ファルシパルム無性血液段階の形に対して顕著な抗体タ
イター及び高い細胞免疫レスポンスを誘発することが分
る。チャレンジがヒトのボランテアで行われるとき、P
、ファルシパルム寄生虫の無性血液段階による実験的感
染に対して、完全且自己制限防御が生成され、それはす
べてのヒトのマラリアの無性段階に対する最初の合成ワ
クチンである。
用いられた用語及び表現は、記述の用語として用いられ
制限の用語としては用いられず、そして示されそして記
述された特徴の任意の均等物又はその任意の部分を排除
するこのような用語及び表現の使用を目的とするもので
はなく、種々の改変が特許請求の範囲に記載された発明
の範囲内で可能である。
外2名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)次の式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中nは1〜約10の整数である〕 で示される化合物。 2)次の式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中nは1〜約10の整数でありxは2〜約50の整
    数である〕 で示される重合体化合物。 (3)ヒトへの投与に適した媒体中に請求項2の化合物
    を活性成分として含むプラスモジウム・ファルシパルム
    (Plasmodium falciparum)に由
    来するマラリアに対する免疫用組成物。 (4)媒体がヒトに対する非経口投与に適している請求
    項3記載の組成物。 (5)免疫を誘起するのに有効な量の請求項3の組成物
    を投与することを含むプラスモジウム・ファルシパルム
    に由来するマラリアに対して防御免疫を誘起する方法。 (6)組成物が注射により投与される請求項5記載の方
    法。 (7)xが30である請求項2記載の化合物。 (8)nが3である請求項2記載の化合物。 (9)xが30である請求項3記載の組成物。 (10)nが3である請求項3記載の組成物。 (11)xが30である請求項5記載の方法。 (12)nが3である請求項5記載の方法。 (13)媒体が水酸化アルミニウムである請求項4記載
    の組成物。 (14)媒体が水酸化アルミニウムである請求項6記載
    の方法。 (15)次の式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物。 (16)非経口投与に適した媒体中に請求項15の化合
    物を活性成分として含むプラスモジウム・ファルシパル
    ムに由来するマラリアに対する免疫用組成物。 (17)免疫を誘発するのに有効な量の請求項16の組
    成物を投与することを含むプラスモジウム・ファルシパ
    ルムに由来するマラリアに対する防御免疫を誘発する方
    法。 (18)式▲数式、化学式、表等があります▼ の化合物。 (19)式▲数式、化学式、表等があります▼ の化合物。 (20)式▲数式、化学式、表等があります▼ の化合物。 (21)式▲数式、化学式、表等があります▼ の化合物。 (22)式▲数式、化学式、表等があります▼ の化合物。 (23)非経口投与に適した媒体中に化合物:式( I
    )▲数式、化学式、表等があります▼及び 式(II)▲数式、化学式、表等があります▼ の混合物を含むP.ファルシパルムに由来するマラリア
    に対する免疫用組成物。 (24)式(III)▲数式、化学式、表等があります▼ 式(IV)▲数式、化学式、表等があります▼又は 式(V)▲数式、化学式、表等があります▼ よりなる群から選ばれるペプチド化合物を混合物に含む
    請求項23記載の組成物。 (25)ペプチド化合物が式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼ である請求項24記載の組成物。 (26)媒体が正常食塩溶液である請求項23記載の組
    成物。 (27)媒体がスクワレンである請求項23記載の組成
    物。 (28)式( I )及び(II)の化合物がグルタルアル
    デヒドにより重量/重量の基準でウシ血清アルブミンに
    カップリングしている請求項23記載の組成物。 (29)式( I )及び(II)の化合物が共重合により
    カップリングしている請求項23記載の組成物。 (30)式( I )、(II)及び(III)の化合物がグル
    タルアルデヒドにより重量/重量の基準でウシ血清アル
    ブミンにカップリングしている請求項25記載の組成物
    。 (31)式( I )、(II)及び(III)の化合物が共重
    合によりカップリングしている請求項25記載の組成物
    。 (32)式( I )対式(II)対式(III)の化合物の重
    量/重量の比が約1:1:1〜約10:10:10であ
    る請求項25記載の組成物。 (33)重量/重量の比が1:1:1である請求項32
    記載の組成物。 (34)免疫を誘起するのに有効な量の請求項25の組
    成物をヒトに注射することを含むP.ファルシパルムに
    由来するマラリアに対する防御免疫を誘起する方法。 (35)免疫を誘起するのに有効な量の請求項30の組
    成物をヒトに注射することを含むP.ファルシパルムに
    由来するマラリアに対する防御免疫を誘起する方法。 (36)免疫を誘起するのに有効な量の請求項31の組
    成物をヒトに注射することを含むP.ファルシパルムに
    由来するマラリアに対する防御免疫を誘起する方法。
JP63005019A 1987-01-14 1988-01-14 マラリアワクチン Pending JPS63239296A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/003,194 US4735799A (en) 1987-01-14 1987-01-14 Malaria vaccine
US003,194 1987-01-14
US135,027 1987-12-29

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63239296A true JPS63239296A (ja) 1988-10-05

Family

ID=21704648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63005019A Pending JPS63239296A (ja) 1987-01-14 1988-01-14 マラリアワクチン

Country Status (3)

Country Link
US (1) US4735799A (ja)
JP (1) JPS63239296A (ja)
ZA (1) ZA88197B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4957738A (en) * 1987-01-14 1990-09-18 Patarroyo Manuel E Protein copolymer malaria vaccine
GB8706599D0 (en) * 1987-03-19 1987-04-23 Hoffmann La Roche Plasmodium falciparum merozoite antigen peptides
IT1233419B (it) * 1987-12-11 1992-03-31 Eniricerche Spa Peptidi sintetici immunologicamente attivi utili per la preparazione di un vaccino antimalaria
US5217898A (en) * 1988-05-02 1993-06-08 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Health And Human Services Expression of the P. falciparum transmission-blocking antigen in yeast
US6333406B1 (en) 1988-08-12 2001-12-25 Joseph W. Inselburg Gene encoding protein antigens of Plasmodium falciparum and uses therefor
US5231168A (en) * 1988-09-16 1993-07-27 Statens Seruminstitut Malaria antigen
US5646247A (en) * 1989-04-05 1997-07-08 New York University Merozoite antigens localized at the apical end of the parasite
AU1588092A (en) 1991-02-22 1992-09-15 United States of America, as represented by the Secretary, U.S. Department of Commerce, The Transmission blocking vaccine against malaria
CA2337754C (en) 1998-08-21 2011-05-24 Altaf A. Lal Recombinant multivalent malarial vaccine against plasmodium falciparum
ES2547220T3 (es) 2004-04-20 2015-10-02 Dendritic Nanotechnologies, Inc. Polímeros dendríticos con amplificación y funcionalidad interior mejoradas
EP1877103A4 (en) 2005-04-20 2010-11-03 Dendritic Nanotechnologies Inc DENDRITIC POLYMERS WITH ENHANCED INNER FUNCTIONALITY AND AMPLIFICATION

Also Published As

Publication number Publication date
ZA88197B (en) 1989-03-29
US4735799A (en) 1988-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Zavala et al. Synthetic peptide vaccine confers protection against murine malaria.
US7211256B2 (en) Plasmodium falciparum antigens inducing protective antibodies
US20050287166A1 (en) Malarial pre-erythrocytic stage polypeptide molecules
Romero et al. Multiple T helper cell epitopes of the circumsporozoite protein of Plasmodium berghei
CA1316631C (en) Protein copolymer malaria vaccine
IL128318A (en) Vaccine against malaria
Nussenzweig et al. Antisporozoite vaccine for malaria: experimental basis and current status
JPS63239296A (ja) マラリアワクチン
WO2000011179A1 (en) RECOMBINANT MULTIVALENT MALARIAL VACCINE AGAINST $i(PLASMODIUM FALCIPARUM)
US20110002916A1 (en) Plasmodium falciparum antigens and their vaccine and diagnostic applications
Good et al. Involvement of T cells in malaria immunity: implications for vaccine development
Precigout et al. Analysis of immune responses of different hosts to Babesia divergens isolates from different geographic areas and capacity of culture-derived exoantigens to induce efficient cross-protection
EP0241725B1 (en) Improvements in and relating to vaccines
US20110262469A1 (en) Malaria vaccine based on fragments and combination of fragments of the cs protein of plasmodium vivax
Nussenzweig et al. Experimental basis for the development of a synthetic vaccine against Plasmodium falciparum malaria sporozoites
Good Towards the development of the ideal malaria vaccine: A decade of progress in a difficult field
Itoh et al. The correlation of protective effects and antibody production in immunized chickens with recombinant R7 vaccine against Leucocytozoon caulleryi
WO2015038708A1 (en) Malaria vaccine
Hoffman et al. Pre-erythrocytic malaria vaccine development
Brown et al. Malaria—: Yesterday, Today, and Tomorrow
PL212249B1 (pl) Kompleks rybosomalnych bialek P z zarodzca malarii Plasmodium falciparum jako antygen patogenu malarii oraz sposób otrzymania tego antygenu i kaseta ekspresyjna do tego sposobu
Kironde et al. Towards the design of heterovalent anti-malaria vaccines: a hybrid immunogen capable of eliciting immune responses to epitopes of circumsporozoite antigens from two different species of the malaria parasite, Plasmodium.
Chai The humoral response to a chemically defined synthetic vaccine comprised of epitopes derived from the circumsporozoite protein of Plasmodium berghei
Trager et al. Malaria vaccine
Ballou et al. The development of molecular vaccines against malaria sporozoites