JPS63229898A - 電気機器の防護用収納箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は、電気機器の防護用収納箱、詳しくは、電光源
等の電気機器の一部または全部を使用可能状態に格納す
る防護用収納箱に関する。

［従来の技術］ 従来のこの種の防護用収納箱は、放熱かまたは防水の何
れか一方のみを考慮したものが多く、例えば防水機構を
施したものとしては実公昭５５−４７０９４号公報に開
示されているように、本体と蓋体との係合縁部にそれぞ
れ四部と凸部とを形成し、これらの嵌合により防水する
もの、または実公昭５３−４９２８２号公報や実公昭５
５−３２３３３号公報に開示されているように、本体と
蓋体との係合縁部にバッキング材を介在させたもの等が
ある。また防水構造の箱体に通風孔を設けたものとして
は、鎧戸式のものがあるが、この鎧戸式のものにおいて
は、雨滴の浸入を防ぐために開口部が小さく、通風が充
分でなく放熱用としては効率が悪かった。また開口部が
塞がれないためにプロテクター用部材等も必要であり、
風の流れる方向も好適とは言えず効率が劣る等の欠点を
有していた。また、防水用としてはヒートバイブ等を用
い石ものもあるが構造が複雑で重く、高価なものとなっ
ていた。

［発明が解決しようとする問題点］ このように、従来のこの種の防護用収納箱は、放熱効果
が悪く、防水効果も良好なものとは言えず、また、下面
が開口しているため設置場所が限定されたり、冷却を必
要としない機器を対象としたものが多く、高熱となるラ
ンプ光源を内蔵するため冷却を必要とする内視鏡用光源
装置等を格納する防護用収納箱としては極めて不適当な
もので使用できないという問題点を有していた。

本発明の目的は、上述したような従来の防護用収納箱が
有する欠点を解消するために、電光源等の電気機器を使
用可能状態に収納し、その使用中にも好適に放熱および
防水が効率よくなされる防護用収納箱を提供するにある
。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、上述したような問題点を解決するために、第
１図の概念図に示すように、発熱源を有する電光源等の
電気機器２全体を防護用収納箱１内に格納し、同防護用
収納箱１の側壁の一部を、下方が箱体内方に向けて傾斜
する斜面壁３で形成し、同斜面壁３に箱体底面に対して
垂直方向の通風孔４を穿設すると共に、この通風孔４の
下側縁部に箱体内に向けて起立する防水片２１（第５図
参照）を設けたことを特徴とするもので、また箱体底面
には箱体内に浸入した雨水を排出するための水抜き孔６
が穿設されている。

［作　用］ このように構成されている本発明の防護用収納箱におい
ては、同和１の一方の側壁の斜面壁３に穿設した通風孔
４から箱体内に侵入した冷風は矢印で示すように、上記
電気機器２の上部左右両側壁に穿設されたそれぞれ外側
を下方に向は並列する通風孔５から機器２内を通り抜け
、他方の側壁の斜面壁３の通風孔４から箱体外に排出さ
れる。

従って、上記のような風の流れにより良好な放熱が行な
われると共に、通風孔４は斜面壁３に穿設されているた
め、上方から降る雨水も箱体内に浸入することが防水さ
れる。なお、第１図には示されないが上記斜面壁３の通
風孔４の下側縁部には箱体内に向けて起立する防水片２
１（第５図参照）が設けられているので、これにより箱
体側近に落下した雨水が跳ね返って収納箱１の外部から
通風孔４を通じて箱体内へ浸入するのも防止される。

［実　施　例］ 第２図は、本゛発明の一実施例を示す電気機器の防護用
収納箱の斜視図であり、第３図は、その縦断面図である
。第２．３図に示すように本実施例における防護用収納
箱１１は収納する電気機器１２が外部から見えるように
透明なプラスチック材等で形成されている。また、−内
部に格納さｎ　６　ｆｆ１ｆｆｉ！＆器−は内視鏡用ｐ
光源装装置が収納されるものとする。この防護用収納箱
１１は下半部が蓋体１３で下半部が機器格納用箱体１４
で構成されていて、蓋体１３と収納箱体１４は蝶番１５
によって開閉自在に結合され、バックル１６によって両
者は錠止されるようになっている。上記蓋体１３の天井
壁にはゴム祠等からなる位置決め部材１７が設けられて
いて、蓋体１３の閉蓋時には機器１２の」二面を軽く押
圧し同機器上又を不動に位置決めする。

また収納箱体１４の周壁上面の、蓋体１３の周壁下面と
の結合面内側には、同結合周面に沿う突条１８が設けら
れており、結合面からの水の浸入を防止するようになっ
ている。そして箱体１４の左右両側壁の中央部の中程か
ら下部はそれぞれ内方に向けて傾斜した斜面壁１９で形
成されていて、同斜面壁１９には第５図に示すように、
垂直方向に並列するり（数個の通風孔２０が穿設されて
いると共に、同各通風孔２０の下側縁部には垂直方向に
起立する防水片２１が形成されている。この防水片２１
によって通風孔２０は確実に上方に向くようになり、外
部から侵入する冷却のための空気は、その流れが確実に
垂直上方に向かうようになると共に、外部からの雨水等
は浸入しにくいものとなっている。そして、外部からの
雨水が浸入した場合でも、これを直ちに外部に排出でき
るように箱体１４の底壁には水抜き孔２２が設けられて
いる。また、箱体底面には電気機器１２が箱体１４内に
おいて妄りに移動しないように左右の位置決め部材２３
と前後の位置決め部材２４（第４図参照）とが設けられ
ていて、同電気機器１２を箱体１４内において不動に位
置決めしている。

このように構成された本実施例における防護用収納箱１
１においては、冷却のための空気は、第３図に矢印で示
すように、同収納箱よ±の一方の斜面壁１９の通風孔２
０から侵入して防水片２１により垂直上方に送られ、電
気機器１２の側壁に穿設された通風孔２５から機？：ｉ
１２の内部を通り、同機器上１を冷却し、他方の斜面壁
１９の通風孔２０より下方外部に送り出される。また上
記防水片２１等により外部からの通風孔２０を通しての
雨滴等の浸入も防止されると共に、また、たとえ浸入し
たとしても上記水抜き孔２２から即座に排出される。こ
のように発熱源をもつ電気機器１２は円滑に外部から侵
入する空気によって好適に冷却される。

なお、上記第２図における符号３１は電気機器１２の光
量調整用ツマミ、２６はこの光量調整用ツマミ３１に適
宜、連結される収納箱の調整用ツマミ、２７は電気機器
１２に外部機器を接続するためのコネクター、２８は平
生は閉成されている、収納箱の上記コネクター口、２９
は電気機器１２の電源スィッチ、３０は平生は閉成され
ている、上記スイッチ２９の操作口をそれぞれ示してい
る。

［発明の効果コ 以上説明したように、本発明によれば、通風孔を箱体下
部に斜めに下向きに穿設することにより空気の流れを円
滑にし、収納機器に対して防水と放熱の両機能を発揮す
るようにしたので、従来のこの種の電気機器の防護用収
納箱が有していた問題点を兄事に解消でき、電気機器の
使用中にも好適に放熱、防水ができる電気機器の防護用
収納箱を提供することができる。しかも両側壁の一部の
みを内側に傾斜させて、この斜面壁に通風孔を設けであ
るので、収納箱を壁面等に押し付けて配置しても通風孔
が塞がれず、送風に支障がないという効果も得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の特徴を示すための概念図、第２図は
、本発明の一実施例を示す電気機器を収納した防護用収
納箱の斜視図、 第３図は、上記第２図の縦断面図、 第４図は、上記第２図の電気機器の防護用収納箱の側面
図、 第５図は、上記第３図の防護用収納箱の斜面壁の拡大断
面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　電光源等の電気機器の一部または全部を使用可能状態
   に格納する防護用収納箱において、 上記防護用収納箱の側壁の一部を、下方が箱体内方に向
   けて傾斜する斜面壁で形成し、同斜面壁に箱体底面に対
   して垂直方向の複数個の通風孔を穿設すると共に、この
   通風孔の下側縁部に箱体内に向けて起立する防水片を設
   けたことを特徴とする電気機器の防護用収納箱。