JPS6322942B2 - - Google Patents

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JPS6322942B2
JPS6322942B2 JP59177639A JP17763984A JPS6322942B2 JP S6322942 B2 JPS6322942 B2 JP S6322942B2 JP 59177639 A JP59177639 A JP 59177639A JP 17763984 A JP17763984 A JP 17763984A JP S6322942 B2 JPS6322942 B2 JP S6322942B2
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JP
Japan
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circular saw
blade
sliding
rotated
mounting
Prior art date
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Application number
JP59177639A
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English (en)
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JPS6156861A (ja
Inventor
Kyohiko Sasanuma
Hiroyuki Saeki
Masayoshi Saeki
Itsuji Hiramatsu
Isamu Ono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ESU KEE NOKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
ESU KEE NOKI SEISAKUSHO KK
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Publication date
Application filed by ESU KEE NOKI SEISAKUSHO KK filed Critical ESU KEE NOKI SEISAKUSHO KK
Priority to JP17763984A priority Critical patent/JPS6156861A/ja
Publication of JPS6156861A publication Critical patent/JPS6156861A/ja
Publication of JPS6322942B2 publication Critical patent/JPS6322942B2/ja
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の使用分野 本発明は、摺動台の前後移動操作及び操作ハン
ドルの前後往復回動操作のみにより使用により磨
耗し切れ味が不良となつた4枚刃又は8枚刃の丸
鋸の刃を簡単に切れ味良好な刃に修正研磨せしめ
ると共に8枚刃の丸鋸の外形も同一の機械により
バランスの取れた形状に連続して修正研磨するこ
とができる丸鋸修正研磨機に関する。
従来技術 従来、第10図に示された如く、外周端部cが
鋭角状となつた複数の刃bを等間隔をおき周設し
た丸鋸aを回転軸dに装着して、丸鋸aの高速回
転作用で、立植した牧草や茎稈或はその他の農作
物を能率よく切断する農作業は一般に行われて周
知であり、しかも上記の農作業を行つた際には丸
鋸aの刃bは被切断物、土塊或は石等との衝接作
用で短時間内に刃6の外周端部cが丸く摩耗さ
れ、切れ味が著しく低下するものである。
そこで、上記のように丸鋸aの刃bが摩耗さ
れ、切れ味が低下した際には、刃bの外周端部c
を原形と同様な鋭角状となるように修正研磨しな
いと再度の使用ができない。
従つて、上述のように丸鋸aの刃bが丸く摩耗
されたら、市販されている第7図示の如き修正定
規e(実用新案登録第34576号)を用いて、摩耗さ
れた丸鋸aの表面上に刃b′の外周端部c′が鋭角状
となり、かつ刃の長さが所定寸法の丸鋸a′の図形
をケガキ針fで新たに作図し(第6図鎖線参照)
次いで該丸鋸aをグラインダに当てがいながら作
図通りに修正研磨し、再生した丸鋸a′を得ること
で再度の使用を図つていたものである。
発明が解決しようとする問題点 従つて、従前の丸鋸修正研磨作業を行うために
は、摩耗した丸鋸表面上に修正定規を用いて新た
に正確な丸鋸図形を作図する面倒な作図作業と、
摩耗した丸鋸の外周を作図通りに修正研磨する手
作業を経ないと修正研磨した丸鋸を得ることがで
きないため、その作業能率が著しく低下され、修
正研磨時間に相当の時間を要するは勿論のこと、
作図作業の必要性から相当の熟練を要し、素人で
は仲々作図をすることができない許りか、作図さ
れた丸鋸図形は手作業で作図するので、摩耗丸鋸
に対し、必要以上に小さくなり、その結果、丸鋸
の損耗度を高める。
その上、外周研磨作業も、その総てが作業者の
手作業により行われるので、丸鋸の外形を正確な
形状に仕上げ研磨することができず、丸鋸全体が
アンバランス状態となり、農作業時に丸鋸がガタ
付いて異常騒音を発生し、安定した切断作業を効
率的に達成させることができない外、刃付研磨作
業時に刃全体をグラインダで一度に研磨するた
め、刃部が摩擦熱で変質し、切れ味が著しく不良
となる等の欠点が生じた。
そこで本発明は、従前におけるが如き作図作業
および手作業による外周研磨作業を一切廃し、8
枚刃又は4枚刃の丸鋸を8枚刃又は4枚刃の丸鋸
に適合する位置に予め定置されたグラインダに対
し前後方向に移動調節させることができ、かつ操
作ハンドルの一回の前後往復回動操作で偏心回動
されながら丸鋸の刃が45度順次一方に向け送り爪
で送り回転されるようにセツトして、丸鋸の単な
る前後移動作用で8枚刃又は4枚刃からなる丸鋸
の刃の修正研磨作業が、又、操作ハンドルによる
1回の前後往復回動作用で8枚刃からなる丸鋸の
外周をバランスの取れた正常な形状に修正研磨す
ることが容易にできるようならしめると共に前記
丸鋸修正研磨作業を機械的作動により安全かつ能
率的に達成させ、もつて誰人といえども、操作を
簡単に、かつ能率的に摩耗した丸鋸の修正研磨が
容易にできる丸鋸修正研磨機を提供しようとした
ものである。
問題を解決するための手段 従つて、本発明の技術的課題は、使用により刃
が摩耗された丸鋸をその刃数が4或は8であつて
も操作が簡単で、かつ効率的に、しかも外形全体
をバランスの良い状態のもとに切味が最良の丸鋸
に再生させることにある。
この技術的課題を解決するため、特にその構成
を取付台上に、摺動調節装置により前後方向の摺
動長さを調節できる摺動台と、該摺動台に対する
取付位置を8枚刃又は4枚刃に適合するよう2段
に亘り変更できる研磨装置とを対設し、上記摺動
台には、周縁に8個の係止部を備えた回動案内盤
と、周縁に8枚又は4枚の刃を夫々設けた丸鋸を
交換自在に装着した取付軸を遊架した丸鋸回動体
を、前記取付軸と偏心位置に設けられた支持軸を
軸として操作ハンドルの1回の前後往復回動操作
で丸鋸が45度順次一方に向け送り爪で送り回動さ
れるよう配設せしめると共に、前記回動案内盤は
丸鋸回動体の復元回動始動時に係止部との間に所
定の遊び間隔をおいて配設されたストツパーで不
回動状態で係止された状態のまま復元回動終了時
迄支持軸を軸として偏心回転させ、丸鋸を研磨装
置のグラインダと丸鋸の刃外周端部とが一致する
位置に偏心移動せしめた構成としたものである。
作 用 上記技術手段は次のように作用する(第1図な
いし第7図参照)。すなわち、牧草や茎稈或はそ
の他の農作物の切断農作業により8枚の刃15の
外周端部19が共に丸く摩耗され、切れ味が著し
く低下された8枚刃からなる丸鋸14を修正研磨
し、再度の使用を図りたい時には、先ず修正研磨
する丸鋸14の刃数が8枚刃の時には研磨装置2
を取付台1上のX位置に強固に設置せしめると共
にグラインダ3を取付角度が45度となるように調
整せしめる。一方、摺動調節装置31の前後調節
操作で摺動台7全体を手前側一杯に後退させると
同時に操作ハンドル20を停止装置27に衝接す
るように回動させてB位置に停止させた状態のも
とに丸鋸回動体9の支持軸8と偏心位置に遊架さ
れた取付軸11に、丸鋸14の刃数と同数の係止
部13を等間隔をおき周設した回動案内盤12を
直結し、次いで該取付軸11に丸鋸14を、該丸
鋸14の刃15と係止部13とが一致するように
位置決め指針37で一致させながら取付軸11へ
直結せしめる。さすれば上記位置決め操作でグラ
インダ3と丸鋸14の刃先15とは一致した位置
にセツトされる。
次いで、摺動台7の前半部上面に周辺が摺動台
7よりも外側に張出す大きさの防塵板38を装着
して、摺動台7の前半部上面を覆うと共に、グラ
インダ3と丸鋸14との摺接位置上方も擺動自在
の透明安全カバー40で覆わしめる。
以上の様な調整および装着操作が終了したら、
先ず、摺動調節装置31の回動螺杆33を回動調
節して、丸鋸14の刃先基端部が定置されたグラ
インダ3の外周縁と接する位置迄摺動台7が前方
に移動できるよう前後摺動長さを調整せしめた
後、摺動台7を再び手前側一杯まで後退させてか
ら、グラインダ3を高速回転させ、次いで摺動台
7を前記摺動長さだけ前後方向に往復移動させれ
ば、外周端部19が丸くなつた刃15は鋭角状と
なるようにグラインダ3で再生研磨される。
以上の前後摺動調節操作で丸鋸14の一刃の再
生研磨作業が終了したら、摺動台7を再び手前側
一杯に後退移動し、操作ハンドル20をB位置よ
りA位置に戻すよう反時計方向に回動させる。と
ころが前記操作ハンドル20の反時計方向への回
動始動に際して回動案内盤12は係止部13とス
トツパー24との間に或る長さの遊び間隔lが予
め設けられているので、前記遊び間隔lの範囲内
迄は支持軸8を軸として操作ハンドル20の回動
方向と同一の反時計方向に偏心状を呈しながら回
動されるが、一たん上記遊び間隔l範囲を過ぎる
と係止部13にストツパー24が係止され、回動
案内盤12が反時計方向へ回動されるのが強制的
に阻止されるため、回動案内盤12および丸鋸1
4は共に操作ハンドル20がA位置に回動される
まで、操作ハンドル20の回動方向と反対方向に
向け取付軸11を軸として偏心回転され、丸鋸1
4の刃外周端部19がグラインダ3の設定位置に
合致するように自動的に偏心移動される。次い
で、この状態のもとに操作ハンドル20をA位置
よりB位置となるように時計方向に回動させれ
ば、丸鋸回動体9は支持軸8を軸として時計方向
に45度だけ回動されると同時に、支持軸8と偏心
位置に遊架された取付軸11に一体に装着された
回動案内盤12も最初から係止部13へ係合状態
のもとに係合された送り爪21の送り回動作用で
時計方向に同角度だけ回動され、丸鋸14を次の
刃15がグラインダ3の位置となるように1駒だ
け取付軸11を軸として偏心回転される。
従つて、上述のように操作ハンドル20の1回
に亘る前後往復回動操作で次位の刃15がグライ
ンダ3位置に回動されてきたら、摺動台7をさき
に調整した摺動長さ分だけ前後往復動させれば、
次位の刃15もグラインダ3により再生研磨され
るものである。
それ故、丸鋸14の刃数が8枚の時には前述の
操作を8回に亘り反復作動させれば、8枚刃の丸
鋸15の刃先再生研磨作業を効率よく達成でき
る。
又、上述のような刃先再生研磨作業を何回とな
く行つていると、丸鋸14の外周が変形状となつ
て、使用時にアンバランス状態となり、正確な切
断作業を行うことができなくなるは勿論のこと騒
音を発生する。この様な場合には先ず操作ハンド
ル20をA位置に回動させておき、次いで、摺動
台7を手前側一杯に後退移動させた後、摺動調節
装置31の回動螺杆33を回転調節せしめて、グ
ラインダ3と丸鋸14の刃先外周端部19とが一
致する位置まで摺動台7を前方に移動調節せしめ
る。次いで、この状態のもとで操作ハンドル20
をA位置よりB位置に向け手前側に回動させれ
ば、丸鋸回動体9は支持軸8を軸として時計方向
に45度だけ回動されると同時に支持軸8と偏心位
置に遊架された取付軸11に装着された回動案内
盤12も最初から係止部13に係合された送り爪
21の送り回動作用で時計方向に同角度だけ回動
され、丸鋸14を次の刃15がグラインダ3の位
置となるように1駒だけ支持軸8を軸として偏心
回転される。したがつて、上述のように操作ハン
ドル20の1回に亘る往復回動操作で丸鋸14の
1/8外周は定置されたグラインダ3と摺接された
まま回転されるので丸鋸14の外周は支持軸8を
中心とした半径の円弧面に正確かつ迅速に研磨さ
れる。
そして、1/8外周の研磨作業が終了したら、そ
のままの状態のもとで操作ハンドル20をB位置
よりA位置に向け反時計方向に回転操作すれば、
回動案内盤12は遊び間隔lの範囲内迄は支持軸
8を軸として操作ハンドル20の回動方向と同一
の反時計方向に偏心回動され、次いで遊び間隔l
範囲を過ぎた時点で係止部13がストツパー24
に係止され、回動案内盤12が反時計方向に回動
されるのが強制的に阻止され、回動案内盤12お
よび丸鋸14は共に不回動状態のまま操作ハンド
ル20がA位置に回動されるまで操作ハンドル2
0の回動方向と反対方向に向け支持軸8を軸とし
て偏心回転され、丸鋸15の刃外周端部19がグ
ラインダ3の設定位置に合致するように自動的に
偏心移動され、刃先がグラインダ3と摺接するこ
となく、次の外周研磨作業に移行できる状態に復
帰される。
したがつて、前述のように操作ハンドル20を
手前側に回動させる操作を8回に亘つて反復動作
すれば8枚刃からなる丸鋸14の外周は正確な形
状に研磨され、使用時に際して、不正回転状態と
なつたり、或は異常騒音を発生させることがない
再生丸鋸が得られる。
又、4枚刃の丸鋸14aの刃先研磨作業を行う
時には、該丸鋸14aに設けられた4枚刃は夫々
水平中心線および垂直中心線に対し刃先が鋭角に
傾斜されているので、先ず研磨装置2の取付位置
をX位置よりY位置に変更装着せしめた後、摺動
台7を手前側一杯まで後退させると同時に、操作
ハンドル20をB位置に戻した状態のもとで、取
付軸11に8枚刃の時の回動案内盤12と4枚刃
の丸鋸14aとを位置決め指針37により係止部
13と刃15aとが一致するように装着せしめ
る。
次いで摺動調節装置31の回動螺杆33を回動
調節して、丸鋸14aの刃先基端部が定置された
グラインダ3の外周縁と接する位置迄摺動台7が
前方に移動できるよう前後摺動長さを調整せしめ
た後、摺動台7を再び手前側一杯まで後退させて
からグラインダ3を高速回転させ、摺動台7を摺
動長さだけ前後方向に往復移動させれば、外周端
部19aが丸くなつた刃15aは鋭角状となるよ
うにグラインダ3で再生研磨される。
そして、上記の操作で丸鋸14aの一刃が再生
研磨されたら、摺動台7を再び手前側一杯に後退
移動させ、操作ハンドル20をB位置を基点とし
て2回往復回動すると、回動案内盤12は送り爪
21の送り作動で2駒(90度)時計方向に回動さ
れ、丸鋸14aを1/4回転せしめて、次位の刃1
5aがグラインダ3位置に回動されて来るので、
摺動台7を再びグラインダ3に対し摺動調節長さ
分だけ往復動すれば次位の刃15aもグラインダ
3により再生研磨される。
したがつて、上述の操作を順次反復して行け
ば、4枚刃の丸鋸14aといえども効率的に刃先
再生研磨が同一の丸鋸修正研磨機により達成でき
る。
なお前述の刃先再生研磨作業および外周研磨作
業時にあつては、摺動台7の前半部上面は防塵板
38により、又グラインダ3と丸鋸14,14a
の摺接位置上方は透明安全カバー40により夫々
覆われているので、研磨作業時に発生した切削粉
塵等が摺動台7と案内レール6,6との隙間に進
入して摺動作用が不円滑となつたり、或は作業者
に飛び当ることが未然に防止され、丸鋸修正研磨
作業を安全に、しかも省力化のもとに容易に達成
させることができる。
実施例 本発明を添附図面に示された好適な一実施例に
ついて説明する。
図面において、1は任意の場所に設置すること
ができる脚付の取付台であつて、該取付台1上の
前部側には取付装置4を介して、研磨装置2が取
外し自在に設置せられており、しかも研磨装置2
の先端側に直結されたグラインダ3は水平面に対
し45度の取付角度をもつて高速回転せられる。そ
して、上記取付装置4を取付台1上に設けたX位
置へ緊定具5を介して設置した場合には8枚刃の
丸鋸14の刃先研磨作業と外周研磨作業を容易に
達成させ、又、取付装置4をX位置よりY位置に
変更設置した時には4枚刃の丸鋸14aの刃先研
磨作業が容易に行うことができるようになつてい
る。
上記取付台1の反対側には、X位置に設置され
た研磨装置2に対して前後方向に沿うように左右
2本の傾斜案内レール6,6が間隔をおいて平行
に装着されており、上記左右2本の傾斜案内レー
ル6,6間には、前記2本の傾斜案内レール6,
6に沿つて前後方向に摺動できるようならしめる
ために、平板の両側辺を互いに斜め下向きに折曲
して構成した摺動台7を嵌装せしめてある。前記
摺動台7上には不回動状態のもとに支持軸8が上
向きに立設され、しかも上記支持軸8には円盤状
の丸鋸回動体9を嵌装すると共に摺動台7と丸鋸
回動体9との間にゴム又は樹脂材からなる回転促
進材10を配設して丸鋸回動体9が支持軸8を軸
として自由に左右方向に回動できるようにしてあ
る。
丸鋸回動体9の一側上面には、軸受筒に嵌装さ
れて、しかも支持軸8と偏心位置において回動が
できる状態のもとに上向きに立設した取付軸11
が設けてある。
上記の取付軸11には、周縁に8個の係止部1
3を等間隔をおき設けた円形の回動案内盤12を
固着せしめると共に、上記回動案内盤12上には
周縁に8枚の刃15、又は4枚の刃15aを夫々
備えた8枚刃の丸鋸14又は4枚刃の丸鋸14a
とを交換自在に取付軸11へ嵌入して載置せしめ
てある。そして上記の丸鋸14,14aは共に取
付軸11に嵌入された間隔筒16および挟着盤な
らびに取付軸11の先端側に螺入された緊定金具
18により強固に装着されている。
前記回動案内盤12と丸鋸14,14aとを取
付軸11に装着せしめる際には、係止部13と刃
15,15aとが夫々一致するように規制せしめ
て設定する。したがつて、上記の設定条件によつ
て丸鋸14,14aの刃15,15aの外周端部
19,19aにグラインダ3が位置せられるよう
に設定される。
20は、丸鋸回動体9の一側壁に基端側を装着
した操作ハンドルであつて、該操作ハンドル20
をA位置よりB位置となるよう手前側方向に回動
させることで丸鋸回動体9を支持軸8を軸として
時計方向に45度回転せしめる。上記操作ハンドル
20の途中には送り爪21の略中央部を枢着し、
該送り爪21の基端部と操作ハンドル20とに亘
り牽引弾機22を張架して、牽引弾機22の付勢
弾力で送り爪21の先端側を回動案内盤12の周
縁に設けた係止部13の一つに係止せしめる。
したがつて、上記操作ハンドル20をA位置よ
りB位置に回動せしめたことで取付軸11に軸装
された回動案内盤12および丸鋸14,14aは
共に支持軸8を軸として送り爪21の送り作動で
45度時計方向に偏心回転されることになる。
前述した摺動台7の後方位置には軸23を立設
し、該軸23にはストツパー24の略中央部を枢
着せしめると共に、ストツパー24の一端と、軸
23近傍位置の摺動台7上に装着された張出金具
25とに牽引弾機26を張架して、該牽引弾力に
よりストツパー24の先端側を回動案内盤12の
周縁に圧接せしめる。
前記回動案内盤12の係止部13と送り爪21
およびストツパー24との相対位置関係は、一個
の係止部13に送り爪21が牽引弾機22の付勢
弾力で強制的に係合された状態において、ストツ
パー24は他の係止部13と係合されず、ストツ
パー24と他の係止部13との間に或る長さの遊
び間隔lが設けられるように設定してある。した
がつて、上記の様な遊び間隔lを設定したこと
で、操作ハンドル20をB位置よりA位置に向け
後方へ回動せしめた時には、丸鋸回動体9は支持
軸8を軸として反時計方向に回動されると共に回
動案内盤12は或る長さの遊び間隔l範囲迄は支
持軸8を軸として操作ハンドル20の回動方向と
同一の反時計方向に偏心回転されるが、一たん遊
び間隔l範囲を過ぎると係止部13にストツパー
24が牽引弾機26の付勢弾力で係止され、回動
案内盤12が反時計方向に回動されるのを強制的
に阻止されるため、回動案内盤12および丸鋸1
4は共に操作ハンドル20による復元回動終了時
(B位置)迄、操作ハンドル20の回動方向と反
対方向に向け取付軸11を軸として僅かに回動さ
れながら、支持軸8を軸として順次偏心回動さ
れ、丸鋸14の刃15の外周端部19がグライン
ダ3の設定位置に合致するよう自動的に偏心移動
される作用を営むものである。
なお4枚刃の丸鋸14aの時には、上述の作動
を2回行うことにより丸鋸14aの刃15aの外
周端部19aがグラインダ3の設定位置に合致す
るよう自動的に偏心移動される。
したがつて、操作ハンドル20をB位置におい
て停止させるために、該B位置には停止装置27
が配設されている。この停止装置27は基端側を
摺動台7に装着した張出板28の先端側に圧縮弾
機29を巻装したハンドル付螺杆30を螺入して
形成したものであつて、該ハンドル付螺杆30の
進退作動で操作ハンドル20の回動範囲を微調整
できる。
なおA位置は係止部13にストツパー24が係
止されて操作ハンドル20がそれ以上反時計方向
に回動されるのが防止されるので、A位置には停
止装置は不要である。
したがつて、ハンドル付螺杆30の後退作動で
操作ハンドル20の回動範囲を予め設定された回
動範囲45度よりも大きく調整した時には、丸鋸1
4,14aが45度以上回動され、設定値より多い
回動範囲角度分だけ刃先研磨作業時における刃先
の削りしろが多く得られる。
31は取付台1のX位置或はY位置に設置され
た研磨装置2に対して、摺動台7を所望長さ自由
に摺動調節させるための摺動調節装置であつて、
該摺動調節装置31は、第7図に示されたよう
に、取付台1の前後位置に設置された前後一対の
軸受金具32,32に軸架されたハンドル付きの
回転螺杆33と、摺動台7と取付台1との間に位
置するように回転螺杆33へ螺合された移動駒3
4とにより構成されており、しかも摺動台7の手
前側には前記移動駒34と衝接するストツプ金具
35が設けられて、回転螺杆33の左右回転作動
で移動駒34を回転螺杆33に沿い前後方向に移
動せしめることにより、摺動台7の摺動長さを微
細に調整せしめることができる。
なお、上記の摺動調節装置31により所望長さ
の摺動調節寸法が得られた以降にあつては、摺動
台7を、該摺動台7の手前側位置に装着されたハ
ンドル36の押引操作でストツプ金具35が移動
駒35と衝接停止するまで傾斜案内レール6,6
に沿つて前後往復摺動させることができる。
37は回動案内盤12の係止部13と丸鋸1
4,14aの刃15,15aとを一致させた状態
のもとに取付軸11へ一体に装着させるための位
置決め指針であつて、その基端側は摺動台7の前
半上面に亘つて装着した防塵板38に装着されて
いる。上述の防塵板38は周辺が摺動台7よりも
外側に張出す大きさに形成されて、丸鋸14,1
4aの刃先研磨作業或は丸鋸14の外周研磨作業
時に発生した切削粉塵が摺動台7と左右の傾斜案
内レール6,6との間に進入して摺動台7の摺動
作用が不円滑となるのを未然に防止せしめる。
グラインダ3と丸鋸14,14aとの接触部近
傍位置の取付台1上には門型の支持金具39を配
設せしめると共に上記支持金具39の水平部には
透明安全カバー40の一端を蝶番41により擺動
自在に蝶着せしめて、接触部上方部分を覆わし
め、研磨作業時に切削粉塵が作業者に飛び当るこ
とを未然に防止して丸鋸修正研磨作業を安全に行
うことができるようにする。
なお上記透明安全カバー40が所定位置におい
て停止されるための係止部材41が支持金具39
の水平部に装着されている。
又、研磨装置2の設置場所を8枚刃の時にはX
位置に、又4枚刃の時にはY位置に夫々変更設置
せしめたその理由は、8枚の刃15はその何れの
ものも丸鋸14の中心を通る放射線上に沿つて設
けられているのに対し、4枚の刃15aは丸鋸1
4aの水平中心線および垂直中心線に対して夫々
或る傾斜角度をもつて形成されているので4枚刃
の際には8枚刃の時に比較して研磨装置2の設置
位置をX位置より4枚刃の傾斜角度分だけ一方に
ずらしたY位置に設置しないと摺動台7の前後往
復作動で刃先研磨が正確に行うことができないこ
とによつたものである。
研磨装置2を取付台1上のX位置或はY位置の
所定場所に設置させるための研磨取付装置4は第
8図示の如く取付台1上に緊定具5を介して装着
された逆T字状の取付基台42に、略楕円形状の
装着枠43の基端片を回動軸44により連結し、
上記装着枠43の基端片に穿孔した弧状長孔45
には取付基台42より突出した螺軸を挿入してこ
れが端部にナツト46を螺合せしめた構成とし
て、装着枠43をナツト46の弛緩作動で回動軸
44を軸として前後方向に回動調節できるように
なし、もつて装着枠43に装着された研磨装置2
の前後傾斜角度を作業しやすい位置となるように
調節することができる。
その上、第9図示の如く、取付台1上の手前側
には、摺動台7の背丈よりも低い、1個又は複数
個の金具47を設け、これが金具47には係止ピ
ン48を抜き差し自在に嵌入して、摺動台7を手
前側に移動させても、係止ピン48の係止作動で
取付台1より取り外すことができないように係止
せしめると共に、係止ピン48を金具47より引
き抜いた時には摺動台7をワンタツチ操作で取付
台1より取り外して、清掃させることができるよ
うに構成されている。
又、丸鋸回動体9は円盤状でなく立体方形状に
形成してもよい。
発明の効果 要するに本発明は、前記のような技術手段を有
するので、摺動装置2を取付台1上のX位置に設
置した際には摺動調節装置31による摺動長さ調
節作動と摺動長さに亘る摺動台7の前後往復移動
作動とにより8枚刃の丸鋸14の刃先研磨作業
を、又研磨装置2を取付台1上のY位置に変更設
置した際には摺動調節装置31の摺動長さ調節作
動と摺動長さに亘る摺動台7の前後往復移動作動
とにより4枚刃の丸鋸14aの刃先研磨作業を一
機の丸鋸修正研磨機により正確に達成させること
ができる許りか、操作ハンドル20を一回手前側
方向に回動させる操作で、丸鋸回動体9の支持軸
8と偏心位置に軸架された取付軸11に装着され
た回動案内盤12および丸鋸14,14aをX位
置およびY位置に設置された研磨装置2に対し45
度宛操作ハンドル20と同一方向へ回動させるこ
とができるので、前記操作ハンドル20の手前側
方向への回動操作と摺動台7の前後往復摺動作動
との交互反復操作により8枚刃又は4枚刃の丸鋸
14,14aの刃先研磨作業を連続して能率的に
行わせ、切れ味良好な丸鋸に再生させることがで
きるは勿論のこと、摺動調節装置31によつて丸
鋸14の外周端部に研磨装置2が摺接するよう摺
動台7の摺動長さを調節した際には操作ハンドル
20の手前側方向への回動操作で8枚刃の丸鋸1
4の外周を正確な形状に研磨して使用時に丸鋸が
アンバランス状態となつたり、騒音発生もなく円
滑に回転して、良好な切断作業ができるようなら
しめると共に、操作ハンドル20の復元方向への
回動時には、操作ハンドル20と同方向に偏心回
転されようとする回動案内盤12を係止部13と
の間に所定の遊び間隔lにおいて配設したストツ
パー24で係止し、その回動を停止させた状態の
まま、復元回動終了時まで支持軸8を軸として偏
心回転させたから、操作ハンドル20の復元終了
時(A位置)にあつては常に丸鋸14の刃15の
外周端部19が研磨装置2のグラインダ3位置と
一致するように偏心移動して、再生刃が研磨装置
2と接触して刃先が研磨されることが防止され、
直ちに次位の外周研磨作業へ移行することができ
る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る丸鋸修正研磨機の一実施例
を示すものであつて、第1図は研磨装置を取付台
のX位置に設置して8枚刃の丸鋸の刃先研磨およ
び外周研磨作業を行う時の全体側面図、第2図は
同平面図、第3図は要部の縦断拡大正断面図、第
4図は作動説明図、第5図は4枚刃の丸鋸の拡大
平面図、第6図は研磨装置を取付台のY位置に設
置して4枚刃の丸鋸の刃先研磨を行う時の全体平
面図、第7図は摺動調節装置の一部を切欠し、か
つ拡大した縦断側面図、第8図は研磨取付装置の
拡大正面図、第9図は摺動台の取外し装置の一部
切欠した拡大側面図、第10図は丸鋸の表面に修
正定規を用いて新たな修正丸鋸を作図した状態を
示す平面図、第11図は修正定規の正面図であ
る。 1……取付台、2……研磨装置、7……摺動
台、8……支持軸、9……丸鋸回動体、11……
取付軸、12……回動案内盤、13……係止部、
14,14a……丸鋸、15,15a……刃、1
9,19a……刃外周端部、20……操作ハンド
ル、21……送り爪、24……ストツパー、31
……摺動調節装置、38……防塵板、39……支
持金具、40……透明安全カバー、l……遊び間
隔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 取付台上に、摺動調節装置により前後方向の
    摺動長さを調節できる摺動台と、該摺動台に対す
    る取付位置を8枚刃又は4枚刃の丸鋸に適合する
    よう2段に亘り変更できる研磨装置とを対設し、
    上記摺動台には、周縁には8個の係止部を備えた
    回動案内盤と、周縁に8枚又は4枚の刃を夫々設
    けた丸鋸を交換自在に装着した取付軸を遊架した
    丸鋸回動体を、前記取付軸と偏心位置に設けられ
    た支持軸を軸として操作ハンドルの1回の前後往
    復回動操作で丸鋸が45度順次一方に向け送り爪で
    送り回動されるよう配設せしめると共に、前記回
    動案内盤は丸鋸回動体の復元回動始動時に係止部
    との間に所定の遊び間隔をおいて配設されたスト
    ツパーで不回動状態に係止されたまま復元回動終
    了時迄支持軸を軸として偏心回転させ、丸鋸を研
    磨装置のグラインダと丸鋸の刃外周端部とが一致
    する位置に偏心移動せしめたことを特徴とする丸
    鋸修正研磨機。
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