JPS63226206A - 移植機の苗分割供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、移植機の苗分割供給装置に関するものであ
る。

従来技術 実開昭５４−１５５８３３号公報に開示されている通り
のものがあり、この公知のものは、傾斜する苗載台の下
端側に、当該苗載台に載置される苗の根元側裏面と、苗
の供給端面とを受けて苗の落下を防止する底抜と立設板
とを有した苗受体を左右方向に長く延ばして設け、この
苗受体の左右の所定個所を前記立設板の」二端から底抜
の奥側に亘って所定幅で切り欠いて前記移植具が上側か
ら通過して苗を分割する苗分割口を形成し、前記苗受体
の苗分割口の左右端面を外側から覆うように立上り折り
返し面を形成した金具にゴム製のガイドを溶着した苗分
割枠を前記苗分割口に着脱可能にしたものである。

発明が解決しようとする問題点 従来技術では、苗分割口の奥側は苗分割枠でなんら保護
されず、しかも、苗分割口の左右端面を覆う部分が薄い
鉄板の折曲げ面になっていて、この折曲げ外壁面にガイ
ドの薄肉ゴムが溶着された構成であったから、作業中に
おいて該薄肉ゴムがすぐに磨滅して正確な苗分割ができ
なくなる問題点があった。

問題点を解決するための手段 この発明は、前記の問題点を解決するために次の技術手
段を講じた。

即ち、苗を載置して左右に往復移動する苗載台をするよ
うに該苗載台１の下端側を開放構成し、この苗載台１の
下端側に、当該苗載台１に載置される苗の根元側裏面と
、苗の供給端面とを受けて苗の落下を防止する底抜と立
設板とを有した苗受体２を左右方向に長く延ばして設け
、この苗受体２の左右の所定個所を前記立設板の上端か
ら底板の奥側に亘って所定幅で切り欠いだ切欠部４を形
成し、前記苗受体２の切欠部４に外側面から着脱可能に
設けられる苗分割枠５を、前記切欠部４の端縁に密着す
るようにして」二方へ膨出する苗受ベット５ａを剛体の
薄板で形成し、このベット部分に実際の苗分割口６を形
成し、前記ベットの外側凹部にゴム製の苗案内ガイド７
を一体的に溶着してなる移植機の苗分割供給装置とした
。

発明の作用及び効果 この発明は、実質の苗分離口が、左右両端面および奥側
面共に肉厚のゴム面に形成されて弾力性のある正確なも
のになり、使用時において、苗ガイドに連続する苗分離
口のゴムが磨滅して鉄板の面が露出しここでガイドされ
ると謂うような不測な事態が起らず、耐久性に富むばか
りでなく確実な苗分離ができる。

実施例 この発明の一実施例を、図面に基づき詳細に説明すると
、１は苗載台で、左右の立設枠１ａと底板１ｂとで平面
視が長方形状に形成され、田植機の移植条数に応じてそ
の条数個分だけ左右方向に一３＝ 連設されている。そして、この苗載台１は裏面が田植機
の機枠で横移動自在に支持され、田植機側の伝動ケース
内に納められた左右往復移動機構で左右に往復移動され
るように構成されている。

２は苗受体で、図例では前記苗載台１を支持する支持レ
ール３と一体で構成されており、支持レール３からＬ型
状に形成されている。そして、この苗受体２は、前記苗
載台１の傾斜下端側に載置される苗の底面と先端面とを
受けて案内するように田植機の機体側に取付けられてい
る。そして、この苗受体２には、後述する移植具の移植
爪が通過する苗分割口を形成した苗分割枠を取付ける切
欠部４を設けている。この切欠部４はこの苗受体２の左
右の所定個所を立設部２ａの上端から底部２ｂの奥側に
亘って所定幅で切欠き形成されている。

苗分割枠５は、前記苗受体２の切欠部４を外側から塞ぐ
ようにして当該苗受体２に取付けられるものであり、剛
体の鉄板を、前記切欠部４の端縁に密着するようにして
上方へ膨出させて苗受ベラ１・５ａを形成し、このベッ
ト５８部分に実際の苗分割口６を開設し、このベット５
ａの外側凹部にゴム７を溶着すると共に、立設部分と一
部底部の部分から該ゴム７と一体に舌状の苗案内ガイド
８を下方へ垂下ならしめて構成している。

前記苗案内ガイド８は苗載台１の下端対向側から見ると
、左右のガイド８．８が下方になるほど両者の間隔が狭
くなるように設けられている。また、該苗分割枠５を苗
受体２にボルト９．９で固着したとき、前記ベット５ａ
の内側面（イ）が前記苗受体２の苗案内面（ロ）と略々
同一面になるように構成されている。

１０は苗移植具で、図例では、機体の伝動ケースに軸支
されて伝動回転される回転ケース１１の先端側側面に軸
着されていて、苗分割爪１０　ａの先端が側面視閉ルー
プ状の移植軌跡（Ｐ）を描いて作動するように構成され
ている。そして、この移植爪１０ａは前記苗分割ロ６内
を通過して苗載台１に載置されている苗を分割するよう
に構成されている。、１０ｂは苗分割時に苗床の上面に
当接して係合し、移植時点で下降して係合している苗を
土壌面内に押し出す可動爪である。

上側の作用を説明すると、苗載台１に土付きマット状の
苗を載置して、田植機の各部を作動して苗植作業をする
。この場合、苗載台１は左右に往復横移動して載置され
たマット苗の下端側が苗受体２で底面と先端面とが受け
られて移動する。そして、苗分割枠５の苗分割口６に苗
が横方向から繰り出されると、この苗分割ロ６内を上方
から通過する移植具１０の移植爪１０ａで係合保持され
て分割され、下方に移送されて土壌面に移植される。

この苗分割時において、移植爪１０ａが苗分割口６を通
過するとき、該分割口６の端面の構造が、上面が銅版で
できていてその下面は全周肉厚のゴムで構成されている
から弾力性があり、苗に優しく作用して確実に苗が分割
され、しかも、ゴ１１が剥離することなく耐久性に富む
。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示したもので、第１図は側
面図、第２図は角部の平面図、第３図は角部の斜面図、
第４図、第５図、第６図はそれぞれ第３図のＡ−Ａ、Ｂ
−Ｂ、Ｃ−Ｃ断面図、第７図は要部の正面図である。 図中の記号 １は苗載台、２は苗受体、４は切欠部、５は苗分割枠、
・５ａは苗受ベット、６は苗分割口、７は苗案内ガイド
を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 苗を載置して左右に往復移動する苗載台１を、適宜傾斜
   した状態で移植機に装備して、その下端側の対向位置に
   ある苗移植具１０に苗を供給をするように該苗載台１の
   下端側を開放構成し、この苗載台１の下端側に、当該苗
   載台１に載置される苗の根元側裏面と、苗の供給端面と
   を受けて苗の落下を防止する底板と立設板とを有した苗
   受体２を左右方向に長く延ばして設け、この苗受体２の
   左右の所定個所を前記立設板の上端から底板の奥側に亘
   って所定幅で切り欠いだ切欠部４を形成し、前記苗受体
   ２の切欠部４に外側面から着脱可能に設けられる苗分割
   枠５を、前記切欠部４の端縁に密着するようにして上方
   へ膨出する苗受ベット５ａを剛体の薄板で形成し、この
   ベット部分に実際の苗分割口６を形成し、前記ベットの
   外側凹部にゴム製の苗案内ガイド７を一体的に溶着して
   なる移植機の苗分割供給装置。