JPS63222563A - 回線レベル調整方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、１対のケーブル芯線に多数の電話機またはデ
ータ端末を接続する場合、これらの機器の入力レベルが
自動的に均一となるように改良しな回線レベル調整方法
および装置に関する。

〔従来の技術〕

１対のケーブル芯線に多数の電話機またはデータ端末を
接続する場合、ケーブル芯線のインピーダンスに整合す
る入力インピーダンスで接続するのが理想的であるが、
この場合、１個の電話機またはデータ端末で約３ｄＢの
挿入損失が回線の損失に附加される。このため、指令電
話回線では電話機の入力インピーダンスを１０にΩ以上
として、インピーダンス整合特性を犠牲にして挿入損失
を低減し、多数の電話機を接続する技術を採用し、経済
化を図っている。またポーリング式データ通信方式では
許容受信最低レベルから接続できるデータ端末の数は限
られた数となっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来の指令電話回線では回線長が長くでき、か
つ多くの子電話機を接続できるが、回線の始端の子電話
機と末端の電話機とでは実際の入力レベルでその差が３
０ｄＢにも達するため、電話機内部に入力レベル調整用
の減衰器と増幅器を備えつけ、設置する個所（親装置か
らの距離）によって、その減衰器を手動で設定する必要
があり、故障などの取替の際に繁雑な調整を必要とする
問題点があった。またポーリング式データ回線において
は１対のケーブル芯線に多くのデータ端末を取つけられ
ず、多くのケーブル芯線を必要とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の回線レベル調整方法および装置は、親装置と複
数の子電話機を１対のケーブル芯線に接続してなる指令
電話回線、またはコンピュータとデータ端末を１対のケ
ーブル芯線に接続してなるポーリング式データ回線の始
端と終端間の子電話機またはデータ端末への信号入力レ
ベルを調整する回線レベル調整方法において、前記子電
話機またはデータ端末への入力レベルの大小に応じてそ
の入力インピーダンスを変化させて前記子電話機またデ
ータ端末への信号入力レベルをほぼ一定になるようにす
ることを特徴とする回線レベル調整方法、および子電話
機またはデータ端末に親装置またはコンピュータから１
対のケーブル芯線を介して送られてくる信号レベルを測
定する手段と、その測定結果に基づいて、前記子電話機
またはデータ端末の入力側に設けられた可変インピーダ
ンス素子によって前記１対のケーブル芯線に対する入力
インピーダンスを変化させる手段とを備えたことを特徴
とする回線レベル調整装置である。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例のブロック図である。１対の
ケーブル芯線からなる回線１とインピーダンス変成器３
とはＴ型分岐（橋らく型分岐）２で接続され、信号電流
はケーブル芯線による回線の特性インピーダンスＺｏと
インピーダンス変成器３の入力インピーダンスＺｉとの
比に比例して分流する（但し反射電流を無視する）、す
なわちＺｉが高ければインピーダンス変成器３にとりこ
まれる信号電流は減少する。また同時にこのインピーダ
ンス変成器３が接続されたことによって、回線の固有の
損失は増加するが、この損失を挿入損失し１とすると、
ＬｌはＺｉが高い程少なくなる。

第２図は本発明の一実施例の回線系統図で、指令電話回
線系統を示しな。なお、ここでは第１図のインピーダン
ス変成器３とレベル測定比較器４との図示を省略してい
る。この図で親装置１０からの送信レベルをＴとし、親
装Ｎ１０と１番目の子電話機５１との間の回線の損失を
Ｌｌ　、ｎ番の回線損失をＬｎとし、挿入損失をＬｌ、
Ｌ、、とすると、ｎ＋１個目の回線レベル調整装置の接
続点の信号レベルＩＯは（１）式で求められる。

■　ロ　　＝Ｔ−（Ｌ　　、　　十　ｔ、　　２　　＋
　・・・　Ｌ　ｆｉｌｌ　　）−（Ｌ　１１＋　Ｌ　１
２・・・ＬＩｆｌ）　　　・・・（１）この装置のイン
ピーダンスＺｉと回線のインピーダンスＺ。で決まる損
失αａ１１は（２）式で求められる。

従って実際にこの装置の電話機回路に入力する信号レベ
ルｊ　ｎ＋１は（３）式で求められる。

ｔ、＋１＝Ｉｎ−αｎ＋１　　　　　　　”・（３）本
実施例はＺｉを可変とし、α。。、を変えることでｊ　
ｆｉｌｌを一定とするものであって、親装置に近い子電
話機はど入力インピーダンスＺｉを高くなり、末端では
入力インピーダンスＺｉが低くなるように、レベル測定
比較器及びインピーダンス変成器により自動的に制御さ
れる。普通、親装置と子電話機間の許容最大損失は３０
ｄＢ程度であリ、本実施例ではすべての子電話機がこの
損失内におさまるよう調整される。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、指令電話またはポーリン
グ式データ端末用回線のレベルを自動調整することによ
って、取替等の際の手動調整が不要となるほか、従来の
ポーリング式データ端末を１対の芯線に従来より多く接
続できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図は指令
電話回線の回線系統図である。 １・・・回線、２・・・Ｔ型分岐、３・・・インピーダ
ンス変成器、４・・・レベル測定比較器、５・・・子電
話機（またはデータ端末）。 第　ｆ　図 第　２　図 １ｆＬ　　　　　　各て渥イ咬

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、親装置と複数の子電話機を１対のケーブル芯線に接
   続してなる指令電話回線、またはコンピュータとデータ
   端末を１対のケーブル芯線に接続してなるポーリング式
   データ回線の始端と終端間の子電話機またはデータ端末
   への信号入力レベルを調整する回線レベル調整方法にお
   いて、前記子電話機またはデータ端末への入力レベルの
   大小に応じてその入力インピーダンスを変化させて前記
   子電話機またデータ端末への信号入力レベルをほぼ一定
   になるようにすることを特徴とする回線レベル調整方法
   。 ２、子電話機またはデータ端末に親装置またはコンピュ
   ータから１対のケーブル芯線を介して送られてくる信号
   レベルを測定する手段と、その測定結果に基づいて、前
   記子電話機またはデータ端末の入力側に設けられた可変
   インピーダンス素子によって前記１対のケーブル芯線に
   対する入力インピーダンスを変化させる手段とを備えた
   ことを特徴とする回線レベル調整装置。