JPS6321816Y2 - - Google Patents

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JPS6321816Y2
JPS6321816Y2 JP17205480U JP17205480U JPS6321816Y2 JP S6321816 Y2 JPS6321816 Y2 JP S6321816Y2 JP 17205480 U JP17205480 U JP 17205480U JP 17205480 U JP17205480 U JP 17205480U JP S6321816 Y2 JPS6321816 Y2 JP S6321816Y2
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water
discharge amount
valve body
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water discharge
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JP17205480U
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は給水カランに取り付けられて、予め設
定された水量の放水が完了すると放水を停止する
自動止水器に関するものである。
背景技術 この種の自動止水器は、一般に給水カランと放
水口との間に止水弁と計量用の羽根車とを設け、
放水によつて回転駆動される羽根車の総回転数と
して得られる放水量が設定放水量と一致する時点
で止水弁を閉じるように構成されている。
ところで洗濯機への給水用のカランに取り付け
て使用することを考えると、設定量の放水が完了
すると止水を行なうのではなく、ある時間だけ放
水すると止水がなされるようになつていることが
望まれる。さもなくては、洗濯機がすすぎのよう
な動作を自動停止した後も放水が続くという水の
無駄使いが生じたり、逆に自動停止する前に放水
が止められてしまうというすすぎ不足が生じるこ
とになる。
しかるに実公昭32−10486号公報や実公昭34−
11277号公報に示された自動止水器は、その器体
内を流れる流量の積算値が設定値に達すると止水
弁の閉弁がなされるようになつているものであ
り、あくまで放水量を基準に止水を行なつている
ことから、ある時間が経過すれば、止水を行なう
ように設定することができないものであつた。す
なわち、水道における水圧が常に一定であり、且
つカランから放水される水の単位時間当たりの流
量が一定であるならば、総放水量は時間に比例す
ることとなり、放水量を基準に止水動作を行なう
ものであつても、放水量の設定は時間で行なうよ
うにすることが可能である。しかるにカランにお
ける実際の水道の水圧は一定ではなく、場所によ
つて異なつており、また一旦高所に設置した水槽
に貯水し、カランにはこの水槽から給水すること
もあるために、単位時間当たりの放水量を一定に
するということができず、加えるに単位時間当た
りの放水量は、カランの開き具合によつても異な
つてくる。このために積算水量で放水量を制御す
るものでは、単位時間当たりの放水量が多い時に
は早く止水動作を行ない、単位時間当たりの放水
量が少ない時には遅く止水動作を行なうものであ
つて、単位時間当たりの放水量の多少により、設
定放水量の放水に要する時間が変化してしまうの
であるから、およそ時間でもつて放水量を設定す
ることができるようにはなつていない。
考案の目的 本考案はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところは放水量を基準に止水
動作を行なうものであるにもかかわらず、単位時
間当たりの放水量を所定の値とすることが容易に
行なえるために、放水を時間によつても制御する
ことができる自動止水器を提供するにある。
考案の開示 しかして本考案は、器体内を流れる流水による
羽根車の回転で積算水量を検出する放水量検出手
段と、放水量設定手段と、この放水量設定手段に
よる設定放水量と上記放水量検出手段による検出
放水量との一致出力で止水を行なう止水弁とを備
えた自動止水器において、器体内の流路中に配設
されるとともに器体内に流れる流水の水流方向と
逆方向に付勢された弁体と、器体における弁体の
配設部に形成されたのぞき窓とからなる単位時間
当たり流量の監視部を設けたことに特徴を有する
ものである。器体内の流路中に配されて水流方向
と逆方向に付勢されている弁体は、器体内を流れ
る水の単位時間当たりの流量変化によつて変動す
る圧力と、弁体を水流方向と逆方向に付勢する付
勢力とが平衡するところに位置するわけである
が、この位置をのぞき窓から監視して、ある所に
くるように流量をカランで制御すれば、この時の
単位時間当たりの放水量を所定の値とすることが
できるようにしたものである。ここにおけるのぞ
き窓は、弁体の周方向に大きくして、弁体の監視
をある方向からだけでなく、いろんな方向から行
なえるようにしておくことが好ましく、この点で
は弁体を透明材で形成した部分に配置するのが、
つまりは全周がのぞき窓となるようにするのが最
も好ましい。また単位時間当たりの流量の変化に
伴なう弁体の位置の変化ができるだけ大きくなる
ように、弁体やこれを付勢する部材のばね定数、
あるいは流路形状を工夫することが望ましい。
以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述する
と、第1図及び第2図に示す自動止水器1は、上
端に給水管接続口2を、下端に吐水口12を備え
た本体部11と、本体部11の前面に配される操
作ダイアル10と、吐水口12に接続された放水
口15とを具備したものであつて、放水口15と
で器体を構成する本体部11は、給水管接続口2
の直下に球状弁体13を備えた止水弁14を、こ
の止水弁14の直下に放水口15を取着した吐水
口12を位置させており、これらの間の直線状流
路の脇に羽根車16を軸支してその羽根部を直線
状流路に突出させている。給水管接続口2から止
水弁14をへて吐水口12へと流下する水は、羽
根部に当たつて羽根車16を回転させる。本体部
11内に流れる水の流量に略応じた回転数で回転
する羽根車16の回転は、減速輪列17,18、
摩擦クラツチ19、カム軸21をへてカム22に
伝えられ、このカム22の一面のカム面23に一
端が弾接する制御杆24の他端によつて、前記止
水弁14の球状弁体13が制御されるようになつ
ているものである。
カム22はカム軸21に対して微小角度内の回
転を行なえるように遊びをもつて取り付けられた
ものであり、またこのカム22の一面に設けたカ
ム面23は、止水時用係合面25が断面V字型の
凹所として形成されたものである。一端がカム面
23に弾接する制御杆24は、その他端を止水弁
14が設けられている止水部に突出させていると
ともに、ばね27によつてカム22側へと付勢さ
れたものであつて、カム面23の起伏に応じて軸
方向に摺動し、止水弁14側への突出量が増大し
た時には球状弁体13を押して止水弁14を開
く。
操作ダイアル10は本体部11前面より突出す
るカム軸21に固着されたものであり、その周面
には水量に対応するリツトル単位での目盛が施さ
れているとともに、「50」「100」「150」……とい
うように50毎に数字が記入されているのである
が、ここにおける数字の下一桁は上位の桁に対し
て色分けしたり、字の大きさを小さくしたものと
なつている。これは後述する弁体4とのぞき窓と
で構成される流量モニタ3によつて、10/min
の放水を設定することができるようにしているこ
とから、上位桁の数が分単位の時間表示となるよ
うにしているものである。
さて流量モニタ3であるが、これは本実施例に
あつては吐水口12に接続した放水口15に設け
てある。すなわちこの円筒状の放水口15は、そ
の小径とされた下部にホースが接続され、大径で
ある上部が吐水口12に螺着されるものである
が、のぞき窓として機能するように透明合成樹脂
で形成されており、そして目盛リング6と弁体4
及び弁体4を付勢するばね7が上部内に納められ
ている。目盛リング6は第4図に示すように不透
明材で形成されているとともに、その周面に略全
周にわたる切欠9が設けられたものである。ま
た、弁体4はこの目盛リング6内をばね7によつ
て上方へ付勢された状態で上下動自在となつてい
るものであつて、第3図に示すように上端が閉塞
された筒状であり、且つ径の小さい上部周面に下
端開口と上部とを連通させる複数個の孔8が設け
られたものである。そしてこの弁体1は放水口1
5内に設置されたばね7による上方への付勢で、
つまりは器体内を流れる水の水流方向とは逆方向
への付勢で、吐水口12に設置された弁座5にド
ーム状の上面周部を接触させるものである。
しかしてこの流量モニタ3においては、放水口
15を通じて放水がなされると、水は弁体4の孔
8を通じて流れると同時に、弁体4を下方へと押
すものであり、このために弁体4は、ばね7によ
る付勢力と、流水による弁体4の押圧力とが平衡
するところまで下降する。ここにおいて放水口1
5を流下する水が弁体4を押し下げる力は、その
単位時間当たりの流量に比例することから、平衡
位置にある弁体4はその時の単位時間当たりの流
量を示しているものであり、目盛リング6の切欠
9を通して弁体4外面の定位置が見えるところま
で弁体4が下降するように流量を加減すれば、単
位時間当たりの流量が所定の値に設定されたこと
になる。尚、ここでは前述のように、所定の値が
10/minとなるように、放水口15の断面積や
孔8の断面積、あるいは切欠9の位置を定めてい
る。またこの時の羽根車16からの入力で駆動さ
れる操作ダイアル10の回転角が、その目盛に合
致するように、両者の間の減速比を定めているの
はもちろんである。
使用にあたつては、水道の給水カランである給
水管30に給水管接続口2を接続して本体部11
を給水管30に取り付け、給水カランを開いてお
く。水は水圧で球状弁体13が弁座28と接して
閉じている止水弁14によつて止められる。ま
た、制御杆24はばね27による付勢で、カム面
23の止水時用係合面25に接している。所定の
水量あるいは所定の時間だけ放水したい時には、
操作ダイアル10をまわして望む水量もしくは時
間に対応する目盛を本体部11の指標29に合わ
せる。この操作に伴なつてカム軸21を介してカ
ム22も回転し、制御杆24が接する部分を止水
時用係合面25からカム面23の平坦部へと移す
ために、制御杆24は止水弁14側に突出して球
状弁体13を押圧し、これを弁座28から離すた
めに、水は羽根車16を回転させつつ流下して放
水口15内の弁体4を押し下げ、弁体4の孔8を
通つた後、放出される。この時に、流量モニタ3
を参照して給水カランを調節し、単位時間当たり
の放水量が所定の値となるようにする。
このように放水量のセツトと単位時間当たりの
流量の調節がなされるとともに放水が開始された
後は、羽根車16の回転が減速輪列17,18や
摩擦クラツチ19、カム軸21を経てカム22に
伝えられ、カム22が微速で回転を始めることに
なるが、前述のようにカム22とカム軸21との
間には遊びが持たされており、このために初期に
おいては遊び部分の移動となるだけであつて、操
作ダイアル10はカム軸21に追従回転するもの
の、カム22は回転しない。そして遊び部分の移
動が完了すると、カム22も羽根車16からの入
力で回転を始める。カム22の回転につれて、制
御杆24はカム面23を摺接して、次第に止水時
用係合面25へと近づき、設定した水量乃至時間
に達すると、制御杆24の一端が止水時用係合面
25にさしかかる。ばね27によつて付勢されて
いる制御杆24は、止水時用係合面25に至る
と、前述の遊びの範囲内でカム軸21からの入力
とは関係なしにカム22を急速に回転させつつ止
水時用係合面25に落ち込み、球状弁体13を復
帰させて止水弁14を閉め、水を止める。
給水カランを開閉することなく、再度放水を開
始させる際には、すでに単位時間当たりの流量の
調節がなされていることから、単に操作ダイアル
10をまわして所望の水量乃至時間をセツトする
だけでよい。
尚、本実施例においては流量モニタ3における
弁体4がそのばね付勢により接触する弁座5を設
けて、この接触で吐水口12が閉じられてしまう
ものを示したが、これは放水口15に接続したホ
ースの先端を水中に入れた状態で断水事故が起こ
つても、水が逆流することがないようにしている
ためであつて、弁体4を単に流量モニタ3として
だけでなく、逆流防止弁としても利用しているも
のである。
考案の効果 以上のように本考案においては、のぞき窓から
監視できる弁体の位置が単位時間当たりの放水量
を表示しており、これを参照して給水カランの開
度を調節することにより、水圧や給水カランの開
度等によつて変化してしまう単位時間当たりの流
量を所定の値とすることができるものであり、こ
のために、積算水量でもつて放水量を制御するも
のであるにもかかわらず、放水量の設定を量とし
てだけでなく、時間としても行なうことができる
ようになり、洗濯機への給水に使用する時には、
水の無駄使いやすすぎ不足を解消することができ
るものである。またこのように単位時間当たりの
流量を所定の値にすることができるということ
は、本来流量に比例すべき羽根車の回転数が、実
際には流水による羽根車の駆動効率や抵抗等によ
る理由で流水に対して正確に比例しないという実
状を考えると、放水量としての設定値と、実際の
放水量との対応を、より正確なものとすることが
できることにもなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の正面図、第2図は同
上の断面図、第3図a,bは同上の弁体の平面図
及び断面図、第4図a,bは同上の目盛リングの
平面図及び断面図であつて、1は自動止水器、3
は流量モニタ、4は弁体、5は弁座、10は操作
ダイアル、14は止水弁、15は放水口、16は
羽根車、22は放水量検出手段であるとともに操
作ダイアルと共に放水量検出手段を構成するカム
を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 器体内を流れる流水による羽根車の回転で積
    算水量を検出する放水量検出手段と、放水量設
    定手段と、この放水量設定手段による設定放水
    量と上記放水量検出手段による検出放水量との
    一致出力で止水を行なう止水弁とを備えた自動
    止水器において、器体内の流路中に配設される
    とともに器体内を流れる流水の水流方向と逆方
    向に付勢された弁体と、器体における弁体の配
    設部に形成されたのぞき窓とからなる単位時間
    当たり流量の監視部を設けて成る自動止水器。 (2) 弁体は弁座が設けられた透明材よりなる筒状
    の放水口内に弁座よりも下流側において配設さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    自動止水器。 (3) 放水量設定手段は放水量とこの放水量の放水
    に要する時間との換算目盛を備えている実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の自動止水器。
JP17205480U 1980-11-29 1980-11-29 Expired JPS6321816Y2 (ja)

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JP17205480U JPS6321816Y2 (ja) 1980-11-29 1980-11-29

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JPS5793673U JPS5793673U (ja) 1982-06-09
JPS6321816Y2 true JPS6321816Y2 (ja) 1988-06-15

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