JPS63216416A - 家畜の繁殖方法 - Google Patents

家畜の繁殖方法

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Publication number
JPS63216416A
JPS63216416A JP5034887A JP5034887A JPS63216416A JP S63216416 A JPS63216416 A JP S63216416A JP 5034887 A JP5034887 A JP 5034887A JP 5034887 A JP5034887 A JP 5034887A JP S63216416 A JPS63216416 A JP S63216416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sex
livestock
fragment
fertilized
chromosome
Prior art date
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Pending
Application number
JP5034887A
Other languages
English (en)
Inventor
行男 加藤
比呂志 長嶋
健次 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Seifun Group Inc
Original Assignee
Nisshin Seifun Group Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Seifun Group Inc filed Critical Nisshin Seifun Group Inc
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Publication of JPS63216416A publication Critical patent/JPS63216416A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fertilizers (AREA)
  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は家畜の繁殖方法に関する。
更に具体的には家畜の受精卵の胚盤胞を内部細胞塊を含
む部分と、栄養芽層のみの部分の二つの部分に分離し、
後者を雌雄判定のための染色体標本の作成に供して雌雄
判定を行ない、このように雌雄判定ずみの前者を移植し
て所望の雌、iたは雄の個体を得るべく繁殖用に供する
ことから成る家畜の繁殖方法に関する。
〔従来の技術〕
家畜繁殖の分野で雌雄の生み分けが出来ればその効果は
きわめて大であって、例えば酪農においては雄は不要で
あり1種牝豚を取扱う業者でも雄は必要がない。また種
牡豚や優良種牡牛を取扱う業者は雌を必要としない。し
かしながら自然の状態の家畜の繁殖では雄と雌の出産の
確率はそれぞれηで、上記のような要求には出産した個
体数の半分しか合致しない。そこで人工的に雌、雄を生
み分けする方法が求められるのである。
ところで性を決定する因子は性染色体であることが知ら
れており、Y染色体を有する精子とX染色体を有する卵
子との結合により性染色体がXYである雄の子が、また
X染色体を有する精子とX染色体を有する卵子との結合
によシ注染色体がXXである雌の子が生まれる。このよ
うに雌雄の性決定は精子がY染色体を有するかX染色体
を有するかにかかることになる。そこで精子中の注染包
体がYまたはXのみのものを分別する手法によって雌雄
を生み分けすることが原理的には可能である。しかしな
がら、この分離には高度な技術が必要であって成功例は
少ない。
そこで、家畜の受精卵について雌雄の判定を行ない、雌
雄の確認ののちにこの受精卵を移植して所望の性の子を
生産する方法が開発された。
従来、家畜の受精卵の雌雄判定には、1)受精卵の切片
採取法および2)受精卵の二分割法が行なわれている。
1)の受精卵の切片採取法は、第1図に示すように受精
卵の胚盤胞についてその栄養芽層の一部を採取しこの一
部の採取部分を雌雄判定のための染色体標本の作成に供
し、残りを移植用に供するもので、採取する細胞数が少
なく判定の精度は低かった。そしてこの精度を向上させ
るためには栄養芽層を大きく切り取れば良いが。
内部細胞塊を含む部分すなわち移植用に供する部分に損
傷が及ぶことをおそれてかかる試みはなされていない。
そしてその後に2)の受精卵の二分割法が提案された。
この2)の受精卵の二の側法は第2図に示すように受精
卵の胚盤胞について胚を完全に二分割するやり方で分割
し、その一方を雌雄判定用に供し、他方を移植用に供す
るものである。この方法にあっては胚を完全にηにする
ために移植した部分の胚発達率は低下することをまぬが
れず、従って移植の成功率は良好とは云えないものがあ
った。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記したように、既知の家畜の受精卵の雌雄判定方法で
ある1)受精卵の切片採取法および2)受精卵の二分割
法はともに、雌雄判定精度が低いかまたは移植成功率が
低いという固有の欠点があり、雌雄判定精度が高くかつ
移植成功率が高い受精卵の雌雄判定方法の開発が望まれ
ていたO 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、家畜の受精卵の胚盤胞を第5図に示すよ
うに内部細胞塊を含む部分と栄養芽層のみの部分に部分
し、前者を移植にまた後者を染色体検査に用いうろこと
を確認して本発明を完改したものである。
すなわち1本発明は、家畜の受精卵の胚盤胞にプロネー
ス処理を行なって透明帯を脆弱化し。
ガラス微細針などによって圧迫して内部細胞塊を含む部
分(以後工CM断片と呼ぶ)と栄養芽層のみの部分(以
後Tr断片と呼ぶ)との二つの部分ができるようにくび
れを作り1両部分の安定化を待ってこのくびれから両部
会を切断して分離し、Tr断片については必要によって
培養を行ったのち染色体検査を行なって雌雄を決定し。
このように雌雄の決定された工CM断片について同種の
家畜の雌に移植することから成るものであるO この方法によって、従来法の受精卵の切片採取法に比較
して、雌雄判別の精度が飛躍的に向上すると共に切片採
取時に経験された小切片採取の技術的困難が解消され、
また受精卵の二分割法に比較して胚の発達率が高く、従
って移植の成功率が高い。
この方法は、豚、牛、山羊、羊、馬などの家畜およびマ
ウス、ラット、モルモットなどの実験動物ならびに犬猫
などのベットの受精卵の雌雄判定と、このように雌雄が
判定された受精卵を特定の性のもののみを選定して同種
の家畜の雌に移植することKより特定の性の個体のみを
得るために利用することができる。そしてこの方法は殊
に豚の受精卵の雌雄判定のために有用である。
この方法の成功率の高さは次の実験例からも明らかであ
る。すなわち、豚の胚盤胞を上述の通抄分割して得た工
CM断片とTr断片は20時間培養後にそれぞれ形態的
に正常な胚盤胞と、内部細胞塊を持たない胞状胚を形成
した。20個の胚盤胞を二分割したところ、Tr断片の
平均細胞数は65.8個で、染色体標本作成に困難はな
かった。またTr断片のうち中期桟板が認められたもの
は20個中16個(16/20冨80%)であり。
平均中期核板敷は5.4個であった。−1工CM断片1
9個を2頭の・雌に移植した結果2頭とも妊娠し、胎仔
数12すなわち胚の発達率は63.2eIk(12/1
9)であった。
同様の移植を従来法の部分側筋で行った。65個の部分
側筋を移植した結果、胎仔数16すなわち胚の発達率は
24.6’1AC16765) Kすぎなかった。
このことから1本方法の有効性が明らかである。
〔実施例〕
つぎに実施例によってこの発明をさらに詳細に説明する
XJW種成熟雌豚にデュロック種の雄を交配させ発情終
了後58目に開腹手術を行い拡張期胚盤胞を採取した。
採取した胚は、長嶋・尾側らの方法(家畜繁殖牛雑誌第
27巻第1号第12〜19項参照)に準じてプロネース
処理を行い透明帯を脆弱化した後、マイクロマニピュレ
ーターに接続したガラス微細針を用いて工ON断片と。
Tr断片の二りの部分に分離した分離胚はWhitti
ngham(1971)O培養液、$ $=、 0 、
時間培養し、その後Tr断片のみを0.04μg/ml
コルセミド加培養液中でさらに3.5〜4.5時間培養
した。Tr断片からの、染色体標本の作製はTarkO
wskiの空気乾燥法に準じて行い、1チクエン酸ソー
ダによる低張処理(5〜10分)、メタノール:酢酸:
蒸留水−3:1:4による一次固定(1〜3分)の後、
スライドグラス上に少量の固定液とともにマウントし、
酢酸で二次固定を行った。乾燥後(37℃、60分)2
%ギムザ染色液(13分)で染色し、鏡検により、細胞
数および中期核板数を記録した。工1断片は1発情周期
の一致している同種雌豚に開腹手術により移植し、移植
後35日8に剖検して胚の発達を調べた。
結果:1.工ON断片と計断片は、20時間培養後にそ
れぞれ形態的に正常な胚盤胞と、内部細胞塊を持たない
胞状胚を形成した。 2.Tr断片の平均細胞数は、6
5.8個(n=20)であった。
5、 Tr断片のうち中期桟板が認められたものは80
% (16/20)であり、平均中期核版数は5.4個
であった。 4. 工OM断片19個を2頭の雌に移植
した結果、2頭とも妊娠し、胚の発達率は、 63.2
% (12/19ンであった。
以上の結果から、拡張期胚盤胞より分離したTr断片は
、性判別を目的とする染色体標本作製に十分使用可能で
あり、−オニCM断片は正常な発達能力を有するものと
考えられた。
また本発明は前期胚盤胞または胚盤胞を用いても好適に
実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来法の受精卵の切片採取法による栄養芽層の
一部を切取る方法における受精卵の切断部位を模式的に
示すものである。a部分は移植に併用し、b部分は雌雄
判定に用いる。 第2図は従来法の受精卵の二分割法における切断部位を
模式的に示すものである。a部分は移植に併用し、b部
分は雌雄判定に用いる。 第3図は本発明による受精卵の切断部位を模式的に示す
ものである。a部分は移植用に併用し%b部分は雌雄判
定に用いる。 なお1図において、1は内部細胞塊2は栄養芽層である
。 讐出願人 日清製粉株式会社 外2名 第1図 \、 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 家畜の受精卵の胚盤胞を内部細胞塊を含む部分と、栄養
    芽層のみの部分の二つの部分に分離し、後者を雌雄判定
    のための染色体検査に供して雌雄の判定を行ない、この
    ように雌雄判定ずみの前者を移植して所望の雌または雄
    の個体を得るべく繁殖用に供することから成る、家畜の
    繁殖方法。
JP5034887A 1987-03-06 1987-03-06 家畜の繁殖方法 Pending JPS63216416A (ja)

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JP5034887A JPS63216416A (ja) 1987-03-06 1987-03-06 家畜の繁殖方法

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JPS63216416A true JPS63216416A (ja) 1988-09-08

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ID=12856408

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JP5034887A Pending JPS63216416A (ja) 1987-03-06 1987-03-06 家畜の繁殖方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04204238A (ja) * 1990-11-30 1992-07-24 Masayasu Wada 鳥類の染色体標本及びその性別判定法
US6989238B2 (en) 1996-10-04 2006-01-24 Embrex, Inc. Method of sorting birds

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
BASIC LIFE SCI.=1986 *

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US6989238B2 (en) 1996-10-04 2006-01-24 Embrex, Inc. Method of sorting birds

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