JPS6321495B2 - - Google Patents

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JPS6321495B2
JPS6321495B2 JP56090472A JP9047281A JPS6321495B2 JP S6321495 B2 JPS6321495 B2 JP S6321495B2 JP 56090472 A JP56090472 A JP 56090472A JP 9047281 A JP9047281 A JP 9047281A JP S6321495 B2 JPS6321495 B2 JP S6321495B2
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JP
Japan
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air
concentration
exhaled
exhaled air
inhaled
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JP56090472A
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English (en)
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JPS57206425A (en
Inventor
Minoru Koide
Juji Kimura
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NIHON DENKI SANEI KK
Original Assignee
NIHON DENKI SANEI KK
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、呼吸代謝測定装置に係わる。
生体が生命を維持し活動を行うためには、酸素
O2を体内にとり入れ炭酸ガスCO2を排出する作
用、すなわち呼吸は必要欠くべからざるものであ
る。
呼吸により肺からとり込まれた酸素は、血液循
環により体の各組織に運搬され、エネルギー生成
のために消費される。そしてエネルギー生成の際
に生じた炭酸ガスは血液循環により肺に集めら
れ、呼吸によつて体外に排出される。
今、例えば空気(O2が20.9%、CO2が0.03%、
N2が79%含有)を吸入したとき呼出される呼気
が、O216%、CO24%、N279%であるとすると、
生体内におけるO2消費によるO2濃度の変化は、
20.9%−16%=4.9%であり、CO2生成によるCO2
濃度の変化は、4%−0.03%=3.97%となる。し
たがつて、今、吸入気量をVIとし、呼出気量を
VEとすれば、O2消費量は、VI×0.16、CO2排出量
はVE×0.0397となる。
このような酸素消費量及びCO2排出量は、呼吸
代謝量と呼ばれるものであるがこの呼吸代謝量
は、生体の生理状態や、活動状態、すなわちエネ
ルギー消費状態によつて異つてくる。
したがつて、この呼吸代謝量を測定することが
できれば、逆に生体の生理状態や活動状態、すな
わちエネルギーの消費状態を知ることができるこ
とになる。
したがつてこの呼吸代謝量の測定は、生体の生
理機能等を判知する上で、重要なことであり、こ
の測定が正確に行われることが強く要求される。
この呼吸代謝量、すなわちO2消費量、CO2排出
量の求め方を一般的に説明するに、今、O2消費
量をVO2とし、CO2排出量をVCO2とすると、 VO2=VIO2−VEO2 VIO2=VI×FIO2 VEO2=VE×FEO2 VCO2=VECO2−VICO2 VECO2=VE×FECO2 VICO2=VI×FICO2 となる。但し、ここに、 VIO2は吸入O2量 VEO2は呼出O2量 VECO2は呼出CO2量 VICO2は吸入CO2量 VIは吸入気量 VEは呼出気量 FIO2は吸入気中のO2濃度 FEO2は呼出気中のO2濃度 FICO2は吸入気中のCO2濃度 FECO2は呼出気中のCO2濃度 である。すなわち、 VO2=VI×FIO2−VE×FECO2 …(1) VCO2=VE×FECO2−VI×FICO2 …(2) として表わされるものであるが、ここに、吸入気
量VIと呼出気量VEはほぼ等しいので、上記(1)式
及び(2)式は、 VO2=VE×(FIO2−FEO2) …(3) VCO2=VE×(FECO2−FICO2) …(4) として表わすことができる。
このようにして、上記(3)式及び(4)式によつて
O2消費量VO2と、CO2排出量VCO2とが与えられ
るが、更にこれらの比VCO2/VO2、すなわち呼吸商 RQは、生体のエネルギー消費状態の総合指数と
して重要である。すなわち呼吸代謝量は、O2
費量VO2〔c.c./分〕と、CO2排出量VCO2〔c.c./分〕
と、呼吸商RQとの3つの値として測定されるこ
とが望まれる。
ところが、上記(3)式及び(4)式からわかるよう
に、これらO2消費量VO2と、CO2排出量VCO2
求めるには、吸入気中のO2濃度FIO2と、呼出気
中のO2濃度FEO2と、呼出気中のCO2濃度FECO2
及び吸入気中のCO2濃度FICO2と、吸入気量VE
の4つの量の生体信号を測定する必要がある。こ
のような4つの生体信号を同時に、しかも高い精
度をもつて測定することは、かなり難しい。ま
た、技術的には可能であつても、これら生体信号
を得るための多くの変換器を用いることは、装置
の複雑化、取り扱いの煩雑化、更にコスト高を招
来する。
これがため、従来、この種の呼吸代謝量の測定
は、空気を吸入する場合についてのみ行われ、空
気中のO2濃度は20.9%でありCO2濃度は0.03%で
略0%とみなせるので、すなわち式(3)、(4)におい
てFIO2=0.209、及びFICO2=0の定数として扱
い、このFIO2、及びFICO2の測定を回避し、他の
3つの量、すなわち呼出気量VEと、呼出気中の
O2濃度及びCO2濃度を夫々測定する方法が採られ
ている。
ところが、このような測定方法では、吸入気が
空気以外の場合、例えば手術中の患者の呼吸代謝
量を求める場合のように患者の吸入気のO2濃度
FIO2が空気中のそれと異つて、30%〜90%に及
ぶ場合、あるいは吸入気のCO2濃度を0%とみな
すことが出来ない場合には、呼吸代謝量の測定は
不能となる。
本発明は、吸入気中のO2又はCO2濃度によらず
正確に呼吸代謝量の測定を行うことができるよう
にし例えば手術中の患者と雖も呼吸代謝量の測定
を可能にし、しかも多くの変換器の使用を回避
し、構成の簡潔化と、取扱いの簡便化をはかるも
のである。
図面を参照して本発明による呼吸代謝測定装置
の一例を詳細に説明する。図中1は、生体、すな
わち被検者の口腔に当てられるマウスピースで、
このマウスピース1は、一方向制御弁2を具備
し、これによつて生体の呼出気が矢印Aで示す一
方向に流れるようにされ、吸入気が矢印Bのよう
に他方向からとり入れられるようになされてい
る。このマウスピース1の呼出気側通路には呼出
気量測定変換器3が連結されると共に、呼出気が
導入されることによつてこれの流れを平滑化する
呼出気平滑チエンバー4が設けられる。
一方、O2とCO2とを夫々検出し、その濃度に応
じた例えば電圧としてとり出されたO2濃度電気
信号とCO2濃度電気信号とを得る1組のガス検出
装置5が設けられる。そして、このガス検出装置
5に対し、マウスピース1への吸入気と、平滑チ
エンバー4によつて平滑化された平滑呼出気とを
送り込む吸入気−呼出気切換手段6が設けられ
る。この切換手段6は、例れば回転弁によつて構
成され、吸入気が導入される通路7と、平滑チエ
ンバー4からの平滑呼出気が導入される通路8と
を、ガス検出装置5に通ずる通路9に対して切換
え連通するようになされている。
また、一方、ガス検出装置5から得られた吸入
気O2又はCO2濃度電気信号を記憶し、且つ記憶の
更新を行うことのできる記憶装置10が設けられ
ると共に、ガス検出装置5から得られた呼出気
O2濃度及びCO2濃度各電気信号と、呼出気量測定
変換器3からの呼気量測定信号とが入力され、更
に記憶装置10からの記憶信号が導入されて、前
記(3)式及び(4)式に基く演算と、更に呼吸商RQを
求める演算等がなされるデータ処理装置11が設
けられる。
12は、このデータ処理装置11によつて得ら
れた呼吸の代謝に関連するデータ、すなわち、
O2消費量VO2、CO2排出量VCO2、呼吸商RQ等
の値が表示される表示装置である。
また、13は、記憶装置10の制御回路で、例
えば切換手段6に関連されて、この切換手段6
が、ガス検出装置5に対し、通路7を連通させて
装置5に吸入気を導入した状態では、すなわち装
置5から吸入気中のO2あるいはCO2濃度による吸
入気O2あるいはCO2濃度電気信号がとり出される
状態では、この信号を記憶装置10に記憶させ、
切換手段6がガス検出装置5に対し通路8を連通
させて装置5に呼出気を導入して装置5から呼出
気中のO2、CO2各濃度による呼出気O2濃度及び
CO2濃度電気信号がとり出される状態では、記憶
装置10に記憶された信号が読み出されてデータ
処理装置11に導入されるようになす。
上述の本発明による呼吸代謝測定装置によつて
呼吸代謝量の測定を行うには、マウスピース1を
生体の口腔に当て、所要のO2濃度を有する気体
を吸入気として生体に送り込むと同時に同様のマ
ウスピース1から呼出気をとり出す。そして、先
ず、切換手段6を、図示の状態に、すなわち、吸
入気の通路7を、ガス検出装置5に連結させる第
1の切換え状態に切換える。このようにすると、
切換手段6に関連された制御回路13による制御
によつて、ガス検出装置5よりの信号、すなわ
ち、吸入気中のO2濃度の検出によつて得られた
吸入気O2電気信号が記憶装置10に記憶される。
次に、切換手段6を図において例えば時計方向に
90゜回転させて呼出気の通路8を、ガス検出装置
5に連結させる第2の切換え状態とする。このよ
うにすると、ガス検出装置5からの信号、すなわ
ち、呼出気中のO2及びCO2濃度に応じた信号、す
なわち、呼出気O2及びCO2各電気信号が得られ、
これらがデータ処理装置11に入力される。一
方、この時、制御回路13によつて記憶装置10
から、先に記憶させた吸入気O2濃度信号が読み
出されてデータ処理装置11に導入されるので、
ここで、前述した演算がなされ、この演算に基く
データ、すなわち、O2消費量VO2、CO2排出量
VCO2、呼吸商RQ等の呼吸代謝量の表示が表示
装置12によつてなされる。
そして、吸入気のO2濃度が変更されるときは、
再び切換手段6を前述した第1の切換え状態に切
換える。このようにすれば記憶装置10には、こ
の変更されたO2濃度による信号が更新記録され
るので、切換手段6を第2の切換え状態に切換え
ることによつて、この変更された吸入気O2濃度
に基いて正しい呼吸代謝データが得られることに
なる。以上、吸入気のO2濃度が変化する場合を
例にとつて説明したが、吸入気のCO2濃度が変わ
る場合、あるいは、吸入気のO2、CO2両方の濃度
が変わる場合も同様に説明される。
このように本発明装置によれば、切換手段6の
切換えによつて、吸入気中のO2又はCO2濃度を検
出してこれを記憶させておく態様を採るので、吸
入気中のO2、CO2濃度を予め設定しておく必要、
すなわち空気を吸入気として用いることを限定す
る必要がないので正確な測定を、また、手術中の
患者に対してもその呼吸代謝測定を行うことが可
能であり、手術中の生理状態を正しく把握するこ
とができ、臨床上大きな利益をもたらすものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明による呼吸代謝測定装置の一例のブ
ロツク図である。 1はマウスピース、2はその一方向制御弁、3
は呼出気量測定変換器、4は呼出気平滑チエンバ
ー、5はガス検出装置、6は吸入気−呼出気切換
手段、10は記憶装置、13はその制御回路、1
1はデータ処理装置、12は呼吸代謝に関連する
データの表示装置である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 吸入気と呼出気とに含まれるO2とCO2とを
    夫々検出して得たO2濃度電気信号とCO2濃度電気
    信号とに基づき呼吸の代謝に関連するデータを表
    示する呼吸代謝測定装置において、前記呼出気を
    導入しその流れを平滑化し、平滑呼出気を導出す
    るための呼出気平滑チエンバーと、一方から前記
    平滑呼出気を導入し他方から前記吸入気を導入し
    これら吸入気と呼出気の通路を切換えることによ
    つてこれら吸入気または呼出気のいずれか一方の
    みを導出するための吸入気−呼出気切換手段と、
    該切換手段によつて切換えられた吸入気又は呼出
    気を導入し前記O2濃度電気信号とCO2濃度電気信
    号とを夫々得るための1組のガス検出装置と、前
    記切換手段の切換えが吸入気側に切換えられる毎
    に前記ガス検出装置により検出して得られる吸入
    気O2濃度電気信号又は吸入気CO2濃度電気信号を
    更新記憶させる記憶装置と、前記切換手段が呼出
    気側に切換えられた際得られる呼出気O2濃度電
    気信号又は呼出気CO2濃度電気信号と、前記記憶
    装置に記憶された吸入気O2濃度電気信号又は吸
    入気CO2濃度電気信号とから、O2消費量、CO2
    出量、呼吸商等の呼吸代謝に関する諸量を求める
    データ処理装置とを有し、該データ処理装置によ
    り得られた呼吸代謝に関連するデータの表示をな
    すことを特徴とする呼吸代謝測定装置。
JP56090472A 1981-06-12 1981-06-12 Apparatus for measuring respiratory metabolism Granted JPS57206425A (en)

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JPS57206425A JPS57206425A (en) 1982-12-17
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