JPS63209425A - 受電設備の温度測定表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は受電設備の温度測定表示装置に関する。

（従来の技術） 受電設備内には数多くの配電機器が配置され、また接続
箇所も多い。このため、変圧器等の配電機器の故障や接
続不良に起因する事故波及防止の意味から点検が欠かせ
ないものであった。

この点検時における事故予知の方法としては、変圧器の
油温上昇あるいは接続不良による抵抗値上昇に伴う発熱
状態を知ることにより判断する方法が考えられている。

しかし、この点検は通常課電状態で行われることから、
この作業の安全確保に充分な注意が必要であった。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は上記したように、課電状態における危険を回
避しようとするものであり、その目的は配電系の接続不
良時等においても配電設備の温度測定並びに温度表示を
安全に行なうことができる配電設備の温度測定表示装置
を提供せんとするものである。

発明の構成 （問題点を解決するための手段） この発明は上記した問題点を解決するために、受電設備
における変圧器等配電設備へのリード線接続部を被温度
測定部とし、同測定部に装着される熱電対等からなる温
度センサと、この温度センサの出力に基づき温度の表示
を行なう表示部及び警告ブザーとを有すると共に、前記
被温度測定部に流れる負荷電流を制御用電流とする制御
部を内装する温度測定表示器本体からなり、前記温度セ
ンサと前記制御部とを遠隔配置し、両者間を制御線を介
して接続したものである。

（作用） この考案は上記した手段を採用したことにより、制御部
が配電設備の接続部分近傍に配置されることはなく、従
って制御部が高温の影響を受けることは回避されるばか
りか、受電設備外から容易に被測定部の温度を視認でき
、課電中であれ安全に点検作業が行い得る。

（実施例） 以下、この発明の一実施例を図面に従って詳述する。

第１図に示すように、制御電源を確保するための分割型
電流変成器ＣＴ　（図示せず）の一方を内装するＣＴ収
納ケース２の一側には後記する制御部１５を有する本体
ケース３が固着され、その前面及び側面には温度表示部
４及びブザー５を設けた温度測定表示器本体Ｓと前記制
御部１５より制御線６を介して導出された温度センサ１
０とから温度測定表示装置が構成されており、前記ＣＴ
収納ケース２と本体ケース３とにより、リード線８を挟
持可能としている。

続いて、この発明の使用状態の一例を第１図に従って説
明する。

前記温度測定表示器本体Ｓは、受電設備内に設置された
変圧器７の一次側リード線８に対し、同リード線８より
電流変成器ＣＴを介して制御電源を確保し得るように、
かつその表示部４が受電設備外部より容易に目視できる
ように取付け、温度センサ１０を変圧器７のリード線８
の接続部に直接固定されている。

ここで、本発明の温度測定表示装置の電気的構成を第２
図に従って説明する。

リード線８より電流変成器ＣＴを介して得られた電源は
、整流回路１２、定電圧充電回路１３、バッテリ１４を
介して制御部１５に供給されている。同制御部１５は中
央処理装置（ＣＰＵ）１６及びこれに接続された読出し
専用メモリ　（ＲＯＭ）１７、読出し及び書込み可能な
メモリ　（ＲＡＭ）１８とから構成されている。前記Ｃ
ＰＵ１６はＡ／Ｄ変換器１９を介して温度センサ１０に
接続され、温度センサ１０から送られるアナログデータ
がディジタルデータに変換されてＣＰＵ１６に入力され
るようになっている。ＣＰＵ１６は更に２つの駆動回路
２１．２２を介してそれぞれ表示部４、ブザー５に接続
されている。

前記整流回路１２は制御線６から電流変成器ＣＴを介し
て送られる交流電圧を整流平滑して直流電圧に変換し、
更に変動電圧やりプルが定電圧充電回路１３によって取
り除かれた後、バッテリ１４に充電される。そして、前
記バッテリ１４から投入される直流電源によりＣＰＵ１
６及び温度センサｌＯ１表示部４、ブザー５が始動する
ようになっている。

前記ＲＯＭ１７にはＣＰＵ１６の動作プログラムデータ
、制御線６の接続部分の最高許容温度デデータが、又Ｒ
ＡＭ１８には各ディジタルデータに対応する表示データ
が記憶されている。そして、Ａ／Ｄ変換器１９から入力
されるディジタルデータに対応する表示温度データがＣ
ＰＵＩ　６にて読出された後、この表示温度データに基
づく数字表示が表示部４に行われると共に、ＲＯＭ１７
に記憶された最高許容温度データと表示温度データとを
ＣＰＵ１６が比較演算処理する。この演算結果において
、表示温度データの値が最高許容温度データを上回る時
には、駆動回路２２を駆動してブザー５を鳴らせて警告
を発し、配電系に接続不良が生じていることを告げる。

本実施例では、温度センサ１０と制御系とを制御線６を
介して接続したため、制御系を制御線６の接続部分から
離間して配置することができる。

また、前記温度センサ１０及び表示器本体Ｓば、同電位
にて配置されることから、温度センサ１０が課電部に直
接配置されても、電位差により生ずる絶縁劣化の心配は
なく、波及事故の虞れは全くない。さらに、制御系が直
接熱を受けることがないため、被測定部の熱影響により
特性を失うことはない。

また、接続不良が生じて、被測定部の接続部分が高熱と
なった時、ブザー５が警告を発するため、確認は容易で
ある。

さらには、被測定部の制御線６の接続部分の温度が常に
表示部４に数値表示されるため、この表示値を視認する
ことにより接続状態の異常を確認することができる。

なお、上記した温度センサ１０には熱電対、セラミンク
センサ等が使用される。また、ブザー５に代えてＬＥＤ
よりなる発光部材を使用し、配電系に接続不良が生じた
とき発光部材を点滅させる構成としてもよい。

発明の効果 以上詳述したように、この発明においては、配電設備の
接続部に温度センサを直接配置すると共に、前記温度セ
ンサに接続される制御部を温度センサに対し遠隔配置可
能なものとし、更に温度センサが測定した温度を表示す
る表示部を制御部に接続したことにより、課電時におい
ても配電設備の温度測定並びに温度表示を課電部で安全
に行なうことができるという優れた効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の各部材の接続状態を示す正面図、第
２図はこの発明の電気的構成を示すブロック図である。 図において、４は表示部、５はブザー、６は制御線、１
０は温度センサ、１５は制御部である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、受電設備における変圧器等配電設備へのリード線接
   続部を被温度測定部とし、同測定部に装着される熱電対
   等からなる温度センサ（１０）と、この温度センサ（１
   ０）の出力に基づき温度の表示を行なう表示部（４）及
   び警告ブザー（５）とを有すると共に、前記被温度測定
   部に流れる負荷電流を制御用電流とする制御部（１５）
   を内装する温度測定表示器本体（Ｓ）からなり、前記温
   度センサ（１０）と前記制御部（１５）とを遠隔配置し
   、両者（１０）（１５）間を制御線（６）を介して接続
   したことを特徴とする受電設備の温度測定表示装置。