JPS63205545A - 細胞内カルシウム測定装置 - Google Patents

細胞内カルシウム測定装置

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JPS63205545A
JPS63205545A JP62037184A JP3718487A JPS63205545A JP S63205545 A JPS63205545 A JP S63205545A JP 62037184 A JP62037184 A JP 62037184A JP 3718487 A JP3718487 A JP 3718487A JP S63205545 A JPS63205545 A JP S63205545A
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媚山 義光
Mikitaka Hayashi
林 幹高
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    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/62Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
    • G01N21/63Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
    • G01N21/64Fluorescence; Phosphorescence
    • G01N21/6428Measuring fluorescence of fluorescent products of reactions or of fluorochrome labelled reactive substances, e.g. measuring quenching effects, using measuring "optrodes"

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は細胞内カルシウム測定装置に関し、特に現在使
われている各種試薬による測定を1台の装置で実施でき
、その他車小板凝集能の同時測定及び浮遊細胞と組繊細
胞のいずれの測定をも可能とする専用の細胞内カルシウ
ム測定装置に関するものである。
従米生孜歪 細胞は生体の中で非常に多様な機能を発揮するが、細胞
内遊離カルシウム濃度(以下(Ca”) ;と略す)は
、その機能発現、及び機能調節に深く関与している。例
えばその代表例として、血小板の凝集、神経の興奮、筋
肉の収縮、ホルモンの分泌、細胞一般の代謝調節などが
あげられる。むしろ、(Ca”)iが無関係といえる生
体現象を挙げる方が難しいほど多くの機能に係っている
。本発明は、血清や一般体液中のカルシウム濃度測定で
なく、細胞内のカルシウム濃度を測定するところにその
重要性が存在する。
従来、このような細胞機能とカルシウムとの関りは、細
胞外の環境からCa”を除くと反応が起きなくなるとか
、逆にCa”+を増やしてやると増強されるとか、細胞
をすりつぶした生化学的条件下でCa”!濃度を操作す
ると問題の酵素活性が変化するというように、間接的な
実験による論拠が多かった。その原因の1つは、反応を
起こしつつある生きた細胞について、まさに今(Ca”
°〕直がどう変化しているのかを測定する技術が未開発
だったことによる。
1980年、Rov、Tsein等により開発されたけ
い光性Ca”インジケータであるQuinll、更に1
985年に同じ(Tsein等に開発されたFura 
IIは、こうした研究にとって画期的なものであり、急
速に多方面に応用されつつある。そして今日(Ca!+
) 、め測定は、薬理学、生理学、神経科学を中心とし
た基礎医学から、血小板凝集、免疫応答にかかわるリン
パ球を中心とした臨床医学まで非常に巾広く始められて
いる。
日が”しようとするロ 占 Quinll、Fura Ifが開発される以前の(C
a”) iの測定法としてはエクオリン(Aequor
in) 、アゾ色素(ムレキシド、アルセナド■等)、
カルシウム微小電極等があった。これらの方法には共通
して次のような欠点がある。
■ 細胞に機械的な損傷を与えてしまう。
■ 応用できる細胞の大きさ、数に制限がある。
■ 操作が複雑で熟練を要す。
これに対して、Quinll、Fura IIは、細胞
に機械的な損傷なく負荷でき、Caの生理的変動範囲で
激しいけい光強度の変化を生じ、感度、Ca特異性、使
いやすさに加えて毒性も低いというきわめて理想的なプ
ローブの1つである。現在(Ca”)h測定の為によく
利用されている試薬は、エクオリン、QuinlI、F
ura IIである。
次に、これら3種類の試薬について簡単に見ると、エク
オリンは発光クラゲの顆粒に含まれる分子量約20.0
00のタンパク質で、カルシウムイオンと選択的に結合
し、λwax −469nmの光を発する。
特長として、自然発光の為励起光の必要がなく、励起光
の変化によるアーチファクトの影響を回避できるが、細
胞内へのloading(注入)が難しく、低濃度測定
に適さない(約IQ−’ M以下)。
また、Quinllはカルシウムと選択的にキレートし
、強いけい光を発する。Quin n −AMは容易に
膜透過して細胞内に入り、細胞内でエステラーゼにより
加水分解され、膜不透過性のQuin[に戻る。
従って、Ca Z +の濃度変化追跡が可能である。但
しQuinnの問題点には次の幾つかがある:■比較的
高い濃度(0,2〜0.5mM)までQuinllを細
胞に入れないと、測定できないことがある;■Quin
II自身によるCa”緩衝作用が細胞質内で働き、生理
的影響を及ぼす可能性がある;■Ca濃度の変化が低め
に抑制される場合がある;■静止レベルのCa”″濃度
を測定するには適しているが、1μM付近では飽和に近
くなり変化が良く見えなくなる。
Fura Itの原理と操作は基本的にQuin II
と同じだ、次のような特長を有する。QuinIIに比
して螢光強度が約30倍大きく、従って細胞内への注入
の量を減らすことができる。340na+付近で励起し
た場合はCa”81度上昇に伴い螢光強度が増大するの
に対し、370〜380nmで励起した時は逆にけい光
強度が顕著に減少するため2波長の北側光が可能である
一方(Ca”)Hの測定の場合には一般に、各けい光試
薬が特に温度等の環境因子に高い依存性を持ち、また各
細胞の励起光に対する感受性や螢光状態に達するまでを
観測したい場合があるため、精度の良い温度制御、励起
光照射時間の制御、細胞の均一な攪拌、外部からの刺激
剤注入、雰囲気のガス置換等が必要であるが、汎用の分
光けい光光度計では、これらの機能が準備されていない
更に、心筋や平滑筋、血管壁等の場合は組織そのままの
状態での測定が必要であるが、従来装置では全(対応不
可能である。又、現在利用されているエクオリン、Qu
inII、Fura IIそれぞれの長所短所が議論さ
れており、相互の相関をとることも必要である。その他
、(Ca”°〕直は血小板の凝集にも寄与しているため
、血小板内の(Ca”) +濃度を測定するのと同時に
、その凝集能の測定が要求されることもよくある。
このように、細胞内カルシウム測定ではそれぞれ異なる
測定条件の各種試薬が使われ、特にFura■を用いる
場合には2波長励起の比測定が必要である他、さまざま
な付帯条件が要求されるにもかかわらず、汎用分光けい
光光度計を個々の用途に合わせて改良し使用しているの
が現状であり、次のような機能を1台で果せる細胞内カ
ルシウム測定装置が強く望まれている。
■ エクオリン(従来から行なわれている発光蛋白質)
 、Quin II 、Fura IIなどそれぞれ測
定原理(手法)の異なる試薬に適応できる; ■ 血小板凝集能と(Ca”)6の同時測定ができる; ■ 浮遊細胞、組織いずれの測定も可能である;■ 温
度制御、雰囲気ガスの置換、試料の攪拌又は2又は3次
元移動等が可能である;及び■ 各細胞励起光に対する
感受性や螢光状態に達するまでを観測できる。
本発明による細胞内カルシウム測定装置は上記第1の要
求を満たすため、励起光を放射する光源と、励起光を試
料保持装置内にセットした試料へ導く励起用光学系と該
励起用光学系の光路内に配置された波長選択又は2波長
時分割選択機構と、試料が内部にセントされる試料保持
装置と、試料からの発光または螢光を検出器に導く測定
用光学系と、該測定用光学系の光路内に配置された測定
波長選択機構と、1つ又は2つの検出器と該検出器から
の出力信号を電気的に処理して試料に関する所望の情報
を得る手段とを備え、試薬としてエクオリンを試料に注
入するときは励起光を試料に導かず、測定波長選択機構
で469nm付近の発光を選択的に透過してエクオリン
試薬によるカルシウム測定を可能とし、試薬としてQu
in IIを試料に注入するときは励起波長選択機構を
介して励起光を試料に導き、励起波長選択機構を一波長
側に固定して340nm付近の励起光を選択的に透過さ
せ、測定波長選択機構で500nm付近の螢光を選択的
に透過してQuin II試薬によるカルシウム測定を
可能とし、試薬としてFura Uを試料に注入すると
きは同じく励起波長選択機構を介して励起光を試料に導
き、励起波長選択機構によって340nm付近と370
〜380nm付近の2波長励起光を交互に透過させ、測
定波長選択機構で505nm付近の螢光を選択的に透過
してFura II試薬による2波長比のカルシウム測
定を可能とすることを特徴とするものである。
また上記第2の要求を満たすため、本発明の装置は励起
波長選択装置から濁度測定用に特定の波長の光を選択的
に試料へ導くか又は別個の濁度測定用の光源、該光源か
らの光を選択的に試料へ導く光路選択手段、試料の透過
光が入射する検出器を更に備え、試料内の血小板凝集能
の測定を可能とすることを特徴とするものである。
更に上記第3及び第4の要求を満たすため、本装置では
試料保持装置が交換可能で、撹拌機能を備えた浮遊細胞
用試料保持装置と2又は3次元移動機能を備えた組繊細
胞用試料保持装置などから成り、これら試料保持装置が
温度制御、雰囲気のガス置換、外部からの試薬注入のう
ち所要の機能を更に備えたことを特徴とするものである
更に上記第5の要求を満たすため、本発明の装置は励起
用光学系の光路中に動作制御可能な光遮断装置を備え、
励起光の照射時間を制御可能としたことを特徴とするも
のである。
更に又エクオリン、Fura II及びQuinII以
外の試薬への対応を考慮し測定用光学系は複数波長同時
測定が行えるように測定用波長選択装置が考慮されてい
る。
人施■ 以下本発明の簡単な一実施例を、添付の図面に沿って詳
しく説明する。
まず、第1図の光学系の配置と第2図の電気系のブロッ
ク図を参照して、本発明による細胞内カルシウム測定装
置の基本構成を説明する。
例えばXeランプ等の励起用光源SO,からの光は後方
のおう面鏡M1により集光しグイクロイックミラー〇M
、で紫外光が反射され(可視光は透過)、後述のごとく
チョッパーの機能も果す励起波長選択装置(この図では
簡単のためバンドパスフィルタで代表させである) B
S上の干渉フィルタ(Fl。
F2)上に収束される。励起波長選択装置BSの前方に
シャッタSHが配置され、励起光の断続及び照射時間を
制御する。干渉フィルタF、又はF、を透過した励起光
はレンズL、で平行光にされ、レンズLtで試料保持装
置lsA内にセットした試料Sに当てられ励起する。第
1図においてはSO+、 DME、 L+及びF2が励
起用光学系を構成している。尚Aは光量調節用絞りであ
る。
試料Sの発するけい光は、励起光に対して直角方向から
レンズL、で取り込まれて平行光束となり、測定波長選
択機構(この図では簡単のためバンドパスフィルタで代
表させである) MSの干渉又はカットフィルタF4を
透過した後、レンズし#で光電子増倍管等の検出器PM
に収束され電気信号となる。
第1図ではLa、F4が測定用光学系を構成する。
第1図中S(hは°血小板の凝集能測定に用いる光源で
、該光源からの光は光路選択手段LSを構成するグイク
ロイックミラーロhで反射されて励起光と同一光路に導
かれ、試料Sを照射する。励起光はグイクロイックミラ
ーDM!を透過する。試料Sを透過した光は、対向配置
された検出器pcに入射し、試料の濁度つまり血小板の
凝集能に関する情報を与える。検出器pcの前方にフィ
ルタF4が置かれている。
以上の光学系に対応する部分は第2図中左側に示してあ
り、PSは光源SOI用の電源で、図示のごとくグイク
ロイックミラー〇M、からの一部の光を電源制御に使う
こともできる。
検出器PMからの電気信号はプリアンプP^とメインア
ンプMAで増幅された後、2波長比測定の場合には、干
渉フィルタF、、 F2に応じた各励起波長の信号に分
離されサンプルホールド回路F、/H,F、/Hにホー
ルドされる。ホールド信号は、チョッパとしての励起波
長選択機構ESからの同期信号に基づきホールド信号発
生器H3から発生される。ホールドされた各信号は個々
に、あるいは割算器F+/F2を経てアナログスイッチ
ASで選択され、インタフェースINTからアナログ/
デジタルコンバータA/Dでデジタル信号に変換される
。変換されたデジタル信号は、CPUとデジタル表示器
LEDによって所望の情報の形で表示される。
上記の他、SHCはシャッタ制御器、RCとTCはそれ
ぞれ試料の回転、温度制御器、HTCは検出器である光
電子増倍管用の高圧制御器、OSCはオシロスコープ観
測用の出力端子、R,C,OUTはレコーダ用の出力端
子、TAは透過光測定検出器pcからの電気信号を増巾
して適切なメータへ送る増巾器である。
次に、各構成部分について更に詳しく説明する。
まず励起波長選択機構ESについて見ると、前述のごと
(Pura IIを用いる場合には340n−付近と3
70〜380nmの2波長で励起し比測定を行なうため
、2枚の干渉フィルタF r (340+v)  とF
 t (380n+m)を使用し、交互に励起光中へ切
換配置して両フィルタの透過期間の間がダーク(D)と
なるようにする必要がある。第1図に示した機構ESは
両フィルタFt、hを離間して備えた非透過性の円板1
とモータ2を備え、モータ2の回転が円板1の回転軸に
伝えられて円板1が回転するのに伴い、フィルタFI 
Ftが交互に励起光中に入る。これに代え第3図に示す
ごとく、両フィルタF、、 Ftを離間して備えた矩形
板3をガイド4に沿って並進移動可能に構成し、モータ
2の回転に伴い連結ロッド5を介して矩形板3を往復動
させ両フィルタF、Piを交互に励起光に入れるように
してもよい、いずれの場合にせよ、モータ2を50Hz
で回転すれば、励起波長選択機構I!Sを透過した後の
励起光は第4図のように示される。尚、フィルタF、が
励起光中にある状態でモータ2を停止したままにしてお
けば、340nmの励起光が連続的に得られるのは勿論
である。
シャッタSHは励起光をオン、オフすると共にその時間
制御を行なうもので、第5(a)、(b)図に示すごと
く、回転可能な羽根6と該羽根6の回転を制御して例え
ば0.1〜9.9秒の間を0.1秒毎にシャッタ駆動す
る駆動装置7から成る。駆動装置7への駆動信号はシャ
ッタ制御器SHCから与えられる。
通常測定の場合には、シャッタSRを開いたまま測定す
る。浮遊細胞や組繊細胞価々の励起光に対する感受性や
螢光状態に達するまでの挙動を観測したいときは、シャ
ッタSHをオン/オフ駆動しながら、オシロスコープま
たは高速レコーダで観測記録する。
試料保持装置S^は交換可能で、浮遊細胞用試料保持装
置と組繊細胞試料保持装置などを用意し、浮遊細胞用試
料保持装置がエクオリン使用時の自然発光測定用試料保
持装置も兼ねる。
第6図は浮遊細胞用試料保持装置SAIを示し、アルミ
ブロック8から成る恒温槽内に試験管9が装着される。
試験管9内の浮遊細胞試料Sは、試料内に入れた攪拌子
10のアルミブロック8下方に配置されマグネット11
を回転するステッピングモータ12とから成るスターラ
ーで攪拌されると共に、アルミブロック8の側面に設け
たペルチェ素子13で温度制御される。14はフィンで
ある。 OAは例えば光学ベースOBから高さ80m1
の光軸で、アルミブロック8には光透過用の窓孔が適宜
形成され、ステッピングモータ12とペルチェ素子13
は第2図中の制御器RC,TCからの信号によって制御
される。
また、試料保持装置内のスペースは例えばN2ガスによ
ってガス置換され、試料の蒸発及び外部物質との反応を
抑える。さらに、試験管の真上等外部からマイクロシリ
ンジ16によって刺激剤を注入し、試料の反応を測定で
きるようにしである。17はマイクロシリンジガイドで
ある。
第7(a)、(b)図は組繊細胞用試料保持装置SA2
のそれぞれ平面図と側面図を示し、組繊細胞(血管その
他)の試料Sを栄養液18の入うたアルミブロックから
成る容器19にセントする。容器19をX−Y(又はX
−Y−Z)ステージ20に載せ、不図示の周知な機構に
よって前後左右方向(又は前後、左右、上下方向)に駆
動され、試料Sは2次元平面内で例えば最大±10mま
で移動可能である。試料への励起光の照射は容器19の
下方から行なわれ、同方向からけい光から取り出す。こ
のため図中光軸0^の位置にグイクロイックミラー〇M
3が置かれ、第8図に分り易く示すように、励起光はそ
こで上方に反射されて試料Sに垂直入射する一方、試料
からのけい光はグイクロイックミラー〇M3を透過し、
ミラー21で反射されて検出器PMに入る。浮遊細胞用
試料保持装置の場合と比べ検出器に入る光の光軸が下が
るので、検出器はホルダー全体を上下方向に移動可能に
構成される。また、組織は紫外線を照射すると刺激され
伸縮するので、その伸縮度を外部からトランスジュース
し測定可能とするスペースを確保しておくのが好ましい
。22は容器19の底に取り付けた窓板である。
次に、本装置を用いて測定する場合の動作について説明
する。まずエクオリン試薬を使う場合は、浮遊細胞用試
料保持装置SAIを設置するが、励起光源SO,は消灯
したままで、試料からの自然発光を検出器で受ける。次
に、Quin II試薬を使う場合は、励起波長選択機
構ESのフィルタP I(340nm)を励起光中に入
れたままとし、測定波長選択機構MSに干渉フィルタF
4(500nm)を設置した状態で光源O3+を点灯し
て測定を行なう。Fura II試薬を使う場合は、励
起波長選択機構ESを駆動して両フィルタ(340nm
と380no+)を交互に励起光中に入れ、2波長の比
測定を行なう。
血小板の(Ca”] =測定と同時にその凝集能を測定
したいときは、濁度測定用の光源OStを点灯し、試料
の透過光を検出器pcで測定する。
また浮遊細胞でなく血管壁、各種臓器、培養細胞、モル
−ヤ等の固体状組織を測定したいときは、浮遊細胞用試
料保持装置SAIを取り外して組繊細胞用試料保持装置
!SA2を装着すれば、前述のようにして各試薬を用い
た測定を行なえる。さらに、上記いずれの励起光を使う
測定でも、シャッタSHを断続的にオン/オフすれば浮
遊細胞や組繊細胞の励起光に対する感受性及び螢光状態
に達するまでの挙動を観測できる。
特に説明はしなかったが励起波長選択装置及び測定波長
選択装置に多波長分光器を用いれば試料の励起スペクト
ル、けい光スペクトルの他に、ここで述べた試薬以外の
試薬にも対応できる汎用細胞内カルシウム測定装置が構
成できることは明らかである。
】フレ8九果 以上述べたように本発明によれば、細胞内カルシウム測
定の分野で現在要求されている多種多様な機能を全て1
台で達成し得る細胞内カルシウム測定装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による細胞内カルシウム測定装置の光学
系のブロック図、第2図は電気処理系のブロック図、第
3図18)、 tb)は励起波長選択機構の別の実施例
の概略図、第4図は2波長測定時における励起光のタイ
ムチャート、第5図(a)、 (b)はそれぞれシャッ
タの正面図と側面図、第6図は浮遊細胞用試料保持装置
を示す概略図、第7図(a)、 (b)はそれぞれ組繊
細胞用試料保持装置の概略平面図と側面図、第8図は組
繊細胞用試料保持装置の光学系を分り易く示す斜視図で
ある。 SO,・・・励起用光源、SOW・・・濁度測定用光源
、M+、DM+、L+、Lx・・・励起用光学系、SR
・・・シャッタ、BS・・・励起波長選択機構、LS・
・・光路選択手段、S・・・試料、SA・・・試料アタ
ッチメント(SAI・・・浮遊細胞アタッチメント、S
A2・・・組繊細胞アタッチメント)LS、 L、・・
・測定用光学系、MS・・・測定波長選択機構、F1〜
F9・・・フィルタ、PM・・・検出器、pc・・・濁
度測定用検出器、8・・・アルミブロック(恒温槽) 
、10.11゜12・・・スターラー、13・・・ペル
チェ素子、15・・・N2ガス、19・・・アルミブロ
ック容器、20・・・X−Yステージ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)励起光を放射する光源と、励起光を試料保持装置
    に導入する励起用光学系と、該励起用光学系内に配置さ
    れた少くとも2つの特定された波長を測定目的に応じて
    特定の1波長に選択して、又は2波長を時分割的に試料
    に投射する励起可能な励起波長選択装置と、被測定試料
    をセットする試料保持装置と、試料からのけい光を1又
    は2つの検出器に導く測定用光学系と、該測定用光学系
    の光路内に配置された1又は2つの測定波長選択装置と
    、検出器と該検出器からの信号を電気的に処理して、試
    料に関する所望の情報を得る手段とを備えたことを特徴
    とする細胞内カルシウム測定装置。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の励起波長選択装置か
    ら濁度測定用に特定の波長の光を選択的に試料へ導く光
    路選択手段、又は別個の濁度測定用光源を設置し、該光
    源からの光を選択的に試料へ導く光路選択手段、及び試
    料の透過光が入射する検出器を備え、試料内の血小板凝
    集能の測定を可能とすることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の細胞内カルシウム測定装置。
  3. (3)前記試料保持装置が測定目的に応じて着脱又は交
    換可能であり、撹拌機能、温度制御機能、試料雰囲気の
    ガス置換可能機能及び外部から試料への試薬注入機能の
    うち所要な機能を更に備えたことを特徴とする浮遊細胞
    を対称とする特許請求の範囲第1項、第2項記載の細胞
    内カルシウム測定装置。
  4. (4)前記試料保持装置が組繊細胞用であり、栄養塩循
    環機能、撹拌機能、温度制御機能、試料雰囲気のガス置
    換可能機能及び試料への試薬注入機能のうち、所要な機
    能を更に備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    、第2項記載の細胞内カルシウム測定装置。
  5. (5)前記励起用光学系の光路中に動作制御可能な光遮
    断装置を備え励起光の照射時間を制御可能としたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項、2項記載の細胞内カ
    ルシウム測定装置。
  6. (6)特定条件の下において試料自からが微弱発光する
    場合、検出器の位置を調整し、高いS/Nで信号を得る
    手段を備えた特許請求の範囲第1項、2項記載の細胞内
    カルシウム測定装置。
  7. (7)前記微弱発光測定に際し信号処理系にフォトンカ
    ウンティング用手段を備えた特許請求の範囲第1項、2
    項、6項記載の細胞内カルシウム測定装置。
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JPS63243843A (ja) * 1987-03-31 1988-10-11 Shimadzu Corp 分光蛍光光度計
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CN106092682A (zh) * 2016-06-03 2016-11-09 浙江大学 快速检测水稻花药游离钙离子分布的荧光标记方法

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JPS6325536A (ja) * 1986-06-26 1988-02-03 スペクトロ − スキヤン,インコ−ポレ−テツド 細胞内無機質濃度の定量方法

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